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「大気と水は人権」学習会 1 [水道]

 8月18日(日)酷暑の中の、それも学習会と聞けば、2の足を踏んでしまうであろうに・・と思っていたのだが・・『大気と水は人権』学習会を呼びかけたところ、30人規模を予定した袖ケ浦市民開会2階研修室は、何と40人を超す人たちで満室になってしまった。

「大気と水は人権」とは
① 化石燃料による地球温暖化に終止符を打つ事。それは人類生存にもつながっていること。石炭火力発電所建設計画断念の意味は、憲法第11条にある基本的人権に由来するものであることを改めて確認する。
② 日本では「水と安全はタダ」それが当たり前であった。行政はそのことを保障してきた。(旧水道法)なぜならば、「水はいのち」だからである。それが新しい「水道法」で、水は商品になる。そのことは、私たちの人権を阻害することなのだ。黙っていてよいのか・・
そのことを学ぶ。

 「かずさ水道広域連合企業団」は上総4市で構成されている一応行政組織である。その行政区域は、袖ケ浦、木更津、君津、富津4市である。しかし4市を一回り広げた、市原市からも、南房総市からも参加者が駆けつけてきてくれた。住民がいかにこのことに対して、鋭い危惧を抱いているかを反映したものだと思う。

★ 石炭火力発電所建設中止から、自然エネルギーへの方向性を強化するためには、各家庭の電力購入個所を変更し、最も無責任な東電を追い込むこと・・報告は国際NPO・FoE JAPANの高橋英恵さんだ。大学を卒業してこの世界に飛び込み、まだ2~3年の若者である 。若さはつらつ、日本にこのような若者がいるんだと、瞠目に値するその意気込みをたっぷりと、聞かせていただいた。

★ 近藤夏樹さんは、岐阜から駆け付けてくださった。名古屋水道局に勤務して33年。この道一筋の方である。「近藤先生」とお呼びしたら「先生はやめてください。根っからの水道労働者ですから」と、とっさに返ってきた。仕事に、誇りと、自信と確信を持っていらっしゃる。肩書はたくさんあるので省略する。ただ、日本全国で起きている水道問題を討議する全国大会で、中心になって活躍されている方である。
 すかっとさわやか・・・話されたその内容を明日から連載する。

                            kawakami  
 


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