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12月議会傍聴記~その5~給食の基本理念は? [給食問題]

 学校現場で給食を行うということの基本的意義は何なのか?本来学校における給食ということにはどういう意味があるのか?当教育委員会は、給食施設をどうするかということについては、まだ正式答申が出ていないにもかかわらず、先に結論ありき・・とばかり、用地買収の検討に走っている。これっておかしいのではないのか?というのが笹生議員の質問趣旨である。経済的に安上がりであればよい‥ということだけで片付けられない、給食自体が教育の一環であるという観点からの切り込みで最もであると思う。
 
 例えば地産地消というけれど、単に地元農業の振興という観点だけではなく、地元の農家が心を込めて作った名前入りの野菜を、「これが、あのおばさんが作ったおいしい野菜なんだ」というように、子供の目にふれることで野菜畑を見る子どもたちの見方が変わってくるというものだ。地産地消それ自体が教育でもあるのだ。そうなると一定の量を確保するのが難しいとかいう理由付けは成り立たない。必要であれば生産者に必要量の生産を要請し契約すれば良いだけの話である。そういう問題打開への意欲も、行動もない。そのことが問題であることを指摘しているのだが・・・わかっちゃいないのか・・そんなこと面倒くさくて・・で、怠けているのか・・

 安上がりといえば、前にも「政策研究会」の主張で出ていたが、全国平均一食の単価は230円である。我が袖ケ浦市は、なんと245円に値上がりした。議員の皆さんが視察に行った新治市の自校方式の給食費単価は、210円であり一番安い。おまけに地産地消生産物の割合が大きい。袖ケ浦市の委託業者のように、異物が混入したり、会計処理が不適切であったりという話もない。自校方式が高いという思い込みは捨てたほうが良い。笹生議員はセンター方式の限界を明確に指摘した。それでもセンター方式に固執する行政の姿勢が理解できないのは私だけだろうか??

                                            フリーウオッチャー

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