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市民が望む政策研究会・新年例会 [市民が望む政策研究会]

 今日午前中、新年の例会を開いた。今まで休んでいた人たちも集まり、新人も入って、なかなかの盛会であった。今日は「石炭火力発電所建設計画に対する運動の経過報告」や、今月から2月にかけて行われる集会活動についての計画討議と、市政を巡る情勢についての話し合いであった。

 市政を巡る話し合いでは、私の方から「議会録画配信中であったことを知らないでいたお詫び」も含めて、報告させていただいた。
市政では、広域化の問題で、水道(値上げを含む)、火葬場、ごみ処理場建設計画の3点。
それに市役所庁舎建設、総合計画の課題等の報告、さらには議会の問題点にかかわる提言等を行った。

 討議では、市民の不満の声が随分と寄せられていること。とくに石炭火力絶対反対の声が多いこと。
特に水道は何が何だかわからない。いつの間にか9.9%も値上げがあるのだけど、なぜだか理由がわからない。広域化した水道では、各市からの議員割り当てが、人口割になっているけれど、対等広域化ではなかったのか・・値上げはわざとらしい。9.9%という数字は、10%となれば、消費税と同じになるから、意図的にこういう数値にしたのではないのか。
ほかの3市も同じ数値での値上げなのか…等々。広報水道特集を見てもわからない・・・
とつぎからつぎへと疑問が飛び出した。・・それじゃ一度来てもらって説明してもらおう・・
ということになった。

 集まれば、やはり意見続出である。市の説明会では、こんなに意見が飛び出さない。やはり何を言っても気楽に話せるからなのであろうか・・・

 さて、明日「出前講座」お願いに上がるとするか・・・

                             kawakami

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新年の挨拶 [市民が望む政策研究会]

袖ケ浦市民が望む政策研究会 会長 関  巌

 皆様あけましておめでとうございます。
 
 政策研も設立以来9年目を迎えました。この間袖ケ浦市や県、国の様々な問題に取り組んできましたが、現在取り組んでいる主な問題は火葬場問題、残土条例、石炭火力、原発問題などです。市民に直接関係ないと思われる人も多いと思いますが、それぞれ直接間接に市民に関わりのある問題です。『市民が政治を忘れても、政治は市民を忘れない』という言葉があります。政治のすべてが私達の暮らしとかかわっていると言うことです。国の政治、県の政治、市の政治のあり方が、私達と無関係なものはないということです。

 確かに直接関係ないと政治にかかわることは面倒くさいと思います。またやってもどうせ変わらない、やってもムダだとも思います。しかし、何もしないということは行政府(市、県、国)の行うことをそのまま是認することになってしまいます。民主主義が選挙の時だけの民主主義でなく、日常的に民主主義(市民が主人公)がこの社会で生きていなければいけません。

 その視点から今年も少しでも政治について関わり、皆様に情報を伝え、運動を続けて行く所存です。

 今年もよろしくお願いいたします。
          2017年元旦

2月の日程 [市民が望む政策研究会]

2月である。今までは書かなかったが、今月はどのような問題に取り組もうとしているのか「市民が望む政策研究会」としての取り組み予定を列記する。

2月8日(日)放射性廃棄物を考える市民学習会 
主催 放射性廃棄物を考えるいちはら市民の会
 講師 栃木県塩谷町  見形町長
(環境省の指定廃棄物処分場現地調査に反対し、環境省の町民説明会も拒否、塩谷の環境資源を守り、町民の想いに応える町長)
  会場 五井グランドホテル2F飛騨の間  13時開場  13時30分開会

2月9日(月)「政策研」第98回定例例会
  会場 長浦公民館2F第2会議室   18時から(1時間早くなりました)
  討議 火葬場建設問題市民集会決議に対する回答結果とチラシ原稿の討議
     木更津残土埋立処分場建設計画の現状と取り組み
     報告事項  JR問題のその後の状況   市原集会報告  その他

2月11日(水)2月11日を考える集い
  主催  千葉県高等学校教職員組合君津支部、平和・人権・教育と文化を考える会
  講演  「いま沖縄で何が起きているか」
  講師   島 洋子さん(琉球新報・東京支社報道部長)
  時刻・会場  木更津市民会館小ホール  午後2時~4時   

2月12日(月)議会改革特別委員会  9:30  傍聴呼びかけ

2月15(日)原発再稼働反対デモ in 君津
  君津市役所前集合 2時~3時  4市順繰りのデモは39回目を迎えます。来月は富津市です。

2月20日(金) 3月議会始まる  議会ウオッチング

3月1日(日) 原発サミット in CHIBA
千葉駅クリスタルドーム  13:00集合
  

今年の取り組み [市民が望む政策研究会]

 私たちは「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」の名前が示すように、最も身近な市政に対して、市民の目線から市政の政策、議会ウオッチング、そして時によっては行政と協働を含め、是々非々の立場を鮮明にしながら、市民の、市民による、市民のための市政実現を目指して私たちの主張を提起してきました。
 一方、市政は必ず県・国の政策につながります。特に市政が、地方自治体としての自立性が低い場合、もろにかぶさってきます。ですから県政・国政についての意見もしっかりと主張したいと考えています。

 さて今年一年を振り返りますと、いろいろな取り組みをしてきたことに、改めて驚いています。
その中でも特記すべき事項は、地元自治会長連名の陳情も無視し、近隣市に比し、最低の結果をもたらした残土条例問題でしょう。私たちは、市民の声を反映すべく、議会陳情、新聞折り込みによる広報活動等多彩な取り組みを展開しました。この問題については、結果は原案議会否決となりましたが、その後、悪徳業者による農業委員会委員への贈収賄問題へとつながり、次年度へと持ち越す形になっています。残土問題はまた、私たちの命とかかわる産廃施設への放射能汚染物質の搬入問題と関連します。千葉県弁護士会のこの問題にかかわるシンポジュームもあり、一層注視して行かねばなりません。


 市との交渉、出前講座、資料請求なども多彩に行いました。産廃施設拡充反対意見を県に要請することを市長に求めました。土地開発公社問題について、資料請求を行い担当課と話し合いました。公共施設整理問題では、ガウランドを中心に担当課と話し合い、また、このこととかかわって、市の障害者福祉センターの存廃について保護者の方々の反対運動を支援してきました。


 自治基本条例も、市民会議の2年3か月の討議と、800人に及ぶ市民のとの対話集会を積み重ねてきた努力も、最終的な原案が行政によって後退内容に変質したことと、議会の理解不足から議決に至りませんでした。
 

 平和の問題にも積極的に取り組みました。4市輪番による原発反対デモは、休むことなく実施され、来年1月26日には、「脱原発サミットin ちば」が、袖ヶ浦を会場に開催されます。
 地元の新進気鋭の井出弁護士を講師に、「憲法問題市民学習会」を開催することもできました。国政が大きく右傾化する中で、私たちは一層抵抗を強めなければなりません。
 また、地元企業「住友化学」に保管されている「劣化ウラン保管現場視察市民ツアー」も、企業の協力を得て実現しました。


 市政は今大きく緊縮財政の方向へと舵を切り、受益者負担の名のもとに行政サービスの削減に向かっています。このことに対する議会の反応は鈍く、袖ケ浦市議会の質の低下が周辺市議会からもうわさされるほどになっている中で、私たちの議会ウオッチングは一層重要になってきました。
 市財政の問題点について、会員のY氏による市への積極的問題提起がなされ、その資料を基に例会での学習も継続しています。


 まだまだ市政にかかわる課題は山積しています。私たちは来年も休むことなく歩み続けます。
年が明けると、1月8日「市民が望む政策研究会第88回例会」が開催されます。ここでは、市の財政問題分析提起と、今だからこそ学びたい・・ということで「田中正造に学ぶ」の2本を中心に討議予定です。


 今年の取り組みの概略を報告し、このブログアクセスが、平均的に月20000通を越していることも付加して、今年の活動の閉幕とします。私たちの会への加入を呼び掛けるとともに、ご支援に感謝申し上げます。

  

「市民が望む政策研究会」第86回例会報告 [市民が望む政策研究会]

 今日は上記のように86回目の例会です。急に気温が下がり、皆さんの体調が気になります。でも次々と集まってきて、準備した椅子は、2~3を残して満杯になりました。
 今日は久々に、事前の討議課題を少なくして、皆さんのフリートークを中心にしました。それでは出た話題を次々と並べてまいりましょう・・・・・・・

1、課題一つ・・・袖ヶ浦市の「袖ヶ浦市公共施設の再編整備に関する基本方針」討議・・・これは、101ある市内の公共施設が、いずれも老朽化を迎えてこれからの維持管理について大きな問題があるということで、市が施設ごとの状況を調査したものです。それをどうするかという基本方針の文書なのです。

 いち早くこのような資料を作ったのはよいことだけど、一つ一つの資料が非常にずさんで、内容の把握に困難。情報開示を求めて分析し、積極的提案をする必要があるだろう…ということで一致しました。なおこのことは「箱もの大後悔時代」という見出しで,朝日新聞も取り上げていました。多くの自治体で問題になっていることですが、その中で先進的な取り組みをしている埼玉県鶴ヶ島市では、公民館と学校との複合施設構想などの現状が報告されているそうです。びっくりしました。

2、フリートーク・・・これが面白かった。意表外の意見が続々・・・順序不同で並べてみましょう。

 ① 指定管理制度を採用してから一定の期間が経由したけれど、その検証がなされていません。ひどい話だけど、おばさんたちの草取り作業の写真を撮り、終わったら夕方に機械が入って草刈りをしている。完全な経費のねつ造・・・・300本の樹木の栽培管理の契約が…何年たっても同じ数…おかしいでしょう。指定管理制度の洗い直しが必要なのでは?

 ② 地域分権条例(市民主体のまちづくりのために小学校区単位で、各地域での必要事項についての予算編成権を値域コミュニティーに与える制度)・・これは池田市検討中

 ③ 市民税の1%をNPOに支援する制度・・これは市川市実施

 ④ 市営墓地に樹木葬を・・小平市・・(市に電話したら、希望が多ければ検討します。例によって例のごとき回答)

 ⑤ 傍聴に行ったのだけど、数年前に放送機器の改善をしたはずなのに、答弁がさっぱり聞こえない。特に教育委員会の答弁は聞こえなかったなあ・・周りの人も同じことを言っていましたよ。

 ⑥ 海側開発が心配。木更津の金田地区に余っていた土地は、すべて満杯。海側の保留地の商業施設交渉は失敗とのこと・・・大丈夫かね?

 ⑦ 今日の議会で、給食センターの入札部分で、空調設備についての入札結果が否決されたそうです。何があったのでしょうね。

 ⑧ 農業委員の残土に関する贈賄事件・・生臭い噂話もあって…一件落着。 ところで、逮捕された資源開発はいつの間にか、別な企業が事業を続けているとか??・・・本当かな?確かめてみるとしましょう。

  まだまだ続きます。まあ、こんな楽しい話というより、本当に袖ケ浦市民の目線に立っての真剣な討議をしています。皆さんも、気楽に仲間に入って、雑談勉強会に参加してみませんか?

                                                 文責 KAWAKAMI
 
     

政策研究会総会その他 [市民が望む政策研究会]

 今月はこれから大きな三つの行事があります。一つは総会、二つ目は原発反対デモ、そして三つ目は住友化学(株)が保管している劣化ウランの保管所見学と説明会です。どういう内容の催しなのか紹介しておきましょう。                                        事務局


1、市民が望む政策研究会第80回例会(総会)

  月に一回ずつ重ねてきた例会ですが、いつの間にか80回を数えます。今回は総会も兼ねて行われます。ここでは1年間の総括と予算・決算報告、そして当面する課題として、「残土条例問題」「自治基本条例」
「危機管理の問題」「議会特別委員会」「福祉作業所の存廃問題」等が討議されます。
  特に、残土条例については、平川地区自治会全区長名での陳情が採択され継続審議になっているうえに、今回全市の自治会連合会理事会連名による市長への要望書も上がっていることから、6月議会に向けての経過が注視されるところです。

日時は下記のとおりです。参加は自由です。興味のある方はご自由にご参加ください。


    4月18日(木)19:00~   長浦公民館視聴覚室です

2、原発反対・原発廃炉実現要求in袖ケ浦デモ

  昨年7月に袖ヶ浦から始まった原発反対デモは、木更津、君津、富津の3都市を加えて、順次毎月めぐりながら、途中ひと月のみ延期されましたが2周を終え、3周目に入ります。
 福島を忘れさせようとする力がじわじわと強まっている感じがします。私たちは、子どもたちの未来のためにも、今生きる大人の責任として、主権者として発言を続けていかなければなりません。
今回のデモには、風船も用意しました。明るく楽しく16号線を皆さん一緒に歩きましょう。

     4月21日(日)午後3時福王台中央公園集合  1時間16号線を歩きます。


3、住友化学(株)保管の劣化ウラン現場の見学会と説明会を開催します。

  コスモ石油の火災をご存知でしょう。火災現場から500m離れたところで保管されていた窒素石油の劣化ウラン保管所は、この火災で屋根が落ちています。融点の低い劣化ウランに引火したら、大変なことになるところでした。
  ここ袖ヶ浦にも劣化ウランの保管所があります。住友化学(株)です。今回私たちの申し入れに対し、快く見学と説明会開催を承諾していただきました。ただし今回は初めてということもあり、参加者は20名。会員に限っての範囲になります。いずれにせよどのようなものか・・危機管理について、どんな配慮がされているか・・興味津々です。


    4月24日(水)午後1時臨海センター前集合・住友科学のバスで送迎していただきます


  市政の主人公は市民です。市政・議会にもっと目を向けましょう。政策研究会は、いつでも興味関心をお持ちの方々の加入を歓迎します。問い合わせは下記あてお願いします。

                                       事務局 かわかみ(60-2610)

市民が望む政策研究会第79回例会 [市民が望む政策研究会]

 昨夜は、政策研第79回例会が開催された。今回の集まりには、遠く富津から二人の市民運動家が参加し交流した。会議は報告から始まり、熱心な討議が続いたが、その概要を報告しよう。  かわかみ

1、「残土条例」「自治基本条例」いずれもが継続審議になったのだが、それを巡る情勢や、自治会長の交等の状況と、併せて今後の取り組みについての意見が交わされた。二つの条例ともに、より良い方向へ   の議会討議が期待される

2、会員から、市のホームページに公開されている24年度の入札状況一覧報告と、その数字から読み取れ る入札の問題点も報告されている。それにしても、入札という制度であるにかかわらず、落札額が90%台、中には99%なんて信じられない落札率が、ずらり並んでいるのには、驚いた。落札した業者の皆さんは、すごい分析能力をお持ちの人たちばかりらしい。

3、富津の状況報告が行われた。市長選での大っぴらともいえる、選挙違反と、そのことに対する千葉選管への訴えの状況報告や、視察に名を借りた慰安旅行が、朝日新聞にすっぱ抜かれ大慌ての市長や市会議員諸侯の様子など、おやおや、富津も大変な街の状況であるらしい。激励と機会を見ての交流が話し合われた。

4、近々、住友化学株式会社保管の「劣化ウラン」についての説明うと見学会開催について申し入れを行うことも報告されている。
                         
      以上とりあえずの報告である。
タグ:選挙違反

2012年一年間の取組10項目 [市民が望む政策研究会]

 年末である。今年一年、政策研究会が取り組んできた主な事項10項目について整理しておきたいと思う。

 第1に、この保守的風土の街袖ケ浦市始まって以来、初の「原発再稼働反対デモ」を2度にわたって実施したことである。そのうねりは、単に袖ケ浦にとどまることなく、木更津、君津、富津と広がって、2度目の最初を再び袖ケ浦が行った。ブログ上では、第一回目のデモに対するアクセスは、実に3000通を超えた。反響の大きさに自信を持つことができた。

 第2に、放射能物質を含む汚染汚泥から命を守る運動を、県内各地の市民団体と連携して繰り広げた。県との交渉。君津郡内各地の市長への申し入れ活動、東電、産廃施設との交渉等を休むことなく行ってきた。その結果産廃施設のずさんな管理が明らかになり、現在2施設ともに搬入停止の処分を受けている状況にある。併せて、放射能にかかわる多様な活動を展開した。具体的には放射能測定器の購入交渉。その結果購入した測定器を使っての測定活動等を実施することで、市民の命を守る運動を進めた。

 第3に、残土条例策定運動を強める過程で起きた不法投棄に対する抗議運動は、地域を中心に急速に盛り上がり、議会の満場一致の反対決議等もあり、投棄中止に追い込むことができた。木更津、君津各市の厳しい残土規制条例実現を前にして3月議会に提起される袖ケ浦市の残土規制条例の内容が注目されるところである。

 第4には、危機管理体制に対する行政への働きかけを強めたことである。1月17日住友化学千葉工場で火災が発生した。ご承知のようにこの工場敷地内には『劣化ウラン』が1763本保管されている。(2010年調べ。200ℓ容器換算)。市役所では「危機管理課」を新しく設けたが、出前講座を要請し、その危機管理体制を追求した。できたばかりの課であることもあって、まだまだ不十分なものであることが明らかになった。今後も監視が必要。

 第5に、市財政について、専門の会員からの継続的な財政分析提起があり、市財政が危機的方向に向かって歩みつつあることに対する警戒感を、会員の共通認識とすることができた。次年度予算内容について引き続き学習を深めたい。

 第6に市議選での公開アンケートを実施し、公表した。アンケートに誠実に回答を寄せてくださった19名の議員候補者各位に対し改めてお礼を申し上げたい。

 第7には、自治基本条例、行政改革審議会等の委員として、少なからぬ会員の奮闘を記録しておきたい。

 第8に議会に対する取り組み2点。1点は傍聴規則に対する抗議、2点目は新議会での不透明な議長選に対する取り組みがある。12月議会では新人議員9名中、一般質問に登壇したのは、わずか3名。3月議会での傍聴監視を強めたい。

  第9に、私たちの活動を保証する、印刷機を購入したこと。これを武器に会員宛の「事務局便り」を定期的に発行したことがあげられる。今後のチラシ発行にも、強力な力を発揮することができるであろう。

 最後の10点目には、昨年末私たちのブログへのアクセス数が10000通突破したことを報告したが、今年は10月時点で23000通に達したことを報告したい。現在常時16000~23000通/月のアクセスがある。
私たちのブログは「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」そのままの検索ですぐ読むことができる。

 上記10項目のほかに、現在その存廃を巡って討議がされている市福祉作業所の存続運動への取り組みや、新庁舎建設問題、公共交通問題、土地開発公社問題、議会改革問題等々、課題は山積しているが、現在継続中、あるいはこれから発展する問題として次年度に残しておきたい。

  1年の終わりである。国政が危険な方向に歩みつつある。地方分権もまた中央集権化へと逆戻りする懸念も十分にある。一人一人の自覚ある政治への発言が求められていることを強調したい。
活動に対する支援を感謝しつつ、さらなる輪の広がりへの参加を呼びかけ、年末の記録とする。

                                               kawakami




市民が望む政策研究会総会討議~その2~二つの活断層 [市民が望む政策研究会]

 総会での討議内容その2を報告します。そのテーマは3月26日付の千葉日報の記事を参考にした討議でした。そこには、房総沖南東100数十キロ離れた海底に未知の二つの活断層があり、その長さが160㎞~300㎞に及んでいることを広島大、名古屋大、海洋開発機構などが報告したこと。この記事を中心にした防災計画につての討議でした。

 記事によるとこの二つの活断層は、歴史的にも1953年の房総沖地震~M7,4~1677年の延宝房総沖地震~M8,0~が記録されています。

 一方県では地域防災計画の見直しによる策定を発表しています。それによると、高さ10m程度の津波を予想して浸水予測図を作成するとのことです。これは帰宅困難者に対する方策も含めて今秋までに策定予定とのことです。
 今まで浸水予測をしていなかった東京湾内でも、館山地区で10mの津波が前提での浸水予測図を作成するとのことも計画に上がっています。。

 わが袖ヶ浦には0m地区をはじめとして、臨海工業施設地区、海側開発での住宅地の盛り土を下げた問題等、この結果によっては、大きな影響が出ることが予想されます。市でも当然考えてはいるでしょうが、今後の施策について、早急な提示が求められるところです。

                                                        事務局

「市民が望む政策研究会総会」で討議されたこと [市民が望む政策研究会]

 総会では昨日報告した「2011年度活動報告と次年度への展望」が報告され承認された。活動報告を膨らませる形で、いくつかの討議がなされている。そのうちの財政にかかわって2点の討議について報告しよう。そのうちの一つ目は地方公務員の給与水準を示す「ラスパイレス指数」についての討議である。県の調査報告をもとに討議は展開した。県からの報告は次のようになっている。

 「ラスパイレス指数」の記事は千葉新報3月27日の記事による。県は国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を示したものである。これによると、県内53市町村で100の水準を超している自治体は次の5市である

 松戸市  104,5     君津市  104,1    市川市   103,8   袖ヶ浦市  103,7
 成田市  103,5

 この中で君津市はこれに調整手当7%が加わって112,4という県内で最も高い水準を示すことになる。わが袖ヶ浦市は3位に位置しているが、その内容についての分析は定かではない。この指数は地方公務員全体の指数で、市町村職員の給与に限定すると、船橋市、市川市、我孫子市の順位になる。公務員給与は、単に他市との比較で高いから削減すべきだとは簡単に考えられない。職種や年齢構成等分析要素の吟味も必要だ。問題は、行政が信頼されているか・・・が、カギといえよう。わが袖ヶ浦市はその点どうであろうか・・

                                               事務局



「市民が望む政策研究会」総会年度報告 [市民が望む政策研究会]

          2011年度の取り組み報告と次年度への展望

◎ 3,11という未曽有の大災害を目の当たりにし、直接の被害は受けなかったものの、その影響が放射能という形で、私たちの身にも及んだ年であった。これらを含め今年度も様々な課題に取り組んできた。その主要なものについて到達点と課題を明らかにしたい。

★ 市長選  私たちは政治団体ではない。市民が望む政策研究会である。市長選に当たっても市民の立場に断固として立つ政策の実現を、各候補に要請し、候補者の主張や背景に問題がある場合は、厳しくその姿勢を糺す活動を展開した。今回の市長選には3人の候補者が立った。アンケートによる政策紹介活動(チラシ全戸配布)を行う一方、ブログ上では、市長選としての在り方に疑問が持たれる選挙活動については厳しく批判活動も展開した。 結果として現職市長が当選したが、新市長には、就任後ただちに、従来に増した市民の立場に立つ行政推進の申し入れを行っている。

★ 放射能汚染物質を含む汚泥や焼却灰等を水源地に近い産廃施設に廃棄することに対する反対署名運動と、関係団体への抗議活動を行った。署名は袖ヶ浦市だけで1万筆を超える成果があった。新しく参加した女性会員のIT技術による活動が、大きな成果を上げていることに注目している。
 また新井総合施設のずさんな管理体制が次々と明るみに出つつあり、さらに活動の輪を広げながら、水源地への放射性物質を含む汚染汚泥や焼却灰の廃棄を完全中止へと追い込む活動を強めたい。

★ 袖ケ浦駅海側開発問題では、代行業者による作業が着工され、この部分については、計画通り進行している。しかし未だに国・県からの補助金の確定はない。新たな地震の想定に伴うこの地域の安定性についての疑念もあり、危惧する点について行政への申し入れ活動を行ってきた。また代行業者との話し合いも行った。来年度の予算を見ると北側開発関連で約15億円を支出し、このために市債の発行、基金の取り崩しをしている。この状態が今後数年は続くことになる。一方、大規模な三井ショッピングモールのオープンが迫っているという情勢もある。これがどのような影響を与えるものなのか・・今後の動きを注目してみていきたい。

★ 残土埋立に対する地元を中心とした反対運動は、大きな広がりを見せ、議会の賛同も得て行政も重い腰を上げざるを得なくなり、条例策定に向けての取り組みを開始したが、歩みは、はかばかしいとは言えない状況である。すでに周辺都市での条例制定は確定し残りは袖ヶ浦市のみとなった。このままでは残土埋立が袖ヶ浦市に集中する恐れがある。策定への速度を速める必要性がある。

★ 議会対策~2009年に出した会報5号では議会の在り方特集を行っている。この中で「議会の儀式化」「議会傍聴問題」「採決の記名記録化」等を取り上げているが、このうち実現したのは「採決の記録化」のみで変化は全くないといってよい。特に傍聴規則に関する私たちの録音許可要望については、典型的官僚答弁が返ってくるだけであった。議会基本条例策定の動きも、もどかしいくらいの速度である。議会人の自覚を求めたい。

★ 火葬場問題~会としての方針を確定した。建設にあったっては広域建設・共同使用が最も現実的であるという方向性である。市ではまだ独自建設を意図しているようである。次年度は、この方向を煮詰め、時機を見て全市民に訴えたい。

★ このほか給食センター建設問題、議員定数問題、財政と公共事業問題、袖ケ浦市の将来的構想の討議なども行った。会員の中にはいろんな職種の方がいらっしゃる。市の財政を細かく分析され例会の折にプリントされて全員に配布してくださって、私たちの気づかない点についての指摘もあり、ありがたいことであった。                 

★ 今年度市議選に当たっては、議会の民主化を基本的課題に据えた、候補者への要請活動やアンケート等会員の知恵を集めた取り組みをしたい。

☆ 目標にしていた私たちのブログへのアクセス数が、10月段階で10000通を突破した。私たちの会のブログのように、一見固い内容の発言に、これほどのアクセスがあるということに私たち自身が驚いている。と同時に、同じことに関心を持っている人たちが多いことを実感として感じてもいる。
☆ 新しく参加した女性会員の活動が、IT技術を使った新しい運動の方向も指示している。さらなる技術への習熟も含めて、活動の輪を一段と広めたい。
             
☆ 若い人たちの会への加入が実現したし、さらにしつつあることは、今後の会の充実発展にとってうれしいことである。活動のマンネリ化を避け、常に新鮮な情報を市民に提供し続ける会でありたい。



袖ヶ浦市発展のための政策論議~その2~ [市民が望む政策研究会]

 袖ヶ浦市をもっと発展させるための政策論議である。会員から出た様々な意見を順次紹介している。
ともに考えたい。                                   事務局

★ 都留市には都留文科大学がある。人口三万人のこの町で学生が三千人いる。若者の多い町はいい。無理と思うが大学誘致はできないか・・

★ 住民自治の進んだ都市のしたい。小学校区毎の自治会を中心に、自治会自体に権限と予算を持たせ運営できるような仕組みはできないか・・自らも動いて町をつくる。そういう意識を持ちたい。(※十六日報道ステーション・三重県松阪市・山中市長でこのこと実現中)

★ 農業で食べていかれる所得形態は変わってきている。農地の区画整理が必要になるだろうと思うが、世界の動向とのかかわりもあり難しいところだ。市段階での農業政策をみんなも考えて欲しい。

★ 平成通りをもっと重要視したい。公共建築物の立替時期が迫ってきている。町の中心にこれらの建物は建てるべきだ。例えば消防署は統合して、平成通りに一箇所とする。給食センターもここに持ってくること。

★ 公共交通はどうしてこのように無駄にセットされてしまうのだろう。今色々な方法が実験されているが、見通しがよいのは、東大オンデマンド方式と呼ばれるもので、君津市でも取り上げたと聞いているので、一度見学に行きたいものだ。

政策研究会第68回例会 [市民が望む政策研究会]

 26日に政策研第68回例会が行われた。今回の議題は3点あった。1、袖ヶ浦市発展のために考えられる課題と政策 ② この間行われた放射能汚染土泥や焼却灰の搬入禁止 ③ 新たな情勢が生まれたメモリアルパーク問題の整理学習・・・以上3点である。最初の課題と政策はフリートーキングによって行われた。会員の意見を数回に分けてお知らせしよう。

 ① 大都市の災害備蓄都市構想 
 東京都直下地震の起きる確立が、ここ四年間以内というニュースもあり、災害対策が急がれている状況の中で、地理的状況から言っても、交通の便からいっても大都市への災害備蓄都市としての取り組みはどうか・・

② 再生エネルギー発信都市への脱皮
 今袖ケ浦市が使える土地は、椎の森工業団地に四十~五十ヘクタール程度しかない。ここに京セラでもつれてきて、最先端の再生エネルギー工場または研究機関とし全国に発信・・・木更津市は再興しつつある。「産業振興基本条例」を策定中と聞いている。少しあわてろ!
  ※ 今の意見も含めて、脱東電の都市にしたい。

 こういう意見が続々と出てくるのが楽しい。2時間では到底間に合わない討議だけど、じっくりとあわてず意見を出し続けること・・・それが大事たと思っている~この件続く~

                                          事務局  かわかみ

一年を振り返って~その4~政策研究会の一年~ [市民が望む政策研究会]

 とにかく、金にもならないこの市民運動に、飽きもせず、よくぞ皆さん集まって、ケンケンガクガク討議を交わしてきたものである。例会は月1度の原則ながら、すでに3年半で54回を数え、例会前には1~2度の事務局会議もある。会員は多様で、今も現職で外国へ仕事で飛ぶ人がいるかと思えば、会社で会計監査をしてきた人は、「あの会社彼なら大丈夫盛り返すよ・・」と保証する。鉄道で建設関係専門に関わってきた人がいるので、袖ヶ浦駅海側開発に関係する鉄道アンダーパスの工事金額予想などスグ出てくるし、職業的にはまだまだ変わった人たちがいて、お一人お一人のお話を聞いているだけでも楽しいというものだ。

 ということで、集まったメンバーだけど、そして意見ももちろんバラバラだし、思想信条が一致しているわけでもない。ただひとつ、袖ケ浦市民の視線からみて、どうもおかしいと思う市政の問題点については、積極的に発言し、改善を求めていく。このことだけで一致している集まりなのだ。

 今年は、議会で議員の採決が記録されていない‥という事実に驚き、陳情をしたものが実現された。議会だよりに、議案ごと少数意見について議員名が明記されるようになった。大きな成果であると思う。
 自治基本条例については、市の方針が明示される前に「策定手順こそ重要」という観点からの申し入れをした。計画では市民集会を開催する予定も立てたが、講師の関係で実現には至らなかったのが残念であった。

 袖ヶ浦駅海側開発については市長へ、私たちが懸念している事項についての申し入れを行っている。このことでの会報13号は全市に配布し、未だ全貌の計画予算を明示しようとしない市当局に、私たちが予想している金額の全貌を明らかにした。これには大きな反響が寄せられ、その全てが激励と感謝の便りであり、金額の間違いを指摘する声もなかったし、反論は一つもなかった。チラシは可能な限り手配りである。全戸配布や、特定地域の新聞折込等は結構経費がかかる。会員の会費や支援者からの募金によりまかないことができたが、熱い支援に心からの感謝を捧げたい。

 会報12号と14号は高谷地区残土埋立事業反対特集として、横田、平川地区を中心にチラシを配布し、反対運動を支援すると同時に、議会陳情では陳情団体にも名を連ねている。おかげで陳情は採択され、反対運動に大きな励ましとなっている。

 議会傍聴とその記録公表もずいぶんと注目されたと言えよう。この傍聴をつうじて、議員お一人おひとりの、市政に対するチェック機能の強弱も見えてきた。すごいなあ・・と思った質問には文句なく拍手を贈り、つまらない質問には、黙っていてもコメントが届いた。それにしても市当局の答弁に、ずいぶんとずさんなものが多かったという感じであった。これらを通じて、私たちのホームページ・ブログへのアクセス数が、10月には4600を突破したのは嬉しいことであった。

 1年が終わる。この一年の教訓を活かし、来年の市政が少しでも良い方向に進むよう発言を続けていきたい。
より良い市政実現のために、一緒になって発言をしてみたいと思う方々がいらしたら、是非私たちの会の仲間になっていただきたい。佳いお年を・・来年末には市長選挙が待っていますよ・・・

                                            かわかみ



 
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