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かずさ水道広域連合企業団 [水道事業]

 「かずさ水道広域連合企業団」のホームページが、1日1日と形を整え充実してきている。
組織内の構成(総務・経理等各部署の連絡先)お知らせ欄には「窓口営業所」「水道料金の支払い」「漏水発見」「事務所所在地」企業あてには「入札案内」「情報公開内容」「採用試験情報」等が見やすく描かれている

 さて、この事業団には、各市から選出された「企業団議会」がある。これが事務局から提出された議案に対し、討議決定権を持つ。企業団内に議会があるので、各市の議会に議案を提出する義務はない。つまり、各市の議会の権限の及ばないところに存在する議会なのだ。なぜそのようなつくりにしたのか??まあ時間の推移とともに、明らかになってくるであろう。

 ここに選出された議員さんはどのような方々であろうか?事務局にお尋ねしお名前を聞いた。以下の方々である。紹介しておきたい。(順不同)

木更津市(4名) 竹内伸江議員  座親政彦議員  近藤 忍議員  斎藤高根議員
君津 市(3名) 榎本貞夫議員  三浦 章議員  鴇田 剛議員
袖ケ浦市(3名) 阿津文男議員  笹生典之議員  在原直樹議員
富津 市(2名) 渡辺 務議員  石井志郎議員
千葉県議     江野澤吉克議員

 4市連合広域施設設立にあたって、4市対等の条件十いうのが普通ではなかったのか?人数割りの議会が設立されたのは、どんな討議があってのことか??

 この会の会長は渡辺木更津市長、副会長は高橋 恭市富津市長である。
いよいよこの企業団が動き出した。注意深く見ていきたい。
                             kawakami

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オスプレイ暫定配備説明会 [平和]

 8月3日(土)防衛省がオスプレイの暫定配置についての住民説明会を開催します。会場は市民会館中ホールです。3日は、木更津市内各所での夏祭り、準備で大忙しの日です。
行きたくても行かれない人たちがたくさんいることでしょう。

時刻は8:30開場。9時開始です。収容人員は300人です。さてどれほどの人たちが集まるのでしょう??説明会は2回目です。これで終わりにするのでしょうか?説明会は迷惑をかける周辺都市でも開催すべきです。わが袖ケ浦市でも、一般質問での議員の質問に、
「防衛省には要請している。しかし返事が来ない。」
という答弁でした。

 未亡人作成機と呼ばれるオスプレイが、木更津に来ると、どんなことが起きるのでしょう。
こういうことは新聞にはなかなか出てきません。唯一出ている共産党の新聞「赤旗」の記事を見つけましたので紹介します。
 以下をクリックして拡大してお読みください。

オスプレイ.PNG




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4市議会議員JR問題で連絡会議結成 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

「かずさ4市議会議員JR内房線・久留里線活性化連絡会議」という長い名前の会議が6月(?)に開催された。その様子を知りたいと思ったが、議会だよりにもまだ載っていないし、状況を知る由もない。各市議員のツイッターとかブログとか開いてみたら、ありました。
 
 この会議の提案者である、袖ケ浦市の福原孝彦議員のブログである。
「かずさ四市議会議員JR線活性化連絡会議 」先日、JR内房線、久留里線活性化連絡会議役員会が木更津市議会を会場に開催された、各市のJR関連予算、会費の納入の議題の後、木更津駅長山口氏の講演を頂いた。乗降客がやむなく線路上を横断している状況等々、課題や問題点についてのお話もあった。

 もう少し詳しく知りたいなあ・・と思った。この会議では会長に木更津市の三上 和俊議員、副会長に福原孝彦議員が就任なさったと言う。事務局担当ということで、各市から2名ずつ、袖ケ浦市からは小国勇議員が選出されている。

 さてここまでできて期待を持たされたけれど、具体的行動がその後見えない。選挙のせいもあったのであろうと考えたい

 一方、内房と外房の双方の守る会がJR千葉支社宛の申し入れ文書が拒否をされているという。内容は列車のワンマン運転問題。昨年12月に一度、双方の守る会と千葉支社側で、定期的な協議の場を設けることで合意をしている中、真逆の対応である。
JRは、内房線、外房線に対して、駅の無人化、地域を無視したダイヤ改悪、ワンマン運転等々休む間もない切り捨てカードを切っている。

「外房線と地域を守る会」の会長は前勝浦市長である。前市長が立ち上がって地域を守りたいという。気迫がそのまま伝わってくる。
 せっかくの「かずさ四市議会議員JR線活性化連絡会議 」が、形だけに終わることのないよう期待している。
                          Kawakami


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「ハンセン病控訴断念に思う」 [障害者問題]

 毎月私の手元に北海道にある「しらおい障がい者と手をつなぐ会」の機関紙「ほほえみ」が送られてくる。同僚であった友人の、佐藤春光さんが現職時、障がい児問題に取り組んでこられ、退職と同時に生涯の仕事として多機能型事業所「フロンティア」を立ち上げ、現在は、白老から登別にも、障がい者が生き生きと働く職場を目指した活動を続けているすごい人である。
 ほかの事業所と変わっているのは、支援者が白老町内の行政OBを含めた広範囲の方々に及んでいて、絶対の信頼と、その信頼にこたえる取り組みをされていることだ。
 
 寅さんの映画で有名な山田監督、教育問題の尾木ママなどとの交遊もある。彼のアイデアがすごい。鶏は昔風の広い農場での放し飼いでの有精卵。その卵を1個30円での購入者を募り、定期的に自宅に届けてみたり、今回の「ほほえみ」には、アイヌ文化に学びながら、指導者を招きアイヌ文様の刺繍を学ばせ、その中から優れた作品が生まれつつあるという。

 その彼が、怒りを込めて書いてある文章がある。それが『ハンセン病』についてである。紹介する。 kawakami

 ハンセン病はらい病ともいわれていますが、日本では医学的根拠のないまま隔離が始まり、昭和6年の旧「らい予防法」で強制隔離が法制化されました。旧優生保護法と同様、不妊手術や中絶手術の強制など人権侵害が国の方針で行われました。薬の開発で治療法が確立された後も差別や人権侵害が続きました。法律は平成7年に廃止されましたが、各地の国立療養所には家族の元や、故郷に帰ることのできない元患者が今も生活しています。家族も同じような差別を受けてきました。今でも声を出せずに生活しているのです。

 それほど国が旗を振って行われた差別や差別意識は、大きな重さをもって一人一人の人生を壊してきたのです。差別されることを承知で、何度も何度も声を上げ続けてきた結果、やっと家族への差別が認められました。しかし人生が踏みにじられた代償が高い人で140万円なのです。日本という国の人権意識のバロメーターがこの金額なのだと思います。
 旧優生保護法では、手術を受けた当事者への保証が320万円です。しかし「不妊手術は当時は適法だった」という位置づけをされています。差別思想の根源が残されたままです。

 交通事故で生殖能力を失う後遺症がある場合の慰謝料の基準は1000万円以上です。320万円、140万円という低い保障金額が、差別を放置し助長してきた国の「思いやり」予算の金額なのです。
 痛みを受け続け、今後も痛みを受けていく当事者の声は、この予算に反映されていません。とても悔しく残念です。

 
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核兵器廃絶国民平和大行進 [平和]

 核兵器廃絶を訴えながら被爆地広島、長崎をめざして歩く「2019年原水爆禁止国民平和大行進」が5月から8月まで全国でとりくまれます。提唱は原水爆禁止世界大会実行委員会、主催は同行進中央実行委員会です。
 5月6日に東京・夢の島、北海道礼文島、高知・愛媛県境を出発する3コースを皮切りに、8月6日の長崎市松山公園の終結まで、全国11の幹線コースと全自治体を網羅する網の目平和行進が繰り広げられます。いつでもどこでも誰でもが、一歩でも二歩でも参加できる行進をめざします。

 その袖ケ浦コースの行進が、7月25日に行われました。

 7月25日13:30分。袖ケ浦市役所正面で行われた「全国平和大行進出発式」には、市長、教育長、議会議長の祝辞(代読)をはじめ、多数の職員と、行進参加団体など多数の方々が集まりました。
「市民が望む政策研究会」も、毎年参加しています。この日参加団体を代表して、私たちの関巌会長が、挨拶を述べましたので今日のブログはその挨拶内容の紹介とします。

平和大行進出発式挨拶 20197.25

皆さんこんにちは
 この暑い中平和大行進に参加されてご苦労様です。
私は1945年の3月に生まれました。私が生まれる4ヶ月前に父は戦争で死んでいます。昭和中の同級生100人余りの中で父親が戦争で死んだ人が10人ほど約1割いました。
いかに戦争が悲惨かは言うまでもありません。

 戦後日本では戦争で死んだ人はひとりもいません。平和憲法があるおかげです。憲法12条では「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」と謳っております。自由や権利は何もしなく黙っていて与えられるものではありません。絶えずこれを守っていて初めて手に入るものなのです。平和憲法を守るのは国民の義務なのです。
 
 今日の平和大行進は、この12条の謳っていることに繋がっています。暑い中ですががんばって歩きましょう。

                 袖ケ浦市民が望む政策研究会・会長 関  巌



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袖ケ浦市庁舎建設 [市政全般]

 現在の市庁舎は1970年と80年に建てられたものである。今年は2019年、旧庁舎は49年、新庁舎部分は39年の年月が経った。新庁舎建設の次の年に建築基準法の改正があり、耐震部分での改修工事が必要となった。
 こうしてみると、鉄筋コンクリートの建築物は、40年から長くて50年で耐久年度が終了することになる。一生のうち必ず一度は庁舎建設にぶつかることになる。

 ということで市庁舎建設の計画に取り掛かったのが、2012年(H24年)であった。計画はどんどん進み、昨年(2018年)総合調査の結果、デザインビルド方式に決定した。{設計施工一式方式}あとは業者決定と着手日程を待つのみとなった。これが現段階である。

 ちょっとここで一息入れてはいかが・・・オリンピックもあることだし、この一息つく間に最低考えてみたいことを2点提案する。

1、総工費71億9500万円( 袖ケ浦市2019年度一般会計予算245億4,000万円)
 この金額の妥当性についての論議内容の確認。必要によっては住民投票。

2、新しい建築素材・工法が、最近2例紹介されている。市庁舎と言えば鉄筋コンクリートという固定的概念を、この際打ち破ってみてはいかがかな?

① 大林組・純木造高層ビル・・20年着工  7月19日日経新聞。
 この記事の内容
 ★ 鉄筋構造と同じ強度を持つ
 ★ 木造は地震に弱いといわれていたものを、新しい資材の開発でそれを乗り越えた。
 ★ 人工林の維持管理が問題になっている。林業育成にも役立つ取り組み。
 ★ 高層ビルでの木材活用に力を入れている企業は竹中工務店、住友林業など木造と鉄筋を組み合わせた建築物開発中

② 4階建てスチールハウス  日本製鉄君津の社宅に工法利用  4月20日日経新聞
 ★ 耐震性に優れている
 ★ 低いコストで、短い工期(工期3割短縮、費用1~2割減)
 ★ 老朽化した集合住宅マンションの建て替えに採用を
 ★ 人で不足解消

(クリックすると大きくなります)

                              大林組.PNG

新日鉄.PNG

                               kawakami






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軍靴の響き 2 [平和]

 16日のブログに、佐藤義久、稲田朋美という二人の自民党議員の発言を紹介した。
そこへ、私の手元に「平和・人権・教育と文化を守る会」機関誌第86号が届いた。この機関紙でも二人の議員の発言に加えて、何人もの超党派議員の発言が紹介されていた。しっかりと名前を頭に刻み込み、抗議の意思を表明していきたい。以下の発言である。

 2012年5月10日に行われた創生「日本」の研修会での発言である。この日の研修会は「憲法改正誓いの儀式」と評される気勢あげる集会であった。

★ 長瀬甚遠・・国民主権、基本的人権、平和主義、この3つをなくさなければ本当の自主憲法にならない。

★ 稲田朋美・・国を護るためには国民が血を流す必要がある。日本だけが道義大国を目指す資格がある。

★ 城内実・・日本にとって一番大切なのは皇室であり、国体。

★ 新藤義孝・・尖閣諸島を軍事利用しよう

この超党派議員団の会長は安倍晋三である。

                                 kawakami


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年金切り下げ違憲訴訟原告陳述 [年金]

 北海道の仲間からの通信が送られてきた。上記裁判の原告の陳述である。改めて自分の年金を確かめながら、陳述内容を見る。その中から2人の意見がわかりやすいので紹介する。

★ 所得税は、平成17年から高齢者控除50万円が廃止。公的年金等控除も140万円が120万円に20万円縮小。住民税も負担が多くなっています。単身者は配偶者控除もなく、所得が多くなることから、所得税、住民税も高くなります。所得をもとに計算する介護保険料やサービス料、健康保険料、後期高齢者医療保険料の負担が多くなります。
 平成17年に比較する、年金から税と社会保険料を引いた可処分所得が、229,933円も減少。(勤続40年)

★ 7~8年前から、妻が家庭の収支が合わなくなって、なんだか変だとこぼし始め、私の小遣いを減らしました。この間毎年のように年金が減らされていることは知っていて、腹立たしく思っていましたが、なんでこんなに苦しくなったんだと、改めて年金を確かめてみると、15年後の今年は
2,641,401円で、なんと421,695円も下げられていたんです。

◎ 誠実に40年間勤めての老後である。年金がどんどん下がっていく。「年寄りは早く死ね」という政策にしか見えない。それが選挙では現れない。
 私たちは、横須賀石炭火力発電所建設反対運動を、対岸から激励する意味も含めて、石炭火力反対のチラシを富津~保田間の海岸沿いに撒いた。その中には富裕層の所得が書かれてあった。

▼ ユニクロ柳井社長    2 兆7千万円
▼ ソフトバンク孫社長   2 兆 6 千 万円
▼ キーエンス滝崎社長   2兆1千万円

◎ 所得が 1 億円の場合の税率

▼ 1980 年 所得税 75% 住民税 13%であったものが、2015 年 所得税 45% 住民税 10%
金持ちと大企業の税金 だけ 下がるどうして

◎ すぐ電話が来た。浜のおばちゃんからである。怒りを込めて「とんでもない世の中になったもんだ・・」と話が続き、最後は私たちを激励するものであった。このような声が渦巻いているというのに、選挙には反映されてこない・・・なぜか???    kawakami 


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平和のための戦争展 [平和]

 恒例の「平和のための戦争展」が、4市の教育委員会後援を受けて、25日から30日まで6日間、木更津中央公民館(スパークシティきさらづB館3階)を会場に開催されます。今年は「戦争と子どもたち」という副題がついています。

 主な展示物・行事を紹介しましょう。

★ 主な展示物
▼ 広島平和記念資料館から・・ヒロシマ・ナガサキの原爆ポスター 子どもたちの平和ポスター
▼ 東京大空襲・繊細資料センター・・東京大空襲パネル  戦災地図
▼ 沖縄ひめゆり記念館・・パネル
▼ 星野光世さんが描いた紙芝居・・「戦争体験と戦争孤児の戦後史」
▼ 韓国独立記念館・・・パネル
▼ 戦争を物語る実物資料・・・鉄兜 ゲートル 飯盒 伝単 軍票 召集令状  など
▼ 戦争の記憶を伝える ・・・写真集 資料集等

★ イベントカレンダー
▼ キッズデイ・・25日 お話を楽しむ会 10:00~11:45   13:30~15:15
         26日 戦争を知る DVD 9:30~12:00  
            JFSAのお話  14:00~15:00 (日本とパラグアイで双方の自立を目                  指した事業連帯の活動展開)
▼ 27日 ・・戦争を知るDVD   9:30~12:00   
       歌の集い      14:00~15:30
▼ 28日 ・・星野光世さんのお話(戦争体験) 10:30~12:00 
       すいとんt試食会   12:00~13:30
       鈴木光江さん    13:30~15:00
▼ 29日・・・休館日  地域の戦争遺跡見学会  9:00~13:00(前日まで予約)
▼ 30日・・・戦争を知る DVD上映  9:30~12:00  12:30~14:30

★ 問い合わせ先 090-6149-4132 (栗原)

(クリックすれば大きくなります)

平和のための戦争展表.PNG
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明日は投票日・そして原発反対デモ [原発反対デモ]

 明日21日(日)が選挙当日であることはご承知でしょう。このブログをお読みになられる方は、すでに投票を済まれた方ばかりかもしれません。私が理解できないことは、これほどひどいことを積み重ねている現政権に、まだ投票する方がいるということです。
明日の結果が、失望に終わらないように願います。

 さて明日は、私たちの街から出発した、原発廃炉・原発再稼働反対デモは、袖ケ浦・木更津・君津・富津と順番に、月に一度ずつ積み重ね、今回は君津の順番で89回目を迎えます。
明日は君津市役所前出発10時で、11時まで君津駅往復の行程でデモを行います。私達も参加します。

 日本全国津々浦々で、このような小さな草の根の運動が今も続いているのです。当地から一番近い原発で、今も再稼働を狙ってうごめいているのが、最も危険な東海第二原発です。この原発はすでに40年を経過し、さらに20年の再稼働を申請しているのですが、再稼働にあたっては、茨城方式という約束があって、周辺自治体の同意が必要不可欠になっていて、その同意が取れないまま延期になっているのです。

 福島原発の時は、千葉県全土に放射能は降下し、袖ケ浦では農産物等の被害総額が1億を越したというのが、私たちが議会に「議会としての反対意見書提出を求める陳情」での、袖ケ浦市の答弁です。なぜか議会は不採択になりましたが、議会とは不思議な人たちの集まりなのだな・・・と思ったものでした。

 さて「継続は力」私たちは続けます。89回目ということはもう7年間続いてきているということです。私は自分の意思を鮮明にします。明日の投票で皆さんも貴重な1票を無駄になさいませぬよう・・自らの意思を鮮明にしてください。

                             kawakami



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前川喜平さんの著書に学ぶ ② [教育]

 前川さんはこの本の中で、5人の方と対談をされている。5人の最初の方は『青砥恭』さんである。このかたは35歳に通信教育で教員免許の資格を取り、埼玉の新座総合技術高校に就職された。それから埼玉の職業高校を回る。進学校ではない職業高校で、見捨てられた子供たちの実態を見て、いつしか生涯を通じた活動に身を投じた。

 登校拒否から学習拒否に進んだ子供たちはいったいどのくらいいるのか。大阪市の統計では、高校中退が12%、貧困家庭は16%、ひとり親の子は6.5%という統計はある。
 家族が崩壊している。子どもを捨ててしまう親たちがいる。命の大切さを訓示したり、二度と過ちは犯さないといったところで何の役にも立たない。
 彼らにとって必要なのは、安心して、食事ができ、宿題ができる居場所なのだ。「本当の教育はここから始まる」と彼は言う。

 今教育委員会と行政ができる可能性を並べてみる。
① 法律を有効に使うこと・・文科省は「スクールソーシャルワーカー」の制度を作り、細々と初めている。スクールソーシャルワーカーは、かっては担任が一軒一軒家庭訪問していたようなことをする役目の人。その人を是非採用し一人でも二人でも子どもたちを救ってほしい。

② 「スクールソーシャルワーカー」は、必然的に市役所内の福祉課とぶつかる。そこには厚生労働省の生活困窮者の自立支援法でできた学習支援という事業がある。ケースワーカーとの共有も含めてそこと結合できる措置を自治体行政が行う

③ 家庭崩壊のような場面も容易に想定される。その場合は児童相談所との連絡も可能な権限を付加していただく。なおこのことにかかわる個人情報ということでの訪問個所の情報開示拒否などのないよう行政は手を打っていただく。

 ここではここまでより書くことができない。しかしお手上げ状況への袖ケ浦の登校拒否児童・生徒の為に、現体制でも救う道はあるのだということを、実践的にされていらっしゃる人たちがいる。一度、前川さんの本に目を通していただくことを、特に行政、教育委員会の方々にお勧めしたいと思う。

                               Kawakami





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前川喜平さんの著書に学ぶ ① [教育]

 前川喜平さんの著書に学ぶ ①

「貧困と教育」と題したブログがある。2018年11月2日のブログである。地元、袖ケ浦市における不登校児童・生徒数である。毎年着実に増えている。議員が質問すると、あるいは公文書公開請求文書を提出すると、現実の数字が提出される。 

 その背景にある、子どもたちの現実に対する手立ては出てこない。
① 教育委員会に、「何とかせよ」というのは無理なことなのか
② 学校にその対処や、何らかの手を打て・・と言っても、ブラック企業的教職員の勤務時間内で解決の可能性はないのか。
③ 行政にこのまま放置していて「袖ケ浦は子育ての街」と胸を張って言っているだけでよいのか

平成27年3月16日、議会答弁議事録 福原議員一般質問
● 長期欠席者(30日以上) 小学校 28名     中学校  50名
● 不登校者数        小学校 15名     中学校  39名
               合計  43名      89名

②  平成28年9月18日付公文書公開決定通知書(情報請求に基づく回答)
● 長期欠席者(30日以上) 小学校   26年度 36名  27年度  32名
●  同上          中学校   26年度 58名  27年度  70名
               合計       94名       102名

③ 29年9月議会「議会だより」172号 決算特別委員会    
● 小学校  心身の健康  304件(含む教師) 発達障害 259件 
                            不登校 200件 
● 中学校  心身の健康  187件  家庭環境136件        
                            不登校 126件 
        合計    491件               326件

 6月15日、前文部科学省事務次官・前川喜平さんが木更津で講演された。講演自体にも、心がしびれるような感動を受けた。著書「前川喜平・教育の中のマイノリティを語る」を購入してきた。ゆっくりと時間の合間を使って読んでいる。その中で、不登校の子どもたちと真っ向から取り組んでいる人たちの姿が浮かんできた。明日そのことを書く。(続く)
                             
 






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吉永小百合さんのはがき [その他]

 楠木さんから「拡散希望」という言葉つきです。吉永小百合さんのはがきが届きました。拡散紹介します。   kawakami


楠木貴史

【重要・拡散希望】この吉永小百合さん直筆の手紙を印刷して、全家庭に投函すれば、間違いなく安倍政権は倒れます。
私も死ぬ気で配ります!(クリックすると大きくなります)

吉永小百合.PNG
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軍靴の響き [平和]

 7月3日のブログに「すぐそこまで軍靴の響き」が聞こえてきていることを書いた。このことをもう一度書いておこう。

 恐ろしい世の中になってきたと思う。今思えば、昭和13年という年にはこんなことがあった。国家総動員法という法案が国会に提出され、佐藤賢了大佐という軍人が説明に立ったのだが、その議案説明が長かったこともあり、そのことに対する議員からの質問発言に対し「黙れ!」と怒鳴りつけ説明を続けたという。この3年後に太平洋戦争が起きた。

 同じ佐藤という議員がいて、次のような発言をしたという。これが民主国家日本の国会議員。耳を疑わざるを得ない。

 佐藤正久.PNG

 ところが、まだいた。いちどPKOに行ったぐらいで、戦争ごっこしか知らないボーやがいたと思ったら、なんと、自衛隊日報隠ぺいの稲田朋美が次のように胸を張っている。

稲田朋美.PNG


 北方領土をロシアと戦争して奪い返すと、酔っ払って言い放った議員はまだやめないでいる。
こういう輩が勝手放題の自民党。このまま放置していてよいのか・・怒りがこみあげてくる。

                               kawakami


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石炭火力反対運動は続いています [石炭火力発電所]

 東京湾岸に4つの石炭火力発電所計画がありました。そのうち蘇我、市原、袖ケ浦の石炭火力建設計画を断念させることに成功しました。しかし最後に残ったのは、横須賀に建設予定の、JERA(東京電力と中部電力の合弁会社)の計画です。現地での多彩な抗議活動や、裁判による差し止め要求などの活動は続いています。
 私たちも傍観していられません。そこで石炭火力の影響は対岸にも及ぶということを沿岸住民に知らせるべくチラシを作りました。

 久里浜の火力発電所は金谷から7km程度と近い位置にあり、ほぼ真向かいに見え、鋸山330mの中腹には日本一大きな石仏と日本寺があります。
 日本寺は標高125mであり、煙突高さは180mであることから観光客は風向き次第では煙の中で参拝することになります。
ロープウェイ会社もこのチラシを読まれて、観光客への影響を是非考えてみてください。

 また、綺麗な空気と景色を求めて周辺には別荘も作られていますが、石炭火力問題は知らないのでチラシを見た方はがっかりしているのではないでしょうか?
 今は煙突の解体が進んで見えにくくなりましたが、富津岬からもはっきり見える位置にあり、煙害を受けますし、保田、岩井、富浦と館山方面も煙害を受け、春の花の観光で生きている地域住民にはショックでしょう。釣舟業者へのアクセスとか・・・
 自分の生活に関わるとなると関心が高まるのが人間です。

 いまは知らないので・・・無風
一方、海の状況を見る木更津市の牛込漁協、金田漁協をはじめとする6漁協は海の環境破壊で生活できない状況です。
 当初、木更津地域がだめでも富津地域はそこそこ大丈夫だったのですが、最近は木更津と同じ状況になっています。

 つまり僅か平均1℃の気温と海水温度の上昇と+7℃上昇する温排水の漁業への影響は甚大であることからチラシ配布範囲を富津から保田まで(予算制限で15000枚)としました。

 チラシは富津から保田までに入れました。富津は17日に配布します。今週、木更津漁協付近と君津の海岸沿いにチラシ配布されます。
 これは(株)房総企画の人手不足で配達店に一度に配れないとのこと

 チラシ配布と同時に、漁協、農協、商工会議所などに手紙とチラシを送付するなどを行います。有明海の諫早湾市民のように立ち上がってほしいという願いがあります。皆さん是非読んで、隣近所の話題にしてください。JERAへの抗議の手紙を、電話を集中してくださることを呼びかけます。

        東京湾の会袖ケ浦代表 富樫孝夫
(チラシです。クリックすると大きくなります。)

房総沿岸住民へのチラシ.PNG


房総半島沿岸住民へのチラシ裏面.PNG



















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