SSブログ

3月議会の議事録から 4 [議会ウオッチング]

 今日は、阿津文男議員の一般質問を取り上げます。阿津議員は、前回の議長を務められていました。
 議長を終えた直後の12月議会、そして3月議会、6月議会と続けて一般質問に登壇されています。議長をされながら、何か考えることがあったのでしょうか。任期満了まであと9月議会もきっと登壇されるのであろうと思っています。

 議員の中には、一般質問など、なりたての議員にやらせておけばよいのだ・・というお考えの方もいらっしゃるようで、一度も登壇されていない方もいらっしゃる。
いつかテレビで「あなたは、なぜ一般質問はなさらないのですか。」と某市の議員へのインタービューで聞いた場面があった。その議員は
「一般質問はしなくても、市民の声はよく聞いているし、市の行政にも反映させている。」
と胸を張って答えていた。その内容を聞いて驚いた。市民の要望意見を聞いて市政に反映しているという内容は、すべて、支援者の個別な仕事の利権につながるものであった。
 袖ヶ浦には、そんな議員はいないであろうが、いくつかの噂は耳に入ることもある。

 わき道にそれた。阿津議員は、そんなことに関係なく、議長である間は質問をできなかったことから、溜めていた質問を次々とぶつけていられるのかもしれない。何か議員魂のようなものを感じる。

◆ 阿津議員の質問は大綱2点である。
▲ 大綱1点目、市長の施政方針と市政運営について
① 市民の命と生活を守る災害に強いまちに向けた取組について、施政方針を踏まえた中長期の展望について
② 住みたいに応えられるまちに向けた取組について、人口6万5,000人以上を目指すために、良好な住宅地提供についてどのように進めていくのか
③ 農業の担い手を増やさなければ、さらなる耕作放棄地の増加につながります。このことから、農業を始めやすく、遊休農地が活用されるまちに向けた取組について、農業従事者を増やすための取組について

▲ 大綱2点目  投票率を高める施策について
 市長選挙の投票率は47.33%であった。来るべき市議選に向けて投票率を高めるために、どのような方策を考えているのか

大綱1点目の①について、市長は 
「地域防災計画や各種マニュアルの見直し」と「(仮称)袖ケ浦市強靱化計画」策定を挙げた。
② については、県が提示した「市街化区域では、鉄道駅を中心とした拠点に都市機能を集積させることで利便性の高い集約型都市構造の実現を目指すこと」「市街化調整区域においては、高速道路インターチェンジや、それに接続する主要幹線道路沿道において、産業、観光施設の立地など、地域振興に寄与する土地利用」を具体化する「都市計画マスタープラン」を策定する。
③ については「既存の農業者と新規就農希望者の意見交換会を開催成果を上げていること。」「農地利用の集積、集約化を推進」この2点を重視するという。

大綱3点目については、教育長答弁で3点の取り組みを強化することを述べている。
「第1に投票しやすい環境の整備、第2に選挙が実施されることの周知、第3に若年層への選挙への関心や知識向上のための啓発、この3点を柱として投票率向上への取組を行っております。」という。

◆ 阿津議員の2回目以降の質問で、興味深い事実が浮かんできた。
① 宅地造成で
坂戸市場地区におきまして、土地所有者による土地計画の提案がなされ、地区計画の決定及び市街化区域の編入によりまして、良好な住宅地の形成を目指しまして、今後約3ヘクタールの土地開発事業が予定されております。100宅地にあたるとのこと

② 新規設定就農者が20.2ヘクタール・・阿津議員も驚いていらしたが、この小都市での新規営農者の面積では、驚きであった。

③ 県内の投票率が例示されている。
 平成28年4月から袖ケ浦市の昨年、令和元年11月まで4年間の記録となりますが、全37市のうち11市は無投票で、投票が行われたのは26市でございました。投票率60%台が2市、50%台が4市、40%台の市が13市、30%台が4市、20%台が3市といった状況となっております。最も高い投票率は、平成29年3月5日鴨川市長選挙での65.75%、最も低い投票率は、平成29年6月18日船橋市長選挙での28.10%で、平均は43.65%でありました。特に都市部で投票率が低い傾向となっております。ちなみに我が袖ケ浦市長選挙は、投票が行われた26市のうち上から12番目でございました。

★ 答弁で私が、ちょっと引っかかったこと
 県の方針に従い、新しい都市計画の策定とあるが、従来の都市計画とは大きく違っている点、市はどう考えているのであろう?また昔の昭和地区中心の都市計画に戻るということなのか?

nice!(0)  コメント(0)