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敗戦の日 [平和]

 今日8月15日は敗戦記念日である。敗戦の年、私は函館中学校2年生で、4月から北海道ニセコのふもと狩太村というところの農家に、学年全体生徒が援農で(農家の男手不足から学校を休業し農家の手助けをすること)一部は農家に泊まり込み、私たちは今の自治会館のようなところで合宿生活を送っていた。

 初めての農家の仕事にようやく慣れて、7月は夏休みで一時函館に戻ったが、ちょうどその戻ったときに、函館空襲に出遭ったのだ。7月14日、15日の空襲である。母は、私が小学生の時に亡くなり、父は沿岸航路の船長で不在。兄弟だけでいたときの空襲である。空襲の目標は、函館ドックが中心で、記録によると空母から発進した艦載機による機銃掃射の攻撃であった。私たち兄弟は父の作ってくれた防空壕に入って固まっていた。

 ようやく警戒警報が解除されたというので、「兄ちゃんが見てみるネ」と防空壕から恐る恐る半身を出した途端である。うしろからバリバリバリ・・と音が頭の上を通り過ぎたとたん、私の体から30センチほどの所に砂煙が一直線に並んではじけ飛んで行った。機銃掃射であった
 あれがもう少し近かったら、私はこの世から、おさらばであったろう。あわてて防空壕にもぐりこんだが、しばらくの間体が硬直し、動けなかったことを覚えている。

 敗戦の日は晴れ渡っていた。畑の上空にきらりと光るものがあった。飛行機である。制空権を握ったアメリカの飛行機は、敗戦の日も自由に日本の空を飛び回っていたのだ。
 宿舎の前の広っぱに並んで、玉音放送をラジオで聞いた。くぐもった天皇の声は人間の声とは思えなかった記憶がある。

 あの日から74年。現在70歳以上の人は(つまり戦争を経験した人は)約20%だという。
1億2600万人の人口だから、約2500万人の戦争体験者が残っているということだ。ただわかりやすく言うと10人のうち、戦争を知っている人たちは2人よりいないということだ。
 敗戦後、恒久平和の国づくりに向かって歩いてきたはずの日本であった。しかし、再び戦争のできる国にしたいという力が、戦争を知らない世代の政治家によって画策されている。
 
 私の生きているうちは、絶対その力を許さないと心に決めている。

                           投稿 kawakami

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何あれ 大っ嫌い [その他]

 会員のYさんは目下南の果ての方に働きに行っている。このブログはしっかり読んでいてくれていると見え 、出かけて、半年くらいかな?昨日、「こいつは面白い」といった調子で、「たまにこんな記事もいいんじゃないかい?」と下記のテレビ番組を送ってきた。
 ブログを離れても読んでいてくれるお礼と、面白さで、今日はこれを掲載する。
                           kawakami

小泉進次郎? 「何あれ、大っキライ!」とマツコ・デラックス!

https://85280384.at.webry.info/201908/article_55.html
2019年08月10日 半歩前へ


小泉進次郎について聞かれたマツコ・デラックスがハッキリ言った。

「大っキライ!何これ?この夕刊フジの記事?小泉進次郎を持ち上げている記事だ」

「何かが(裏で)動いている。ダマされちゃだめだみんな!」

ご存じの通り小泉進次郎はジャパンハンドラーと呼ばれるCSISに操られている操り人形。

マスコミがこぞって世論操作をしている。小泉進次郎への流れを作ろうとしている。

進次郎は日本のまともな大学を落ち、おやじのコネで米国にいった。そこで米国のエージェントとしての訓練を受けた。

要注意人物。日本にとっては危険な人物だ。完全に米国の代理人に仕立て上げられた。

鋭いマツコ・デラックスは、そこを見破った。

詳しくはここをクリック

https://www.youtube.com/watch?v=eKg5I5TzSu8

「小泉進次郎大っ嫌い」  マツコデラックス



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ごみ処理施設建設の詳細 [ごみ処理施設]

ごみ処理施設建設の詳細について

 本日、市役所担当の方から電話をいただき、不明な点をお聞きすることができましたので報告します。

 今回の建設にあたって、昨年第一次の基本構想が練られ、今回の発表は第2次の基本構想であるとのことです。これからこの基本構想に基づいてPFI(建設・運営一切を民間に委託する方式)による公募を行い、正式に決定されるという、形の上では段取りになっています。(実際上は、すでに日本スチール~新日鉄~のホームページには決まったように掲載されています)
 事業者が決まると、場所も事業者が選定し決定するということで(木更津以外)、今話題に上っている富津市なども未定なので、現地までの運送費など各市の予算を組むことが現状ではできないとのことです。

◎ 経費の内容(基本構想)
① 建築費423億 運営費 600億  合計 1023億円・・ここから運営費面で、決定した事業者の資金調達により277億円が引かれ 新聞発表にある総額746億円になります。
② これに対する国庫補助は、746億中146億とのことです。・・残総額・600億
③ 袖ヶ浦市の負担金は 15.59%    93億5700万円・・ということになります。

◎ 93億5700万円の内訳と支払方法
 建築費・運営費 この内訳は現在明示されていないとのことで、したがって支払い方法もこれから判明していく事項であるとのこと。意外とのんびりしたお話でした。

◎ 気になること
① 746億という6市1町の事業費合計は、金利変更、物価変動で金額変更の場合あり・・との但し書きがある基本構想であること・・・第1次基本構想で提示された金額より、今回はすでに75億7700万円も上がっています。今後も予想されること必定と考えます。
② 館山市は、災害で道がふさがれると、高速道路を活用するしかない。運送費が気がかりということです。袖ケ浦は何が気がかり?
③ この議案について・・総務企画常任委員会の討議は20分で終了。質問議員2名。本会議は賛成・反対討論後採決。反対2名賛成多数で成立。聞きたいことはいっぱいあるのだけど‥その声は議員さんには届いていないのかあるは聞こうとしないのか・・・不明
④ 袖ヶ浦市の市民への呼びかけにより、ごみの排出量減目標は次々と達成しているというのに、このシステムではその効果は見えない。これでよいのかな??

                      以上 Kawakami


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命の水のことを考えます [水道事業]

★ 水道のことで、市民からどっさり疑問が寄せられています。
 中には、「なんで袖ヶ浦だけ料金が上がった?」という質問もありました。これには、袖ケ浦の水道局が、値上げの説明をしていますが、市民の殆どの方は、1回の広報ぐらいではわかりません。
まして、遠くなった企業団の事など、気にしている余裕などありません。私たちんチラシを読んだ方から、次のような質問がどんどん寄せられています。
 そこで、勉強会をすることにしましたのでご案内します。気が向きましたらいらしてください。
                         市民が望む政策研究会

◎「かずさ水道広域連合企業団」は、行政組織なのに、なぜ「企業団」とつけたのでしょう。変だと思いませんか?

◎ 水道の老朽管。袖ケ浦市 24㎞ 木更津市 789㎞ 君津市 644㎞ 富津市 402㎞ こんなにあります。袖ケ浦市は一番短い。これらを早急に修築しなければなりません。こんなに違いがあるのになぜ袖ケ浦は一緒になると言ったのでしょう?

◎ 水道の日常業務の中には、故障受付、検針、料金集計、未収金集計、システム開発等々の運営業務があります。この運営部分はほとんど民間の会社に委託して運営しています。例えば検針業務について木更津市は「木更津市水道サービスセンター」富津市は「富津市管工業協同組合」に委託しています。袖ケ浦市と君津市は、何とフランス最大の水企業ヴェオリア・ジェネッツ社が、運営業務すべてを委託されています。こんな小さな町にフランス最大の水企業会社があって、運営業務をすべて委託されているのって不思議ではないですか。なぜだと思いますか?

★ 並べればまだまだあります。その回答を近藤さんがしてくれるのです。何でも遠慮なく聞いてください。

「大気と水は人権」学習会開催のお知らせ
日時  8月18日(日) 14:00~16:00
会場  市民会館2F 研修室 (今回は、深く学びあう集いにしたいと願っています)
報告  高橋 英恵さん (仮題・石炭火力と人権・・・国際環境NGO・FoE Japan)
講師  近藤 夏樹さん (仮題・水は人権・・水循環基本法フォーラムアップ委員会委員)
質疑  わからないことおどんどん聞いてください。意見交流もします。

★ 日本全国で、今水道の問題が沸き起こっています。既に全国大会が2回開催されています。この大会の中心で活躍されているのが近藤さんです。今回も忙しい中、岐阜から駆け付けてくださいます。どっさり教えていただきます。



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司法への信頼失墜 [国政]

 今はやりの刑事ドラマでは、権力と結託した検察上部の悪徳もあばかれ、視聴者はそのことに拍手喝采を贈っている。しかし現実社会では、ドラマのようにはいかない。むしろ逆の方向になる。
「朝日新聞社説」は。もりカケ問題の結末を次のように書いている。  kawakami 


 学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却や財務省の関連文書改ざん・廃棄をめぐる大阪地検特捜部の捜査が終わった。

 特捜部が昨年5月、38人の関係者を不起訴とした後、大阪第一検察審査会が佐川宣寿(のぶひさ)・元財務省理財局長ら10人について「不起訴不当」とした。それを受けて再捜査が行われたが、結論は変わらなかった。

 財務省はなぜ、鑑定価格から9割近く、8億円余も値引きして国有地を森友側に売却したのか。その決裁文書や報告書の改ざんと廃棄は誰が、なぜ判断し、どう実行されたのか。
 特捜部は「必要かつ十分な捜査をしたが、起訴するに足りる証拠を収集できなかった」と説明した。これでは何をどう追加捜査したのかさえわからず、疑惑は晴れないままだ。
 国有地は国民共有の財産であり、公文書は国民共有の知的資源である。異例の安値売却で貴重な財産が損なわれ、行政の公平性がないがしろにされた疑いは否定できない。文書の改ざんと廃棄で国民の知る権利の土台が傷つけられ、それをもとに国会で審議が重ねられた。
 民主主義の根幹にかかわる事態である。うやむやにすますわけにはいかない。
 まず問われるのは麻生財務相だ。前代未聞の不祥事にもかかわらず、佐川氏の辞職を認めただけで自らは職にとどまり、踏み込み不足が目立った財務省の内部調査でお茶を濁してきた。
 その麻生氏を任命した安倍首相に関しては、妻昭恵氏をめぐる疑問が今も消えていない。

 森友学園が開校を目指していた小学校の名誉校長に昭恵氏が就いていたことが、一連の問題の背景にあったのではないか。そんな見方を裏付けるかのように、文書から昭恵氏らの名前が削除されていたことがわかった。首相は「私や妻が関わっていれば、首相も国会議員もやめる」と発言したが、自ら解明に動くことはなかった。
 行政が正常に機能しないのならば、国会がただすしかない。
 大阪地検に再捜査を求めた検察審査会の議決は、「常識を逸脱した行為」「言語道断」といった言葉で異常さを指摘した。

審査会のメンバーはくじで選ばれた市民の代表だ。その素朴な怒りに応えることこそが、国民を代表する国会の責務である。

 佐川元局長は昨年3月の国会での証人喚問で「刑事訴追の恐れがある」として証言を拒否した。捜査終結で訴追の恐れはなくなった。佐川氏を再び国会に呼ぶことが、とるべき対応の出発点だろう。
 捜査当局による「森友事件」は終わった。しかし「森友問題」を終わらせてはならない。

2019.8.11


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ゴミ処理施設を巡って 3 [ごみ処理施設]

 昨日の続きである。市役所担当の「廃棄物対策課」に電話を入れた。残念ながら担当は出張中であるという。今日から3連休があるので、火曜日の午前中にお電話をいただくことになっている。

 この件については、もっと詳細な調査が必要なので、間を空け順次調査結果を報告させていただく。

 本来、行政が責任をもって実現すべき業務が、民間にゆだねられる傾向がどんどん進んでいる。問題を内包しながら強引に突き進んでいる火葬場建設事案。外国資本に侵食されつつある水道事業。この水企業社は、新しい森林法を利用して、森林伐採事業にも手を伸ばしつつある。「日本の森と水」が、商品化してしまうのである。そして今回のごみ処理場である。こういうことに危機感はないのか・・・?

 今回のごみ処理場建設は、現在のごみ処理場は、使用期間がまだ15年しかたっていないのに廃棄にしなければならないことからの建設計画である。今度の処理場は20年間だという。そんな短期間ずつで次々と立てなければならないごみ処理・・・それを安易に提案する行政と、問題なしと議決する議会・・やはり常識的におかしいと思う。

 私たち市民が付託した、行政監視のはずの議会の状況について、数日前、袖ケ浦市議会の重鎮であった石井俊夫氏が、幽谷分校統合案を巡って、教育委員会の対応と、議会の在り方について厳しい苦言を呈されている。個人名でご意見を全市に配布されたのだ。

 もっと襟を正していただきたい。数年前の議会改革の波に拍手を贈ったが、いつしか消えてしまって、その時の記録が今でもホームページに載っているということを、恥ずかしいとは思わないのであろうか・・今日はここまでにする。

                               kawakami
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ごみ処理施設建設について 2 [ごみ処理施設]

 館山市議会の石井敏宏議員は、ごみ処理の広域化施設建設について、昨年9月9日のご自分のブログに、明快にこのことについて意見を述べていらっしゃる。ご本人のご了解を得て、そのブロを紹介させていただく。

 9月6日(木)に地元紙である房日新聞の読者欄に「ごみ処理問題 大丈夫なのか」という投稿が載りました。

 要旨は、「上総4市(袖ヶ浦・木更津・君津・富津)の合同ごみ処理場計画に、後から安房2市1町(南房総・鴨川・鋸南)も加わって、6市1町合同のごみ処理場にしようという計画があるのですが、それに館山市も加わるべきではないか?」ということです。

 結論から言うと、私は6市1町に加わらず、館山市単独でごみ処理を進めるものだと思っています。

理由は

1 ごみ処理場候補地は富津市新富地区ですが、君津市に近い場所なので館山からは遠く、運送費がかかる。(電車で1時間かかる青堀駅くらいの遠距離です。館山市出野尾の処理施設に車でごみを搬入した経験のある方は、遠距離輸送がいかに非効率か感覚でわかるはずです。)

2 ガス化溶融炉という最新技術のごみ焼却場は、メーカーが少ない寡占市場であり、コストが高くなるおそれがある。また、館山市の職員は、一番普及しているストーカー炉ならばメーカーと技術的な交渉ができるが、ガス化溶融炉となるとお手上げでメーカーの言いなりになる可能性が高い。(現に、頓挫した安房広域3市1町の計画では、建設費だけで館山市の負担見込みは70億円にも上ったが、それはガス化溶融炉であった。)

3 6市1町に新たに加わっても、館山市の発言権は少ないと思われる。また、多くの自治体が共同でやると、オール無責任状態に陥る危険性を否定できない。(安房広域のごみ処理場計画はオール無責任状態ゆえに頓挫したと私は認識している。)

といったところです。


 また、これは館山市において検討してこなかったわけではなく、私は加わらないということで決着したと理解しています。

 およそ1年ほど前に南房総市から、上総4市の計画に加わろうと考えているという情報提供がありました。その頃ですが、私は館山市議会全員協議会で、執行部に対して、「私は館山市は上総4市の計画に加わるべきではないと思いますが、執行部としてはどのように考えているのでしょうか?」と聞いたところ、当時の環境部長が「加わる考えはございません。」と答えたのを覚えています。
 その後、議員で、上総4市の計画に加わろう、と公に発言した者もなく、執行部からも一切、上総4市の計画の話はありませんでした。


 ただ、館山市はごみ処理場を大規模改修する予定で約32億円かかるのですが、これは新設で50トン規模のものにすれば、もっと安く済むと私は考えています。この点は、執行部の方で改修と新設の費用の比較をしたのか、また改めて聞いてみたいと思います。

 なお、改修と新設の比較については、過去のブログでも書いています。

 以上が石井議員のブログである。石井議員は、今日いただいたメールの中で、次のようにも述べていらっしゃった。

 「ちなみに、新日鉄のゴミ処理施設ですが、建設費よりも、運営費(焼却灰・スラグの処理を含む)の方がコストがかかるものでして、20年間で745億のコストが高いとは言い切れない
と思います。細かく積算根拠まで見れていないので、高いかもしれませんが。」

 とあった。どうも私は新聞記事を見ただけなので、内容吟味の資料にかけていたきらいがあるようだ。
 いずれにせよ、行政の説明は市民にはまだ明らかにされていない。わが市の議員各位のどなたかが明らかにしているかどうか調べてみたいと思う。

                              kawakami




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ごみ処理施設に746億円 [ごみ処理施設]

昨日、おなじみの山の井さんからメールが入った。下記の文言である。びっくりした。事実であれば、新日鉄も随分と吹っ掛けたものだ。新日鉄は全国で(海外にも)シャフト炉式ごみ処理施設の整備運営事業に手を広げている。千葉市も千葉県東総地区も、静岡浜松市もその網に捕らえられている。

「今月3日の千葉日報紙面。君津安房の7市町による新しいゴミ処理施設建設。745億円の建設費用について順次、臨時議会などで同意の手続きがすすんでいます。袖ヶ浦市は15%、南房総市は6%の負担という記事の掲載があります。こちらにおいては、あまり情報が流れていないです。大丈夫だろうかと。」

 図書館で新聞記事を詳細に読んでみる。8月2日に君津市は建設費・運営費(PFI)など746億2600万円の債務負担行為を設定する一般会計補正予算案を木更津・袖ケ浦・富津3市に提案。木更津・富津両市は3日即日可決。南房総市、鋸南町、鴨川市も近く議会に提案する予定であると書かれてあった。袖ケ浦市はどうなったのか…議会事務局に尋ねてみた。

 8月5日の臨時議会で、賛成多数で可決されたのだという。ホームページを開いてみると確かに次の文字があった。
▼ 議案第 3 号 令和元年度袖ケ浦市一般会計補正予算(第3号)
元.8.2 総務企画元.8.5 原案可決(賛成多数)<原案に反対した議員名>励波久子、篠﨑典之

 新聞記事には、746億2600万円と簡単に書いてあり、この額の各市の負担割合うち袖ケ浦は15.59%とある。15.59%を金額に直すと118億6500万(端数切捨て)である。先日市庁舎の建設費見積金額を書いた。71億9500万円である。市庁舎の耐用年数40年。ゴミ処理場の耐用年数30年である。議会ではどのような議論があったのかな?知っていたら傍聴に出掛けたであろうに・・・

 新日鉄は、溶鉱炉実績技術を生かして、「新日鉄エンジニアリング株式会社」と社名も改め「シャフト炉式ごみ処理施設整備・運営事業」なるものに本格的に乗り出している。
それにしても、100億以上かけるのであれば、独立してこの小さい町である。効率的な、環境に良い、ごみ処理事業は本当にできないものなのか。ゴミ処理で、市民の行政サービスがさらに大きく損なわれることは、目に見えているというのに・・・

(新聞記事です。クリックすると大きくなります。)

ごみ処理施設.PNG                              Kawakami


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東海第2原発反対アクション [原発災害]

 2018年9月14日から3日連載で、東海原発再稼働反対の記事を書きました。東海原発は使用制限40年を超えた原発を、さらに20年延長して使うというものです。福島原発爆発の時にも、もう少しで大災害になったであろうという、全く危険極まりない原発です。
 おまけに、福島原発の始末がますます困難を極めているというのに、東電は1900億円をこの東海原発再稼働整備費用として支出するというのですから驚きです。
 目下、茨城県下自治体の猛反発に会い、中座しているのですが、反対運動は止むことなく継続しています。

 私たちは、反対の陳情を出しましたが、議会は陳情に賛成の議員は、3名という状況でした。当日の議員諸侯の発言は、弁解じみた色合いの強い、自立性のないものが殆どでありました。情けないことです。

 さて今日は、この東海原発に対する反対アクションのお知らせです。8月7日、つまり今日行われたこと。さらに9月4日にも行われることがチラシにはありますし、すでにこの抗議アクションは72回目を迎えているのです。詳細は下記チラシをご覧ください。
(クリックすると大きくなります。)         kawakami

東海原発.PNG


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18日講師・近藤夏樹さん [水道事業]

 昨日、ブログ原稿を書いたのだが、掲載保存のクリックをしたとたん、エラーのしるしが入り、原稿がすべて消えてしまった。以前そんなことがあったが、自動保存されていて回復したものだ。今朝開けてみたらすべて消えていた。このパソコンも、もう7年ほどたったであろうから、私同様ボロがでて来ているのかもしれない。

 昨日は、18日の講師。近藤夏樹さんのことを紹介すべく書いた。せっかく書いたのだから、思い出しながら再掲したいと思う。

 以下、近藤さんから、関会長あての返信メールの一部である。

「学習会の企画ありがとうございます。日程については了解しています。
交通手段等は自分で動きますのでご心配なく。また講師料は必要ありませんのでお伝えしておきます。交通費も東京⇔名古屋往復で結構です。
 なお、当日の帰りですが終了後も何らかの催しをするのであれば袖ヶ浦に留まることは可能ですが、翌日はできるだけ早く名古屋に戻る必要があります。せっかくの機会ですので多くの人と話したいとは思っています。」

 私達の「市民が望む政策研究会」は、会費制と市民からのカンパですべて運営している。
このことについてもっと学びたいと思っても、講師にお払いする謝礼となれば2の足を踏んでしまう。しかしあっさりと、このように言ってくださる方にお会いしたのは初めてである。びっくりしてしまった。

 近藤さんは、「住民と自治」誌に「持続可能な水道事業の再構築」~広域化・民営化への対策~という論文。さらには「議会と自治体」誌に「民営化・広域化は水道『危機』の解決策になるのか」という論文等を次々と書かれ、問題を提起しつつ全国大会等で中心になって活動していらっしゃる方である。
 世の中にはすごい方がおられるものだ。肩書もたくさんあるが、そんなことはどうでもいいのかもしれない。

 呼びかけのチラシを作った。何気なく、「わからないことは、近藤先生に何でも聞いてください」と書いた。すぐ次の会長へのメールに1行、こうあった。
「『先生』はやめてください・・・現役、水道屋ですから・・・。」

 シビレタ!18日が待ち遠しい・・・。
                        Kawakami



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「大気と水は人権」学習会 [水道事業]

 4月1日に発足した「かずさ水道広域連合企業団」について寄せられた疑問がいっぱいあります。
でもきっと、ほとんどのことは、私たちが知らないで、十分4市で協議したもので、すぐ「説明済みですよ」と言われそうなものばかりであろうと思います。でも変だと思うことは聞くに限る。

 今日は、寄せられた疑問にどんなものがあるか。主要なことを並べてみます。

① 「かずさ水道広域連合企業団」は、行政組織なのに、なぜ「企業団」とつけたのでしょう。変だと思いませんか?

② 水道の老朽管。袖ケ浦市 24㎞ 木更津市 789㎞ 君津市 644㎞ 富津市 402㎞ こんなにあります。袖ケ浦市は一番短い。これらを早急に修築しなければなりません。こんなに違いがあるのになぜ袖ケ浦は一緒になると言ったのでしょう・・心が広いのかな?

③ 企業団内に独自の議会があって、各市から選出された議員が、議案を討議し、決定し、具体化されることになっています。
▼ 議員はなぜ人口数に準じて決めたのかな?合併は対等平等ではなかったのかな?
▼ 議会は傍聴が当然できると思うけれど・・できるのかな?

④ 水道の日常業務の中には、故障受付、検針、料金集計、未収金集計、システム開発等々の運営業務があります。この運営部分はほとんど民間の会社に委託して運営しています。
 例えば検針業務について木更津市は「木更津市水道サービスセンター」富津市は「富津市管工業協同組合」に委託しています。
 袖ケ浦市と君津市は、何とフランス最大の水企業ヴェオリア・ジェネッツ社が、運営業務すべてを委託されています。こんな小さな町にフランス最大の水企業会社があって、運営業務をすべて委託されているのって不思議ではないですか。なぜだと思いますか?

 まだまだ続きます。
 この水道問題は、私たちもしっかり勉強する必要があります。そこで下記日程で学習会を開催します。よかったらいらしてください。

 日時 8月18日(日)14:00~16:00
 会場 市民会館2階研修室
 報告 高橋英恵 さん 仮題・石炭火力と人権  (FoE JAPAN)
 講演 近藤夏樹 さん 仮題・水は人権 (水循環基本法フォーラムアップ委員会委員)

                           kawakami
    

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オスプレイ木更津説明会 [平和]

 8月3日、午前8時30分開場、9時から説明会は始まった。会場は木更津市民会館中ホールで300人定員であるという。開始時には満員、周りに立ち見の人もいた。主催は木更津市役所。冒頭、山口企画部長の挨拶があった。市民の意見をしっかりと聞き、問題点は防衛省に申し入れ、その結果を踏まえ、諾否については慎重に検討する・・との挨拶であった。

 防衛省から、20人近い職員が正面に並び「陸上自衛隊V-22オスプレイの暫定配置に係る考え方について」と「オスプレイの安全性について」(住民説明会補足説明資料)という二つの説明資料を基に40分ほどの説明があった。次いで住民からの質問である。多くの人の意見を聞きたいので、質問は2点に絞ること。11時20分を閉会時刻とし、質疑を行うこと。という条件で開始すると、発言希望者が次々と立ち、質疑回答を続けた。

 総計25人の発言者で11時20分になってしまった。質問希望の挙手の方は、まだ17人~20人くらい残っていた。質問は多岐にわたったが、反対意見が21人、賛成意見が3人、あと1名は賛否不明であった。拍手の反応で見ると、圧倒的に反対意見が多い。女性の発言も多く鋭い質問が続いていた。質問の内容種別は次のようなことである。

★ オスプレイという、機体そのものの安全性に関すること・・耐空証明を受けていないこと
★ オスプレイの運行、訓練、から派生する騒音、危険性の問題
★ オスプレイを購入している国は、米国の3つの州と日本だけであること
★ 木更津が選択されたことの理由の不鮮明なことについての追及
★ 木更津暫定配備というその期間についいて
★ 防衛費増の問題点
★ 軍拡と平和憲法とのかかわり
★ 現政権の誤り

 発言の中で特に驚いたこと
▼ 1年間に、木更津配置機も含め、発着回数は29500回に及ぶこと
▼ 夜間飛行訓練 低空飛行訓練は勿論 目視も不可能な場合の計器飛行訓練があること。もし不時着の場合近隣各市で、非常時発着可能地帯が設置されること 
▼ 国で言うとオスプレイ購入国は、米国3州と日本の2国だけであること
▼ 1機・・27年 103億 28年 110億 29年と30年 98億

★ 賛成の方の理由
① 基地の近くなので家に防音壁を付けてもらったので、特に不便は感じない
② 賛成の立場である。オスプレイは担架をいくつ乗せることができるか
③ 最新兵器は必要であると思っている
④ 1名は内容不明

◎ 袖ケ浦住民の発言もあった
① 専門家的発言・・ヘリコプターは、頭部に錘を乗せる必要がある。劣化ウランなどを乗せていた時期もあったはずだ。オスプレイはどうなっているのか。(回答はあったがどうも違うらしい)
墜落した機体の検証に放射能防御服が必要???

② 悪天候での訓練など不安である。まして袖ケ浦は京葉コンビナートの工場群やなかには劣化ウラン保存所もある。もし何かあったらコンビナート周辺への被害は莫大なものになるであろう。


ospreycrash.jpg

◎ 私自身の率直な感想・・「説明会要請」は出しているが「防衛省からの返事は来ない」との議会答弁はどこへ飛んで行ってしまったのであろうか・・・結局はアリバイつくりか・・

                           kawakami


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守る会とバスの動き [投稿]

 このブログに、いつも登場する鉄道研究家・山の井さんの房日新聞112本目の投稿が掲載されたので紹介する。

 今月27日、勝浦市内での外房線と地域を守る会の総会にいきました。そこで大変気になる話が。
今年5月、同会と内房線と地域を守る会によるJR千葉支社宛の申し入れ書が、受け取りを拒否をされているそうです。
 内容は来年以降予定されている列車のワンマン運転について。昨年12月、この3者のあいだで今後も情報共有と意見交換の場を持つ、という点で合意がされています。
 しかし、今回の申し入れ書について、団体との協議は年1回、ワンマン運転の計画は具体的に決まっていないというJR側の説明。列車のワンマン運転は、3年前の千倉駅のみどりの窓口廃止問題の時点で話がでてきています。また、今年の横浜シーサイドラインの事故、ホームドアのトラブルが絶えないつくばエクスプレスの事故をふまえ、安全対策や不測の事態の対応など、理解と納得を得るためにはこの申し入れ書は受理をされるべきです。

 私はJR千葉支社の昨年12月の合意とは真逆の対応について、大変残念であり遺憾を申し上げたい。

 加えて。10月の消費税増税前の定期券の駆け込み購入があると思います。近年、定期券が買える駅が削減され、関東近県では定期券を買うために長蛇の列になった駅もあったようです。
双方の守る会におかれまして、この問題について実態調査をされますことを希望申し上げます。

 問題は鉄道だけでありません。
今年9月末を持って鴨川日東バスの誕生寺入り口から興津駅までのバス路線が廃止が決まっています。一方、今年11月予定で鴨川駅から横浜駅まで長狭街道経由の実証実験の高速バスが3往復走るそうです。鋸南保田インターにもそのバス停を設けるそうです。

 房日でバス停小話の連載があります。私も欠かさず拝読しています。私はバス停はその地域の顔ではないでしょうか。バス停はその役割だけでなく、道に迷った時の道しるべになります。
高速バスが便利でも、その先が不便という声が少なくないです。地域の顔であるバス停であるとすれば、地域同士をつなぐ役割にかなうよう、行政側で進められている地域公共交通網形成計画はそのかたちをパッケージに。

                                     
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公明党比例票激減・参議院選 [国政]

 今回の参議院選挙の結果の分析は、なかなか困難なようである。朝日新聞(7月22日記事)は簡単に次のように結果を知らせている。

 第25回参院選は21日投開票され、22日朝までに全議席が確定した。自民党が57議席(改選数67)、公明党が14議席(同11)を獲得。与党は計71議席で改選議席の過半数となった。投票率は48・80%(前回比5・90ポイント減)で50%を割り、戦後2番目の低さだった。

 この結果を受けて、各党はそれぞれに立場から分析を発表しているが、今日はその中で今まで右肩上がりの成績を残してきた公明党の分析を、日経新聞が7月30日の記事で大きく取り扱っているのが目に入った。

「比例100万票減 公明に焦り」という見出しで、議席は7人増という結果であるが、比例票が100万票も減ったことを指摘している。特に九州・東北で3割減・・これは支持者高齢化が影響しているのではないかという。それなのに議席が増えたのは、投票率が48.8%と24年ぶりに50%を切ったのが原因だという。投票率が低いと支持母体を持つ公明党の有利になる。その結果であるにすぎないと指摘する。公明党の比例票は2005年衆院選で898万票の最高獲得票に達したが、その後は下落一方で、今回653万票であった。当時に比較すれば245万票減になる。今回700万票を目標にしたのだが、それでも50万票足りない。

 公明党は目下その原因を分析中である。この根底にはただ高齢化だけではなく、選挙戦略上の誤りもあるのではないかとの指摘もある。
 実は「選挙戦略上の誤り」だけではなく「平和と福祉の党」であったはずの公明党の実態が、徐々に明らかになり、公明党の支持者自体がその誤りを自覚しつつあることが、根本にあるのではないのか・・と私は見る。特に創価学会員の公明党離れが目立つ。

 それにしても主権者である国民の投票率の低さ、政治に対する無関心層の拡大・・一番このことが気になる選挙結果であった。             kawakami





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