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3月議会の議事録から 1 [議会ウオッチング]

 3月議会一般質問の議事録が、ホームページに掲載されている。今頃読んでも…と思う方もいらっしゃるに違いない。しかし3月議会の議事録は、6月議会直前に完成するということと、今は特にコロナで傍聴を控えているので、スポーツの観客無人試合と同じように、傍聴者ゼロでの一般質問が続いている。そんなことで、改めて目を通すと、これから役に立つような質問内容がたくさんあることに気が付く。ここ数日、3月の質問から気になった内容を引き出し、記録しておきたいと思う。
 今日は、小国勇議員の質問を紹介する。     Kawakami

 小国勇議員は 大綱2点の質問である。
1、1点目は公園の在り方について
① 防災、減災、避難場所を兼ねた公園の整備状況について。
② 公園遊具の安全性について。  
③ 公園の防犯対策について。  
④ 市民に親しまれる公園づくりの取組について。

2、2点目は子育て支援について 
① 待機児童、入所待ち児童の現状について。  
② 近年の保育施設の整備状況について。  
③ 待機児童、入所待ち児童の解消に向けての取組について。  
④ 小中学校の普通教室の確保と現状について。  
⑤ 放課後児童クラブの定員について。

 上記の質問の中で、特に気になった点を記録する。
1、公園の在り方の問題では
▲ 近隣公園及び街区公園は現在62か所もあり、遊具は315基も設置されているとのことにびっくり
▲ 我が家の正面は小公園であることから、特に気になったことは「照明灯の照度の確保や樹木の間引きなどを実施して安全確保に努めている」との回答があったこと。このことについては昨年の台風もあり、気になっている。今度「市民の声」で聴いてみたいと思っていた。
▲ 避難個所としての整備は、回答からは十分ではないな・・と感じ取れた。

2、子育て支援についてで、特に気になったことは
▲ 保育所の待機児童数が、昨年10月1日現在で、ゼロ歳児が92人、1歳児が71人、2歳児が36人、3歳児が16人、5歳児が2人の計217人となっているという回答があったこと。待機児童数はほとんど解消と聞いていたが、実態はいろいろな事情があるのだろうが、結構いるという実態。
▲ 特に小国議員の発言で、思わず拍手したいと思ったことは次の発言であった。
「私の知り合いにゼロ歳児と3歳児の子を持つ家庭があります。それぞれの子供は保育園に入園しています。しかしながら同一の保育園ではなく、それぞれ違う保育園に通っております。
 朝母親が2人の幼児を送り届けてから自分の職場に向かいます。時間がないときは、祖父母にお願いして届けてもらうとのことでしたが、同一の保育園であったら送迎にも時間かからず、その分仕事に時間を費やせるかなとも言っておりました。
 また、希望の保育園に預けられず、仕事をしたくてもなかなか職場復帰はできないという声を聞く家庭もあります。入りたい保育園に入れない、しかし入れないので、空きのある保育園に預ける、そのような家庭は少なくないと思います。
 先ほどの答弁では、国基準の待機児童数は、昨年の10月1日時点で95人、入所待ち児童は717名との答弁がありましたが、私が思うには、入所待ち児童も含めて全ての児童が待機児童ではないのかなと、そのように思っております。

◎ 小国議員の質問はこの後、施設補助制度の問題 保育士の確保と待遇問題 全国的視点で見た待機児童ゼロに向けての優れた取り組み事例と続く。それぞれしっかりと調査を背景にした質問であった。
 今日現在6月25日。3月の質問が、実情としてどう前進したのか、しなかったのか・・・コロナで学校休校などもあり、保育園の場合はどうであったのか・・・・小国議員には、結果について何らかの報告をいただければ幸いと思っている。ご苦労様でした。

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