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ごみ処理施設に746億円 [ごみ処理施設]

昨日、おなじみの山の井さんからメールが入った。下記の文言である。びっくりした。事実であれば、新日鉄も随分と吹っ掛けたものだ。新日鉄は全国で(海外にも)シャフト炉式ごみ処理施設の整備運営事業に手を広げている。千葉市も千葉県東総地区も、静岡浜松市もその網に捕らえられている。

「今月3日の千葉日報紙面。君津安房の7市町による新しいゴミ処理施設建設。745億円の建設費用について順次、臨時議会などで同意の手続きがすすんでいます。袖ヶ浦市は15%、南房総市は6%の負担という記事の掲載があります。こちらにおいては、あまり情報が流れていないです。大丈夫だろうかと。」

 図書館で新聞記事を詳細に読んでみる。8月2日に君津市は建設費・運営費(PFI)など746億2600万円の債務負担行為を設定する一般会計補正予算案を木更津・袖ケ浦・富津3市に提案。木更津・富津両市は3日即日可決。南房総市、鋸南町、鴨川市も近く議会に提案する予定であると書かれてあった。袖ケ浦市はどうなったのか…議会事務局に尋ねてみた。

 8月5日の臨時議会で、賛成多数で可決されたのだという。ホームページを開いてみると確かに次の文字があった。
▼ 議案第 3 号 令和元年度袖ケ浦市一般会計補正予算(第3号)
元.8.2 総務企画元.8.5 原案可決(賛成多数)<原案に反対した議員名>励波久子、篠﨑典之

 新聞記事には、746億2600万円と簡単に書いてあり、この額の各市の負担割合うち袖ケ浦は15.59%とある。15.59%を金額に直すと118億6500万(端数切捨て)である。先日市庁舎の建設費見積金額を書いた。71億9500万円である。市庁舎の耐用年数40年。ゴミ処理場の耐用年数30年である。議会ではどのような議論があったのかな?知っていたら傍聴に出掛けたであろうに・・・

 新日鉄は、溶鉱炉実績技術を生かして、「新日鉄エンジニアリング株式会社」と社名も改め「シャフト炉式ごみ処理施設整備・運営事業」なるものに本格的に乗り出している。
それにしても、100億以上かけるのであれば、独立してこの小さい町である。効率的な、環境に良い、ごみ処理事業は本当にできないものなのか。ゴミ処理で、市民の行政サービスがさらに大きく損なわれることは、目に見えているというのに・・・

(新聞記事です。クリックすると大きくなります。)

ごみ処理施設.PNG                              Kawakami


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