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3月議会議事録公表 [議会ウオッチング]

 袖ヶ浦市内を走ると、まだところどころの屋根にブルーシートが見られる。昨年9月9日の台風被害の時のままの状況が続いている。
 私の友人も、屋根の一部が壊れ、雨水が入り込み、床板がすっかり傷んでしまった。息子さんの家も被害に遭ったので、業者に頼んだり、自分で治せるところは直したりしたのだが、業者が直したところは、当初の見積もりと大きく違うという問題が発生している。
 驚いたことに、これらの被害に対する保険金がただの2万円。この金額には驚いた。
なぜそうなったのであろうか。保険会社は、市が行った被害調査評価をもとに算出したらしい。

 さてその評価だが・・・市のホームページ上に、3月議会の議事録がようやく登場した。
早速開いてみる。

 一般質問冒頭は篠崎典之議員である。篠崎議員は、この台風被害に認定調査について厳しく追及している。一部をそのまま記述しよう

「認定調査に関する昨年9月20日付内閣府政策統括官防災担当付参事官事業推進担当から、市町村担当部局長宛てに出された事務連絡と関連文書では、瓦、屋根などに相当程度の被害があり、屋根が雨水で浸水などしていれば、おおむね半壊などとされています。しかし、実際には屋根が大きく破損していても、罹災証明で一部損壊と判定された被災住家が多数見られます。点数表判定に固執することなく、この事務連絡による判定を徹底すべきと考えますが、市長の見解を伺います」

 篠崎議員は、具体的被災内容について、一つ一つの訪問調査をもとに追及された。残念ながら、答弁は「公平・公正に行った」というものばかりであった。

 確かに、調査にあたった職員の苦労はわからないわけではないが、表向きの政府からのどこから指さされても文句の言いようがないような文言が、現実にはどのように捻じ曲げられて、被害者が納得いかない現実が生まれるのか・・・最近のコロナ問題における政府の対応と現状の落差が、台風被害調査と同じように展開されているのが腑に落ちない。
 政治とは、いつも「上から目線」と忖度で行われるものなのであろうか?

 さて、11日から今議会の一般質問が始まる。それまで、2月議会の議事録の中から、興味深い討議を紹介していこうと思う。

                                kawakami
下の写真は当時のツイッターからwillさんのつぶやきです。

Willさんのツイッターから
 私の親も千葉県袖ケ浦市で台風被害にあってしまいました。車買ってまだ半年しかたってないのにと泣きそうな声で言っていました。皆さん最近何があるかわからないので気をつけましょう。

台風15号被害.PNG

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