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ISDSラチェット条項  [水道]

◎ 民営化したら未来永劫・・・あきれた協定項目

 ご存知ですか。今年12月30日に発行されるTPPには、ISDSラチェット条項が持ち込まれていて『一度民営化されたものは再公営化してはいけない』という規定により、日本の水道民営化を公営化に戻すことはできなくなります!いくら悪質なことになってもです。
(このことはshinichi Harada さんのFacebookで知りました。)

 皆さん何のことかわかりますか?次の二つの言葉の意味を日本語に直します。そしてもう一度読んでください。

▼ TPP・・TPPは正式名称を、環太平洋パートナーシップ協定と言います。11か国の協定でアメリカは離脱しました。内容は21分野にわたります。これまで論議されてきた関税やサービス、投資などに関するルール以外にも、環境や労働者保護に関する項目など、自由貿易に必要なあらゆる項目が幅広くカバーされています。

▼ ISDS・・ほとんどの解説ではこの項目を意図的かどうかは不明ですが扱っていません。この内容は『投資家が投資先の国家の政策によって被害を受けた場合に、その国家を第三者である仲裁裁判所に訴えることができる』というものです。民営化したものを契約途中で公営化に移そうとし、アルゼンチンなどは高額な違約賠償金を取られています。ただ契約更新にあたって「再公営化をしてはいけない」という禁止条項があることは初めて知りました。これは異常な項目であると思います。一度民営化したら未来永劫、日本の水道は大企業の思うがままになるわけですから・・





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