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オスプレイ木更津説明会 [平和]

 8月3日、午前8時30分開場、9時から説明会は始まった。会場は木更津市民会館中ホールで300人定員であるという。開始時には満員、周りに立ち見の人もいた。主催は木更津市役所。冒頭、山口企画部長の挨拶があった。市民の意見をしっかりと聞き、問題点は防衛省に申し入れ、その結果を踏まえ、諾否については慎重に検討する・・との挨拶であった。

 防衛省から、20人近い職員が正面に並び「陸上自衛隊V-22オスプレイの暫定配置に係る考え方について」と「オスプレイの安全性について」(住民説明会補足説明資料)という二つの説明資料を基に40分ほどの説明があった。次いで住民からの質問である。多くの人の意見を聞きたいので、質問は2点に絞ること。11時20分を閉会時刻とし、質疑を行うこと。という条件で開始すると、発言希望者が次々と立ち、質疑回答を続けた。

 総計25人の発言者で11時20分になってしまった。質問希望の挙手の方は、まだ17人~20人くらい残っていた。質問は多岐にわたったが、反対意見が21人、賛成意見が3人、あと1名は賛否不明であった。拍手の反応で見ると、圧倒的に反対意見が多い。女性の発言も多く鋭い質問が続いていた。質問の内容種別は次のようなことである。

★ オスプレイという、機体そのものの安全性に関すること・・耐空証明を受けていないこと
★ オスプレイの運行、訓練、から派生する騒音、危険性の問題
★ オスプレイを購入している国は、米国の3つの州と日本だけであること
★ 木更津が選択されたことの理由の不鮮明なことについての追及
★ 木更津暫定配備というその期間についいて
★ 防衛費増の問題点
★ 軍拡と平和憲法とのかかわり
★ 現政権の誤り

 発言の中で特に驚いたこと
▼ 1年間に、木更津配置機も含め、発着回数は29500回に及ぶこと
▼ 夜間飛行訓練 低空飛行訓練は勿論 目視も不可能な場合の計器飛行訓練があること。もし不時着の場合近隣各市で、非常時発着可能地帯が設置されること 
▼ 国で言うとオスプレイ購入国は、米国3州と日本の2国だけであること
▼ 1機・・27年 103億 28年 110億 29年と30年 98億

★ 賛成の方の理由
① 基地の近くなので家に防音壁を付けてもらったので、特に不便は感じない
② 賛成の立場である。オスプレイは担架をいくつ乗せることができるか
③ 最新兵器は必要であると思っている
④ 1名は内容不明

◎ 袖ケ浦住民の発言もあった
① 専門家的発言・・ヘリコプターは、頭部に錘を乗せる必要がある。劣化ウランなどを乗せていた時期もあったはずだ。オスプレイはどうなっているのか。(回答はあったがどうも違うらしい)
墜落した機体の検証に放射能防御服が必要???

② 悪天候での訓練など不安である。まして袖ケ浦は京葉コンビナートの工場群やなかには劣化ウラン保存所もある。もし何かあったらコンビナート周辺への被害は莫大なものになるであろう。


ospreycrash.jpg

◎ 私自身の率直な感想・・「説明会要請」は出しているが「防衛省からの返事は来ない」との議会答弁はどこへ飛んで行ってしまったのであろうか・・・結局はアリバイつくりか・・

                           kawakami


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