袖ケ浦市議会 9月議会 その④ [議会ウオッチング]
3月議会の焦点は? [議会ウオッチング]
3月議会の焦点は?
3月議会が近づいてきた。まず日程を確認する。
2月14日(水曜日)本会議開会 施政方針 議案の総括的説明
2月15日~20日まで休会
2月21日 本会議委員会付託議案の説明と質疑
2月22日~25日まで休会 議案調査のため 22日には一般質問受付になっている
2月26日 議会運営委員会
2月27日~29日 休会
3月1日 常任委員会討議開催・・・休日を挟んで3月6日まで
3月7日 委員会討議結果報告 8,9,10日休会
3月11日~13日 一般質問(質問者数が15人は出てほしい・議案調査のための休会日は保障されている)
3月14日 予算審査特別委員会議案説明~議案調査のための休会を挟んで
3月18日 予算審査特別委員会
3月22日 本会議 最終議案討議・採決 閉会
さて粕谷市長2期目最初の議会である。重要なことは、市政方針演説とそれに基づく予算案審議である。今期予算案、最大の問題点は次の2点にあると個人的には思っている。
① 北側開発(線路沿い西側稲作地帯浮戸川まで)の開発調査費等の予算はついているのか
② 横田駅周辺開発(江野澤県議の構想)の調査費等の予算はついているのか
政治は別な観点から言えば、税金で徴収した金の配分を、どのように行うか・・ということに帰する…という考え方がある。
上記2点の構想は、かつて、市が提起した「市施行の袖ケ浦駅北側開発」を、住民投票で市民が拒否し廃案となり、その後地権者による土地区画整理組合によって実現に至ったという経緯とダブって見えてくる。
そこで予算書を見てみたくなった。市役所財政課に電話を入れ聞いてみた。
① 本日(9日)各議員に配布されること
② 市民には、2月半ばにはホームぺージ上で公開されること
③ 冊子として欲しい方には1ページコピー代10円として配布可能であること
上記3点がわかった。どのくらいの冊子なのか聞いたら 「170ページほど」とのことである。170ページということを聞き、思わず「ご苦労さまですね」と言ってしまった。そして
ぱちぱちと計算し、びっくりして冊子はあきらめ、ホームページに公開される日を待つことにした。
予算書をしっかり見ると、粕谷市政の姿勢が浮かんでくる。美辞麗句の抽象的公約内容が金額としてあらわれてくる。たまに予算書など見慣れない数字に触れてみるのも、市政に対する見方を確認する意味で有効であろうと思うので、皆さんにもお勧めしたい。
深見三郎 記
3月議会が近づいてきた。まず日程を確認する。
2月14日(水曜日)本会議開会 施政方針 議案の総括的説明
2月15日~20日まで休会
2月21日 本会議委員会付託議案の説明と質疑
2月22日~25日まで休会 議案調査のため 22日には一般質問受付になっている
2月26日 議会運営委員会
2月27日~29日 休会
3月1日 常任委員会討議開催・・・休日を挟んで3月6日まで
3月7日 委員会討議結果報告 8,9,10日休会
3月11日~13日 一般質問(質問者数が15人は出てほしい・議案調査のための休会日は保障されている)
3月14日 予算審査特別委員会議案説明~議案調査のための休会を挟んで
3月18日 予算審査特別委員会
3月22日 本会議 最終議案討議・採決 閉会
さて粕谷市長2期目最初の議会である。重要なことは、市政方針演説とそれに基づく予算案審議である。今期予算案、最大の問題点は次の2点にあると個人的には思っている。
① 北側開発(線路沿い西側稲作地帯浮戸川まで)の開発調査費等の予算はついているのか
② 横田駅周辺開発(江野澤県議の構想)の調査費等の予算はついているのか
政治は別な観点から言えば、税金で徴収した金の配分を、どのように行うか・・ということに帰する…という考え方がある。
上記2点の構想は、かつて、市が提起した「市施行の袖ケ浦駅北側開発」を、住民投票で市民が拒否し廃案となり、その後地権者による土地区画整理組合によって実現に至ったという経緯とダブって見えてくる。
そこで予算書を見てみたくなった。市役所財政課に電話を入れ聞いてみた。
① 本日(9日)各議員に配布されること
② 市民には、2月半ばにはホームぺージ上で公開されること
③ 冊子として欲しい方には1ページコピー代10円として配布可能であること
上記3点がわかった。どのくらいの冊子なのか聞いたら 「170ページほど」とのことである。170ページということを聞き、思わず「ご苦労さまですね」と言ってしまった。そして
ぱちぱちと計算し、びっくりして冊子はあきらめ、ホームページに公開される日を待つことにした。
予算書をしっかり見ると、粕谷市政の姿勢が浮かんでくる。美辞麗句の抽象的公約内容が金額としてあらわれてくる。たまに予算書など見慣れない数字に触れてみるのも、市政に対する見方を確認する意味で有効であろうと思うので、皆さんにもお勧めしたい。
深見三郎 記
袖ケ浦市議会傍聴記 本澤二郎 2 [議会ウオッチング]
<傑作は袖ヶ浦市の「起立」「礼」の号令>
早朝からハンドルを握って県議会委員会傍聴の機会を作ってくれた林地区の区長は、午後は袖ヶ浦市議会の本会議の傍聴にも案内してくれた。途中で水田三喜男や池田淳、今は青木愛を支援する「鈴や」で空腹を補った。
林地区の放射能核汚染ごみ不法投棄問題に蓋をする、やくざ系市長を追及するというY市議の勇気を確認するためだった。30分の時間を有効に使って、市長を追い詰めるかも、というかすかな期待は、あっけなく消えた。
市民・住民は、彼らに生活の糧を与えている無辜の納税者である。
この市議会には、公明党も共産党もいる。林区の関係者は、彼らを現場に案内し、資料も説明も行ってきた。現場では3人が肺がんなどで亡くなっている。11戸の住人の過半数がガンの手術を受けている。その重大な悲劇のことさえ質問をしない。むろん、市当局は因果関係を否定して頬かむりしている。
「やくざ系市長が前向きの答弁はしない」という従来からの姿勢を、この日の市議会本会議でも貫いた。
仰天する事態を見せつけられた。議長が会議の終了を告げた後、起立、礼と叫ぶや、20人の市議がそれに従った。戦前の慣例が今も残っている。即座に「ハマコーの仕業か」と思い浮かんだ。21世紀の地方議会ではなかった。歯車が無知な中学校の生徒会で自らいい気な調子で演じてきたころに逆転した。
<納税者が目撃すれば暴動が起きるかも>
もしも、日本の納税者が市議会・県議会などを傍聴したらどうだろうか。暴動が起きるのではないか、と思ってしまった。
主権者は、都合をつけて議会審議の様子を見学する必要がある。選良たちの討論など行われていない。NHKは国会の様子をしっかりと映像で報道しない。行政・議会が圧力をかけて、可能な限り主権者に見せないようにしているのである。名存実亡の日本民主主義である。
2023年12月14日の千葉県議会と袖ヶ浦市議会の傍聴体験記は、実に貴重なものとなった。
2023年12月15日記(政治評論家)
岸田で内閣支持17%=裏金疑惑で続落、不支持58%―自民支持も2割切る・時事世論調査
日本でまた深刻な放射線汚染問題 原子力汚染水の適切な処理が極めて重要と改めて証明された
中国外交部
この稿終了
早朝からハンドルを握って県議会委員会傍聴の機会を作ってくれた林地区の区長は、午後は袖ヶ浦市議会の本会議の傍聴にも案内してくれた。途中で水田三喜男や池田淳、今は青木愛を支援する「鈴や」で空腹を補った。
林地区の放射能核汚染ごみ不法投棄問題に蓋をする、やくざ系市長を追及するというY市議の勇気を確認するためだった。30分の時間を有効に使って、市長を追い詰めるかも、というかすかな期待は、あっけなく消えた。
市民・住民は、彼らに生活の糧を与えている無辜の納税者である。
この市議会には、公明党も共産党もいる。林区の関係者は、彼らを現場に案内し、資料も説明も行ってきた。現場では3人が肺がんなどで亡くなっている。11戸の住人の過半数がガンの手術を受けている。その重大な悲劇のことさえ質問をしない。むろん、市当局は因果関係を否定して頬かむりしている。
「やくざ系市長が前向きの答弁はしない」という従来からの姿勢を、この日の市議会本会議でも貫いた。
仰天する事態を見せつけられた。議長が会議の終了を告げた後、起立、礼と叫ぶや、20人の市議がそれに従った。戦前の慣例が今も残っている。即座に「ハマコーの仕業か」と思い浮かんだ。21世紀の地方議会ではなかった。歯車が無知な中学校の生徒会で自らいい気な調子で演じてきたころに逆転した。
<納税者が目撃すれば暴動が起きるかも>
もしも、日本の納税者が市議会・県議会などを傍聴したらどうだろうか。暴動が起きるのではないか、と思ってしまった。
主権者は、都合をつけて議会審議の様子を見学する必要がある。選良たちの討論など行われていない。NHKは国会の様子をしっかりと映像で報道しない。行政・議会が圧力をかけて、可能な限り主権者に見せないようにしているのである。名存実亡の日本民主主義である。
2023年12月14日の千葉県議会と袖ヶ浦市議会の傍聴体験記は、実に貴重なものとなった。
2023年12月15日記(政治評論家)
岸田で内閣支持17%=裏金疑惑で続落、不支持58%―自民支持も2割切る・時事世論調査
日本でまた深刻な放射線汚染問題 原子力汚染水の適切な処理が極めて重要と改めて証明された
中国外交部
この稿終了
タグ:本澤二郎 袖ケ浦市議会
千葉県議会傍聴記 1(本澤二郎) [議会ウオッチング]
千葉県議会と袖ケ浦市議会を傍聴された、著名な政治評論家・本澤二郎氏の傍聴感想記が届いた。ご本人の許可を得てブログに2回に分けて掲載させていただく。
本澤二郎の「日本の風景」)
<死んでいた地方議会=千葉県と袖ヶ浦市の閉ざされた議会運営
「自由で開かれた議会運営は民主政治の原点」だが、それが機能していない。立法議会は行政に支配されている。相当の覚悟がないと傍聴も取材も不可能。傍聴席も記者席も机がないという酷い体験をした2023年12月14日の凡人ジャーナリストの思いを記録したい。
午前10時開会の千葉県の環境問題の常任委員会を、この歳になって初めて体験した印象は、きわめて悪い。血税で腹を膨らませている県議は、開会直前に委員会室に飛び込んでくる。審議の資料に目を通す者はいないか少ない。開会後に飛び込んでくるもの、中には欠席者も。
傍聴席の目の前には、巨大な柱が邪魔して委員会室の様子が見えない。県民・住民の扱いがひどく悪い。環境部長が始めに発言すると、あとは県の課長クラスが答弁して、審議らしい審議はない。「挙手多数」という初めて聞く用語に驚く。血税を使用した補正予算案が、ポンポンとエスカレーターに乗せられた荷物のように可決されていく。
共産党や立憲民主党の意見書は審議もしない。ぽいと捨てられる。驚いたことに共産党を名乗る県議は、房総半島がごみ溜めにされているというのに、環境委員会に席がない。
共産党も死んでいる。地方議会も死んでいる。そして永田町の自民党も死んでいる。この国の民主主義が死んでいた!
形だけの傍聴席は数時間も座っていると、腰が痛くなり体をよじりたくなるが、隣席の傍聴者に気まずい思いをさせるので、じっと耐える、耐えなければ傍聴もできない。主権者に対する、納税者に対する議会・行政の扱いは、酷いの一語で切り捨てるほかない。
当初、傍聴は先着順というので、昨日は午前4時に起きて原稿を処理してブログに発信して、8時過ぎに袖ヶ浦市林地区の区長が運転する大きな車に乗って、9時30分ごろ県議会に到着し、やれやれと安心していると、議会担当者が「抽選で決める」と通告してきた。20人以上は席がないというのだ。傍聴人は直前に一室に呼びこまれた。傍聴できるかわからない傍聴希望者に「これするな」の小役人がまとめたらしい禁止事項が書かれた用紙を読ませられるのである。さしずめ羊扱いに声を挙げたくなってしまうが、それでも耐えるしかない。
運よく傍聴人が20人以下だと判明して安堵する凡人ジャーナリストも哀れをかこつ。さすがに言論の府、国会の記者席はたっぷり椅子が用意されているが、この場はがら空きである。悲しいかな机がない。膝の上の資料の隙間にメモするだけだ。衆院と参院の本会議場での記者席しか知らない記者は、2時間余の忍耐に何とか耐えることができたのだが。
<核汚染ごみ投棄回避=原子力マフィアに完全服従の環境行政>
肝心の審議内容だが、委員長と役人の事前の進行調整が完璧で、発言は早口に慣れている。各委員席には立派なマイクが用意されているが、大半がスイッチを入れない。目も前の会話がぼそぼそ声にしか聞こえない。
質問者と答弁する小役人の間だけの対話にうんざり。県政記者会の不見識を露呈していた。なぜ改善しないのか。若者の記者は気付かないのだろうか。与党自民党が主導する委員会だから、質問をする議員はまれだ。甘い甘い質問を聞いてる方はあきれてしまう。
ライフル射撃がどうのこうのという議論に耳を傾けたが、細部については聞けない。見ざる聞かざる話さずの県議会に疲れてしまう、要するに時間の無駄づかいでしかなかった。
衝撃を受けたことは、傍聴者の林地区住人や袖ヶ浦市民団体が強く要望した核汚染ごみ不法投棄疑惑の追及はおろか、それを9年も放置してきた千葉県環境部と歴代知事に対して、質問者の徹底追及はなかった。核も放射能も全く声にならなかった。
やはり原子力ムラどころか、原子力マフィアに屈服した千葉県政そのものを証明した。この思いは林地区や高谷地区の住民のみならず、君津郡市で水と空気の浄化に長年取り組んできた市民運動の大家の共通した思いとなった。 (明日に続く)
本澤二郎の「日本の風景」)
<死んでいた地方議会=千葉県と袖ヶ浦市の閉ざされた議会運営
「自由で開かれた議会運営は民主政治の原点」だが、それが機能していない。立法議会は行政に支配されている。相当の覚悟がないと傍聴も取材も不可能。傍聴席も記者席も机がないという酷い体験をした2023年12月14日の凡人ジャーナリストの思いを記録したい。
午前10時開会の千葉県の環境問題の常任委員会を、この歳になって初めて体験した印象は、きわめて悪い。血税で腹を膨らませている県議は、開会直前に委員会室に飛び込んでくる。審議の資料に目を通す者はいないか少ない。開会後に飛び込んでくるもの、中には欠席者も。
傍聴席の目の前には、巨大な柱が邪魔して委員会室の様子が見えない。県民・住民の扱いがひどく悪い。環境部長が始めに発言すると、あとは県の課長クラスが答弁して、審議らしい審議はない。「挙手多数」という初めて聞く用語に驚く。血税を使用した補正予算案が、ポンポンとエスカレーターに乗せられた荷物のように可決されていく。
共産党や立憲民主党の意見書は審議もしない。ぽいと捨てられる。驚いたことに共産党を名乗る県議は、房総半島がごみ溜めにされているというのに、環境委員会に席がない。
共産党も死んでいる。地方議会も死んでいる。そして永田町の自民党も死んでいる。この国の民主主義が死んでいた!
形だけの傍聴席は数時間も座っていると、腰が痛くなり体をよじりたくなるが、隣席の傍聴者に気まずい思いをさせるので、じっと耐える、耐えなければ傍聴もできない。主権者に対する、納税者に対する議会・行政の扱いは、酷いの一語で切り捨てるほかない。
当初、傍聴は先着順というので、昨日は午前4時に起きて原稿を処理してブログに発信して、8時過ぎに袖ヶ浦市林地区の区長が運転する大きな車に乗って、9時30分ごろ県議会に到着し、やれやれと安心していると、議会担当者が「抽選で決める」と通告してきた。20人以上は席がないというのだ。傍聴人は直前に一室に呼びこまれた。傍聴できるかわからない傍聴希望者に「これするな」の小役人がまとめたらしい禁止事項が書かれた用紙を読ませられるのである。さしずめ羊扱いに声を挙げたくなってしまうが、それでも耐えるしかない。
運よく傍聴人が20人以下だと判明して安堵する凡人ジャーナリストも哀れをかこつ。さすがに言論の府、国会の記者席はたっぷり椅子が用意されているが、この場はがら空きである。悲しいかな机がない。膝の上の資料の隙間にメモするだけだ。衆院と参院の本会議場での記者席しか知らない記者は、2時間余の忍耐に何とか耐えることができたのだが。
<核汚染ごみ投棄回避=原子力マフィアに完全服従の環境行政>
肝心の審議内容だが、委員長と役人の事前の進行調整が完璧で、発言は早口に慣れている。各委員席には立派なマイクが用意されているが、大半がスイッチを入れない。目も前の会話がぼそぼそ声にしか聞こえない。
質問者と答弁する小役人の間だけの対話にうんざり。県政記者会の不見識を露呈していた。なぜ改善しないのか。若者の記者は気付かないのだろうか。与党自民党が主導する委員会だから、質問をする議員はまれだ。甘い甘い質問を聞いてる方はあきれてしまう。
ライフル射撃がどうのこうのという議論に耳を傾けたが、細部については聞けない。見ざる聞かざる話さずの県議会に疲れてしまう、要するに時間の無駄づかいでしかなかった。
衝撃を受けたことは、傍聴者の林地区住人や袖ヶ浦市民団体が強く要望した核汚染ごみ不法投棄疑惑の追及はおろか、それを9年も放置してきた千葉県環境部と歴代知事に対して、質問者の徹底追及はなかった。核も放射能も全く声にならなかった。
やはり原子力ムラどころか、原子力マフィアに屈服した千葉県政そのものを証明した。この思いは林地区や高谷地区の住民のみならず、君津郡市で水と空気の浄化に長年取り組んできた市民運動の大家の共通した思いとなった。 (明日に続く)
敦賀市議会議員・豊田耕一議員のブログ紹介 [議会ウオッチング]
岩井の山の井さんからの紹介です。以下は福井県敦賀市の豊田耕一市議会議員の12月8日のブログです。
本日が3日間におよぶ一般質問の最終日ですが、あと残り6人の議員が登壇すれば、議長と副議長を除いた20名全員の議員が一般質問をすることになります。
あまり意識をしていませんので間違っていたら申し訳ないのですが、私が知り得る限り全員の議員が一般質問をするのは初めてではないでしょうか。
市民の皆さんには「全員が一般質問をするのは当然だ!」と言われそうですが、私自身も一般質問をしないという選択肢はありません。
そこは議員の皆さんそれぞれに事情もあることでしょうし、一般質問を議会毎にしなければならないという決まりもありませんので、議員それぞれの判断ということになるでしょうか。
市民の皆さんの議員に対しての好き嫌い、興味のある一般質問の内容等もそれぞれでしょうが、私自身35回の定例会を経験して感じているのは、なぜか聞きたくなる一般質問というのがあります。
これこそ好き嫌いがあるでしょうが、その議員の話し方に関係なく想いのこもった一般質問が私は好きですし、そんな一般質問だと1時間でも聞き入ってしまいます。
さぁ本日はどのような一般質問が聞けるのでしょうか。皆様にも敦賀市議会の一般質問をご覧いただけましたら幸いです。
◆ 私もこのような記録を書きたいなあ…私は議員ではないから傍聴記録になるけれど、私たちの議会はこんな素晴らしい議会なのだという傍聴記録を書きたいものだ。
今のところ、私たちの議会では、なかなか15人に到達できない。今回も12人。時によっては10人が切れることもある。定員23名だから、21人が登壇できるであろうに・・と思う。勿論、毎回欠かさない方は何人もいらっしゃる。でも4年間の任期で16回も機会はあるのに0~2~3回なんて方がいらっしゃることにあきれてしまうのだ。そういう方は早々に退陣されることをお勧めする。
kawakami
本日が3日間におよぶ一般質問の最終日ですが、あと残り6人の議員が登壇すれば、議長と副議長を除いた20名全員の議員が一般質問をすることになります。
あまり意識をしていませんので間違っていたら申し訳ないのですが、私が知り得る限り全員の議員が一般質問をするのは初めてではないでしょうか。
市民の皆さんには「全員が一般質問をするのは当然だ!」と言われそうですが、私自身も一般質問をしないという選択肢はありません。
そこは議員の皆さんそれぞれに事情もあることでしょうし、一般質問を議会毎にしなければならないという決まりもありませんので、議員それぞれの判断ということになるでしょうか。
市民の皆さんの議員に対しての好き嫌い、興味のある一般質問の内容等もそれぞれでしょうが、私自身35回の定例会を経験して感じているのは、なぜか聞きたくなる一般質問というのがあります。
これこそ好き嫌いがあるでしょうが、その議員の話し方に関係なく想いのこもった一般質問が私は好きですし、そんな一般質問だと1時間でも聞き入ってしまいます。
さぁ本日はどのような一般質問が聞けるのでしょうか。皆様にも敦賀市議会の一般質問をご覧いただけましたら幸いです。
◆ 私もこのような記録を書きたいなあ…私は議員ではないから傍聴記録になるけれど、私たちの議会はこんな素晴らしい議会なのだという傍聴記録を書きたいものだ。
今のところ、私たちの議会では、なかなか15人に到達できない。今回も12人。時によっては10人が切れることもある。定員23名だから、21人が登壇できるであろうに・・と思う。勿論、毎回欠かさない方は何人もいらっしゃる。でも4年間の任期で16回も機会はあるのに0~2~3回なんて方がいらっしゃることにあきれてしまうのだ。そういう方は早々に退陣されることをお勧めする。
kawakami
タグ:敦賀市議会 全員登壇
署名運動・袖ケ浦市議会一般質問 [議会ウオッチング]
◎ 岩井の山の井さん特報
◆ 署名活動をしている冨山国保病院と地域医療を守る会の役員より、署名数が1万7千人に到達の話をお昼過ぎに。> そのあと16時に、存じている議員の方からの連絡が。
> 南房総市議会の本会議質問などのその日の日程終了後の全員協議会の場面で石井市長より、>
> 冨山国保病院の病床移転の計画は一旦白紙とする すごい迫力!!
◆ 袖ケ浦市議会一般質問登壇者12名 なかなか12名の壁は破れない。12名の皆さんご奮闘に拍手、議長・副議長を除く他の議員様。居眠りをなさいませぬよう念のため・・・。
1 塚本 幸子 12月14日(木) 午前10時30分頃
2 稲毛 茂徳 12月14日(木) 午後1時15分頃
3 吉岡 淳一 12月14日(木) 午後2時15分頃
4 木村 淑子 12月15日(金) 午前9時30分頃
5 笹生 猛 12月15日(金) 午前10時30分頃
6 佐藤 麗子 12月15日(金) 午後1時15分頃
7 励波 久子 12月15日(金) 午後2時15分頃
8 緒方 妙子 12月15日(金) 午後3時15分頃
9 篠﨑 典之 12月18日(月) 午前9時30分頃
10 伊東 章良 12月18日(月) 午前10時30分頃
11 佐藤 博文 12月18日(月) 午後1時15分頃
12 根本 駿輔 12月18日(月) 午後2時15分頃
タグ:署名運動 一般質問
「議員の原稿を職員が書く。 なぜ?」2 [議会ウオッチング]
笹生猛議員のブログその2です。
袖ケ浦市議会だけではなく、「議員センセイ」となってしまうと「当たり前のことが見えなくなる」という事象はよくあると思います。
職員も「議員センセイにしておく」ことの方が楽なのではないかと思うことは時々あります。そしいて議員自身「センセイ」と言われることの方が心地良いと感じるだろうと思うことはよくあります。
その延長線で「議員と執行部の利害が一致した」ことが長らくこの悪弊が存在し続けた理由ではないかと考えます。
今回の件、袖ケ浦市市議会としては「何やってるんだ」と言われると思いますが、議会の異常が一つ解消したので良かったと思います。
ブログもYouTubeも記憶がホットな時に作ったので見てください。
チョット踏み込んでいると思います。
政治家は選挙の時だけは否応なしに晒されますが、それじゃダメなんですよ。
多くの政治家は「選挙を乗り越えれば・・・」ってのがあります。政治家にとって選挙とは「有権者との対話と共有の機会ではなく、乗り越える試練」なのです。
政治家の間違った感覚を質せるのは主権者なので、政治家を甘やかさないでください。
(おわり)
袖ケ浦市議会だけではなく、「議員センセイ」となってしまうと「当たり前のことが見えなくなる」という事象はよくあると思います。
職員も「議員センセイにしておく」ことの方が楽なのではないかと思うことは時々あります。そしいて議員自身「センセイ」と言われることの方が心地良いと感じるだろうと思うことはよくあります。
その延長線で「議員と執行部の利害が一致した」ことが長らくこの悪弊が存在し続けた理由ではないかと考えます。
今回の件、袖ケ浦市市議会としては「何やってるんだ」と言われると思いますが、議会の異常が一つ解消したので良かったと思います。
ブログもYouTubeも記憶がホットな時に作ったので見てください。
チョット踏み込んでいると思います。
政治家は選挙の時だけは否応なしに晒されますが、それじゃダメなんですよ。
多くの政治家は「選挙を乗り越えれば・・・」ってのがあります。政治家にとって選挙とは「有権者との対話と共有の機会ではなく、乗り越える試練」なのです。
政治家の間違った感覚を質せるのは主権者なので、政治家を甘やかさないでください。
(おわり)
タグ:センセイ 議会の異常
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」 [議会ウオッチング]
笹生猛議員は とうにこのことにつて気付いておられた。今回このことに触れての記事をご自分のブルグに書かれていらっしゃるので、ご本人のご了承を得て掲載させていただく。 かわかみ
本日(2023年10月10日)の18時からNHKの「首都圏ネットワーク」の中で“地方議会のリアル”に袖ケ浦市議会が取り上げられました。
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~に取り上げられました。
発端は2023年9月7日付の朝日新聞千葉版に“市議の「賛成討論」市側が作成と報じられたことでした。
この件に関しては
2023年9月7日のワタシのブログ「令和5年9月7日(水)の朝日新聞千葉版に」とYouTube「令和5年9月7日の朝日新聞千葉版『長年の悪弊をやめました』」でも報告をしています。
今回の経緯にかしては、ブログとYouTubeをご確認いただければ、様子がもう少し詳しく分かると思います。
概要はNHKの記事にある通りです。ある通りですが、「今の議員は『議員就任当初から既に賛成討論はセットであった』」というので、「これが普通」と感じていたのではと思います。
ただ、自分自身が議会と議員としての認識が深まるにつけて「オカシイ」と思い始めたのです。今回の賛成討論を止めるにあたり「議員間に認識の差があった」と感じています。
イチバンは「オカシイことがオカシイと認識できない」ということなのです。この認識できない理由や背景はイロイロあると思いますが、「オカシイと議会が共有すること」が必要であったと感じます。
(つづく)
本日(2023年10月10日)の18時からNHKの「首都圏ネットワーク」の中で“地方議会のリアル”に袖ケ浦市議会が取り上げられました。
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~に取り上げられました。
発端は2023年9月7日付の朝日新聞千葉版に“市議の「賛成討論」市側が作成と報じられたことでした。
この件に関しては
2023年9月7日のワタシのブログ「令和5年9月7日(水)の朝日新聞千葉版に」とYouTube「令和5年9月7日の朝日新聞千葉版『長年の悪弊をやめました』」でも報告をしています。
今回の経緯にかしては、ブログとYouTubeをご確認いただければ、様子がもう少し詳しく分かると思います。
概要はNHKの記事にある通りです。ある通りですが、「今の議員は『議員就任当初から既に賛成討論はセットであった』」というので、「これが普通」と感じていたのではと思います。
ただ、自分自身が議会と議員としての認識が深まるにつけて「オカシイ」と思い始めたのです。今回の賛成討論を止めるにあたり「議員間に認識の差があった」と感じています。
イチバンは「オカシイことがオカシイと認識できない」ということなのです。この認識できない理由や背景はイロイロあると思いますが、「オカシイと議会が共有すること」が必要であったと感じます。
(つづく)
NHK首都圏ナビWebリポート 2 [議会ウオッチング]
(昨日からの続き)
◆ いったいいつから
…
ここまでの取材で、市側が作成する「参考資料」と議員の討論が一致していることは確認できました。
それにしても、こうした市側と議会の“慣習”はいつから始まったのでしょうか。
双方に確認したところ「長年続いているが、何年前から始まったのか記録がなく、はっきりしない」
ということでした。
そこで、袖ケ浦市の元幹部や元市議会議員など過去を知る関係者をあたりました。すると、少なくとも30年以上前から「慣例」として続いていることが分かりました。
そう証言した関係者の証言です。
◆ 2度のチャンスは生かされず
さらに、新たな事実も明らかになりました。
これまでに少なくとも2度、この「慣例」を問題視する声があがっていたというのです。
1つ目はおよそ15年前、市長に直接市民が意見を届ける「目安箱」に「市側が書いた賛成討論の原稿を議員がそのまま読んでいないか」という投書があったことでした。
2つ目は10年前、市議会の改革について話し合う特別委員会で、新人議員から「賛成討論の紙が議会事務局から回ってくる。こんなのはやめるべきだ」との意見が出されたということです。
しかし、いずれの機会においても、市や議会で問題視する動きが広がることがなく「慣例」が変わることがありませんでした。
◆ 議長に直撃 すると
私たちは取材で明らかになったことを踏まえて、袖ケ浦市議会の榎本雅司議長に問いました。すると、こんな答えが返ってきました。
袖ケ浦市議会 榎本雅司 議長
「私は市議会議員を5期務めているが、議会のほうから要請して原稿をもらっていたという認識をちょっと私は持ってなかった。しかし、一部の議員からそういうことがあるんじゃなかろうかということの疑念がありまして、モヤモヤ感が継続しているのはよろしくないと思いまして、議会の各会派の代表者による会議を開いて話し合うことにしました。
その結果、議会と執行部という二元代表制の中で、誤解を招くようなことをするよりも、自分たちで今まで以上に切磋琢磨するやり方にした方がいいんじゃないかとなり、9月の本会議からは参考資料の受け取りをやめました。誤解が続きますと、市民感情として、議会は何をやっているんだという不信感になりますから、こういうものは払拭していかないといけない」
榎本議長によると、誤解を招くおそれがあるため、9月の議会から、市側からの「参考資料」の受け取りをやめたということでした。
ただ、職員から資料をもらうこと自体は、議員活動をする上で必要だと付け加えました。
「執行部の議案の提出の根拠を理解しないといけないので、そこはある程度、議員各位の権利として認めてあげないといけない。賛成討論する場合、執行部と同じ方向になるということはある。確かに、端から見れば、これは同じじゃないかと見られるということはあると思う」
今回、長年続いた「慣例」を議会が終わらせたことについて、ある現職市議は
「この慣例はおかしいと感じる議員は何人もいたが、これまで具体的に動くことはできなかった。それが、市民団体が調査しているということをきっかけに、議会がみずから変わらないといけないとなり、やめようということになった」
と話していました。
少なくとも30年来の慣例が、ようやくとはいえ見直されることになったことは一歩前進といえるかと思います。それにしても、どうして「慣例」が続いたのでしょうか。
地方議会に詳しい専門家に聞きました。
◆ 東北大学大学院 河村和徳准教授
「原稿の代筆は執行部と議会側の両方にメリットがあります。市の執行部側は議会で意思決定してもらわないと政策を進めることができない。議案を可決するにあたっては、議会で議員に討論してもらって、審議の体裁を整えないといけないので、原稿を準備して議員側に手渡していると考えられる。
一方、議員側も原稿を用意してもらうと原稿作成の手間が省けるというメリットがある。特に、今の地方行政は、問題が多様化・複雑化しており専門的な知識が必要になっているが、専門知識が不十分な議員からすれば、原稿を代筆してもらえれば助かるとなる。ただ、このような「慣例」が続けば、議員が自治体の政策を厳しく追及できなくなり、結果的に、住民の不利益につながる」
◆ みなさんの意見や情報をお寄せください
このような自治体と議会のいわば「助け合い」のような構図について、河村氏は、議員のなり手が少ない傾向がある小規模な議会や、首長と議会がオール与党といった与野党対立のない議会で、起こりやすいといいます。
実際、私もこれまでの地方議会の取材の中で、何度もうわさを聞いたことがありました。中には「質問文」でさえ、職員に作らせているといった話もありました。
みなさんがお住まいの自治体ではいかがでしょうか?
地方自治法には、地方議員の職務について、こう書かれています。
「議会の権限の適切な行使に資するため、普通地方公共団体の議会の議員は、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない」
「地方議会のリアル」では、引き続き、この問題について取材を続けます。皆さんが日頃、議会について思うこと、または経験したことを、こちらまでお寄せください。
(以上、眞野さんのレポートです。月曜日午後6時からのNHK関東圏ニュースにこのような記事があることを知りませんでした。眞野さん頑張ってください)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20231010a.html
◆ いったいいつから
…
ここまでの取材で、市側が作成する「参考資料」と議員の討論が一致していることは確認できました。
それにしても、こうした市側と議会の“慣習”はいつから始まったのでしょうか。
双方に確認したところ「長年続いているが、何年前から始まったのか記録がなく、はっきりしない」
ということでした。
そこで、袖ケ浦市の元幹部や元市議会議員など過去を知る関係者をあたりました。すると、少なくとも30年以上前から「慣例」として続いていることが分かりました。
そう証言した関係者の証言です。
◆ 2度のチャンスは生かされず
さらに、新たな事実も明らかになりました。
これまでに少なくとも2度、この「慣例」を問題視する声があがっていたというのです。
1つ目はおよそ15年前、市長に直接市民が意見を届ける「目安箱」に「市側が書いた賛成討論の原稿を議員がそのまま読んでいないか」という投書があったことでした。
2つ目は10年前、市議会の改革について話し合う特別委員会で、新人議員から「賛成討論の紙が議会事務局から回ってくる。こんなのはやめるべきだ」との意見が出されたということです。
しかし、いずれの機会においても、市や議会で問題視する動きが広がることがなく「慣例」が変わることがありませんでした。
◆ 議長に直撃 すると
私たちは取材で明らかになったことを踏まえて、袖ケ浦市議会の榎本雅司議長に問いました。すると、こんな答えが返ってきました。
袖ケ浦市議会 榎本雅司 議長
「私は市議会議員を5期務めているが、議会のほうから要請して原稿をもらっていたという認識をちょっと私は持ってなかった。しかし、一部の議員からそういうことがあるんじゃなかろうかということの疑念がありまして、モヤモヤ感が継続しているのはよろしくないと思いまして、議会の各会派の代表者による会議を開いて話し合うことにしました。
その結果、議会と執行部という二元代表制の中で、誤解を招くようなことをするよりも、自分たちで今まで以上に切磋琢磨するやり方にした方がいいんじゃないかとなり、9月の本会議からは参考資料の受け取りをやめました。誤解が続きますと、市民感情として、議会は何をやっているんだという不信感になりますから、こういうものは払拭していかないといけない」
榎本議長によると、誤解を招くおそれがあるため、9月の議会から、市側からの「参考資料」の受け取りをやめたということでした。
ただ、職員から資料をもらうこと自体は、議員活動をする上で必要だと付け加えました。
「執行部の議案の提出の根拠を理解しないといけないので、そこはある程度、議員各位の権利として認めてあげないといけない。賛成討論する場合、執行部と同じ方向になるということはある。確かに、端から見れば、これは同じじゃないかと見られるということはあると思う」
今回、長年続いた「慣例」を議会が終わらせたことについて、ある現職市議は
「この慣例はおかしいと感じる議員は何人もいたが、これまで具体的に動くことはできなかった。それが、市民団体が調査しているということをきっかけに、議会がみずから変わらないといけないとなり、やめようということになった」
と話していました。
少なくとも30年来の慣例が、ようやくとはいえ見直されることになったことは一歩前進といえるかと思います。それにしても、どうして「慣例」が続いたのでしょうか。
地方議会に詳しい専門家に聞きました。
◆ 東北大学大学院 河村和徳准教授
「原稿の代筆は執行部と議会側の両方にメリットがあります。市の執行部側は議会で意思決定してもらわないと政策を進めることができない。議案を可決するにあたっては、議会で議員に討論してもらって、審議の体裁を整えないといけないので、原稿を準備して議員側に手渡していると考えられる。
一方、議員側も原稿を用意してもらうと原稿作成の手間が省けるというメリットがある。特に、今の地方行政は、問題が多様化・複雑化しており専門的な知識が必要になっているが、専門知識が不十分な議員からすれば、原稿を代筆してもらえれば助かるとなる。ただ、このような「慣例」が続けば、議員が自治体の政策を厳しく追及できなくなり、結果的に、住民の不利益につながる」
◆ みなさんの意見や情報をお寄せください
このような自治体と議会のいわば「助け合い」のような構図について、河村氏は、議員のなり手が少ない傾向がある小規模な議会や、首長と議会がオール与党といった与野党対立のない議会で、起こりやすいといいます。
実際、私もこれまでの地方議会の取材の中で、何度もうわさを聞いたことがありました。中には「質問文」でさえ、職員に作らせているといった話もありました。
みなさんがお住まいの自治体ではいかがでしょうか?
地方自治法には、地方議員の職務について、こう書かれています。
「議会の権限の適切な行使に資するため、普通地方公共団体の議会の議員は、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない」
「地方議会のリアル」では、引き続き、この問題について取材を続けます。皆さんが日頃、議会について思うこと、または経験したことを、こちらまでお寄せください。
(以上、眞野さんのレポートです。月曜日午後6時からのNHK関東圏ニュースにこのような記事があることを知りませんでした。眞野さん頑張ってください)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20231010a.html
タグ:慣例 代筆 住民の不利益
NHK首都圏ナビWebリポート 1 [議会ウオッチング]
10月10日NHK午後6時からの首都圏ナビで袖ケ浦市議会のニュースが報道された。若手記者眞野敏幸さんのレポートである。この報道を見た方も多数いらっしゃると思うがWebニュースには詳細に眞野さんのレポートが掲載されている。今日はそのレポートを紹介する。長いので2回に分けえの連載。その次にはこのことにかかわっての笹生猛議員のブログの紹介と続く。とっくりとご覧ください。
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~
地方議会のリアル(7)
地方議員は、地域の声を拾い上げ、議会を通して行政に反映させるのが仕事です。ただ、その議員が議会で読み上げる原稿を職員が書いていたとしたらどうでしょう?このような事例が、千葉県の袖ケ浦市議会で発覚しました。一体どうしてなのか、取材しました。
(首都圏局/記者 眞野敏幸)
今回の取材は9月に朝日新聞が掲載した記事がきっかけでした。千葉県の袖ケ浦市議会で、議員が議会で発言する「賛成討論」の原稿を、市側から提供されていたという内容です。
議会では、議案が採決される前に、議員が賛成または反対の立場にたって演説することがあります。賛成の立場で演説する場合は「賛成討論」といい、通常原稿は議員が自ら準備します。しかし、今回はそれを市側が作成したというのです。
まずは、袖ケ浦市に事実関係を問い合わせました。すると、市側は「議会から要請を受けて、議員が賛成討論を作成するための参考資料として提供しました」と回答。ただ、原稿を渡しているのでなく、あくまで参考資料なので、どのように使うかは議員の判断ということでした。そうなると、やはり「参考資料」の具体的な中身が知りたいところです。
そこで、長年、袖ケ浦市政をチェックしている市民団体と接触しました。すでに情報公開請求により「参考資料」を入手していると聞いたからです。
情報公開を請求した理由がまたふるっていました。市民団体のメンバーが、市議会議員から「『賛成討論』の原稿は天から降ってくる」とのうわさを聞いたからだというのです。
これが、団体から見せてもらった参考資料です。
「私は議案○○について、賛成の討論をいたします・・・」という書き出しから、まさに原稿そのものに見えました。読みやすいようにするためなのか、文字のサイズも大きく、ふりがながついている文書もありました。
ただ、これだけではまだこの資料が実際に討論に使われたと言い切ることはできません。そこで、私たちはインターネットで公表されていた袖ケ浦市議会の会議録と参考資料とを比較することにしました。
これは、2021年の3月に開かれた議会で、ある議員が発言した賛成討論の記録です。
その会議録と、議会前に議員に提供された参考資料を比較したところと、何とすべての文章が一致したのです。「大宗を占める」のような、普段の会話で使う機会は少ないと思われる言葉もあります。(ちなみに「大宗」という言葉を辞書で調べてみたら、「物事のおおもと。特に、芸術の方面で権威ある大家」といった記述がみられました)
念のため、のべ21人の議員の賛成討論についても会議録と比較しましたが、19人の賛成討論が、ほぼ同一の内容でした。一部文書を入れ替えたり、書き足したりしているものもありましたが、参考資料と大きく異なったものはありませんでした。(明日に続く)
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~
地方議会のリアル(7)
地方議員は、地域の声を拾い上げ、議会を通して行政に反映させるのが仕事です。ただ、その議員が議会で読み上げる原稿を職員が書いていたとしたらどうでしょう?このような事例が、千葉県の袖ケ浦市議会で発覚しました。一体どうしてなのか、取材しました。
(首都圏局/記者 眞野敏幸)
今回の取材は9月に朝日新聞が掲載した記事がきっかけでした。千葉県の袖ケ浦市議会で、議員が議会で発言する「賛成討論」の原稿を、市側から提供されていたという内容です。
議会では、議案が採決される前に、議員が賛成または反対の立場にたって演説することがあります。賛成の立場で演説する場合は「賛成討論」といい、通常原稿は議員が自ら準備します。しかし、今回はそれを市側が作成したというのです。
まずは、袖ケ浦市に事実関係を問い合わせました。すると、市側は「議会から要請を受けて、議員が賛成討論を作成するための参考資料として提供しました」と回答。ただ、原稿を渡しているのでなく、あくまで参考資料なので、どのように使うかは議員の判断ということでした。そうなると、やはり「参考資料」の具体的な中身が知りたいところです。
そこで、長年、袖ケ浦市政をチェックしている市民団体と接触しました。すでに情報公開請求により「参考資料」を入手していると聞いたからです。
情報公開を請求した理由がまたふるっていました。市民団体のメンバーが、市議会議員から「『賛成討論』の原稿は天から降ってくる」とのうわさを聞いたからだというのです。
これが、団体から見せてもらった参考資料です。
「私は議案○○について、賛成の討論をいたします・・・」という書き出しから、まさに原稿そのものに見えました。読みやすいようにするためなのか、文字のサイズも大きく、ふりがながついている文書もありました。
ただ、これだけではまだこの資料が実際に討論に使われたと言い切ることはできません。そこで、私たちはインターネットで公表されていた袖ケ浦市議会の会議録と参考資料とを比較することにしました。
これは、2021年の3月に開かれた議会で、ある議員が発言した賛成討論の記録です。
その会議録と、議会前に議員に提供された参考資料を比較したところと、何とすべての文章が一致したのです。「大宗を占める」のような、普段の会話で使う機会は少ないと思われる言葉もあります。(ちなみに「大宗」という言葉を辞書で調べてみたら、「物事のおおもと。特に、芸術の方面で権威ある大家」といった記述がみられました)
念のため、のべ21人の議員の賛成討論についても会議録と比較しましたが、19人の賛成討論が、ほぼ同一の内容でした。一部文書を入れ替えたり、書き足したりしているものもありましたが、参考資料と大きく異なったものはありませんでした。(明日に続く)
政務活動費・今年の袖ケ浦議会は? [議会ウオッチング]
開かれた議会とは [議会ウオッチング]
開かれた議会とは 山ノ井さんからのメールです。
先日、神奈川県の真鶴町議会の全員協議会が動画で公開する話題を伝えたと思います。
なんと、その上ではありませんが。
東京の小金井市議会の動画サイトがありますが、本会議、常任委員会、特別委員会、さらに全員協議会が動画で見ることができるようです。びっくりです。
安房4市町、大網白里市の各議会が、YouTubeで本会議の模様が見ることができますが、小金井市議会のように、ここまでやってほしいです。
ついでに、かずさ水道や三芳水道の一部事務組合や広域連合の議会もです。あらぬ不信感を生まない意味でも。
◆ 袖ケ浦市議会の次は、全員協議会の公開ですね。市民に秘密で話し合わねばならぬことなんてあるのでしょうかね。秘密堅持の議員さんの話も伝わってきています。 kawakami
先日、神奈川県の真鶴町議会の全員協議会が動画で公開する話題を伝えたと思います。
なんと、その上ではありませんが。
東京の小金井市議会の動画サイトがありますが、本会議、常任委員会、特別委員会、さらに全員協議会が動画で見ることができるようです。びっくりです。
安房4市町、大網白里市の各議会が、YouTubeで本会議の模様が見ることができますが、小金井市議会のように、ここまでやってほしいです。
ついでに、かずさ水道や三芳水道の一部事務組合や広域連合の議会もです。あらぬ不信感を生まない意味でも。
◆ 袖ケ浦市議会の次は、全員協議会の公開ですね。市民に秘密で話し合わねばならぬことなんてあるのでしょうかね。秘密堅持の議員さんの話も伝わってきています。 kawakami
タグ:全員協議会 動画 公開
袖ヶ浦市議会一般質問傍聴記 5 [議会ウオッチング]
稲毛茂徳議員は、粕谷市長4年間の総括的観点から2点に絞っての質問であった。
① 台風災害復活と、初めての経験であるコロナ禍への対応。
② 「住みよいまち」「便利なまち」「育てるまち」「安全なまち」についての実績は
粕谷市長は上記の観点についての取り組みの実態を、財政面も含めて、述べてくれたが、残念ながら
最終年の、ふたつの課題については一切触れることはなかった。
一つは公民館の市長部局への管轄移行の問題。もう一つは、「地域包括支援センター」の民間委託の問題である。なぜこのことに触れなかったのか不思議に思われた。
初めての4年間である。即決、即断できないことは多々あったであろうことはよくわかるが、それが最後の4年目になって、驚くような、通常の政策づくりの常識を破っての独断政治に移行した。
粕谷市政の背後に、何らかの力が加わったものと思わざるを得ない。稲毛議員の質問も、この点に触れることはなかった。
10月1日付の新聞各紙に、私達は袖ケ浦市長選並びに、粕谷市政の危険性について市民の皆さんへの訴えも含めたチラシをお届けする。是非目を通していただきたい。政治への無関心は、自分で自分の首を絞めるようなものであることをお互い考えあいたいものである。以上傍聴記とする。
kawakami
① 台風災害復活と、初めての経験であるコロナ禍への対応。
② 「住みよいまち」「便利なまち」「育てるまち」「安全なまち」についての実績は
粕谷市長は上記の観点についての取り組みの実態を、財政面も含めて、述べてくれたが、残念ながら
最終年の、ふたつの課題については一切触れることはなかった。
一つは公民館の市長部局への管轄移行の問題。もう一つは、「地域包括支援センター」の民間委託の問題である。なぜこのことに触れなかったのか不思議に思われた。
初めての4年間である。即決、即断できないことは多々あったであろうことはよくわかるが、それが最後の4年目になって、驚くような、通常の政策づくりの常識を破っての独断政治に移行した。
粕谷市政の背後に、何らかの力が加わったものと思わざるを得ない。稲毛議員の質問も、この点に触れることはなかった。
10月1日付の新聞各紙に、私達は袖ケ浦市長選並びに、粕谷市政の危険性について市民の皆さんへの訴えも含めたチラシをお届けする。是非目を通していただきたい。政治への無関心は、自分で自分の首を絞めるようなものであることをお互い考えあいたいものである。以上傍聴記とする。
kawakami