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袖ケ浦市長裁判被告となる 4 [火葬場問題]

 さて、冒頭に登場した火葬場予定敷地はその後どうなったのか。それが今回の裁判対象となった物件だ。原告の主張を箇条書き的に書く。

① この土地は火葬場建設のために購入した土地であること。しかるに市長交代後、新市長は火葬場建設を断念し、有効活用として賃借人を公募。応募は一社のみ提案内容はポロポーザル要件を満たすものではなく入札不調とすべきものであった。
② 行政財産とは公用または公共用に供するものであること。それを一企業の事業目的の為に5000坪全体を30年間という長期の定期借地権設定契約をもって使用させることは行政財産の目的機能を大きく損なうものであること
③ 行政財産の種別変更は議会の議決事項であるのにそれを行っていない。
④ 行政財産の用途変更は公有地を活用する場合をいう。一般企業に貸し出すのは違法であること
⑤ プロポーザル方式とは「複数の者に目的物に対する企画を提案してもらい、その中から優れた提案を行った者を選定すること」です。しかし当該物件の活用内容は資材置き場です。評価100点満点中54点。このような活用方法は行政の過失・怠慢であり条例違反である。
⑥ 令和4年8月25日「住民監査請求」を提出した。

 すべて前市長在任中のことである。現市長は業務継承の立場で被告となった。気の毒と言えばその通りだが、裁判に負けて是正措置をとることが現市長の責任と言わねばならないと思っている。

 この裁判開始は令和5年1月17日午後1時30分から、千葉裁判所第603号法廷から始まる。
関心のある方は傍聴に行かれるがいい.  (この稿終了・明日から議会傍聴記)


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袖ケ浦市長裁判被告となる 3 [火葬場問題]

 2、木更津市との共同建設を巡って

 共同建設の夢はあえなく消えた。簡単に言えば木更津市に梯子を外されてしまったということだ。
袖ケ浦市は対等な建設を夢見ていた。木更津市は共同建設により、いくらかでも建設費の軽減を図るのが目的であった。このことは、私たちが企画した市側不参加の「火葬場問題市民集会」で、参加者から当然のごとく指摘されていたことだ。

 木更津市は、君津市、富津市からも「共同建設に参加したい」という申し出があったことから、あっさり袖ケ浦市との共同建設を破棄し、新たな建設案提示に至ったのである。
 それは簡単に言えば「木更津市が建設、運営、管理全てを行う。他の3市は応分の負担を願いたい」という内容のものだ。袖ケ浦市は茫然…何ごともなすすべなしの状態に陥った。

▲ さてどうなるか・・これでも一緒に跡をくっついていくのか?決定的弱点は

① 市民が実際に利用している実態に立っていないこと。
 現在近隣都市の火葬場を使わせてもらっている。25年度はお隣の市原市の火葬場で410体
(78%)木更津市で88体(17%)その他の地域での火葬場で31体のご遺体が荼毘に付されている。
合計529体で1日平均1.4体というう数である。使用料は市原市が1体6万円。木更津市が4万円。袖ケ浦市ではご遺族負担を一律5000円とし、後は市が補助する仕組みを作った。袖ケ浦市の年間補助金合計は、約2800万円。これが実態なのだ。共同建設に踏み込むのであれば、なぜ一番利用させてもらっている、市原市の意向を聞こうとしないのか…何度申し入れても打診さえしない。理由不明。

② 火葬場問題も、市民の実態から離れて密室協議で政策決定
 重要政策決定のすべてが密室で行われている。市民の声を聴いているという理由づけの各種審議会の形骸化は、政策決定後に行われているパブリックコメントの無惨な実態。これも改善しようとしない。市民の声は全く無視し、独善的に進めてきたことを証明した火葬場建設狂想曲であった。

③ さてどうするか‥それでも木更津市の後をついて行くのか・・?
 さてこのような状況になっても、市民の声も聞かぬまま、恥も外聞も捨てて木更津市案の跡にくっついていくというのか・・9月議会一般質問11名の議員さん方でこの問題に触れる議員さんはいらっしゃらない。市民への説明は一切ない。当面して見守るしかない。

 以上が2015年9月時点での火葬場問題の経過報告である。そして木更津火葬場は完成。12月から使用が開始された。袖ケ浦市の使用料はご一体12000円である。市からの援助金はゼロ。一体建設にどれほどの金額がかかり、市はどれだけの金額を負担したのか。情報公開の回答はノリベン回答であった。つまり民間企業であることから企業秘密に属するため・・というのが黒く消された理由ということだ。

さてこのことと今回の訴訟はどうつながるのか・・・明日から本論である。
                      (続く)
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袖ケ浦市長裁判被告となる 2 [火葬場問題]

 今手元に2015年9月作成の「裸の王様・出口市政の光と影」特集がありその中に「検証その4『朝令暮改』あきれた火葬場建設狂想曲」というブログに書いた記事がある。それを改めて紹介し、火葬場問題の概要をお知らせする。

 火葬場問題は何と1977年(昭和57年)以降38年間にわたる袖ケ浦市政懸案の問題である。
従来財政の豊かさから一貫して単独建設が計画され、建設個所を巡って地元の反対による挫折が繰り返されてきたことはこのブログでも何度となく紹介してきたところである。ここでは出口市長就任以降に絞ってのとりくみと経過の問題点を書く。

① 前小泉市長は、平成11年に地元との合意のないままに、火葬場建設予定地として、南袖地区の土地購入を決定し、土地開発公社が16528㎡を11億5000万円という巨額で購入したことはご存知であろう。
この時「地元の同意のないまま建設に踏み切ることはない」という不思議な念書を差し出した。

② 平成19年10月に当選した出口市長は、この懸案を解決すべく、平成20年に入ると地元との交渉に入ったはいいが、あっさり断念。その結果を3月議会で「市内の適所に建設」を表明。
 市民の税金11億5000万円は、どぶにすてられた様な結果である。

③ 驚いた議会は、つぎつぎと立て続けに抗議したが、歯牙にもかけぬ態度を貫く。
 ・平成20年9月議会で「火葬場の南袖計画の断念撤回を求める決議」可決
 ・平成21年3月議会では、議長から市長への質問書提出。市からは5月に回答が出た。
 ・さらに21年9月議会には(仮称)「メモリアルパーク検討特別委員会」設置。2年8か月の討議を 
 経て24年9月議会に報告

④ 出口市政2期目(23年10月)が始まった直後の11月14日。木更津市から火葬場老朽化に伴い新規共同建設の打診が舞い込んだ。しかし議会は「メモリアルパーク検討特別委員会」開催中である。その最中に態度を明らかにするわけにはいかないが、この打診にあっさりと飛びついたことは、議会特別委員会の終わった直後の25年2月15日の全員協議会で、木更津市との共同建設に踏み切ることの表明がなされたことだ。
「議会特別委員会の結果がどうあろうと関係ない」という態度であった。議会も甘く見られたものである。「市内適所に建設」の表明はあっさり消え共同建設への鞍替えである。

 以上の経過の過程で徹底的に抜けていたのは何か。前小泉市長の念書問題の解明である。議会も市長もそのことに触れようとはしない。それでなくても購入額の実質は8億円であったとの噂すら巷間では流れている。市民の疑念は誰も晴らそうとはしない。あと一つはこれらの判断は、どこで、誰によって、どんな機関で決定されたか‥という疑問である。ころころ簡単に変わる方針に、市民、議会の声が入ることは全くなかった。庁内密室討議と、その中での市長独断の姿が浮かんでくる。

                  (明日に続く)

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袖ケ浦市長・裁判被告となる 1 [火葬場問題]

 奈良市が建設中の火葬場をめぐり、用地の一部を不当に高い価格で購入したとして、約1億6772万円の損害賠償を仲川げん市長と地権者に請求するよう市民が市側に求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は、双方の上告を退ける決定をした。7日付。約1億1643万円を請求するよう命じた2月の大阪高裁の差し戻し控訴審判決が確定した。
大阪高裁判決によると、産業廃棄物があると判明した奈良市内の土地を約1億6772万円で購入することで市側が地権者と合意、平成30年に支払った。
判決は、契約締結について「市長に裁量権の逸脱があった」として違法と判断し、購入額から土地の評価額約5129万円を差し引いた分の賠償義務があるとした。  (産経新聞)

 なぜこの判例を書いたのか。なんとわが袖ケ浦市議会議員・吉岡淳一さんが原告となり、袖ケ浦市長粕谷智浩市長を被告として「行政財産貸付無効確認訴訟」を起こしたのである。

 問題の火葬場敷地(袖ケ浦市南袖33-2)が、現在「りんかい日産建設社」と袖ケ浦市が締結した平成28年4月契約の「事業用定期借地権設定契約」の無効を確認する。契約を解約して土地を原状に復せよ」
というものである。

 なぜ吉岡議員はこのことに怒りの炎を燃やしたか…詳しくは明日報告しよう。・


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火葬場用地問題 [火葬場問題]

 火葬場用地問題

 このブログには火葬場問題につて67件の記事がある。この記事を開いてみたら面白い記事が出てきたので、ちょっと紹介する。

 「市は高すぎた土地の購入代金を返還するよう、市長と地権者に請求しなさい。」最高裁がこのような判断を下したのは奈良市で建設中の火葬場用地買収。産業廃棄物があることが判明した土地の購入費約1億6772万円が高すぎると市民が2018年に住民訴訟を起こした。
 奈良地裁、大阪地裁は約5100万円とされた評価額の差額分、約1億1600万円を、市が市長らに請求するよう命じたのである。

 このことを巡って、市と議会がもめているが、このことから、わが市でも似たようなことがあったことを思い出した。同じ火葬場建設予定敷地である。何とこの小さい市で、奈良市の10倍近い11億円もの土地を購入したすごい市長さんがいた。おまけに地元の合意がなければ建設工事には入らない‥との協定書まで結んでいたのである。考えられないことだ。

 現在その土地は、どこかの企業に貸しているそうだ。原価まで到達するのは100年以上かかるという話。袖ケ浦でも弁護士さんに頼んで、検討してもらいましょうか??

 というのが2021年11月11日付の記事である。さて今議会で吉岡議員は、この赤字で書いている部分に相当する貸した土地は有効利用されているのかを知りたいため、情報公開で質問された。ところが真っ黒なノリベン回答であったと質問の最中、回答書を公開してくれた。きっと理由は「個人企業の内容にかかわること」当たりの理由がついているのだろうと推測する。「市民の財産が有効利用されているのか」そのための議員からの公開要請である。何か隠さねばならぬことでもあるのか・・・と思わざるを得ない。

 さて吉岡議員は、どうなさるのであろうか?
                        kawakami

 

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火葬場問題 [火葬場問題]

 議案第6号には12月から使用が開始される火葬場についての議案である。
私たちは、一体この火葬場がどれくらいの金額で民間事業体にゆだねられたのかを知らない。また袖ケ浦市が分担させられた金額の総額も知らない。この議案は袖ケ浦市に一切その事務をゆだねるための議案である。

 かって、出口市長時代
「自治体が独自に持たなければならないものの一つに火葬場がある。しかし長い間袖ケ浦市は他市にお世話になってきた。担当者として恥ずかしい想いをしてきたものだ」
ということを聞いたことがある。単独設置が、「小泉市長と該当地区自治体との書面取り決めのため中止」になり、そのために11億もの不当な価格で購入した土地は、宙に浮いてしまい賃貸契約で貸地になり、11億の金が償還されるのは100年以上もかかるという。

 共同建設の道に最終的にはなったのだが、お隣の市原市にはご遺体の8割近くがお世話になっていたというのに、なぜか木更津市と2市の共同建設になり、その後木更津市主体建設が主張され袖ケ浦市はそれを追認せざるを得なかったという。
 おまけにその際はっきりしたことは
 「市原市との共同建設・並びに共同経営は、相手が承諾するはずはない」
と頭から決めつけ、それが間違いであったこと。市原市が門戸を開いていたことが、笹生猛議員の追及で明らかになったとき、中心になって主張してきた副市長は、このことに対する謝罪の言葉もなく・・あきれてしまった・・と言う事実もある。

 議案 第6号 袖ケ浦市と木更津市との間における火葬場に関する事務の委 託に関する規約の制定に関する協議について (主な内容) 袖ケ浦市の火葬場に関する事務を木更津市に委託すること について、木更津市と規約の制定に関する協議をするに当た り、地方自治法第252条の14第3項において準用する同 法第252条の2の2第3項の規定により議会の議決を求め るものである。

 ご遺体一体荼毘に付する費用として12000円かかるという。これでいいのか?
「行政不作為」という言葉が浮かんでくる。吉岡議員がこのことについて、問題として取り上げている。傍聴に行かねばならぬ。
                            kawakami

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火葬場建設予定敷地・最高裁 [火葬場問題]

「市は高すぎた土地の購入代金を返還するよう、市長と地権者に請求しなさい。」最高裁がこのような判断を下したのは奈良市で建設中の火葬場用地買収。産業廃棄物があることが判明した土地の購入費約1億6772万円が高すぎると市民が2018年に住民訴訟を起こした。
 奈良地裁、大阪地裁は約5100万円とされた評価額の差額分、約1億1600万円を、市が市長らに請求するよう命じたのである。

 このことを巡って、市と議会がもめているが、このことから、わが市でも似たようなことがあったことを思い出した。同じ火葬場建設予定敷地である。何とこの小さい市で、奈良市の10倍近い11億円もの土地を購入したすごい市長さんがいた。おまけに地元の合意がなければ建設工事には入らない‥との協定書まで結んでいたのである。考えられないことだ。

 現在その土地は、どこかの企業に貸しているそうだ。原価まで到達するのは100年以上かかるという話。袖ケ浦でも弁護士さんに頼んで、検討してもらいましょうか??

                              kawakami

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「火葬場建設案」パブコメ [火葬場問題]

「木更津市火葬場整備運営事業基本構想」のパブリックコメントは2月5日が締め切りである。どなたか意見を出されたであろうか。
 袖ケ浦市はこのことで数十年間未解決のまま打ちすぎてきた経緯がある。木更津市が施設の老朽化から緊急に手を打たねばならなくなり、木更津市を主体に構想された今回の企画に、相乗りさせてもらったそのパブコメである。どなたも黙認する状況では、あまりにも無責任という想いがする。と同時にこの構想の仕組みでよいのかという疑念も湧く。幾多の問題を内包しているが、基本点一点について意見を述べておきたいと思う。

 行政は、住民の誕生から人生の終焉を迎えるまでの安心安全の生活環境を保障する責務を持つ。その中でも、基幹業務の一つである、人生の終焉を迎え旅立つ火葬場という施設については、人間としての尊厳が保持されるべきものであらねばならぬという点で、行政の真摯な心構えが求められていると私は思っている。

 今回の施設建設に当たって、その根幹が失われていることを指摘しなければならないことは残念である。それは建設方式でPFI方式の採用が提案されていることだ。
 PFI方式にはさらに4方式があり、その中のBTO方式(建設・資金調達を民間が担って、完成後は所有権を公共に移転し、その後は一定期間、運営を同一の民間にゆだねる方式)が最も効率的という視点から重点的に提起されている。

 PFI方式はいずれの方式であっても、投資組合による収益事業である。そこには利益の追求、資金の回収、投資者への配当・・という業務内容を伴うシステムである。簡単に言えばご遺体を荼毘にふす事業で収益をあげようとする事業形態である。かくてご遺体は商品に転化される。
 それで良いのか。火葬場事業は本来収益事業にはしてならない業務ではないのか。施設費建設費42億か49億か・・という以前の問題であると私は思う。行政倫理の質が問われていることに気付くべきであると思う。
 利益追求にかかわって、維持管理費の高騰も当然予想される。(広域ごみ処理施設で経験済み)
改めてこの方式の不採用を私は提案する。

あとの問題は列記にとどめておく
① 会議議事録を読むことができない
② 施設外費用項目と金額非開示
③ 合意した施設費4市負担割合の非開示
④ この内容でのパブコメの意義不明

以上積極的ご討議を要請し期待する。                kawakami


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火葬場建設基本構想 [火葬場問題]

「木更津市火葬場整備運営事業基本構想」がパブリックコメントとして提起がなされている。このパブコメには文書提出と公述人の申し込みも可能とのことだ。
勿論、袖ケ浦市が数十年かけて討議してきた結果、4市合同の建設方式に同調し、その原案がようやく生まれてきたものがこの基本構想なのだ。

 93ページに及ぶこの構想に目を通してみた。地元の木更津市では、この構想確定に至る過程で16会場での説明会を開催し、市民への周知、理解を図っている。この火葬場は、袖ケ浦、君津、富津も共同拠出する施設の建設案のはずだ。しかし木更津以外の3市での説明会が開催されたことは聴いていない。

 目を通してみて、いくつかの疑問がすぐ出てきた。そこでパブコメに意見を書くか書かぬかよりも、書くにしても理解して書きたいと思い、木更津市担当課に電話を入れた。聞いたのは次の4点である

① 事業費概算が最終ページに記載されている。昨年度2月から10月まで7回の担当者会議で、そのすべてで「4市合意に至った負担割合」についての協議がなされているが
その割合がここには明示されていない。どのような結果であるか教えてほしい。
② 施設建設費以外でも、各市平等に負担した経費がある(道路整備とか調査費等)概算それはどのくらいかかったのか
③ PFI方式の中のBTO方式(建設・資金調達を民間が担って、完成後は公共に移転し、その後は一定期間運営を同一の民間にゆだねる方式)採用とのことである。理由は、事例調査で最大数の採用事例があるから・・とのことで、具体例不明だがなぜか教えてほしい。
④ 維持経費の範囲は(例えば改修費は?)・・15.5年というのは、ずいぶん短期間であると感じるが、本当にそれでよいのか?

 申し訳ないが、電話に出た担当課の職員からは、いずれの点についても明確な回答を得
るこてはできなかった。「協議中で公開できない」というのが理由である。それで、パブコメを書けと言っても、資料不足で書きようがない。設計地図や、周辺緑地状況等は、与えられた条件を最大限に生かそうとされているのは十分わかるのだから、そのようなことよりも、経費にかかわる討議資料や、採用する方式についての討議内容の紹介等が求められるのに、それがない。

「4市合意に至った費用の負担割合にかかわる協定の締結について」という協議題が4月24日の議案にある。すでに合意したのである。なぜその内容を公表しようとしないのか?
 どこの市でも官僚とはそのようにしつけられているのであろうか?
「モリかけ問題」隠匿がはっきりしていてもごり押しする総理のいる国である。その風潮は国の隅々の官僚にまでいきわたっているのであろうか?

火葬場想定図.PNG

                            kawakami

 

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南袖火葬場建設予定地の借用企業体決定! [火葬場問題]

 長浦丘の上図書館を建設した企業は「日産建設株式会社」です。この会社は、その後一度倒産した後「りんかい日産建設株式会社」に名称を変えました。資本金約20億円、業務実績年間540億という中堅の建設会社です。

 この会社が、火葬場建設予定地であった南袖の土地を、市のプロポーザル(公募方式)に応募し、今後30年間の借用先に決定しました。年間借料は1100万円。(月借料は坪当たり190円・長浦駅前あたりは坪800円~1200円)値段が適当であるかどうかは別にして、このように入札決定したということです。小泉市長時代、市が購入した金額は11億5000万円なので、年間1100万円は、金利なして減価償却まで104年かかることになるわけです。《タメイキが出そう・・》

 小泉市政では、火葬場建設が最重要課題に位置付けられていました。平成11年に南袖に5000坪(坪25万円)のこの土地を火葬用地として購入しました。当時2名の議員が取得に当たって強力に働きかけたと聞いています。現下の南袖断念の話を聞き、小泉元市長をはじめ、当時実現に努力された方々は、どんな思いでこのニュースを聞いていらっしゃるのでしょう??せっかくの努力がこれで完全に無にされたわけですから、残念と思われていらっしゃるのか‥怒っていらっしゃるのか?あるいはもう忘却の彼方に追いやっていらっしゃるのかもしれません。

「りんかい日産建設株式会社」はこの土地を土木建設開発の研究施設として活用したいとのことです。間口80m、奥行き200 mの岸壁付きであることも付加しておきましょう。

 火葬場建設用地取得にかかわる経過や、この間浮彫されたさまざまな問題点討議の経過は、袖ケ浦政治史上、正確に、情報開示を求めつつ記録しておく必要があると思っています。   
 私たち政策研究会は、あくまでも市民の立場に立ち、火葬場問題の解決に向けて提言を続けてきましたし、今後も続けるつもりでいます。目下正確な資料を再度調査・精査中です。
 6月には皆さんに永年保存にふさわしい、正確な経過資料をお届けすることができると思います。ご期待ください。                   kawakami

富津市議会火葬場問題質疑 [火葬場問題]

<富津市火葬場問題>
12月6日(火)の千倉じゅんこ議員の新市長への一般質問を要約しました。
質問は、熱がこもり、市民の声を議会へ届けることに頑張られてました。
特に、富津市の火葬場移転問題について、独自のアンケートを実施し860人からの回答をもって今回議会へ臨んでいます。~地元・地引さんの了解をいただきましたので紹介します・関巌~


#火葬場の移転計画について
Q.火葬場移転計画は、市長となってどう考えているか
→広域で取り組むことにより負担の軽減が図られる。4市広域による効率的な運営 に切り替えることが必要と考える。火葬場計画については、今後も4市計画を推 進する。
Q.富津市と本郷区との覚書の法的性質について教えてほしい。
→覚書も一般論では、契約である。

(千倉)火葬場は、本郷区が負担しているが市民全体の問題である。
火葬場計画について、独自アンケートを実施したところ2週間で860通集まった。その内容は以下である。
①移転に賛成か 賛成2.6%、反対93.2%
②市からの説明をどう思うか 十分1.4%、不十分63.2%
③一番感じることは何か。進めるべき6件、見直すべき288件、
説明するべき280件、財政負担が大きすぎる198件、不便になる223件。

(アンケートでの意見の例)
・遠いと高齢者は負担。配偶者、兄弟の最後のお別れができないことも増え近くに あるべき。
・まだ十分に使える施設を取り壊し移転する理由がわからない。
・市民に説明もないまま巨額な税金が使われることに納得がいかない
・いったん白紙に戻し、その上で本郷区との覚書の内容、広域にした場合の富津市 の負担額、富津市民の火葬料金、取壊しの費用、このまま使った場合の修繕費な どはっきりとした金額を示し、市民に説明をすべきだ。
・今の富津市の財政状況を考えれば、あるものを大事に使うべき。
・まだ使える富津市の財産を無駄にしている。
・本郷地区の負担への感謝の気持ちを富津市はどのように対応してきたのか。

Q.移転場所は、渋滞箇所に近い。渋滞する場合は、金谷や竹岡など遠いところから どのくらいかかるのか教えてください。
→渋滞の場合には時間がかかると予想される。

Q.使える火葬場を廃止することによる機会損失はいくらか
→現状では算出していない。

Q.今後の進め方として、市民の意見をどのように聞いていくのか。
→既に実施した。14人から43件の意見を頂いた。引き続き、必要な意見公募を実 施した中で市民の意見を聞きたい。

Q.葬儀を生業にしている方の意見の聴取をどうするのか。
→葬儀関係者に意見公募実施のご案内をしている。市として、運営に関する意見を パブリックコメントで、業者からは意見を貰っていると認識している。

Q.葬儀関係者などは、相手が限定されているので、意見を富津市から求めるべきで はないか。葬儀関係者の意見、懸念事項が市民の皆さんの判断基準にもなるので はないか。
→パブリックコメントで実施していると認識。

#まとめ
 火葬場だけではない、今後のいろいろな事業に、市民や事業者のいろいろな意見を聞いてもらいたい。富津市の事業は、構想時間がいつも長いものの意見を募集する時間は短い。情報を透明化して長く意見を丁寧に聞き、説明にも時間をかけるべき。富津市はやると決めると急に早く感じる。市民と向き合う透明化された新しい富津市を新しい市長が造ってもらいたい。

木更津市火葬場整備計画案 [火葬場問題]

 10月1日から(仮称)木更津市火葬場整備運営事業基本構想(案)が公開されています。

 ご承知のことと思いますが、木更津市と書いていて袖ケ浦市に関係はない・・・と言うものではありません。建築・運営も含めて、木更津市が主体となって事業を進めるので、賛成であれば他市との共用を認める・・・と言うもので、富津市、君津市、袖ケ浦市が、その趣旨に賛同し協定参加しているものです。ですから、このまま進むと、袖ケ浦市も共用する火葬場になるものなのです。

 目下この計画案のパブリックコメントをしています。上記のような関係なので、袖ケ浦市民が応募しても結構かまいません。

 さてこの77ページにわたる計画案を一読して、ふっと率直な疑念がわいてきます。本当にこれでよいのかな・・と言うことが、ひとつ、ふたつと浮かんでくるのです。一読しただけなので、内容をもっと吟味する必要がありますが、とりあえずそのいくつかを指摘しておきましょう。

1、 建築費が異常に安い・・・平成11年(と記憶しています)に建設された市原市の火葬場は、8基の焼却炉が設置され、総額40億円の経費が掛かっています。木更津市が委託した業者案では10基で39億円という想定価格です。このほかに周辺道路整備費が10億かかることも提示されています。建築方式はPFI方式、つまり民間に建築運営を一切委ねる形式です。民間ですから利益を上げなければなりません。この金額で本当に大丈夫なのでしょうか?
 一方、木更津市役所庁舎建設は、資材・人件費高騰のためオリンピック以降に延期しています。これがまともな話であって、今時、10数年前の建築費より安上がり・・ということには、どうも首を傾けてしまう金額なのです。

2、 ランニングコスト(維持運営管理費)についての記述がありません。なぜないのかな?こちらがぐんと高くなるということなのかな?そんな疑念が浮かぶのです。

3、 詳しくは見ていませんが、建築費の減価償却をどのように見ているのでしょうか。市原市の場合は、修理を加えつつ40年~50年との話を、直接担当者から電話でお聞きしました。

4 とにかく、総合的に、袖ケ浦市が負担しなければならない金額を明示してほしいものだと思います。

 とりあえず以上の基本的事項にかかわる問題点を、雑駁ですが、感じたまま、計画案についてお知らせしておきたいと思います。

kawakami

火葬場問題・長谷川議員 [火葬場問題]

 今議会一般質問では、市の掲げる政策について、次々と疑問符がうたれ、答弁内容自体が間違いを追認するような内容になっている。一つだけの例外は、浜宿団地裏山の残土埋め立て計画に関連して、残土条例案の再提出が明らかになったことぐらいであった。

 長谷川議員久々の登場である。なぜ登壇していなかったのかという理由に対する意見もあるが、このことはさておいて、3項目の質問中、ここでは火葬場問題について、議会無視、市民の声を聴かないことを中心に市の対応を厳しく批判した。そのことを報告したいと思う。

火葬場問題について、長谷川議員は経過の節ごとに、4点について質問した。
① 平成20年3月に南袖を断念し、市単独建設に踏み切ることを宣言したのが、23年11月に至ってあっさり木更津市との共同建設に、方針を転換した。この間、単独建設についてどのような取り組みをしたのか?
▼ この質問には、過去に上がった候補地について検証し、単独建設のための適切な用地選定について評価項目を検討したこと。先進地を視察したこと。南袖の土地の活用化を考えたこと。という答弁である。つまり何もしなかったことに等しい。議会の特別検討委員会の報告中には、共同建設に踏み切るわけにはいかなかったので、終わるのを待っていただけの話である。そのことが明確になっただけの答弁であった。

② 木更津市からの申し入れ受諾の際、なぜ隣接の市原市に打診しなかったのか。市民の声になぜ耳を傾けようとはしなかったのか。
▼ 平成10年10月に市原市が建設に着手するとき、地元住民に対する説明で他市との共用はしないことを明言したこと。人口増を見通して共用はありえないこと。市原市からの申し入れがなかったこと。この3点を10年一日の如く市原市へ打診しない言い訳として今回も答弁した。
 この答弁には、昨年12月議会で、笹生猛議員に「市原市も共用について受け入れる用意がある」という発言があったことを指摘されたことには、一切触れていない。つまり、担当責任者の山口副市長の思い込みに対しては「市民に謝罪する意思はないのか」とまで追及されたはずである。もう忘れてしまったのか?

③ 市長は南袖の火葬場建設について、地元市民の反対で断念した。木更津でも地元大久保自治会から反対の申し入れがあった。南袖と同じ状態である。市長は木更津市長に、地元住民の意見重視を勧める気はないのか。
▼ 「地元との交渉の推移を見守っていきたい」との通り一遍の答弁であった。

◎ 長谷川議員は、最後に、覚書9条に「事情によっては覚書の解除を要請できる」とある。袖ヶ浦市の最善策は他市と違ってくることが予想される。市長は議会に説明したというが、一度として協議はしていない。すべて事後報告にすぎない。今後の4市との話し合いは相当困難な判断を迫られるようになることが予想される。市民に対しても、一方的説明ではなく、特に議会に対しては事後報告ではなく、協議によって決定するよう要望したい・・・。として火葬場に関する質問を閉じた。

 中身のある質問であったと思う。任期中残すところあと2回の登壇機会がある。ぜひ積極的登壇を願いたい。
kawakami

勝手にやるなよ!市民の声を聴け!~投稿~ [火葬場問題]

 「広報・そでがうら」火葬場問題の説明について、読者から、厳しい怒りの声が届いているので
そのまま紹介します。

出口市長の姿勢

★ 議会が承認して購入した南袖を、あっさり断念して(断念へのいきさつは前市長との談合?)「新たに市内に」という断言がいつの間にやら〈渡りに船〉と状況合流・・・
 (NON PORI =かなりいい加減=)

★ これまでずっとお世話になってきた「市原市」への配慮が、まったく見えません。
 〈お金〉の問題ではなくて〈心〉の問題!

★ 「四市協同」という言葉がありますが、これに(共)束縛されることなく(真田丸参照)市原市との関係もよくしておくことは必要です。当市を除く3市は、隣接していない故、当市が感じるものとは大きく違っています。

★ 「勝手にやるなよ!市民の声を聴け」と叫びたい!

                           怒りの一市民

          

火葬場問題の説明 [火葬場問題]

 「広報・そでがうら」1ページ全面を使って「火葬場問題」についての市民への説明文が掲載されています。小さな文字でぎっしり詰まっているので、ほとんどの市民の方は、目を通されなかったことでしょう。

 そのうえ、期待していただけに,内容を見てがっかりしました。昨年暮れに議会全員協議会で説明された内容がほとんどそのまま転載されたものです。

 事実経過でいえば、この全員協議会での説明後、議会があり、笹生猛議員・篠崎典之議員から、厳しい質問があり、答弁も満足にできなかったり、山口副市長に至っては、「市原市に対する思い込みの誤りについて市民に謝罪する意思はないのか」とまで追及される場面まであったのです。

 そんな状態であったにも関わらず、議会最終日、それらの論議内容を検討することもなく、議会無視のまま、市長から覚書締結に向けての、意思表明があったという、あきれた経緯をたどっています。

 木更津市の覚書の決定的弱点は、まったくの内容不明であることです。わかったことは何か。
1、この事業は木更津市の事業であること。したがって、火葬場整備事業の主体・完成後の管理運営業務は一切木更津市が行うこと。
2、建設方法はPFI方式で行うこと。
3、共同整備事業賛同する市は、応分の負担をすること。
後はこの協議に加わりたかったら加わればいいし、加わりたくなかったらそれはそれで結構・・・という不思議な「覚書」の内容です。

 第一「試算内容の公表もなく、参加するもしないも、行政として責任を持てない」というのが常識でありましょう。11月18日に庁内会議で決定し、19日に市原市にあいさつに行き、20日に議会へ説明という日程配置を見ただけで、唖然としてしまいました。まさに
「市長って裸の王様じゃないの?」
と言われているのも、あながち不思議でない雰囲気なのでしょうか。

 さて、私たちは、どこかの国の首相になったおつもりの行動には黙っていられません。次の日曜日の新聞折り込みで、「市原市との共用試算・木更津市との共用試算の比較表」を含めた、特集版会報を全市に新聞折り込みで配布したいと計画していることを、お知らせしておきたいと思います。ぜひ目を通され、袖ケ浦市民にとって、最善の策は何なのかをおひとりおひとりお考え下さい。市政の主人公は、一人一人の市民なのですから・・・

kawakami

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