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公明党比例票激減・参議院選 [国政]

 今回の参議院選挙の結果の分析は、なかなか困難なようである。朝日新聞(7月22日記事)は簡単に次のように結果を知らせている。

 第25回参院選は21日投開票され、22日朝までに全議席が確定した。自民党が57議席(改選数67)、公明党が14議席(同11)を獲得。与党は計71議席で改選議席の過半数となった。投票率は48・80%(前回比5・90ポイント減)で50%を割り、戦後2番目の低さだった。

 この結果を受けて、各党はそれぞれに立場から分析を発表しているが、今日はその中で今まで右肩上がりの成績を残してきた公明党の分析を、日経新聞が7月30日の記事で大きく取り扱っているのが目に入った。

「比例100万票減 公明に焦り」という見出しで、議席は7人増という結果であるが、比例票が100万票も減ったことを指摘している。特に九州・東北で3割減・・これは支持者高齢化が影響しているのではないかという。それなのに議席が増えたのは、投票率が48.8%と24年ぶりに50%を切ったのが原因だという。投票率が低いと支持母体を持つ公明党の有利になる。その結果であるにすぎないと指摘する。公明党の比例票は2005年衆院選で898万票の最高獲得票に達したが、その後は下落一方で、今回653万票であった。当時に比較すれば245万票減になる。今回700万票を目標にしたのだが、それでも50万票足りない。

 公明党は目下その原因を分析中である。この根底にはただ高齢化だけではなく、選挙戦略上の誤りもあるのではないかとの指摘もある。
 実は「選挙戦略上の誤り」だけではなく「平和と福祉の党」であったはずの公明党の実態が、徐々に明らかになり、公明党の支持者自体がその誤りを自覚しつつあることが、根本にあるのではないのか・・と私は見る。特に創価学会員の公明党離れが目立つ。

 それにしても主権者である国民の投票率の低さ、政治に対する無関心層の拡大・・一番このことが気になる選挙結果であった。             kawakami





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