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新井総合施設 [産廃処理場]

  新井総合産廃場         2024/02/18   関  巖
 新井総合施設が久留里の7キロ奥に巨大な管理型処分場を作り、有害物や放射性物質を大量に搬入していることは皆さんご存じのことと思います。ここに産廃場を造ることは当初から地元住民や小櫃川の水を守る会、君津市、君津市議会が反対しておりました。それにもかかわらず沼田知事は堂本知事に代わる前日2001年3月30日に産廃場の設置許可並びに林地開発許可を出しました。この一事を見ても裏で見えない大きな力が働いていることをうかがえます。
 それを受けて第1期約100万m3の産廃場の造成を行い2008年10月より搬入開始しました。搬入開始後8割ほど埋め立てた2012年1月に汚染水の指標である塩化物イオンが高濃度で検出され汚染水の漏洩が分かり千葉県より搬入停止が続いて未だに原因が分かっていません。
 地元住民や小櫃川の水が私達の水道水源であることから水道を飲んでいる人たちが新井総合施設に搬入物質の撤去を求める裁判および千葉県に対して営業許可の取り消しを求める裁判を行っております。このたび新井総合施設は埋め立て物の撤去を始めましたがこれは全面撤去とはほど遠い物です。
 このことに関して読売新聞が2月15日に記事を書きましたので添付します。


2024.2.15読売新聞朝刊29面(房総版)新井関係記事A3版_01.jpg
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新井民事裁判第3回公判傍聴記 [産廃処理場]

新井民事裁判第3回公判傍聴記
            文責  関 巖
*メモを忘れたので家に帰っての記憶だけの傍聴記なので間違いがあるかも知れない。

 11月27日(月)上記裁判があり裁判が始まる前に裁判所前の歩道で30数名で横断幕を広げ歩行者にアピール行動のスタンディングを行った。(写真)

 裁判では60席の傍聴席をほぼ埋めるほどの傍聴者やマスコミ記者が来ていて裁判官もその勢いを感じ取ったと思われる。
 裁判はこちら原告の弁論で主任弁護士の及川弁護士が被告に求めたことは
① 漏洩検知システムで異常に高い数値が出ているが被告は、それはシステムの誤作動による物と主張しているが誤作動を起こすシステム自体がかなりあることが問題である。
②最初に漏洩を起こした半年間の水質検査の結果が公表されていない、速やかに出すよう にと求めた。
② 遮水工を施している公営の管理型処分場で、全国でかなり多数の漏洩が起こっている。利潤を追求する民間事業者がこれより安全に施工しているとは思えない。
④埋め立て物の最下段に集水管がありそこに問題がある・・・この件は聞いていてよく分 からなかった。

 これらの質問や要求に裁判長が次回の公判2月までに出すように求めたが被告は次々回の3月の公判まで待って欲しいと言った。
これは裁判引き延ばしの作戦と考えられる。

 これと平行して千葉県を相手に営業許可取り消しの行政訴訟を起こしていて、その中で裁判所が新井の処分場に出向いて尋問を行いたいと言っているのに新井は頑としてそれを受け入れていない。裁判所の心証はかなり悪くなっていると思われる。

 下記写真はスタンディング風景。クリックすると大きくなります。

新井裁判スタンディング.PNG


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小櫃川の水を守る会総会及び講演会 [産廃処理場]

政策研会員/大気と水は人権4市市民連絡会会員/協力者様
BCC並びに重複失礼します。
11月25日(土)13時30分より小櫃川の水を守る会総会を久留里駅そばの
上総公民館で行います。
その後記念講演を14時30分より16時まで行います。


IMG_20231119_0002.jpg
タグ:産廃施設
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新井総合裁判  [産廃処理場]

 新井総合の第1期処分場の汚染水漏洩に対して廃棄物の撤去を求める千葉地裁の民事裁判での金森代表の意見陳述です。

◆ 意見陳述
令和5年7月31日  ふるさとの水を守る会共同代表  金森春光

 水の張られた田に、朝な夕なに日々の自然が映り込む。渇いた大地に水が満ちて、大地にひめられた生きる力が沸々と湧きいでる。私達はこの美しいふるさとの今を生きている。このふるさとを、誇り高きふるさとを守り伝えたい。ただそれだけを想う。海水があたためられ雲になり、雨になり、川になり、海に注ぐ。蒸発→降水→浸透→表流→海水と水は絶えず循環して浄化され、その清らかな水が新たな命を育む。大地はこの水循環によって潤い輝いています。

 元来私達のふるさとは、利根川に次ぐ延長88キロメートル県下第二の長流で、房総丘陵に水源を発し、君津市袖ケ浦市を貫流して木更津市で東京湾に注ぐ「小櫃川」とその支流「御腹川」を有しながら、河川と耕地の高低差が大きい「河岸段丘」により河川水の利水に非常に苦労した地域で、昔日のこの地は慢性的な水不足から「嫁にやるな、婿に来るな」と言われるほど困窮を極めた地域でした。先人にとって日々の水の確保が切実な願いだったのです。

 この地に生きた先人達が幾世代にも亘る苦闘を続け、明治初期頃までに『上総掘り』や『二五穴用水』の技術を開発して、初めて地下水・河川水を利水することができるようになった。房総丘陵の山林に降った雨が地層に浸透し天然のろ過を受けて浄化され、他の地域では類を見ない程の被圧帯水層に流れる豊富で良質な地下水を、地表へともたらしたものが『上総掘り』なのです。これらの技術の導入により、畑地が開田され耕作地が飛躍的に拡大し、渇いた土地は豊かな実りをもたらす大地へと生まれ変わり、先人の“想いと“水”が満ち満ちて繁栄してきました。

 現在でも君津市には1342本の上総掘りによる自噴井戸が存在します。なかでも小櫃川・御腹川水系の上総地区・久留里・小櫃では722本の自噴井戸から、春夏秋冬24時間豊富で良質な地下水がこんこんと湧きいで、その清らかな水の流れは小櫃川へと注ぎこみます。
 久留里の井戸水は、平成20年に環境省により千葉県下で唯一「生きた水・久留里」として『平成の名水百選』に選ばれています。遠方から足を運び、道のほとりで水を汲む人の姿が多く見られます。
豊富で良質な井戸水の恩恵は大きく、飲用・生活用水はもとより、地下水による四つの酒蔵の清酒造り・豆腐・おいしい米の水稲栽培等に広く利用され、自噴井戸水のかけ流しで栽培される花のカラーは生産量全国一を誇ります。

 ところが蛇口をひねれば水の出る日々を生きる私達には、いつしかその風景は“当たり前”となり、水の恵みに潤い、時に水の脅威に晒される水循環の中に生きることの本質を忘れ、つけあがって生きてきた。自らに都合のよい眼前の現象しか見ようとしてこなかった。その果てに今、清らかな水の水源に最大の危機が迫っている。欲望に満ちた暮らしがその危機を生み出している。いのちの水をこの瞬間に汚しているのは人であり、他の誰でもない私達である。

 幾世代にもわたり水を求め苦闘を続けたふるさとの先人達は、今を生きる私達に何を想うだろう。
そんな私達がこれからを生きる子供達に果たして何を伝えられるのだろう。
「これからを生きる子供たちに、誇り高き清らかな水、ふるさとの命の水を守り伝えたい。」
いまこそ、その想いが大きく結集されなければ、ふるさとの水を失うこととなる。
ふるさとの“今”を生きる私達が、その大切な責任を果たせるか否かの最後の分岐点に来たのだろう。

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「水道水源に築かれた巨大廃棄物処分場の問題点」 [産廃処理場]

 水源に涵養林のかわりに産廃施設をつくるという、非常識この上ない判断を下した県知事に、改めて厳しく抗議します。いかに非常識なことであるかは、この1冊が手元にあればよくわかります。私たちの会の会員でもあり、公的資格として「環境計理士」「水質関係第一種公害防止管理者」「大気関係第一種公害防止者」「騒音関係公害防止管理者」「振動関係公害防止管理者」他・・の資格をもっておられる野々山登さんが、下記の本を、被害を受けている4市市民の為に作ってくださいました。以下ご本人からの呼びかけの文を紹介いたします。 このメールが届きましたら、折り返しでの申し込みをお願いいたします。  かわかみひろし

 タイトル :「水道水源に築かれた巨大廃棄物処分場の問題点」

 君津地区4市(君津市、木更津市、袖ヶ浦市、富津市)及び千葉県営水道の水源地であり、環境省による「平成の名水百選」に選ばれた久留里の自噴井戸群の近くの山間部に、関東地区でも最大規模(埋立容量426万㎥)となる管理型廃棄物処分場「君津環境整備センター」の第Ⅲ期処分場が建設されています。
 この処分場は10年以上前(2012年)に第Ⅰ期処分場で有害物質を大量に含む保有水の漏洩及び保有水水位が著しく高くなる重大なトラブルが発生し、千葉県より改善するように指導・勧告を繰り返し受けているのにいまだに改善がなされていないため、廃棄物の搬入が停止された状態が継続しています。

 このような状況において、第Ⅲ期処分場の増設許可を出すのは違法であるとして、地元の住民らが千葉県を相手に設置許可の取り消し求めて千葉地裁に提訴し、現在も裁判が進められています。
 この裁判で住民側の訴えが認められ貴重な水道水源を重金属やダイオキシン類などの有害化合物による汚染から守るためには、多くの方が状況を理解して支援していただくことが必要です。
 本冊子は、廃棄物処分場について国の施策及び処分場の構造・維持管理等を解説することにより問題点を明らかにするとともに、処分場建設に関する近隣住民による環境保全活動の概要を紹介する目的で制作しました。
 この資料が、水道水源地を適切に保全して環境汚染を防ぐことにより、安全な飲料水を日々供給される社会を守ることが大切であることを理解していただくために貢献できれば幸いです。

冊子概要:
・サイズ :B5          ・印刷  :カラー
・ページ数:71ページ       ・頒価  :300円
・著者  :野々山 登 (ふるさとの水を守る会)
・制作協力:・ふるさとの水を守る会
      ・小櫃川の水を守る会
      ・「大気と水は人権」4市民連絡会
      ・「袖ケ浦市民が望む政策研究会」

 本冊子をご希望される方は下記まで連絡ください。
・「大気と水は人権」4市民連絡会 : 川上  宏
メール: khiro71@jcom.home.ne.jp
  電 話: 090-1458-9652


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仲間が書いた2冊の本の紹介 2 [産廃処理場]

 私たちの優れた仲間である「野々山登」さんが、私たちの「命の水」の水源にある「水道水源に築かれた巨大廃棄物処分場の問題点」について、今まで寄稿された論文を整理されて、一冊の本を書きあげつつある。この本を見ると「新井総合」という会社が経営する「産業廃棄物最終処理場」の問題点すべてがわかる。以下その概要を公開する。

◆ 水道水源に築かれた巨大廃棄物処分場の問題点 

 「君津環境整備センター」の漏洩事故及び保有水の水位上昇は、なぜ改善されずに10年以上放置されたまま、第Ⅲ期処分場の増設工事が進められているのか?

                 目    次

    はじめに                       ・・ 1

  Ⅰ.廃棄物処分場の種類・構造・規制等           ・・ 2

  Ⅱ.都市ごみの最終地は廃棄物処分場            ・・15

  Ⅲ.千葉県内の主な廃棄物最終処分場、トラブルと対策    ・・23

  Ⅳ.「君津環境整備センター」の用地選定に関する問題点    ・・29

  Ⅴ.「君津環境整備センター」第Ⅰ期処分場の漏洩発覚と現状  ・・38

  Ⅵ.廃棄物処分場トラブル事例               ・・55

  Ⅶ.自治体、関連機関等による水道水源等の保護対策     ・・60

    おわりに                       ・・69

    参考資料・文献                    ・・71

 筆者の「野々山」さんからは、次のメールが寄せられてある。

 現在、標記「君津環境整備センター」(廃棄物処分場)に関する冊子を制作するための原稿を作成しています。
 冊子完成後の関係者への配布等は「ふるさとの水を守る会」が中心となって行って頂けることとなっています。
 なお、冊子の概要は以下のようです。
1. サイズ及び色:B5・カラー印刷
2. 印刷部数:500冊
3. 完成時期:2月5日頃
4. 頒価:300円
(限られた部数を希望者に届けられるように有料としました)

以上
     「ふるさとの水を守る会」野々山 登 著
     制作協力「大気と水は人権・4市市民連絡会」






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水源での産廃処分はダメ [産廃処理場]

 11月24日、つまり今日の東京新聞投稿欄に、私たちの会と親しい仲間である野々山さんの投稿記事が掲載されています。
私達の命の水の水源にある、首都圏最大規模の産業廃棄物最終処分場に対する意見投稿記事です。
 昨日に引き続き、新聞記事ですが、是非クリックし大きくしてしっかりお読みください。
                                      kawakami

野々山さんの投稿.PNG

(明日から袖ケ浦市議会12月定例本会議関連記事を、掲載します)
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汚水漏洩事例 [産廃処理場]

 浜田の翁さんが、「こんなニュースを見つけた」と、送ってくださいました。すぐ産廃施設新井総合の汚染水漏洩が連想されます。下記の会社は、きちんとその事実を認め謝罪と賠償手続きを取っています。
 新井総合の場合、県議会がボーリングを要請しても、逃げてしまうのですから、到底誠実な対応は期待できません。台風時期がやってきます。目を光らせて注視致しましょう。kawakami
(クリックすると大きくなります)

汚染水漏洩.PNG
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緊急署名のお願い [産廃処理場]

ふるさとの水を守る会から下記の様に緊急署名のお願いが来ています。
水源地の産廃施設など考えられないことを平然と続けています。森田県政の最も悪政の一つです。

石井君津市長と熊谷千葉県知事宛です。
緊急署名なので、まず第一に署名用紙をお届けします。是非ご賛同いただき署名にご協力をお願いします。署名住所などは同じ家族でも〃とか、同上ろかはしないでください。
 
提出はお手数ではございますが、事務局へ郵送願います。
 〒292-0416 君津市小市部127番地 「ふるさとの水を守る会事務局」宛て
(クリックすると大きく見やすくなります。)

flyer202104202_01.jpg
flyer202104201_01.jpg

PDFは下記サイトからダウンロードできます.
http://seisakukenkyukai.web.fc2.com/flyer202104201.pdf
http://seisakukenkyukai.web.fc2.com/flyer202104202.pdf

署名用紙←ここからダウンロードできます








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産廃施設拡大差し止め訴訟に千葉地裁不当判決 [産廃処理場]

 産廃施設拡大差し止め訴訟に千葉地裁不当判決

 報告が遅れましたが、私たちの命の水に係る重大な地裁段階での不当判決が出たことについて、「ふる里の水を守る会」からの号外が届いています。その一部を文面通り報告します。     kawakami

 令和元年(ヨ)第104号 産業廃棄物処理施設建設及び操業停止仮処分申し立て事件。
千葉地方裁判所 令和3年2月19日「却下」決定と東京高裁への「即時抗告」について

 新井総合施設株式会社管理型最終処分場「君津環境整備センター」第Ⅲ期増設工事と操業の停止を求め千葉地裁に提起した仮処分申し立ては残念ながら「却下」と決定されました。
 根源的問題は、証拠資料の大部分を当事者である新井総合が発出しているため、都合よく操作できるという点。事業者を厳格に指導監督するはずの許可権者千葉県と、事業者の関係は非常に密接で、県民の生命を守ることが使命である千葉県からも必要とする情報が得られなかったこと。真実の情報は、事業者と千葉県の手の内にあるということです。私たちは開示された限られた資料から様々な矛盾を探し出し、知見を持った専門家に協力を求め、科学的論拠と客観的事実を突きつけて、第Ⅲ期増設工事及び操業の停止を求めました。

 ところが千葉地裁は、債務者新井総合に安全性に係る立証責任があるとしながら、争っている一方当事者である新井総合自身が作成した資料をほぼ全面的に肯定し「却下」を決定しました。この決定は新井総合作成資料に依拠しているため、多くの矛盾を抱える決定となりました。そこで私達、ふるさとの水を守る会は、債権者の皆様のご理解とご協力をお願いすることとし、原決定の取り消しを求め令和3年3月2日、東京高裁に「即時抗告」することといたしました。「即時抗告」の結論は数ヶ月で出る予定です。

 残念ながら第Ⅲ期―1処分場は令和3年1月廃棄物搬入が開始され、第Ⅲ-2処分場は令和4年8月工事完成予定です。

 今こそ本当の正念場です。第Ⅲ期で止められなければ、おそらく第Ⅳ期,Ⅴへと拡大することでしょう。
 裁判だけでは止められません。この問題をできるだけ多くの方々に知っていただくこと。声を上げて政治、行政を動かすこと。今総力を挙げ処分場問題に立ち向かえなければ、私たちの後を歩む子供たちに禍根を残すことになるでしょう。これから生きる子供たちのためあきらめるわけにはいきません。
 ともに立ち上がってください。お力をお貸しください。皆様の尊い想いを結集してください。
 
 

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君津市長のインタビュー [産廃処理場]

「新井総合産廃場について、石井宏子君津市長にふるさとの水を守る会がインタビューした記事です。市長は新井の産廃場に対して深く憂慮されています。記事中(会報)とあるのは水を守る会です。 関


君津市長のインタビュー(PDF)はこちら
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産廃・電力変更・毎日新聞から [産廃処理場]

 本日の(6月7日)毎日新聞記事である。まずはじっくり読まれること。そして、私たちが大きく呼び掛けている各家庭の電気を再生エネルギーに変えること」「新井綜合の産廃施設第3期拡張問題」を話題にすることを、おすすめしい。(クリックすると大きくなります)   kawakami

産廃毎日新聞1.PNG
href="/_images/blog/_f5a/seisakukenkyukai/E794A3E5BB83E6AF8EE697A5E696B0E8819EEFBC92.PNG" target="_blank">産廃毎日新聞2.PNG



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産廃施設・新井裁判報告 2 [産廃処理場]

新井裁判報告 その2(行政訴訟)
関  巌

 昨日民事訴訟について報告しましたが、もう一つの裁判は、新井第3期の工事と営業の許可を出したことを取り消すように千葉県知事を相手に争っている裁判です。
 国や県などを訴える行政訴訟は、勝利することがなかなかむつかしいのですが、そのような裁判の時、国や県が良くとる手段は、「裁判の原告資格がない」と言って裁判の中身で争わず、裁判を起こす資格が原告にはないと言って、いわば門前払いをするということです。
今回の行政訴訟には地元久留里、小櫃地区の住民をはじめ152名の多くの人達が原告になっています。私たち袖ヶ浦市の政策研の仲間も10名ほどが原告となっています。私たちが飲んでいる水道水源は小櫃川なので、この川の上流に有害物質を捨てる処分場はあってはならないと考えているからです。

 千葉県はやはり今回の裁判でも原告資格はないと主張し、門前払いをしようとしています。別紙は私たちの弁護団が裁判所に提出した原告資格があるとした上申書です。


PDFはこちらからダウンロードできます ←
]2020.02.08提出上申書( 2.14行訴第2準備書面、口頭弁論内容)_01.jpg
2020.02.08提出上申書( 2.14行訴第2準備書面、口頭弁論内容)_02.jpg
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産廃施設・新井裁判報告 1 [産廃処理場]

新井裁判報告 その1(民事訴訟)
関  巌
 
 昨年春から久留里の産廃場に関して2件の裁判を起こしていることはこのブログで何度かお伝えしております。
裁判は千葉県知事に対して第3期処分場の工事、営業許可の取り消しを求めた行政訴訟、もう一つは業者の新井総合に対して、工事と営業をさせないよう求めた民事訴訟です。
それぞれ月1回のペースで裁判が行われていますので、月に2回の裁判の時、原告の人たちはバスを仕立てて毎回50人~100人規模で千葉地裁に傍聴に行っております。傍聴の前には県庁、裁判所の近くでデモ行進を行っています。
 コロナ騒ぎが起こり4月の裁判は両方とも中止となり、5月、6月は傍聴を10名程度に絞られていますのでデモ行進は行っていません。

 一方新井は第3期の工事をどんどん進めています。全国では大きな工事はこのコロナで工事を自粛しているところが多いのですが、新井は工事をそれとはお構いなく処分場を早く完成させようとしています。処分場が完成すれば裁判所も差し止めが出しにくいということをねらっていることがありありとしています。

下記URLは5月の新井の工事現場の写真です。
https://www.facebook.com/100011797576846/videos/963686177367959/

新井綜合.PNG



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水は全ての命の源です おびつ川通信  [産廃処理場]

 「おびつ川通信」松崎恵子さんのエッセーです。   kawakami

 もう一度立ち止まって暮らしを見つめ直すとき

  松崎恵子

 私は38年前にこの地に嫁いできました。何より驚いたのは、山がどんどん崩され、ダンプが毎日ひっきりなしに通ることでした。都市部の開発、海の埋め立てに君津の山砂が最高ということで、山がどんどんなくなっていく状況は今も変わりません。
 山がなくなれば、水が暴れ、ついには豊かな自噴井戸も涸れてしまうでしょう。
若造がいくら訴えても、変な嫁扱いされるばかりでした。緑豊かな地域に住んでいると、それは当たり前のもので、どんなに素晴らしい恩恵に預かっているか、わからなくなるのでしょうか?全て失って、呆然と立ちつくす前に手放すことを破壊することをやめなければ、子々孫々に私達が残すものは負の遺産になってしまいます。

 ゴミの問題も然り、誰かのせいではなく、私の問題として、考え行動しないといけないなと思い直しました。
 私が嫁いだのは稲作農家だったので、家計を譲渡された時点で農薬の使用をやめた農業に切り替えました。家庭で使う洗剤もなるべく川などへの負担のかからない石けんに変えたりしていきました。豊かな里山の循環の輪の中で暮らしていくことが、未来の人々に残す事が出来る最良の財産と考えています。

 今回の水源地への産廃場建設を県が許可したという事実にはもう驚愕、呆然、誰が考えてもおかしいことを、平然とやってのけた県に対して怒りを通り越した感情が火山のように噴火しました。といってもこのような荒ぶる感情は何もいいことはありません。

 ヒトは想像できる生物です。山を崩すことを想像してみれば、山に棲む生き物達はすみかを奪われ命を落とし、もっと小さな昆虫や微生物、生態系は崩される。水は行き場を失い暴れ、最悪、命の水は汚染される。全てを養う植物を根こそぎ切り倒し、自然の大いなる治水ダムを破壊するということがどういうことなのか想像してみれば、私達がどんなものにも替えられない宝を手放していることに気付くのではないでしょうか。無くしてからでは遅いのです。

 美しい夕陽を眺め、木々のそよぎに耳を傾け、清涼な水の流れに足を浸し、子ども達が安心して暮らせること。今、私達はもう一度立ち止まり、自分の暮らしを見つめ直すときに来ているのだろうなあと、誰のせいでもなく自分の問題として、このことに向き合っていきたいなと思っています。
長きに渡り、郷土の清流を守ることに尽力されてきた小櫃川を守る会の方達に敬意を表します。ありがとうございます。
【水は全ての命の源です】県の許可はどう考えてもおかしいです

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