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大谷医師ガンバレ [情報操作]

 昨日、今日(27日)と、東京新聞は「羽鳥慎一モーニングショウ」に対する、現政権からの攻撃に対し、厳しい抗議の論調を掲載している。

◆ 「日々論々」の「視点」~見張り塔から~
 ここにジャーナリストの津田大介さんが「政府系ツイッター批判的な論評を狙い撃ち」と題して内閣官房や厚生労働省の公式ツイッターが特定の番組を狙い撃ちにして、たびたび反論したことが物議を醸しているとして、「羽鳥真一モーニングショウ」出演の、大谷医師を事実に反する論調で攻撃し、出演不能状態に追い込んでいることに厳しく抗議している

◆ 今日の新聞6ページ「論壇・時評」欄には、中嶋岳志さん~東京工業大学教授~が、「首相会見メディアの萎縮」「圧力への抵抗応援しよう」と題した論評を掲載している。ここでは「官邸記者クラブ」の実態は「新型コロナウイルス拡大防止の総理会見を茶番劇にした官邸と官邸記者クラブ」との立岩陽一郎の指摘を紹介しながら「記者会見が事実関係を問いただす場にならない」ことを具体的に明らかにし、日本の記者は、権力の側から情報を取ることに力を入れるため権力の機嫌を損ねることを恐れ、結局は記者と権力が共犯関係にあるのが「官邸記者クラブ」と定義づけている。

◎ このような東京新聞のジャーナリズムとしての姿勢に拍手を贈るのだが、それだけでは足りない。それでは私たちは何をすればよいのか・・中島さんは最後に次の言葉で結んでいる。
「私たち読者は、一人一人の記者の仕事に注目する必要がある。そして価値ある報道をした記者を、応援の声によって支える必要がある。私たちもメディアの一員なのだ。」・・と
 
                                kawakami

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羽鳥慎一モーニングショウ [情報操作]

 昨日のブログで、テレビニュース番組の優れたコメンテーターが、次々と消えていくことについて、その背景の記事を「東京新聞・望月 衣塑子記者と歩む会」で見つけたと書いたが、出典は「LITERA」の記事であり、勘違いであったので訂正する。改めて今日のブログに「検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電凸が・・」という記事を紹介する。
 ※ 「ネトウヨ」という用語は、ネット右翼の略。        kawakami


安倍首相が「1日6000件を超えるPCR検査が可能」などとぶちあげたものの、「検査を受けられない」という状況が一向に改善されない日本の新型コロナ対応。しかし、メディアの論調は大きく変化をしている。少し前まではほとんどのワイドショーが「検査しないのはおかしい」と批判の声をあげていたのに、突然口をつぐみ、「検査をすると医療崩壊が起きる」などと叫び始めたのだ。

 さらには、欧米で感染者数が増えていることを受け、「日本は感染拡大を封じ込めている」「日本の作戦が成功している」などと「日本スゴイ」論までが跋扈し始めた。

 これはもちろん、安倍政権が圧力と情報操作に乗り出した結果だ。5日、検査拡大をもっとも強く訴えてきた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)に対して、厚労省や内閣官房のSNSが大嘘を仕掛けたが、その前後から、メディアの空気がガラリと変わった。

「厚労省のSNSの裏で官邸の指示があったことも明らかになりましたが、こうした表だった抗議以外に、報道局幹部や出演者には厚労省から『ご説明を』とやんわり圧力もかかっていた」(全国紙社会部記者)

 こうしたなか、さらなる異変が起きていた。PCR検査を拡大させることの重要性を説明してきた大谷義夫医師の姿が、テレビのスタジオから忽然と消えてしまったのだ。

 大谷医師は池袋大谷クリニックの院長で呼吸器疾患のスペシャリストとして知られるが、新型コロナの問題では、現場の医師としてPCR検査の必要性を訴えてきた。とくに『モーニングショー』には、ほぼ毎日のように出演。前述した厚労省のデマ反論も、大谷医師が医療機関でのマスク不足を訴えたことに対してのものだった。

 まさに国民の目線で、政府に検査・医療体制の整備を要求してくれる頼もしい存在だったのだが、その大谷医師がなぜかほとんどテレビで見かけなくなっているのだ。『モーニングショー』にも3月10日の放送を最後にスタジオ出演をしていない。

 その理由について、ある民放のニュース番組スタッフがこんな衝撃的な話を教えてくれた。

「うちの局も大谷先生に、スタジオ出演をオファーしたところ、しばらくは……と断られたようだ。どうも、クリニックのほうに抗議が殺到して、大変な状態になっているらしい。このままいくと、診療ができなくなるということで、テレビ出演を控えたということだろう」

 周辺を取材すると、たしかに、大谷医師は安倍応援団やネトウヨ、さらには“検査不要派”から、激しい抗議や嫌がらせを受けていた。

「例の厚労省の名指しツイートの前後から、『検査を拡大すべきだ』と主張する番組やコメンテーター、専門家には、抗議が殺到するようになっていた。大谷医師以外にも、岡田晴恵教授、さらには『モーニングショー』を放送しているテレビ朝日にも抗議電話や嫌がらせ電話がきているらしい。ただ、大谷先生の場合は、抗議や嫌がらせがクリニックのほうにいってしまい、診療や業務に支障をきたすような状況になってしまった」(テレビ関係者)

 しかも、大谷医師はとんでもないデマによって、さらに大規模な嫌がらせ攻撃にさらされていた。それは、報道圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」の事務局長を務める安倍応援団の経済評論家・上念司氏が3月5日におこなった“デマ”ツイートが原因だった。

〈池袋大谷クリニックの大罪!
テレ朝で喘息の薬が新型コロナウイルスに効くと煽りまくった結果、当該薬が入手困難になりつつあります。喘息の子供が死んじゃうよ!本当にふざけんな!
※このTweetは医師の監修を受けております〉

 17日現在でこのツイートは1万リツイートされ、上念氏のツイートを見たTwitterユーザーは〈薬が入手困難で喘息の子どもが死んだりしたらテレ朝、池袋大谷クリニックの院長は「殺人者」と言っても過言ではない〉〈これは新たな「テレ朝の犯罪」だ〉と同調。

さらに、6日にはこの上念氏のツイートを元に、ネトウヨまとめサイトである「Share News Japan」が「上念司氏「池袋大谷クリニックの大罪! テレ朝で喘息の薬が新型コロナウイルスに効くと煽りまくった結果、当該薬が入手困難になりつつあります…」」と拡散。その上、運営者が菅義偉官房長官の息のかかった自民党神奈川県議の弟であるとの疑惑が持ち上がったこともあるネトウヨ向けサイト「政治知新」も、10日の記事でこの話題を取り上げた。

 そして、ネトウヨや検査不要派は、SNSだけでなく、一斉に池袋大谷クリニックへ“電凸”をかけ、抗議をエスカレートさせていったのである。
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テレビ支配 [情報操作]

 私は日中ほとんどテレビを見ない。見るのは朝の「羽鳥慎一モーニングショウ」と、夜の「情報ステーション」日曜日はこれの代わりにTBSの「関口宏のサンデーモーニング」である。この3本がしばらくの間定番であった。
 なぜか・・まずNHKはドキュメンタリーに良心的ディレクターが残っていると見え、時々ハッとする作品を見せてくれるが、ニュース番組は、現政権の御用番組に成り下がっているからだ。このドキュメンタリー番組の為に高い受診料を払っているようなものだ。日本テレビはほとんど見たことがない。なぜかは言わなくてもはっきりしているであろう。但し見ているのだってある。「笑点」1本。

 ところがこのところ、変なことが起きている。
▼「羽鳥慎一モーニングショウ」のピリッとワサビの効くような玉川さんの顔が見えない。コロナウイルスで、地域の良心的医療をされていることが、発言内容で誰でもわかるような大谷医師の姿も見えない。
 岡田教授はまだ頑張っていらっしゃるが、何とここに田崎スシローこと、現政権代弁者・田崎史郎が大きな顔をして座っているのだ。なぜであろう??
※念のため「スシロー」とは回転寿司で有名な「スシロー」ではない。安倍晋三と鮨トモダチ?の意。

▼ 「情報ステーション」の内容も急速につまらなくなってきた。優れたコメンテーターは、すぐ姿を消してしまう。内容がスポーツに偏重してきている。国会に政権を揺るがすような問題が起きていても、コロナとオリンピック中心の構成になっていたり・・・

▼ 「関口宏のモーニングショウ」は、優れたコメンテーターが視聴者を引き付けていた。そこから佐々木さんが消えた。姜さん、金子さんはめったにしか出てこなくなった。大丈夫かなこの番組も消えるのかな??

◎ 昨日、このブログにも時々登場するネットニュース「LITERA」を読んでびっくりした。このことの背景が書かれてあるのだ。明日このニュースを紹介する。      kawakami

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選挙のテレビ放送 [情報操作]

 奈良輪さんからの投稿がありましたので紹介します。   kawakami

ーー選挙のテレビ放送を聞いて思うことーー

 参議院選挙でのテレビ放送での安倍陣営の宣伝のうまさに驚いています。
栃木県の医者が自民候補として白衣を着て”私はガンを無くす”と話していました。そんなすごい医者なら政治家にならず医者のまま世の中に貢献すれば良いのにと感じましたが病に侵された方には天使のように見えたに違いありません

 これはかっての大本営発表ですね、うそも堂々と言えば本当に聞こえる
いままで安倍さんはアベノミクスで『企業が儲かれば給料が増え国民の生活が良くなる』と
言っていました。 でも2012年12月の安倍政権前と現在2019年を比較すると

金融・保険業除く内部留保 273兆円ーー>466兆円 に激増
日経平均株価 10080円ーー>21338円に倍増

     しかし、私たちの暮らしは
非正規労働者数 35.5%-->38.5%
国民年金支給額 65541円ーー>65008円
厚生年金支給額 230940円ーー>221504円 と悪化
   最低賃金は749円から874円に上がり
   所定内給与が297700円から306200円と2%8500円上がったものの
消費者物価指数は 96.4-->101.8に上昇したことと
介護保険などの上昇で生活改善効果は実感としては感じられません

一方、所得が1億円の富裕者の税率は
1980年 所得税75% 住民税13%
2015年 所得税45% 住民税10%
と下がっています
そして資産は

氏名 2019年 2015年
1 柳井正 2兆7670億円 2兆5109億円
2 孫正義 2兆6670億円 1兆6541億円
3 滝崎武光 2兆0670億円 1兆0472億円
のように上昇、金持はより金持ちになったということで私たちは大本営発表に騙されていたというのが本当の姿ではないでしょうか

 でもNHKの選挙での放送を見ていると自民党も公明党も私たちの生活を良くしてくれそうに聞こえるから実に不思議です。

 これは明るい話だけの与党とこれに反し批判する野党の話を聞く民衆の耳には、明るい話の方に引き寄せられると言う人間の心理学を知る参謀による情報操作の戦いの結果なのでしょうか?

 ということで選挙では ★何を言うかではなく ★何をしてきたか?で判断するのが賢い有権者の選択ということのようです。

By 奈良輪

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日本メディアが作った神話 [情報操作]

Yさんは、時折新鮮な、びっくりするような、ニュースを思い出してように送ってくれる。
今日は四つぐらいのニュースの中から、ほとんど知ることのないようなニュースを一つ選んで紹介する。     kawakami

「米国の声」は日本メディアが作った神話 猿田弁護士が指摘

シンクタンクの新外交イニシアティブ(ND)の猿田佐世代表(国際弁護士)は18日、JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)贈賞式に先立ち「日本メディアと国際報道」と題して記念講演した。辺野古への基地建設や原発再稼働などを求める「米国の声」は、日本側のロビー活動や資金提供が介在して影響を及ぼし、「知日派」の意見としてワシントンから日本に届いていると述べた。

猿田氏は「ワシントンに住んでいると実際は違う」と指摘。「知日派」で名高いアーミテージ元国務副長官が普天間飛行場返還を巡り「沖縄であれだけ反対しているのだから、辺野古以外のプランB(代替案)があった方がいい」と語っていてもメディアで伝えられないとし、「米国とは誰なのか疑問が湧く」という。

 日米外交に影響を与える知日派は5~30人で、日本政府から米シンクタンクへの資金提供や、知日派のいる大学への寄付があるとし「2016年は少なくとも29億円に上る」と説明。

 「シンクタンクによるワシントンでの会議を日本の資金で開き、聴衆の多くは日本人。それを聞いた日本メディアが記事を書き『米国の情報』として広まる。メディアの作り出した神話だ」と指摘した。    沖縄タイムス 8月19日版


 読者の声

とんでもないことがまた明らかになった。
日本のメディアは政府のロビー活動を分かっていながら国民を騙すフェイクニュースを流し、政府に加担しているということだ。

猿田弁護士.PNG








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望月衣塑子東京新聞記者 [情報操作]

 私のメール受信欄に、どこをどう間違ったのかTwitterが紛れ込んできて、望月衣塑子さんという名前が書いてある。どこかで聞いたことがあると思って、あの人ではないのかな・・と慌てて「平和・人権・教育と文化を考える会」から届いたばかりの会報を開いてみた。ありました。彼女の講演会が、ちょっと先になりますが6月16日(土)木更津市中央公民館大ホールで14時から開催されることになっていました。

 望月衣塑子…東京新聞の売れっ子記者。以下どんな方であるかの紹介を今から書いておきましょう。

 2017年6月6日以降、菅義偉内閣官房長官の記者会見に出席して質問を行うようになった。内閣官房長官の記者会見を選んだ理由について本人は、「森友学園、加計学園などの問題を取材する中で政権の中枢に問題意識を持ち、国民の疑問や怒りを自分で直接ぶつけてみようと思った」「私にできることは、政府のスポークスマンである官房長官に質問することだった」などと語っている。会見での質問をまとめた動画と単著について「マスコミの最近のありように一石を投じるすもの」として2017メディアアンビシャス賞の特別賞に選ばれた。

 通常の官房長官記者会見では記者の質問は1人が2~3問で10分程度だが、2017年6月8日で望月は加計学園問題と伊藤詩織の訴えに関して、40分の時間をかけて23回の質問を繰り返したことで注目を浴びるようになる[5][11]。望月は「私は政治部でなく、社会部の記者です。社会部で警察や検察の幹部とやりとりをしてきたなかで、執拗に質問しないと、肝心なことを答えないことを、身に染みて知っています。答えをはぐらかし、時にはウソもつかれます。」と意義を説明している。(ウイッキペディア)

 望月記者を励ます方はどっさりいらっしゃる。その中から3人の言葉を並べてみる。
• ノンフィクション作家の吉永みち子は毎日新聞の7月の第三者機関「開かれた新聞委員会」で「聞くべきことを聞いてくれた」と望月を評価した。
• TBSの金平茂紀顧問は「チャキチャキの江戸っ子風の潔さがあるように感じた。いい意味での社会部記者の記者魂を保持している人だ。」と望月に好意を寄せており、その取材姿勢に対しても「政権と記者とのなれ合いの空気を一変させた」と評価している
• ジャーナリストの青木理は「会見で率直にただすのは当然で、こういう記者が増えれば日本のメディア会見もずいぶん風通しがよくなるのでは」とコラムで評価している。

 さて、望月さんだけでなく、これから組まれているいくつかの行事もお知らせしておこう。
◎ 「2018年春の憲法集会」を下記の通り開催します。
◆日時・・・4月14日(土)午後2時~4時(開場;1時間半)
◆会場・・・木更津中央公民館・大ホール
◆講師・・・稲 正樹さん(国際基督教大学元教員)
      「9条が変わるとどうなるの?
~自衛隊、政治、教育、・・・私たちの生活~」

◎ 4月21日(土)原発反対デモ 今月は木更津市です。10時・・金の鈴駐車場集合
◎ この会では、秋にはあの前川前文部科学省事務次官をお呼びする。今から楽しみである。
                                
望月記者.PNG

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えええ・・佐川証言放映なし?NHK [情報操作]

★ 菅野完さんのツイッターです

森友問題とは隠蔽の連続なのだ。

第一の隠蔽は、土地売却価格。
第二の隠蔽は、籠池の身柄
第三の隠蔽は、公文書改竄
第四の隠蔽は、臨時国会不開催
第五の隠蔽は、解散総選挙
第六の隠蔽は、財務省への罪のなすりつけ

話が進めば進むほど、隠蔽の規模が大規模かつ悪質かつ幼稚になってる。
第七の隠蔽 メディアコントロール
NHKが27日の佐川の証人喚問放送しない。
◎ ほんまや。27日のラテ欄、第1試合「聖光学院」対「東海大相模」第2試合「国学院栃木」対「延岡学園 って選抜の中継になってる。

◎ いや別に、ええのよ。選抜放映しても。
でもさ、NHK、地上波って総合とETVの2chだけじゃないでしょ。それぞれ2枠もってるのだから合計4枠あるやん。どっかで流せよ。
◎ 電話で問い合わせたら、国会中継は前日の夕方5時までに放送されるかどうかが決まるらしいので、まだ確定じゃないみたいです。
◎ 今、ふれあいセンター?0570066066 に電話した。
ちょっと繋がりにくかったけど1~2分で繋がりました。27日は国会中継希望で
◎ 籠池さんの証人喚問の時もたしかそんな返事でした。
(けど結局、翌日放送になりました)・・・今回も同様でしょう。

◎ 国民からの問い合わせの電話が多ければ絶対に放送するはずです。
頑張って電話しまくりましょう!!

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あんな奴を・・ [情報操作]

 久しぶりに「阿修羅掲示板」を開く。興味深い記事がずらりと並んでいる。その中でも目を引く見出しがあった。「あんな奴を2度と会場に入れるな!」というものだ。今日はこの記事を紹介したい。  kawakami

 東京新聞社会部の女性記者、望月さんが加計疑惑で官房長官の菅義偉を質問攻めにした。これについて記者会見後に「想像だにできない」ことが起きた。(敬称略)

 読売のキャップが東京新聞のキャップのところに飛んできて「何だあいつは。あんなヤツを二度と会見場に入れるな!これはクラブの総意だからな」と怒鳴り上げた、という。

 「読売新聞は権力に魂を売って官邸の下足番に成り下がった」と日刊ゲンダイが激しく非難した。当然だ。

 あり得ない話だ。他社の記者の質問を「妨害する」など、まともな記者がやることではない。読売の記者たちは一体、何のために官邸に詰めているのか? 取材をするためではないのか?

 ろくな取材もせずに、ひたすら他社の記者の言動を監視する。安倍政権に「雇われた」スパイか?密告社会を先取りしたかの読売新聞。だから「共謀罪」に熱心だったのか。

 取材陣の中に官邸の“情報員”が紛れ込んでいるとしたら危険な話だ。読売は報道機関なのか? それとも権力の末端組織なのか?どっちなんだ? 紛らわしいので早く、旗幟鮮明にすべきだ。

 昔「記者」と偽って、企業から金品を撒きあげる「新聞ゴロ」がいた。新聞記者と称するゴロツキという意味だ。「読売のキャップ」とやらは、まさにこれと間違われても仕方がない。

 それにしても「ヤツを二度と(記者)会見場に入れるな!」読売のゴロツキは何様のつもりか。

 日ごろから「政権に立てつく奴は恫喝してやれ!なんかあったら、オレたちが尻押しをしてやるから安心しろ」と安倍政権から言われてきたのか?

 日刊ゲンダイの指摘通り、権力に魂を売った読売新聞は今や立派な官邸の下足番に成り下がっている。

 こんな腐った読売新聞を購読する者がまだいるのか? 腐った臭いが取れなくなる!

             阿修羅掲示板…「半歩前へ」さんブログ紹介

報道の自由度 [情報操作]

今日(7日)東京新聞〈こちら特報部〉に「国境なき記者団の異例の声明」と題する記事が掲載されている。

この声明には次の3点が指摘されている。

1、 米軍によるジャーナリストたちに対する監視活動
① 英国人ジャーナリスト、ジョン・ミッチェル氏が米情報公開制度を利用して入手した米軍内部文書に、同氏の個人情報や講演内容が記載されていて、同氏について、『敵対的』『取材協力による関係改善は認められない』などとの記述があること
② このことに対し在日米軍と日本政府に問い合わせたが、いずれも回答拒否。
③ ミッチェル氏自宅からインターネットによるいくつかの米軍サイトへの接続が遮断されていたこと

2、 ヘリコプター着陸帯(ヘリバット)建設抗議活動を取材していた琉球新報と沖縄タイムスの記者が一時拘束されたこと

3、 昨年自民党議員が政府に批判的な新聞に対し財政的圧力を加えるべきだと発言したこと。NHKの元経営委員が「沖縄の地元紙はつぶされるべきだ」と話したこと

 上記実例を列記したうえで「安倍晋三氏が2012年12月に首相に就任以来、報道の自由が下がり続けている」ことを指摘し、「報道の自由度ランキング」が、180か国中72位で2002年に始まったこのランキングで過去最悪に陥っているとのことである。

 「表現の自由」に対する規制・妨害は、指摘されるまでもなく、特にテレビでの、すさまじいまでの報道規制の内容が、ネット上などでは、次々と暴露されている。注視せねばならぬ。  kawakami

テレビなくても受信料? [情報操作]

テレビなくても受信料? 総務省、NHK巡り議論
日本経済新聞 電子版

 今度の都知事選で、元NHK職員で経理担当であった方が、立候補されている。
「NHKから国民を守る党」代表の立花候補の政見放送は、NHKで行われ、21日夜、都内中心に放送したそうだ。「NHKをぶっ壊す」と9回も連発した、と東スポが7月23日に報道した。 原子力ムラや東京都や自民党、官邸内からも勇気ある内部告発者が飛び出して、政党を立ち上げると、日本を変えることが出来るかもしれない。

 所で、テレビなくても受信料? 総務省、NHK巡り議論[日経新聞] 2016/7/7 0:04という記事を紹介しておこう。

 新たな受信料負担のしくみはスマートフォンやタブレット、パソコンなど番組を視聴できるネット端末を持つ世帯を対象に加える案を軸に検討する。NHK番組を見る世帯だけに対象を狭める案や、テレビやネット端末の有無に関係なく全世帯に対象を広げる「税金化案」も浮上している。

 総務省が「税金化案」のモデルとするのはドイツ。同国ではテレビやネット端末の有無に関係なく、原則として全ての世帯が公共放送の受信料を払う義務がある。

 すでに受信料を納めている世帯の負担は変えない見通しだ。

 五輪の一部競技の中継などNHKがネットに配信する番組は誰でも見られるが、費用はテレビを持つ世帯の受信料でまかなっている。総務省はテレビの無い世帯から受信料を受け取れば負担の公平性が高まるとみている。省内の検討会で年内にも議論をまとめ、来年の通常国会に放送法の改正案を出したい考えだ。

 ただテレビのある世帯でさえ、受信料を払っているのは2015年度で77%どまり。対象を広げても受信料収入がどれだけ増えるかは不透明だ。


気になる小さなニュース [情報操作]

 鳥越さんが病気のこともあったのでしょうが、そのまま消えて、古賀さんが消えて、古舘さんが風前のともしびというところで頑張っている。そこに、新しいお名前が登場した。このところ舌鋒鋭くなった岸井さんである。そのニュースを含めて、気になる小さな記事を紹介する。  kawakami


 ★ 岸井成格毎日新聞特別編集委員

「ジャーナリズムが一番、心しておかないといけないことは何かっていうと、権力は必ず腐敗する。そして、時に暴走する」(ニュースソクラ 10月23日)http://bit.ly/1l3Oh2y

「その暴走をいかにして、未然に防ぐかっていうのがジャーナリズムの役割であり、本来なら国会であり、司法の役割だけど、ジャーナリズムの大きな役割でもあります」

「その暴走が始まったのですから。その暴走をいかに止めるか、それが一番大事なところですよ。ところが今の政府は、本当によくメディア対策を検討し、堅実に積み上げてきている」

「口にチャックをしろと、菅官房長官が繰り返しているらしい。もう絶対に個人の意見は、言わないようにと閣僚全体に。役人が官邸に歯向かったら最後、徹底的に干しますよね。安倍内閣は、それで持っているところがありますよね」

 この記事を読むと、首相周辺が岸井成格氏を目の敵にしている理由がよくわかる。


★ 日刊ゲンダイ

「空爆1回1億円 『イスラム国特需』でほくそ笑む各国軍事産業」(日刊ゲンダイ)http://bit.ly/1MYBoO5

「『弾薬の在庫一掃セール状態』(軍事関係者)と揶揄されるほど、イスラム国に対する空爆が激化している」

「米国防総省によると、今月12日までにイラクとシリアで計8125回の空爆を実施。その費用は10月末時点で50億ドル(約6100億円)にのぼった。1日当たり1100万ドル(約13億4800万円)、1回79万ドル(約1億円)」

「ザッと計算しただけでも、空爆に2兆円」

「戦禍が広がるほど、自国の軍事産業が潤うカラクリは相変わらず」

★ 「週刊プレイボーイ」

 フランスの有力紙「ル・モンド」東京特派員フィリップ・メスメール氏「あくまでも私の個人的な意見ですが、日本は(ISへの)軍事介入からは一定の距離を置いたほうが良いと思います」(週刊プレイボーイ)http://bit.ly/1XBZt2f

 「日本はイギリスやフランスなどの西欧諸国と違い、歴史上、中東地域を植民地として支配した過去もありませんし、キリスト教文化圏でもないので、イスラム教とキリスト教の対立の歴史からも離れた立場にある。そうした日本の立場は、これまでも中東との外交で大きな役割を果たしてきました。軍事面で『テロとの戦い』に参加することはそうした独自の立場を失いかねません」

 「しかも、日本には憲法9条がある。仮に軍事的な協力を求められても、日本にはそれを断るだけの正当な理由があるのです。私はその意味でも憲法9条は日本にとって貴重な財産であり、そのことを他ならぬ日本人自身がもっと理解する必要があると思います」




古賀茂明さんの講演会 [情報操作]

 今日はめったにない講演会のお知らせです。    事務局

演題  「暴走するアベ政権を止めるには? ~報道の裏を読み解く~

講師  古賀茂明さん
時・所   11月21日(土)13:30から16:10・・・市原市市民会館小ホール

内容は・・・アベ政権による「戦争できる国」づくりと、それを支える政界、官界、メディアの実態を
歯に衣着せず生々しく語ってくれます。
普段わからない表に出ない話が沢山聞けます。

 I am not ABEと言って報道ステーションを下ろされた、元経産省官僚の古賀さんの歯に衣着せぬ生々しい話です。

主催 9条の会いちはら・・・・入場料 前売り700円 当日1000円



NHK裁判で完敗 [情報操作]

 NHKの問題は後を絶ちません。権力とメディアの関係について、今日(19日)のTBSの「サンデーモーニング」でも、コメンターがそろって、厳しい発言をしていました。  kawakkami

2015年4月18日 日刊ゲンダイ

 籾井勝人会長の私用ハイヤー問題や「ヤラセ報道」でテンヤワンヤのNHKに“新たな衝撃”が走っている。NHKが千葉・松戸市在住の男性(66)に対して受信料約18万円の支払いを求めた裁判で「完敗」したのである。

 判決が出たのは15日の松戸簡裁(江上宗晴裁判官)。裁判で、NHK側は2003年3月に男性が受信契約を結んだにもかかわらず、受信料を支払っていないと主張。これに対し、男性側は契約締結そのものを否定していた。

 江上裁判官は判決で、受信契約書に記載された署名と(裁判の)宣誓書に記載された男性の字体が一致せず、男性の妻とも筆跡が異なると認定。「受信契約を締結したものとは認められない」として、「放送受信料の支払い請求は理由がない」と結論付けたのだ。

 NHKは「判決内容をよく読んで対応を検討します」(広報部)と平静を装っているが、コトはそう簡単に済む話じゃない。受信契約書の筆跡が男性本人でなければ、一体、だれが男性の名を勝手に記入したのか。ヘタをすれば「私文書偽造」の刑事事件に発展しかねない大問題だ。

 勝訴した男性もこう憤る。
「私はNHKに契約書を見せてほしいとずっと言い続けてきたが、なぜか、NHKは契約書を見せませんでした。6年経って初めて契約書が提示されたのですが、おそらく私文書偽造の時効(5年)を迎えたからではないかと思っています。NHKも刑事事件を避けたかったのでしょう」

 男性の言う通りなら、NHKは契約書に勝手に個人名を書き込み、受信料を徴収しようとしたワケで、ヤクザ顔負けの悪徳手法だ。元NHK職員でジャーナリストの立花孝志氏がこう言う。
「判決で注目すべきは、裁判所がテレビを持っていても、契約書がなければ払わなくていい、と判断したことです。NHKは、テレビを持っていれば支払い義務は生じる、との姿勢ですが、それが否定されたのです」
 NHKの受信料不払いをめぐっては、全国各地で訴訟が起きているが、契約書がなければ支払う必要ナシということらしい。不払いが続出すれば、NHKの経営に打撃を与えるのは必至だ。


テレビ降板メンバー [情報操作]

  報道ステーションから古賀氏が降板された記事を読まれた会員から、すぐ、「日刊ゲンダイ」の記事が送られてきた。これを読むとはっきりするので、言論の自由がこのようにして「情報操作」されていくことの証拠に掲載しておきたいと思う。  kawakami


 先週27日のテレビ朝日系「報道ステーション」で、降板をめぐる官邸やテレ朝上層部からの“圧力”を暴露した元経産官僚の古賀茂明氏(59)。「I am not ABE」と書いた紙を掲げ、強烈な最後っ屁をかましたが、古賀氏はまだマシかも知れない。

 この春の番組改編で、民放各社の報道・情報番組のコメンテーターから、安倍政権に批判的な論客は静かにほぼ一掃された。今や、反安倍論客はテレビ界の「絶滅危惧種」といってもいいほどだ。

 報ステでは、月~木曜のコメンテーターだった朝日新聞の恵村順一郎論説委員も3月いっぱいで降板する。昨年9月放送の慰安婦問題の検証で、「慰安婦問題は消すことのできない歴史の事実」とコメントしたのが、同10月のテレ朝の番組審議会で「ちゃぶ台返し」と非難された。ちなみに、審議会委員長の見城徹・幻冬舎社長は安倍首相の「メシ友」だ。

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古賀氏降板の真相 [情報操作]

 古賀氏降板のニュースは、降板前からこのブログでお知らせしておいた。たまたま27日報道ステーションを直接視聴していたので、最後までその真実をお知らせしたい。「アカかぶさん」がその秘話をつづっている。少し長いが、紹介したい。  kawakami

 放送中に一体何が起きていたのか、そして、古賀氏はなぜ発言したのか。テレビ朝日の報道局員は、「報道フロアはもう騒然となってましたよ。報道局幹部は、激怒してましたが、番組のスタッフや局員からは、よく本当のことを言ったという称賛の声や、普通のことを言っただけじゃないかという冷静な声、激論はあってもいい、面白い、視聴率が取れるといった様々な声が出てました。幹部の前では言えませんけどね」と話す。局内も古賀批判一色ではないようだ。

 放送から一夜明け、古賀氏が、彼に非常に近い新聞記者に語った内容を我々は独自ルートで入手した(古賀氏本人に確認したところ「ノーコメント」ということだった)。
 生々しい証言のため、ほぼ全編を掲載する。

●あの時、スタジオでいったい何が起きていたのか!?

 僕と古舘さんとわーっとやり合って、CMに入りまして、そこで(番組の幹部W氏が)来るんですよ。「打ち合わせに無いことをしゃべるな」と言ってきたんです。だから僕は「えっ?」と驚いて、「打ち合わせしたこと以外は、しゃべっちゃいけないんですね、もう一回言ってください」と言ったら、「だから打ち合わせに無いことを言わないでください、古賀さん」と言ったから、僕はそれを紙に書いたんです。
『打ち合わせに無いことを喋らないでくださいと(番組の幹部W氏は)言いましたので、私はこの番組の中では打ち合わせたこと以外しゃべれなくなってしまいました』って、(CMのあと)最初にそれを言ってから、私はしゃべりますからと言ったんです。CM中のことです。
 そしたら(番組の幹部W氏)は、すごいあせっちゃって、「なんでそんなこと言うんですか」と言うから、だってあなたが今言ったでしょ、と。

 僕の立場としては言いたいことを全部言いたいけど、でも、それを言わないんだったら、何で言わないか説明しなければならないじゃないですか、と話をして、あなたは名前を出さないで裏でそういうふうに圧力かければすべて済むからいいですけど、僕は名前出してやっているんですよ、と。だからあなたも正々堂々と言えると思っているんだったら、名前を言っても何も困らないでしょうと言ったら、それは困ると言って。

 そして今度は何か「いきなりあんなことをしゃべるのはフェアじゃない」と言い出して。結局、(番組の幹部W氏は)その時に何を心配しているかというと、そういう「圧力がかかった」とか、あるいは「言うなとか言った」とか、そういうことを言われることだけを一生懸命気にしているわけ。というのが一回やりとりがありました。

 古舘さんが何で怒ったのかよくわからなかったんです。最初は。僕は、古舘さんのことを悪く言うつもりはなかった。それなのに古舘さんが急に怒ったんですね。それが、ちょうど古舘プロの佐藤(孝)会長の名前が出た時だったんです。もう顔色が変わったんですね。私がその名前を言ったとたんに。何か古舘さんは一生懸命に、それでも「正しいものを作っているんです」、とか言ったんです。
 だから僕は、全部、Mプロデューサーとかディレクターが一生懸命やったからで、そのプロデューサーを更迭しちゃってどうするんですかって話をしたんです。そしたら古舘さんは「更迭じゃない」と言ったんです。

●Mプロデューサーの更迭、コメンテーターの恵村氏、古賀氏の降板

(Mプロデューサーは)もう去年の暮れか年明け早々には異動を言われていたはずです。もちろん、古舘さんはそれを知ってました。一方、局側は、それを3月26日木曜日まで隠していた。何でかというと後ろめたいからなんですよ。
 古舘さんはとにかく僕に対して、前回出演したときに謝っているんですよ。謝った理由は何かというと、要するに「自分はわざと知らないフリをしてきました」と、Mプロデューサーが代わるとか、コメンテーターの恵村(順一郎)さんが代わるとか、僕も出さないということは、もちろん、彼だって知ってはいるんですよ。知ってはいるんだけどテレビ局側にはわざと聞かないで、知らないフリをしました、と。自分は単なる出入り業者に過ぎないから、とか卑下して言うんですよ。

 もちろん、彼には正式な意味での人事権はない。だけど実際は、これは、古舘プロダクションの関係者に聞いた話だけど、古舘氏の番組人事への事実上の影響力はすごく大きくて彼自身これまでもそれを行使してきたんです。形としては佐藤会長を通してかもしれないけど。それなのに彼はMプロデューサーも恵村さんも守らなかった。守ろうとして諦めたのではなく、最初から逃げたんです。だから僕のところに謝りに来たんです。

 楽屋に来て、「本当に古賀さん申し訳ありません」と頭を下げて、そしたら僕としたらもうどうしようもないですよね。だって、古舘さんはもう認めちゃっているわけですから。もう僕には何にも言う言葉がない。古舘さんはそういう方だったんだと扱うしかないな、と。要するに闘う人間ではなくて、ただ、自分の保身だけの人間なんだということだとわかったんです。

 それなのにあそこの場(27日生放送中)で、如何にも自分が戦っている、こんなに自分はがんばっているみたいなことを言い、且つ、(Mプロデューサーは)更迭じゃないと言い、公共放送を使って、自分の立場を守るために言わば嘘を言ったわけですよ。

●番組の最後、番組と古舘氏がやったこと

 番組の最後の最後で、古舘さんが「一部承服しがたいことがあった……」とか言いましたよね。一部承服しがたいというのは、他のかなりの部分を承服しているのか、よくわかりませんが、あの時は、最後に、お詫びの原稿が古舘さんのところに回ってきて、彼は、最後に何十秒でこれを読む、最後終わるぎりぎりでそれを読んで、番組が終わりというのを狙った。つまり、僕が反論できないようにした。
 それもおかしくて、その前の議論では、「もうこういう話をするのはやめましょうよ、視聴者に分からないんですから」と古舘さんは散々言っていて、私も、やめましょうと言って、ニュースの中身の話だけになったんですよね。それなのに、そういうように議論を切っておきながら、やりとりしたら自分が負けちゃうからなのか、一番最後の最後に、もう僕が反論できないような時間に言っているんです。だから全然言っていることとやっていることが違うんです。

●放送終了後、報道局長が仁王立ちで……

 そして放送が終わったらスタジオに番組幹部らが来て「おかしいじゃないですか」とずっと言いながら、私が楽屋に戻るのにもずっとついてきて、楽屋から出ると、通路の真ん中に仁王立ちした報道局長がいて、通路を通さない感じで、彼はおそらく僕にきっちり抗議した、と、周りに分からせようというのもあるのか、みんなの前で見せるように、「何であんなことを言うんだ」「あれはおかしいじゃないか、ニュースの中身と関係ないじゃないか」とかそんなことを色々言いながら、私についてきて、私は無視して、でもエレベーターまでついてきて、地下のハイヤーの乗り口までずっとついてきて、そういうことをずっと言うわけです。

 だけど、僕が途中から、あなたの仕事はこういうことが仕事なの? 違うでしょ、なんで(Mプロデューサーを)更迭したの?」と。
 そしたら報道局長は「更迭じゃない」と最初は言い張っていたんだけど、僕が「じゃあ、なんで(Mプロデューサーを)代えるの? 古舘さんにしても(Mプロデューサーを)代えたいわけじゃないでしょ。(Mプロデューサーを)守るのがあなたの仕事でしょ」と、ずっと僕は色々言ったら、報道局長は途中から黙ってしまった。完全に何も言えなくなっていました。

●テレビ朝日が古賀氏を訴えるとの見方も流れているが……

(訴訟してくるかどうか)それはわかりません。もちろんその可能性はあると思いますよ。だから、訴訟になっても絶対に大丈夫だというだけの証拠を揃えて、発言の内容もその範囲を絶対に超えないように事前に一言一句考えてましたし、相手の出方も複数のシナリオを考えてましたから。
 本当は、もう少し言えたんですけど、やはり古舘さんとの今までの関係を考えるとそこまでは言えませんでした。時間もなくなって、ガンジーの言葉をどうしても言いたかったから、あれ以上は言えませんでした。
 まあ、冷静に考えれば、そんなことをして、わざわざ寝た子を起こすようなことをするのが得なのかどうか、と考えるかもしれませんが。1週間も経てば、静かになりますよね。今のマスコミの状況では。

●古賀氏はなぜ、降板問題を告発したのか

 僕がなぜあの発言をしたかというと、最大のポイントは菅(義偉)官房長官が、僕を個人攻撃してきているんですね。菅さんが会見でやや間接的に、さらに記者らにオフレコで、僕のことと分かるような言い方で、頭に来たとか、放送法に違反しているのではないかとか、記者らに言っていて、それは耳に入ってきている。複数の記者がいるところでの発言なので、僕の耳にも入ることを分かった上での発言で、つまり、それは脅しになると計算して言ってきているので、それをやられているときに、私は黙れないんです、やっぱり。

 そこで私が黙っていたら、前にあったテレビ局への自民党からの圧力文書の時、テレビ局が何も抗議しなかったことと同じになってしまう。だから私は黙っているわけにはいかない。菅さんが脅してくるなら、私はそれを言いますからねと、だから申し訳ないけど私はああいうことを言わせてもらった。
 しかも、菅さん一人じゃ『報道ステーション』を転向させることはできないので、テレビ朝日の早河(洋)会長や古舘プロダクションの佐藤会長なども巻き込んでやっているという話も入ってくるわけです。

 でも、その戦いの中で、古舘さんは、ずっと下のほうにいるんですよ。古舘さんは早河会長に従うしかない立場に落ちているんです。だから、僕の戦いの中で、古舘さんは関係ないんです。
 僕は番組中に古舘さんに言ったんです。「僕は古舘さんを攻撃しているわけじゃないんですよ」と言っていたんですけど、彼は何故か最後まで私を攻撃しようとした。何故なのかなと考えました。自分がかっこ悪く見えるのが嫌だったので言い訳したのか。でも、彼のあの言い訳はかえって彼の姿を惨めなものにしてしまいました。
 あとは、佐藤会長や早河会長の手前、それはもう思いっきり反論しておかなければならないということだったのかな、ということくらいしか僕には思いつきませんでしたね。

以上が我々の入手した古賀氏の証言のすべてだ。この古賀氏の言葉を聞いて、『報道ステーション』のスタッフ、いや、他局も含めた報道関係者は、一体何を思うのだろうか。
(木庵 葉)



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