「議員の原稿を職員が書く。 なぜ?」2 [議会ウオッチング]
笹生猛議員のブログその2です。
袖ケ浦市議会だけではなく、「議員センセイ」となってしまうと「当たり前のことが見えなくなる」という事象はよくあると思います。
職員も「議員センセイにしておく」ことの方が楽なのではないかと思うことは時々あります。そしいて議員自身「センセイ」と言われることの方が心地良いと感じるだろうと思うことはよくあります。
その延長線で「議員と執行部の利害が一致した」ことが長らくこの悪弊が存在し続けた理由ではないかと考えます。
今回の件、袖ケ浦市市議会としては「何やってるんだ」と言われると思いますが、議会の異常が一つ解消したので良かったと思います。
ブログもYouTubeも記憶がホットな時に作ったので見てください。
チョット踏み込んでいると思います。
政治家は選挙の時だけは否応なしに晒されますが、それじゃダメなんですよ。
多くの政治家は「選挙を乗り越えれば・・・」ってのがあります。政治家にとって選挙とは「有権者との対話と共有の機会ではなく、乗り越える試練」なのです。
政治家の間違った感覚を質せるのは主権者なので、政治家を甘やかさないでください。
(おわり)
袖ケ浦市議会だけではなく、「議員センセイ」となってしまうと「当たり前のことが見えなくなる」という事象はよくあると思います。
職員も「議員センセイにしておく」ことの方が楽なのではないかと思うことは時々あります。そしいて議員自身「センセイ」と言われることの方が心地良いと感じるだろうと思うことはよくあります。
その延長線で「議員と執行部の利害が一致した」ことが長らくこの悪弊が存在し続けた理由ではないかと考えます。
今回の件、袖ケ浦市市議会としては「何やってるんだ」と言われると思いますが、議会の異常が一つ解消したので良かったと思います。
ブログもYouTubeも記憶がホットな時に作ったので見てください。
チョット踏み込んでいると思います。
政治家は選挙の時だけは否応なしに晒されますが、それじゃダメなんですよ。
多くの政治家は「選挙を乗り越えれば・・・」ってのがあります。政治家にとって選挙とは「有権者との対話と共有の機会ではなく、乗り越える試練」なのです。
政治家の間違った感覚を質せるのは主権者なので、政治家を甘やかさないでください。
(おわり)
タグ:センセイ 議会の異常
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」 [議会ウオッチング]
笹生猛議員は とうにこのことにつて気付いておられた。今回このことに触れての記事をご自分のブルグに書かれていらっしゃるので、ご本人のご了承を得て掲載させていただく。 かわかみ
本日(2023年10月10日)の18時からNHKの「首都圏ネットワーク」の中で“地方議会のリアル”に袖ケ浦市議会が取り上げられました。
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~に取り上げられました。
発端は2023年9月7日付の朝日新聞千葉版に“市議の「賛成討論」市側が作成と報じられたことでした。
この件に関しては
2023年9月7日のワタシのブログ「令和5年9月7日(水)の朝日新聞千葉版に」とYouTube「令和5年9月7日の朝日新聞千葉版『長年の悪弊をやめました』」でも報告をしています。
今回の経緯にかしては、ブログとYouTubeをご確認いただければ、様子がもう少し詳しく分かると思います。
概要はNHKの記事にある通りです。ある通りですが、「今の議員は『議員就任当初から既に賛成討論はセットであった』」というので、「これが普通」と感じていたのではと思います。
ただ、自分自身が議会と議員としての認識が深まるにつけて「オカシイ」と思い始めたのです。今回の賛成討論を止めるにあたり「議員間に認識の差があった」と感じています。
イチバンは「オカシイことがオカシイと認識できない」ということなのです。この認識できない理由や背景はイロイロあると思いますが、「オカシイと議会が共有すること」が必要であったと感じます。
(つづく)
本日(2023年10月10日)の18時からNHKの「首都圏ネットワーク」の中で“地方議会のリアル”に袖ケ浦市議会が取り上げられました。
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~に取り上げられました。
発端は2023年9月7日付の朝日新聞千葉版に“市議の「賛成討論」市側が作成と報じられたことでした。
この件に関しては
2023年9月7日のワタシのブログ「令和5年9月7日(水)の朝日新聞千葉版に」とYouTube「令和5年9月7日の朝日新聞千葉版『長年の悪弊をやめました』」でも報告をしています。
今回の経緯にかしては、ブログとYouTubeをご確認いただければ、様子がもう少し詳しく分かると思います。
概要はNHKの記事にある通りです。ある通りですが、「今の議員は『議員就任当初から既に賛成討論はセットであった』」というので、「これが普通」と感じていたのではと思います。
ただ、自分自身が議会と議員としての認識が深まるにつけて「オカシイ」と思い始めたのです。今回の賛成討論を止めるにあたり「議員間に認識の差があった」と感じています。
イチバンは「オカシイことがオカシイと認識できない」ということなのです。この認識できない理由や背景はイロイロあると思いますが、「オカシイと議会が共有すること」が必要であったと感じます。
(つづく)
NHK首都圏ナビWebリポート 2 [議会ウオッチング]
(昨日からの続き)
◆ いったいいつから
…
ここまでの取材で、市側が作成する「参考資料」と議員の討論が一致していることは確認できました。
それにしても、こうした市側と議会の“慣習”はいつから始まったのでしょうか。
双方に確認したところ「長年続いているが、何年前から始まったのか記録がなく、はっきりしない」
ということでした。
そこで、袖ケ浦市の元幹部や元市議会議員など過去を知る関係者をあたりました。すると、少なくとも30年以上前から「慣例」として続いていることが分かりました。
そう証言した関係者の証言です。
◆ 2度のチャンスは生かされず
さらに、新たな事実も明らかになりました。
これまでに少なくとも2度、この「慣例」を問題視する声があがっていたというのです。
1つ目はおよそ15年前、市長に直接市民が意見を届ける「目安箱」に「市側が書いた賛成討論の原稿を議員がそのまま読んでいないか」という投書があったことでした。
2つ目は10年前、市議会の改革について話し合う特別委員会で、新人議員から「賛成討論の紙が議会事務局から回ってくる。こんなのはやめるべきだ」との意見が出されたということです。
しかし、いずれの機会においても、市や議会で問題視する動きが広がることがなく「慣例」が変わることがありませんでした。
◆ 議長に直撃 すると
私たちは取材で明らかになったことを踏まえて、袖ケ浦市議会の榎本雅司議長に問いました。すると、こんな答えが返ってきました。
袖ケ浦市議会 榎本雅司 議長
「私は市議会議員を5期務めているが、議会のほうから要請して原稿をもらっていたという認識をちょっと私は持ってなかった。しかし、一部の議員からそういうことがあるんじゃなかろうかということの疑念がありまして、モヤモヤ感が継続しているのはよろしくないと思いまして、議会の各会派の代表者による会議を開いて話し合うことにしました。
その結果、議会と執行部という二元代表制の中で、誤解を招くようなことをするよりも、自分たちで今まで以上に切磋琢磨するやり方にした方がいいんじゃないかとなり、9月の本会議からは参考資料の受け取りをやめました。誤解が続きますと、市民感情として、議会は何をやっているんだという不信感になりますから、こういうものは払拭していかないといけない」
榎本議長によると、誤解を招くおそれがあるため、9月の議会から、市側からの「参考資料」の受け取りをやめたということでした。
ただ、職員から資料をもらうこと自体は、議員活動をする上で必要だと付け加えました。
「執行部の議案の提出の根拠を理解しないといけないので、そこはある程度、議員各位の権利として認めてあげないといけない。賛成討論する場合、執行部と同じ方向になるということはある。確かに、端から見れば、これは同じじゃないかと見られるということはあると思う」
今回、長年続いた「慣例」を議会が終わらせたことについて、ある現職市議は
「この慣例はおかしいと感じる議員は何人もいたが、これまで具体的に動くことはできなかった。それが、市民団体が調査しているということをきっかけに、議会がみずから変わらないといけないとなり、やめようということになった」
と話していました。
少なくとも30年来の慣例が、ようやくとはいえ見直されることになったことは一歩前進といえるかと思います。それにしても、どうして「慣例」が続いたのでしょうか。
地方議会に詳しい専門家に聞きました。
◆ 東北大学大学院 河村和徳准教授
「原稿の代筆は執行部と議会側の両方にメリットがあります。市の執行部側は議会で意思決定してもらわないと政策を進めることができない。議案を可決するにあたっては、議会で議員に討論してもらって、審議の体裁を整えないといけないので、原稿を準備して議員側に手渡していると考えられる。
一方、議員側も原稿を用意してもらうと原稿作成の手間が省けるというメリットがある。特に、今の地方行政は、問題が多様化・複雑化しており専門的な知識が必要になっているが、専門知識が不十分な議員からすれば、原稿を代筆してもらえれば助かるとなる。ただ、このような「慣例」が続けば、議員が自治体の政策を厳しく追及できなくなり、結果的に、住民の不利益につながる」
◆ みなさんの意見や情報をお寄せください
このような自治体と議会のいわば「助け合い」のような構図について、河村氏は、議員のなり手が少ない傾向がある小規模な議会や、首長と議会がオール与党といった与野党対立のない議会で、起こりやすいといいます。
実際、私もこれまでの地方議会の取材の中で、何度もうわさを聞いたことがありました。中には「質問文」でさえ、職員に作らせているといった話もありました。
みなさんがお住まいの自治体ではいかがでしょうか?
地方自治法には、地方議員の職務について、こう書かれています。
「議会の権限の適切な行使に資するため、普通地方公共団体の議会の議員は、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない」
「地方議会のリアル」では、引き続き、この問題について取材を続けます。皆さんが日頃、議会について思うこと、または経験したことを、こちらまでお寄せください。
(以上、眞野さんのレポートです。月曜日午後6時からのNHK関東圏ニュースにこのような記事があることを知りませんでした。眞野さん頑張ってください)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20231010a.html
◆ いったいいつから
…
ここまでの取材で、市側が作成する「参考資料」と議員の討論が一致していることは確認できました。
それにしても、こうした市側と議会の“慣習”はいつから始まったのでしょうか。
双方に確認したところ「長年続いているが、何年前から始まったのか記録がなく、はっきりしない」
ということでした。
そこで、袖ケ浦市の元幹部や元市議会議員など過去を知る関係者をあたりました。すると、少なくとも30年以上前から「慣例」として続いていることが分かりました。
そう証言した関係者の証言です。
◆ 2度のチャンスは生かされず
さらに、新たな事実も明らかになりました。
これまでに少なくとも2度、この「慣例」を問題視する声があがっていたというのです。
1つ目はおよそ15年前、市長に直接市民が意見を届ける「目安箱」に「市側が書いた賛成討論の原稿を議員がそのまま読んでいないか」という投書があったことでした。
2つ目は10年前、市議会の改革について話し合う特別委員会で、新人議員から「賛成討論の紙が議会事務局から回ってくる。こんなのはやめるべきだ」との意見が出されたということです。
しかし、いずれの機会においても、市や議会で問題視する動きが広がることがなく「慣例」が変わることがありませんでした。
◆ 議長に直撃 すると
私たちは取材で明らかになったことを踏まえて、袖ケ浦市議会の榎本雅司議長に問いました。すると、こんな答えが返ってきました。
袖ケ浦市議会 榎本雅司 議長
「私は市議会議員を5期務めているが、議会のほうから要請して原稿をもらっていたという認識をちょっと私は持ってなかった。しかし、一部の議員からそういうことがあるんじゃなかろうかということの疑念がありまして、モヤモヤ感が継続しているのはよろしくないと思いまして、議会の各会派の代表者による会議を開いて話し合うことにしました。
その結果、議会と執行部という二元代表制の中で、誤解を招くようなことをするよりも、自分たちで今まで以上に切磋琢磨するやり方にした方がいいんじゃないかとなり、9月の本会議からは参考資料の受け取りをやめました。誤解が続きますと、市民感情として、議会は何をやっているんだという不信感になりますから、こういうものは払拭していかないといけない」
榎本議長によると、誤解を招くおそれがあるため、9月の議会から、市側からの「参考資料」の受け取りをやめたということでした。
ただ、職員から資料をもらうこと自体は、議員活動をする上で必要だと付け加えました。
「執行部の議案の提出の根拠を理解しないといけないので、そこはある程度、議員各位の権利として認めてあげないといけない。賛成討論する場合、執行部と同じ方向になるということはある。確かに、端から見れば、これは同じじゃないかと見られるということはあると思う」
今回、長年続いた「慣例」を議会が終わらせたことについて、ある現職市議は
「この慣例はおかしいと感じる議員は何人もいたが、これまで具体的に動くことはできなかった。それが、市民団体が調査しているということをきっかけに、議会がみずから変わらないといけないとなり、やめようということになった」
と話していました。
少なくとも30年来の慣例が、ようやくとはいえ見直されることになったことは一歩前進といえるかと思います。それにしても、どうして「慣例」が続いたのでしょうか。
地方議会に詳しい専門家に聞きました。
◆ 東北大学大学院 河村和徳准教授
「原稿の代筆は執行部と議会側の両方にメリットがあります。市の執行部側は議会で意思決定してもらわないと政策を進めることができない。議案を可決するにあたっては、議会で議員に討論してもらって、審議の体裁を整えないといけないので、原稿を準備して議員側に手渡していると考えられる。
一方、議員側も原稿を用意してもらうと原稿作成の手間が省けるというメリットがある。特に、今の地方行政は、問題が多様化・複雑化しており専門的な知識が必要になっているが、専門知識が不十分な議員からすれば、原稿を代筆してもらえれば助かるとなる。ただ、このような「慣例」が続けば、議員が自治体の政策を厳しく追及できなくなり、結果的に、住民の不利益につながる」
◆ みなさんの意見や情報をお寄せください
このような自治体と議会のいわば「助け合い」のような構図について、河村氏は、議員のなり手が少ない傾向がある小規模な議会や、首長と議会がオール与党といった与野党対立のない議会で、起こりやすいといいます。
実際、私もこれまでの地方議会の取材の中で、何度もうわさを聞いたことがありました。中には「質問文」でさえ、職員に作らせているといった話もありました。
みなさんがお住まいの自治体ではいかがでしょうか?
地方自治法には、地方議員の職務について、こう書かれています。
「議会の権限の適切な行使に資するため、普通地方公共団体の議会の議員は、住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない」
「地方議会のリアル」では、引き続き、この問題について取材を続けます。皆さんが日頃、議会について思うこと、または経験したことを、こちらまでお寄せください。
(以上、眞野さんのレポートです。月曜日午後6時からのNHK関東圏ニュースにこのような記事があることを知りませんでした。眞野さん頑張ってください)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20231010a.html
タグ:慣例 代筆 住民の不利益
NHK首都圏ナビWebリポート 1 [議会ウオッチング]
10月10日NHK午後6時からの首都圏ナビで袖ケ浦市議会のニュースが報道された。若手記者眞野敏幸さんのレポートである。この報道を見た方も多数いらっしゃると思うがWebニュースには詳細に眞野さんのレポートが掲載されている。今日はそのレポートを紹介する。長いので2回に分けえの連載。その次にはこのことにかかわっての笹生猛議員のブログの紹介と続く。とっくりとご覧ください。
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~
地方議会のリアル(7)
地方議員は、地域の声を拾い上げ、議会を通して行政に反映させるのが仕事です。ただ、その議員が議会で読み上げる原稿を職員が書いていたとしたらどうでしょう?このような事例が、千葉県の袖ケ浦市議会で発覚しました。一体どうしてなのか、取材しました。
(首都圏局/記者 眞野敏幸)
今回の取材は9月に朝日新聞が掲載した記事がきっかけでした。千葉県の袖ケ浦市議会で、議員が議会で発言する「賛成討論」の原稿を、市側から提供されていたという内容です。
議会では、議案が採決される前に、議員が賛成または反対の立場にたって演説することがあります。賛成の立場で演説する場合は「賛成討論」といい、通常原稿は議員が自ら準備します。しかし、今回はそれを市側が作成したというのです。
まずは、袖ケ浦市に事実関係を問い合わせました。すると、市側は「議会から要請を受けて、議員が賛成討論を作成するための参考資料として提供しました」と回答。ただ、原稿を渡しているのでなく、あくまで参考資料なので、どのように使うかは議員の判断ということでした。そうなると、やはり「参考資料」の具体的な中身が知りたいところです。
そこで、長年、袖ケ浦市政をチェックしている市民団体と接触しました。すでに情報公開請求により「参考資料」を入手していると聞いたからです。
情報公開を請求した理由がまたふるっていました。市民団体のメンバーが、市議会議員から「『賛成討論』の原稿は天から降ってくる」とのうわさを聞いたからだというのです。
これが、団体から見せてもらった参考資料です。
「私は議案○○について、賛成の討論をいたします・・・」という書き出しから、まさに原稿そのものに見えました。読みやすいようにするためなのか、文字のサイズも大きく、ふりがながついている文書もありました。
ただ、これだけではまだこの資料が実際に討論に使われたと言い切ることはできません。そこで、私たちはインターネットで公表されていた袖ケ浦市議会の会議録と参考資料とを比較することにしました。
これは、2021年の3月に開かれた議会で、ある議員が発言した賛成討論の記録です。
その会議録と、議会前に議員に提供された参考資料を比較したところと、何とすべての文章が一致したのです。「大宗を占める」のような、普段の会話で使う機会は少ないと思われる言葉もあります。(ちなみに「大宗」という言葉を辞書で調べてみたら、「物事のおおもと。特に、芸術の方面で権威ある大家」といった記述がみられました)
念のため、のべ21人の議員の賛成討論についても会議録と比較しましたが、19人の賛成討論が、ほぼ同一の内容でした。一部文書を入れ替えたり、書き足したりしているものもありましたが、参考資料と大きく異なったものはありませんでした。(明日に続く)
「議員の原稿を職員が書く なぜ?」~千葉県袖ケ浦市議会の事例から~
地方議会のリアル(7)
地方議員は、地域の声を拾い上げ、議会を通して行政に反映させるのが仕事です。ただ、その議員が議会で読み上げる原稿を職員が書いていたとしたらどうでしょう?このような事例が、千葉県の袖ケ浦市議会で発覚しました。一体どうしてなのか、取材しました。
(首都圏局/記者 眞野敏幸)
今回の取材は9月に朝日新聞が掲載した記事がきっかけでした。千葉県の袖ケ浦市議会で、議員が議会で発言する「賛成討論」の原稿を、市側から提供されていたという内容です。
議会では、議案が採決される前に、議員が賛成または反対の立場にたって演説することがあります。賛成の立場で演説する場合は「賛成討論」といい、通常原稿は議員が自ら準備します。しかし、今回はそれを市側が作成したというのです。
まずは、袖ケ浦市に事実関係を問い合わせました。すると、市側は「議会から要請を受けて、議員が賛成討論を作成するための参考資料として提供しました」と回答。ただ、原稿を渡しているのでなく、あくまで参考資料なので、どのように使うかは議員の判断ということでした。そうなると、やはり「参考資料」の具体的な中身が知りたいところです。
そこで、長年、袖ケ浦市政をチェックしている市民団体と接触しました。すでに情報公開請求により「参考資料」を入手していると聞いたからです。
情報公開を請求した理由がまたふるっていました。市民団体のメンバーが、市議会議員から「『賛成討論』の原稿は天から降ってくる」とのうわさを聞いたからだというのです。
これが、団体から見せてもらった参考資料です。
「私は議案○○について、賛成の討論をいたします・・・」という書き出しから、まさに原稿そのものに見えました。読みやすいようにするためなのか、文字のサイズも大きく、ふりがながついている文書もありました。
ただ、これだけではまだこの資料が実際に討論に使われたと言い切ることはできません。そこで、私たちはインターネットで公表されていた袖ケ浦市議会の会議録と参考資料とを比較することにしました。
これは、2021年の3月に開かれた議会で、ある議員が発言した賛成討論の記録です。
その会議録と、議会前に議員に提供された参考資料を比較したところと、何とすべての文章が一致したのです。「大宗を占める」のような、普段の会話で使う機会は少ないと思われる言葉もあります。(ちなみに「大宗」という言葉を辞書で調べてみたら、「物事のおおもと。特に、芸術の方面で権威ある大家」といった記述がみられました)
念のため、のべ21人の議員の賛成討論についても会議録と比較しましたが、19人の賛成討論が、ほぼ同一の内容でした。一部文書を入れ替えたり、書き足したりしているものもありましたが、参考資料と大きく異なったものはありませんでした。(明日に続く)
政務活動費・今年の袖ケ浦議会は? [議会ウオッチング]
開かれた議会とは [議会ウオッチング]
開かれた議会とは 山ノ井さんからのメールです。
先日、神奈川県の真鶴町議会の全員協議会が動画で公開する話題を伝えたと思います。
なんと、その上ではありませんが。
東京の小金井市議会の動画サイトがありますが、本会議、常任委員会、特別委員会、さらに全員協議会が動画で見ることができるようです。びっくりです。
安房4市町、大網白里市の各議会が、YouTubeで本会議の模様が見ることができますが、小金井市議会のように、ここまでやってほしいです。
ついでに、かずさ水道や三芳水道の一部事務組合や広域連合の議会もです。あらぬ不信感を生まない意味でも。
◆ 袖ケ浦市議会の次は、全員協議会の公開ですね。市民に秘密で話し合わねばならぬことなんてあるのでしょうかね。秘密堅持の議員さんの話も伝わってきています。 kawakami
先日、神奈川県の真鶴町議会の全員協議会が動画で公開する話題を伝えたと思います。
なんと、その上ではありませんが。
東京の小金井市議会の動画サイトがありますが、本会議、常任委員会、特別委員会、さらに全員協議会が動画で見ることができるようです。びっくりです。
安房4市町、大網白里市の各議会が、YouTubeで本会議の模様が見ることができますが、小金井市議会のように、ここまでやってほしいです。
ついでに、かずさ水道や三芳水道の一部事務組合や広域連合の議会もです。あらぬ不信感を生まない意味でも。
◆ 袖ケ浦市議会の次は、全員協議会の公開ですね。市民に秘密で話し合わねばならぬことなんてあるのでしょうかね。秘密堅持の議員さんの話も伝わってきています。 kawakami
タグ:全員協議会 動画 公開
袖ヶ浦市議会一般質問傍聴記 5 [議会ウオッチング]
稲毛茂徳議員は、粕谷市長4年間の総括的観点から2点に絞っての質問であった。
① 台風災害復活と、初めての経験であるコロナ禍への対応。
② 「住みよいまち」「便利なまち」「育てるまち」「安全なまち」についての実績は
粕谷市長は上記の観点についての取り組みの実態を、財政面も含めて、述べてくれたが、残念ながら
最終年の、ふたつの課題については一切触れることはなかった。
一つは公民館の市長部局への管轄移行の問題。もう一つは、「地域包括支援センター」の民間委託の問題である。なぜこのことに触れなかったのか不思議に思われた。
初めての4年間である。即決、即断できないことは多々あったであろうことはよくわかるが、それが最後の4年目になって、驚くような、通常の政策づくりの常識を破っての独断政治に移行した。
粕谷市政の背後に、何らかの力が加わったものと思わざるを得ない。稲毛議員の質問も、この点に触れることはなかった。
10月1日付の新聞各紙に、私達は袖ケ浦市長選並びに、粕谷市政の危険性について市民の皆さんへの訴えも含めたチラシをお届けする。是非目を通していただきたい。政治への無関心は、自分で自分の首を絞めるようなものであることをお互い考えあいたいものである。以上傍聴記とする。
kawakami
① 台風災害復活と、初めての経験であるコロナ禍への対応。
② 「住みよいまち」「便利なまち」「育てるまち」「安全なまち」についての実績は
粕谷市長は上記の観点についての取り組みの実態を、財政面も含めて、述べてくれたが、残念ながら
最終年の、ふたつの課題については一切触れることはなかった。
一つは公民館の市長部局への管轄移行の問題。もう一つは、「地域包括支援センター」の民間委託の問題である。なぜこのことに触れなかったのか不思議に思われた。
初めての4年間である。即決、即断できないことは多々あったであろうことはよくわかるが、それが最後の4年目になって、驚くような、通常の政策づくりの常識を破っての独断政治に移行した。
粕谷市政の背後に、何らかの力が加わったものと思わざるを得ない。稲毛議員の質問も、この点に触れることはなかった。
10月1日付の新聞各紙に、私達は袖ケ浦市長選並びに、粕谷市政の危険性について市民の皆さんへの訴えも含めたチラシをお届けする。是非目を通していただきたい。政治への無関心は、自分で自分の首を絞めるようなものであることをお互い考えあいたいものである。以上傍聴記とする。
kawakami
袖ケ浦市議会傍聴記 4 [議会ウオッチング]
塚本幸子議員は3点について質問をされている
① 水道料金の値上げ問題
② ゴミ袋の値上げとプラスチックごみの分別回収と減量化
③ 産婦人科医の招致、女性施策の推進、子育て環境
以上3点である このうちここでは水道値上げ問題追及を取り上げたい。
企業団が値上げ案を提起するまでの経過の中で、袖ケ浦市としての考え方についてどのように話されてきたのか・・・というのが冒頭の質問である。
市の答弁は
① 一層の経営努力を求めたこと
② 値上げは延期できないか
③ 財政収支上やむを得ないものなのか
④ 市民への丁寧な説明を
以上4点であった。
私達は、企業団の最高決議機関である経営会議の討議内容を知りたいと思い、会議の議事録を情報公開で取り寄せた。取り寄せた議事録は、丁度値上げ案が事務局から提起されたばかりの時であった。4人の市長さんの発言がそれぞれあり、その時の発言では、値上げ幅が相当大きかったと見え、4人の市長さんはビックリされたようで慎重な発言が多かった。私たちはその発言を高く評価する形でブログで紹介した。
ところが、議事録を続けて取り寄せてから、議事録内容ががらりと変わった。議事録には議案より書かれてなかったのである。抗議の文書を送ったが、これが議事録であるとの返事である。つまり企業団は議事録を平然と隠蔽する体質へと変貌したのである。このことが一層明らかになったことは、料金値上げ案の説明を、3市の議員団に行った際(木更津市は値上げがないので説明会もなし)議案1枚1枚に「部外秘」の文字が印刷され、市民には一切秘密のうちの説明会であった。
3市で行われた議員説明会の中で、この「部外秘」に触れてくださった議員さんは誰一人いらっしゃらなかった。
塚本議員が最後の質問で、「市民への丁寧な説明の内容」を問いただすと、回答は「企業団のホームページと広報紙」での説明という。市民への説明会は…と詰めていくと検討中との回答である。
企業団は、市民への説明会など最初から考えていないこと。市も説明会など考えていなかったことがこの回答で明らかになった。
毎週水曜日、この事実をスタンディングで市民に訴える活動を続けている。
市民は改めてびっくりしていらっしゃる。塚本議員の質問を傍聴しながら、5年後以降の(国の援助が切れる年)企業団はどう出てくるのか・・・傍聴記が終わったら、その裏話をいくつかお知らせしようと思っている。 塚本議員‥お疲れ様でした 。 kawakami
袖ケ浦市議会傍聴記 3 [議会ウオッチング]
「袖ケ浦市交流センターの設置及び管理に関する条例(案)について」取り上げたのは篠崎典之議員である。私たちは9月議会に「公民館の市長部局への移行と公民館の名称変更に係る議案が提出され
た場合、廃案あるいは継続審議を求める陳情」を提出した。この陳情は「議案が提出されていないことから、陳情として扱うことは適切ではない」…と意見書として扱われた。
しかし、反応が意外に大きいことから、慌ててパブリックコメントを設定するなど、対応に戸惑っている。
篠崎議員は、その非民主的手続きの問題から追及の矛先を向けた。
教育委員会は、既に決まったことのように扱われている、公民館の教育委員会所轄から、市長部局管轄への移行の問題について、どのような論議があったのか・・
という質問に始まって、「社会教育審議会は、教育委員会に参加して、社会教育についての助言を行う」と、きちんと法律にある。委員の助言を受けたのか・・・これは厳しい指摘であった。
私達も、委員の皆さんがどのような発言をされているかを調べ、上記陳情に具体的に書いている。
① 次年度の定例会の会議内容について例年通りの内容のほか公民館施設の移管に係る内容が中心になっている感じを受ける。社会教育について本市あるいは全国的課題は高齢者の社会教育の参加が一番の問題になっているのだからその問題を取り上げてほしい。
② 確認するがコミュニティーセンターとすることは決定しているのか。それとも意見を聞いてから検討するのか。一番懸念するのは法律で教育の独立性が謳われている。なぜそうなったか。昔、政治家が教育を悪用して戦争に駆り立てた事実がある。本来の公民館の役割をきちっとしながら街づくりに活かしていくことが大事だと思う。
③ 資料2ページにある公民館の目的についてですが、公民館は社会教育施設であって街づくりではないですよね。ここの所をはっきりさせなければいけない。
④ 上記以外にも重要な項目が多々ある。コミュニティセンターの使用基準の問題・人事の問題・職務内容の問題・指定管理者制度導入の問題・街づくり推進協議会業務と公民館業務との関連の問題等々問題は山積である。
委員の方々は、さすがその道のプロである、この質問にまともに回答できる回答はない。そしてこのような提言を、事前に聞いた事実もなかった。政策決定の民主的手続き放棄である
篠崎議員は、公民館を交流センターとしたとき、その施設責任者は誰か。また公民館的機能をそのまま残すというのであれば、公民館事業の責任者は誰なのか・・・と迫った。施設は市長、公民館事業の責任者は教育委員会というだけで具体的にはどうなるのか不明であった。
岡山市では市民の反対で。廃案になったという。
袖ケ浦市の「市民三大学講座」のような素晴らしい取り組みはこのまま続けることはできるのであろうか。今こそ市民の声を大きく上げよう。パブコメに一行でもいい「反対」と書いて出すことだ。
今日の傍聴記は、あまりにも腹立たしく、ちょっときつく書きすぎてしまったようである。
篠崎議員の舌鋒に拍手!
た場合、廃案あるいは継続審議を求める陳情」を提出した。この陳情は「議案が提出されていないことから、陳情として扱うことは適切ではない」…と意見書として扱われた。
しかし、反応が意外に大きいことから、慌ててパブリックコメントを設定するなど、対応に戸惑っている。
篠崎議員は、その非民主的手続きの問題から追及の矛先を向けた。
教育委員会は、既に決まったことのように扱われている、公民館の教育委員会所轄から、市長部局管轄への移行の問題について、どのような論議があったのか・・
という質問に始まって、「社会教育審議会は、教育委員会に参加して、社会教育についての助言を行う」と、きちんと法律にある。委員の助言を受けたのか・・・これは厳しい指摘であった。
私達も、委員の皆さんがどのような発言をされているかを調べ、上記陳情に具体的に書いている。
① 次年度の定例会の会議内容について例年通りの内容のほか公民館施設の移管に係る内容が中心になっている感じを受ける。社会教育について本市あるいは全国的課題は高齢者の社会教育の参加が一番の問題になっているのだからその問題を取り上げてほしい。
② 確認するがコミュニティーセンターとすることは決定しているのか。それとも意見を聞いてから検討するのか。一番懸念するのは法律で教育の独立性が謳われている。なぜそうなったか。昔、政治家が教育を悪用して戦争に駆り立てた事実がある。本来の公民館の役割をきちっとしながら街づくりに活かしていくことが大事だと思う。
③ 資料2ページにある公民館の目的についてですが、公民館は社会教育施設であって街づくりではないですよね。ここの所をはっきりさせなければいけない。
④ 上記以外にも重要な項目が多々ある。コミュニティセンターの使用基準の問題・人事の問題・職務内容の問題・指定管理者制度導入の問題・街づくり推進協議会業務と公民館業務との関連の問題等々問題は山積である。
委員の方々は、さすがその道のプロである、この質問にまともに回答できる回答はない。そしてこのような提言を、事前に聞いた事実もなかった。政策決定の民主的手続き放棄である
篠崎議員は、公民館を交流センターとしたとき、その施設責任者は誰か。また公民館的機能をそのまま残すというのであれば、公民館事業の責任者は誰なのか・・・と迫った。施設は市長、公民館事業の責任者は教育委員会というだけで具体的にはどうなるのか不明であった。
岡山市では市民の反対で。廃案になったという。
袖ケ浦市の「市民三大学講座」のような素晴らしい取り組みはこのまま続けることはできるのであろうか。今こそ市民の声を大きく上げよう。パブコメに一行でもいい「反対」と書いて出すことだ。
今日の傍聴記は、あまりにも腹立たしく、ちょっときつく書きすぎてしまったようである。
篠崎議員の舌鋒に拍手!
タグ:まちづくり 教育委員会 公民館
袖ケ浦市議会傍聴記 2 [議会ウオッチング]
◆ となみ議員
となみ議員の質問の中で私が聞きたい項目が2点あった
① 給食費無料化の問題
② マイナンバーカードの問題
この2点について考えたことを書いておこうと思う
給食費無料化は、千葉県内で3市9町村が行っていることを知った。市川市、勝浦市、いすみ市の3市と9町村とのこと。この9町村の中には鋸南町が入っている。東京23区中18区が実現に踏み切っていることも分かった。給食費無料化は、時の流れである。となみ議員は実現を迫ったが、「財源確保が困難」との答弁を教育委員会の教育部長が答弁していたが、これは市長の意志ひとつで決まること。市長が答弁すべきであるのが当然。
マイナンバーカードのついての現状がわかった
国民健康保険証を持っている人数は12292人中、マイナンバーカードを持っているのは6647人54.1%
後期高齢者保険証を持っているのは8865人中4387人 49.5%である。
私と同じように、個人名を数字で呼ばれることを拒否したい人が意外に多いことに嬉しくなった。
来年秋以降はどうなるか・・資格確認証が保険証の代わりに渡されるという。滞納者などに渡されている短期保険証の扱い等・・細部にわたる質問の中で、結局は検討中との答弁
職員の事務量の問題も大変であるという実態も明らかになった
となみ議員は、ドイツでは憲法違反で廃止フランス、イギリスのICカードは中止、アメリカはなし
いずれも個人保護の観点からの世界の状況を報告し、中止を強く求めて質問を終えた。
全くの同感であった。
となみ議員の質問の中で私が聞きたい項目が2点あった
① 給食費無料化の問題
② マイナンバーカードの問題
この2点について考えたことを書いておこうと思う
給食費無料化は、千葉県内で3市9町村が行っていることを知った。市川市、勝浦市、いすみ市の3市と9町村とのこと。この9町村の中には鋸南町が入っている。東京23区中18区が実現に踏み切っていることも分かった。給食費無料化は、時の流れである。となみ議員は実現を迫ったが、「財源確保が困難」との答弁を教育委員会の教育部長が答弁していたが、これは市長の意志ひとつで決まること。市長が答弁すべきであるのが当然。
マイナンバーカードのついての現状がわかった
国民健康保険証を持っている人数は12292人中、マイナンバーカードを持っているのは6647人54.1%
後期高齢者保険証を持っているのは8865人中4387人 49.5%である。
私と同じように、個人名を数字で呼ばれることを拒否したい人が意外に多いことに嬉しくなった。
来年秋以降はどうなるか・・資格確認証が保険証の代わりに渡されるという。滞納者などに渡されている短期保険証の扱い等・・細部にわたる質問の中で、結局は検討中との答弁
職員の事務量の問題も大変であるという実態も明らかになった
となみ議員は、ドイツでは憲法違反で廃止フランス、イギリスのICカードは中止、アメリカはなし
いずれも個人保護の観点からの世界の状況を報告し、中止を強く求めて質問を終えた。
全くの同感であった。
一般質問傍聴記 1 [議会ウオッチング]
傍聴記を今日から綴ってまいります。質問大綱から私が「これは聞きたい」と思うものを選ぶという勝手な選び方ですが、ご寛恕願います。
まず第一回目は、公明党・木村淑子議員の一般質問を選びました。お読みください。
◆ 木村淑子議員
もともと公明党は、「平和と福祉の党」でありました。それが政権に近づくにしたがって、平和の面影が徐々に、消えていきました。自民党は「戦争のできる国造り」政策ですから、平和問題に消極的にならざるを得ないのは当然でありましょう。
さてこの中央の流れに沿うように、わが袖ケ浦市議会の一般質問でも、公明党の議員の方々の取り上げる課題は福祉問題に絞られていて、平和問題に触れる方など、木村議員が前に一度とりあげたことがあると、今回の質問中話されていらして、「失礼しちゃった」と思わず口に出したものです。
そして木村議員は、今回また大胆にこの問題を取り上げられたのです。一体どういうことをお聞きになるのでしょう…それが今回の傍聴記に取り上げた理由なのです。
木村議員は毎年原爆投下の日、慰霊祭に合わせて1分間の黙とうをささげていらっしゃるという。そのことを話された後。市の具体的取り組みと教育現場での取り組みについて尋ねられた。
市長は「平和都市宣言」であることを前提に、8月に恒例的に行われている原爆写真等を中心に行われている庁内展示のこと、図書館の取り組み。博物館の取り組みなどを話された。
教育長は教育現場での平和教育についていくつか話されていた。
木村議員の提案の中で、びっくりしたことがある。それは小中学生の原爆慰霊祭への参加の検討が一点と、「核兵器禁止条約」へのオブザーバーとしての参加を強調されたことである。(サスガに条約国になることの訴えはムリであった) ご存知のように、被爆国日本は、この条約に参加していない。
~第2回締約国会議の日程は11月27日から12月1日。鈴木市長は被爆地長崎と平和首長会議の代表として27日から29日までの会議に出席する。NGOセッションでの演説や、各国軍縮大使らとの面会、サイドイベントへの参加を予定しているという。 核兵器禁止条約は全面的に核兵器を違法と明記した初の国際法で、2021年1月に発効された。初会合は昨年6月にオーストリアのウィーンで開催され、23年8月現在の締約国は68カ国、署名国は92カ国。日本は条約に加わっていない。被爆者らは唯一の被爆国として批准、署名などを求めているが、岸田文雄首相らは慎重な姿勢を崩していない。(朝日新聞デジタル)~
木村議員のこの発言に、私は思わず手をたたいてしまった。
今日の傍聴記はこのことで充分です。なお念のために記しておきましょう。
袖ケ浦市の「平和都市宣言」は、私達の「袖ケ浦市民が望む政策研究会」の関会長の提言によって確立されたものであることと。「全国平和大行進」の袖ケ浦コースは毎年行われていますが、市が全面支援、出発式は市役所玄関前で行われ、職員の皆さんが出発式に多数参加され激励されていることを・・・。(明日に続く)
まず第一回目は、公明党・木村淑子議員の一般質問を選びました。お読みください。
◆ 木村淑子議員
もともと公明党は、「平和と福祉の党」でありました。それが政権に近づくにしたがって、平和の面影が徐々に、消えていきました。自民党は「戦争のできる国造り」政策ですから、平和問題に消極的にならざるを得ないのは当然でありましょう。
さてこの中央の流れに沿うように、わが袖ケ浦市議会の一般質問でも、公明党の議員の方々の取り上げる課題は福祉問題に絞られていて、平和問題に触れる方など、木村議員が前に一度とりあげたことがあると、今回の質問中話されていらして、「失礼しちゃった」と思わず口に出したものです。
そして木村議員は、今回また大胆にこの問題を取り上げられたのです。一体どういうことをお聞きになるのでしょう…それが今回の傍聴記に取り上げた理由なのです。
木村議員は毎年原爆投下の日、慰霊祭に合わせて1分間の黙とうをささげていらっしゃるという。そのことを話された後。市の具体的取り組みと教育現場での取り組みについて尋ねられた。
市長は「平和都市宣言」であることを前提に、8月に恒例的に行われている原爆写真等を中心に行われている庁内展示のこと、図書館の取り組み。博物館の取り組みなどを話された。
教育長は教育現場での平和教育についていくつか話されていた。
木村議員の提案の中で、びっくりしたことがある。それは小中学生の原爆慰霊祭への参加の検討が一点と、「核兵器禁止条約」へのオブザーバーとしての参加を強調されたことである。(サスガに条約国になることの訴えはムリであった) ご存知のように、被爆国日本は、この条約に参加していない。
~第2回締約国会議の日程は11月27日から12月1日。鈴木市長は被爆地長崎と平和首長会議の代表として27日から29日までの会議に出席する。NGOセッションでの演説や、各国軍縮大使らとの面会、サイドイベントへの参加を予定しているという。 核兵器禁止条約は全面的に核兵器を違法と明記した初の国際法で、2021年1月に発効された。初会合は昨年6月にオーストリアのウィーンで開催され、23年8月現在の締約国は68カ国、署名国は92カ国。日本は条約に加わっていない。被爆者らは唯一の被爆国として批准、署名などを求めているが、岸田文雄首相らは慎重な姿勢を崩していない。(朝日新聞デジタル)~
木村議員のこの発言に、私は思わず手をたたいてしまった。
今日の傍聴記はこのことで充分です。なお念のために記しておきましょう。
袖ケ浦市の「平和都市宣言」は、私達の「袖ケ浦市民が望む政策研究会」の関会長の提言によって確立されたものであることと。「全国平和大行進」の袖ケ浦コースは毎年行われていますが、市が全面支援、出発式は市役所玄関前で行われ、職員の皆さんが出発式に多数参加され激励されていることを・・・。(明日に続く)
袖ケ浦市議会 革新的! 国会も見習ってください! [議会ウオッチング]
袖ケ浦市議会一般質問 4 [議会ウオッチング]
~お詫び~
昨日の記事の最終に、笹生猛議員を入れたつもりが入っていませんでした。お詫びし今日冒頭に掲載します。
◆ 笹生猛議員 8日14時15分頃
袖ケ浦市「子ども議会」の概要と展望
◆ 伊東章議員 11日 9時30分
1、教育基本方針 袖ケ浦市における学校教育井の基本姿勢
2,子供の医療費助成対象者・・これまでの申請者は
◆ 篠崎典之議員 11日10時半頃
1、公民館の市長部局移管方針と社会教育
① 市長部局への移管撤回を
② 教育委員会の論議は
③ 街づくりのビジョンは
④ 指定管理者制度の導入のためか
2,公共交通
① 久留里線の存続発展を、市も構成市にならないのか
② ガウランドバスの試行運転を
③ 「チョイソコがうら」の全市的検証を
3,天然ガスによる火力発電所建設計画
① 再生可能エネルギーの推進を
◆ 塚本幸子議員 11日午後1時15分
1,「水道料金値上げ」問題
① 基本計画について
② 料金改定の必要性と検討経緯
③ 市民負担軽減のための措置は
2,指定ゴミ袋の値上げ問題
ゴミ袋料金値上げはどのようになっているのか、またプラスチックごみの分別についての考えは
3,産科婦人病院が無くなったこと。私立保育所の問題
① 参加病院の誘致についてどのように考えているのか
② 子育て環境の総合的見直し問題
◆ 稲毛茂徳議員 11日午後2時15分
台風15号・コロナウイルスへの対応を踏まえ市政運営と今後の見通し
① 上記2点の総括医的所感
② この4年間についての評価・判断を
昨日の記事の最終に、笹生猛議員を入れたつもりが入っていませんでした。お詫びし今日冒頭に掲載します。
◆ 笹生猛議員 8日14時15分頃
袖ケ浦市「子ども議会」の概要と展望
◆ 伊東章議員 11日 9時30分
1、教育基本方針 袖ケ浦市における学校教育井の基本姿勢
2,子供の医療費助成対象者・・これまでの申請者は
◆ 篠崎典之議員 11日10時半頃
1、公民館の市長部局移管方針と社会教育
① 市長部局への移管撤回を
② 教育委員会の論議は
③ 街づくりのビジョンは
④ 指定管理者制度の導入のためか
2,公共交通
① 久留里線の存続発展を、市も構成市にならないのか
② ガウランドバスの試行運転を
③ 「チョイソコがうら」の全市的検証を
3,天然ガスによる火力発電所建設計画
① 再生可能エネルギーの推進を
◆ 塚本幸子議員 11日午後1時15分
1,「水道料金値上げ」問題
① 基本計画について
② 料金改定の必要性と検討経緯
③ 市民負担軽減のための措置は
2,指定ゴミ袋の値上げ問題
ゴミ袋料金値上げはどのようになっているのか、またプラスチックごみの分別についての考えは
3,産科婦人病院が無くなったこと。私立保育所の問題
① 参加病院の誘致についてどのように考えているのか
② 子育て環境の総合的見直し問題
◆ 稲毛茂徳議員 11日午後2時15分
台風15号・コロナウイルスへの対応を踏まえ市政運営と今後の見通し
① 上記2点の総括医的所感
② この4年間についての評価・判断を
一般質問の具体的内容 2 [議会ウオッチング]
8日の一般質問は湯浅榮議員。伊藤啓議員。励波議員。笹生猛議員である。
◆ 湯浅榮議員
① 身寄りのない人の死亡について
この質問は、私の友人が東京で親せき縁者もなく、亡くなった時、どういう対応ができたか…その実態に比較して、袖ケ浦市ではどうなっているのか・・という疑念を抱いていた。この問題では、お二人の議員が質問されている。徐々に整備がつくられてきたよおうだ。お聞きしたい。
②産後ケアについて
政府がこの問題に取り組みを開始している。袖ケ浦市はどのように対応されているのであろうか。
◆ 伊東啓 議員
平川地区の公共交通、移動手段について、5点の質問
① 現状と課題
② 久留里線存続問題
③ 平川地区に高速バスターミナル建設を
④ 「チョイソコがうら」平川地区での実証運行は?
⑤ 平川地区でのレンタサイクルの実証実験の進捗状況
◆ 励波 久子議員 3点
1、GIGAスクール構想
① タブレット端末一人一台と学習効率
② 夏休みでの宿題とタブレット端末
③ 家庭のインターネット環境
2,放課後児童クラブのICT環境整備
① 上記実情
② 宿題にタブレット端末を利用することは知らされておらず、放課後児童クラブでは混乱
3,学校給食の無料化
◆ 湯浅榮議員
① 身寄りのない人の死亡について
この質問は、私の友人が東京で親せき縁者もなく、亡くなった時、どういう対応ができたか…その実態に比較して、袖ケ浦市ではどうなっているのか・・という疑念を抱いていた。この問題では、お二人の議員が質問されている。徐々に整備がつくられてきたよおうだ。お聞きしたい。
②産後ケアについて
政府がこの問題に取り組みを開始している。袖ケ浦市はどのように対応されているのであろうか。
◆ 伊東啓 議員
平川地区の公共交通、移動手段について、5点の質問
① 現状と課題
② 久留里線存続問題
③ 平川地区に高速バスターミナル建設を
④ 「チョイソコがうら」平川地区での実証運行は?
⑤ 平川地区でのレンタサイクルの実証実験の進捗状況
◆ 励波 久子議員 3点
1、GIGAスクール構想
① タブレット端末一人一台と学習効率
② 夏休みでの宿題とタブレット端末
③ 家庭のインターネット環境
2,放課後児童クラブのICT環境整備
① 上記実情
② 宿題にタブレット端末を利用することは知らされておらず、放課後児童クラブでは混乱
3,学校給食の無料化
一般質問の具体的内容 1 [議会ウオッチング]
今日から一般質問順に、内容について紹介します。今日は吉岡議員・木村議員・緒方議員です。
◆ 吉岡淳一議員
吉岡議員は「気候ネット」の正式会員でもある。今回も第一に取り上げているのは「温暖化対策」である。
1,「温暖化対策について」5点につい打て追及・・並べてみましょう。
① 第2期君津地域廃棄物処理事業の進行状況
② CO2排出の少ない燃料になっているのか
③ 廃棄物発電等・・ごみ資源再利用を考えているのか
④ 「カーボンニュートラル都市ガス」の構成部分は
⑤ エネルギーの地産地消は
2,A1(人工知能)について
① 庁内のルール作りは
② 教育現場での活用予定は
◆ 木村議員 2点 公明党議員の画期的質問。平和問題に注目
1,平和に関する事業
① 平和に関する事業
② 学校における平和教育の取り組み
2,道路交通環境
① 花川橋交差点の信号機のこと
② 今井から長浦駅前間県道の法面の樹木と歩道の雑草について・・危険
③ 豪雨災害の冠水カ所17カ所~現状と対策
④ 道路異常の通報アプリ
◆ 緒方議員
1,マイナンバーカード
① 総点検の現状
② 人為手的ミスを防ぐ対策
③ 市としての独自活用は
2,空き家の管理
① 「特定空き家」はどれくらいあるのか
② 「特定空き家」に対する調査等具体的対策
第一日目の一般質問です。
◆ 吉岡淳一議員
吉岡議員は「気候ネット」の正式会員でもある。今回も第一に取り上げているのは「温暖化対策」である。
1,「温暖化対策について」5点につい打て追及・・並べてみましょう。
① 第2期君津地域廃棄物処理事業の進行状況
② CO2排出の少ない燃料になっているのか
③ 廃棄物発電等・・ごみ資源再利用を考えているのか
④ 「カーボンニュートラル都市ガス」の構成部分は
⑤ エネルギーの地産地消は
2,A1(人工知能)について
① 庁内のルール作りは
② 教育現場での活用予定は
◆ 木村議員 2点 公明党議員の画期的質問。平和問題に注目
1,平和に関する事業
① 平和に関する事業
② 学校における平和教育の取り組み
2,道路交通環境
① 花川橋交差点の信号機のこと
② 今井から長浦駅前間県道の法面の樹木と歩道の雑草について・・危険
③ 豪雨災害の冠水カ所17カ所~現状と対策
④ 道路異常の通報アプリ
◆ 緒方議員
1,マイナンバーカード
① 総点検の現状
② 人為手的ミスを防ぐ対策
③ 市としての独自活用は
2,空き家の管理
① 「特定空き家」はどれくらいあるのか
② 「特定空き家」に対する調査等具体的対策
第一日目の一般質問です。