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副市長人事(4) [市長の姿勢]

 副市長人事(4) 2024/04/07

 今3月議会で副市長の選任が上程され花沢副市長に代わって小島悟氏が選任されました。このことについて笹生猛議員が氏のブログ(https://ameblo.jp/saso-takeshi/)に書かれていたので氏の了承を得て紹介します。               せき

3/24のブログ
 2回目に質問をするにあたり、市役所内の様子を少々話をしました。
まず「ワタシが職員に数十人に聞きまわったところ、副市長の選任理由を職員誰も知らない」。さらに「それは水臭いのでは。チームで仕事をするのだから舵取りをする人の選任理由を明らかにしないと」
その上で、選任理由を聞きました。
市長は選任理由を雄弁に述べたのでした。
これを聞いてワタシは「これをはじめから聞きたかった」と。
このような選任理由を議案の提案理由の説明の時などに明らかにしてほしかったのです。
やっと選任理由が明らかにされて3回目の質問に向かったのです。

 3/26のブログ
3回目の質問は「任命責任について」です。
先日来このブログで綴っていますが、事前に市長から説明はなく、確認したいことが山ほどあったまま採決を迎えたのです。
確認できないままですが、最後は「任命責任について」でした。
これは4年前の副市長の選任の時も同じ質問をしました。
前回も今回も市長は「任命責任は自分にある」と明言したのでした。
この言葉で質疑は終了となりました。
往復3回のやり取りは十分とは言えませんが、最後の「任命責任は私にある」は重い言葉でした。
総じて言えるのは「説明が足りない」ということです。
「全て市長が悪い」ということではないのです。
これは市長と議会の両方に責があると考えます。
市長と議会の両方の立場から整理してみます。

 3/27のブログ
 先ずは市長側として、市長の説明姿勢の話
「説明を尽くす」という姿勢を鮮明にしてほしかったのです。
現状の慣例と構造で説明をすること。
確かに「公に説明する場がない」というのが現状ですが、そのなかでも議案上程の提案理由の説明や非公式ではありますが全員協議会で議員に対して発言の機会があったのです。
これを使って最低限の説明をするということはできたのではないかと考えています。
そしてそこから本会議場での質疑を行うとなればカナリ状況は違っていたと思います。
議会側として
議会は「市長に説明を求める」というのではなく、「市長が市民に説明できる場を作る」という考えを持った方がイイと思います。
これは市民から「副市長は市民が選べないんだよね」と言われました。
確かにその通りで、その通りだから市民にも伝わるように説明する機会を創ることなのです。場をつくれるのは議会側なのです。
実際に、議案上程される議会運営委員会(議運)で委員会付託するかどうかを決めます。この時に「人事案件は委員会付託省略」とうのが慣例です。
しかし「市民にも伝わるように説明の場を作るのが議会の役割」だと考えるとすれば、慣例とは違う選択も可能であったと考えます。
それは審議をすることで個人のプライバシー等に触れる恐れがあると考えるのでしょう、だから「人事案件は自動的に付託省略」な感じがあります。
これは時と場合によって上手く使い分けねばならないと考えます。
必要であれば、「秘密会」と言って基本的には傍聴を許可しない方法で行う事も出来るのです。
さらに委員会付託して候補者を参考人として呼んで直接話を聞くことも出来るのです。
プライバシー等に配慮した実施方法はあるのです。
仮に秘密会だとしても、そこで納得をしてからの採決となれば質の違う議決となるのです。
議会側もこのようなことができるよう、議会としても運営の腕を磨く必要があるのではないかと考えています。

3/28のブログ
 今回の副市長の選任議案、ポイントは「説明責任」です。
市長として説明責任をどの様に考え、どこまで含むか?
そのために最善を尽くす姿勢と能力があったか?
同時に、議会の同様の説明責任をどの様に考え、扱うかなのです。
結論から言うと、「双方(市長も議会も)やれることはあった」のです。
ですが、その「やれることを引き出すことができなかったし、しなかった。
違いを創るという視点から見た時に、「説明責任の姿勢を考える」必要があるのです。
説明すべき相手は、市長も議会も市民なのです。市長は議会に説明することが市民に説明することであるとしますが、議会の向こう側にある市民の存在をより一層意識せねばならないのです。
そして議会は市長から説明を引き出すことは市民に説明をすることであり、それは分かり易く論点を整理して聞くと言うことが必要なのです。
議会での議論のオーナーは市民なのです。そのオーナーの存在を忘れ「俺は選挙で選ばれたから」と思うのは大きな勘違いです。
市民がオーナーであり、説明先は市民であることを再確認して終わりたいと思います。
(おわり)

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副市長人事(3) [市長の姿勢]

副市長人事(3)

今3月議会で副市長の選任が上程され花沢副市長に代わって小島悟氏が選任されました。
このことについて笹生猛議員が氏のブログ(https://ameblo.jp/saso-takeshi/)に書かれていたので氏の了承を得て紹介します。               せき
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 3/21のブロ
先ずは、議会側でできるとことは
現在の袖ケ浦市での暗黙のルールは「人事案件=委員会付託なし」を考える。
実際に議会運営委員会(議運)で委員会付託するかどうかは諮ります。
しかし“暗黙のルール”というか、議員のドミナントロジックで付託には至りません。
今回の件も「付託なし」に異論はありませんでした。私もそうでした。
しかし現在の心境としては「ここまで確認しなければならないことがあったなら、委員会付託した方がよかった」と思っています。
委員会付託の後、委員会に候補者を参考人として呼んで話を聞くことも出来るのです。
またセンシティブな内容を扱うのであれば、秘密会にして傍聴等が出来ないようにすることも出来るのです。
あまり賛成ではないのですが、委員会付託しなくても現在のように全員協議会で選任理由を説明して質疑は本会議場で行うなど、議会側として説明の機会を創る工夫はできると考えます。
提案者の市長側として
まず、市長側も「人事案件=委員会付託ナシ⇒本会議一発」という考えがあるのではと思っています。まずこの考え方を改めていただきたい。
そして委員会付託も出来る日程で議案上程する。できれば当初議案として提案する。
これは「説明を尽くす」という姿勢を明確にするということなのです。
イロイロ調べた中で「副市長人事案、当初上程もできたのでは」と思っています。
ワタシの考えが正しいかどうかわかりませんが、ただ今回のような日程では「審議の可能性は狭まる」のです。
このタイミングでの上程が政治的駆け引きかどうかは別にして、審議の可能性を狭めるような議案上程は避けてもらいたいのです。
ここは市長自身の政治姿勢に大いに関係があると考えるのです。
今回の副市長人事に関して、アッチコッチからいろいろなハナシが入ってきてます。
明日の本会議で「アレも聞け、コレも聞け」という感じです。
打ち合わせは終わっているのですが、どのように転ぶか分かりませんので整理して万全の体制で臨みたいと思います。

 3/23のブログ(1)
3月22日、令和6年3月定例会最終日、副市長人事案が上程されました。
議案の審議に入り
議長:「人事案件でございますので、質疑、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思いますが・・・」とお決まりの文句から始まりました。
ワタシ:「意義あり」と発言し、議長:「異議がございますので、質疑、討論の順に行います」と質疑が行われることとなりました。
質疑に入ったところ、他の議員が手を挙げるかどうか見渡したら、手を挙げる様子が無かったので「えっ・・・」と意外な感じすが、すかさず手を挙げました。

 3/23のブログ(2)
記憶と印象に基づいて令和6年3月定例会での副市長人事案件の質疑を振り返ります。
(正確な質疑内容については議事録に譲ります)
さて、総務課へは質疑内容を事前通告していました。ただ、他の人が聞くだろうと思うことは聞かず「踏み込んだ質問」を用意していたのですが、他の議員からの質問が無かったので、想定とは若干異なる内容となりました。
ですが、一回目は「この副市長人事は最も重要な人事案件であるのではないか。その重要な人事案件でありながら、市長からの積極的説明がないのはなぜか?」
この質問の趣旨は総務課に通知済みで、質問の根っことなるモノでした。この質問への答弁が、2回目以降の話の深まりを決めるかになると考えていました。
「第一に議会に説明することが・・・」
と議会に説明することからそこから市民や職員へ伝わっていくというモノでした。
今回もそうですが本会議場での質疑は3回しか出来ないので、これに対して深めていくことはできません。ですが、正直な感想は「んんん・・・イマイチだな」というのでした。
残念ですが、2回目に話を進めていかねばなりませんでした。
(つづく)


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