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介護の現場 [後期高齢者]

 介護の現場で働いている友人の話を聞く。
「何か市内に大きな高齢者施設ができたようだけど・・・」
「できたけれど開設できないでいるんですよ。入所希望者は沢山いるのだけど、施設に見合った職員が集まらない。それで開設できないんですよね。」

「介護士の絶対数がまだ足りないのかな?給与も上がったんではないの?」
「絶対数が足りないのではなくて、ほかの一般職場に流れて行ってるのが実態ですよ。だって今は人不足で、ほかの職場の方の待遇が、介護士をしているより良かったら、みんな行ってしまうでしょう。給与なんて何も上がっていないですよ。一番勤めていての不満は、シフト制で休みが固定していないということでしょうね。不定期の休みというのは、生活の設計ができないんですよ。だから、ほかの職場に次々と流れていく・・・」

「何かこの頃透析の患者が増ええきて、透析の場合時間が決まっているので遅れたら大変なことになるから、ほかの仕事を放置しても行かなければならない。そのため4人でしなければならないところを二人で見たりする。土曜でも日曜でも、シフト制なので、誰かが体調を崩したりして休むと、休日の人に声がかかる。結局休めない。そんな日が続くと、きちんと休日の決まっているほかの職場の方が、ちょっと安くても、生活設計の上では楽なのでそちらの方に行くことになるんですよ・・」

 地域包括ケアシステムの構築が、相当進んできているように見えても、現場はぎりぎりの状況にあることを改めて知る。高齢者は一日一日と増えていく。

地域包括ケアシステム方式という、自治体へ丸投げの方式の中で、奮闘している人々の姿に触れるたび、改めて現政府の無様な状態に腹が立つより怒りがこみあげてくるというものだ。

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早朝無人化拡大 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

少し遅れたが、10日の・東京新聞特報版に、「首都圏のJRで拡大」「早朝の無人化大丈夫?」「介助や緊急時対応に不安」と、大きな見出しを三つつけての記事が掲載された。
内容でまず知りたいのは、どれほど数が無人駅になっているのか・・と言うことである。
並べてみる。

▲ 2014年2月から早朝無人化が始まった。東京・神奈川・埼玉の一都2県で18駅導入
▲ その後埼玉県では宇都宮・高崎・川越の各線で28駅・・埼玉県8市による要望書提出
▲ 今年に入って千葉県内での無人化駅拡大・・丸山千葉県議(共産党)無人化時間帯はエスカレーターも停止、バリアフリー化へ逆行・・と千葉支社に抗議

 数がこれだけが示されているが、このブログでも、鉄道研究家・山の井さんの、実際にその駅に行って確かめた無人駅の数と実態は、こんな低い数ではない。千葉県内では急速に拡大を続けている。このまま放置していてよいのか?JRは公共交通機関であることをすでに投げ捨て、利益優先企業としての道を歩き続けている。事故が起きなければ対応しない。

 心ある人たちによる各地でのJRに対する、抗議の市民団体の活動が活発化してきた。行政の中にも、行動で示す自治体の動きが見えつつある。法令無視のJRの合理化をこのまま見過ごすことはできない。厳しく抗議する。
(クリックすると大きくなります)

東京新聞4月10日.PNG

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木更津も、君津も、富津も・・ [議会ウオッチング]

 今日4月13日。袖ケ浦市議会では、「全員協議会」が開催された。「全員協議会」とは何のための会議であろうかと、素朴に考えて平成29年度「議会に関する資料」を見る。その市議会の部8項目目に次のように書かれてある。

「全員協議会は市長から依頼のある事項または議会内で全議員の協議を要する事項について議長が招集する」とある。傍聴の記述はないが、なぜか議会事務局に聞くと「傍聴禁止」とのことであり「会議録の公開」もない。

 全員協議会で、不愉快な話をよく聞く。執行部は定例本会議が終わる時点で、全員協議会を開催し、間に合ったら議会討議にかけられるものを「事後報告事項」として扱われた事案が結構あるという。そういう不満を何引火の議員から聞いているというのに・・なぜ議会は、全員協議会を公開しようとしないのか。市民に聞かれて困るような討議なんぞしているはずがない。
むしろ、行政に都合の良い扱いをされて、それを市民に公開するわけにもいかず、議員として悩んだりしていらっしゃらるではないか・・

 念のため、君津郡内、木更津市、君津市、富津市の議会はどうなっているのか。議会事務局に電話を入れて確かめてみた。

 なんとまあ、異口同音のように、3市とも当然のように「もちろん傍聴可能です」との返事であった。その上、木更津の事務局からは、2~3時間後山本さんという職員から電話が私宛に来て
「担当の山本です。お電話いただいたとき不在であったので、間違ってお伝えしていれば大変なことになりますので、改めてお電話しました。木更津市議会では、基本的には全面公開です。ただ企業関係の秘密事項や、人事、個別なプライベートに関する事項などがある場合に限って、傍聴を遠慮していただくことになっていますが、ほとんどないのが実態です。なお議事録は「あさひ庁舎」(旧イオン跡)の資料室にありますので、どうぞご自由にご覧になってください。」
との丁重な電話をいただいたのだ。木更津の職員の方々は、財務省職員より誠実であることを証明しているようだ。

 はっきりしたことは、傍聴禁止などという、前近代的なことを固守しているのは、袖ケ浦だけであることが判明した。私たちもうかつであった。6月議会に向けて何らかの手を打たねばなるまい。
                          kawakami

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清水の反対運動に学ぶ [石炭火力発電所]

 昨日の、清水における地図でお分かりのように、何もかもそっくりです。
下の完成想定図面の違いは分かりますか?LNGの3本の煙突で、清水の場合、噴煙は蒸気3本で真っ白ですが、袖ケ浦の場合、この想定図のように、真ん中の一本からは石炭火力の黒い噴煙が噴き出すことになります。清水よりまだ悪いということになります。
(これは清水のチラシにある想定図をそのまま使わせていただき、真ん中を黒くした想定図です・・・清水の想定図借用)

3本の煙突想定図.PNG

 
 清水には、近くに「三保の松原」という世界遺産があります。観光都市を目指して静岡市長はまっしぐらです。2013年に20万人だった来訪外国人は、2016年には200万人突破、20年には500万人を目指しています。市民の中にその目標が浸透していますから、火力反対のアンケート回答は、多いところで88%、少ないところで60%、そして注目すべきことは賛成の%はほとんど10%以内。後はわからないという数です。

 つまり市民運動は、チラシまき、市民デモ、学習会・・等々、運動体はいくつもあって、その連合体が結成されているのです。地区ごとのアンケートは、自治会単位で行われています・・・言ってみれば町ぐるみの反対運動に発展させてきたのです。過去にも火力発電の計画を断念させた経験もあることが、自信と力になっているのでしょう。

 わが袖ヶ浦はどうか?躍動するような、市民が一致できるような街づくりのビジョンはありません。市民運動では、袖ヶ浦北側開発を断念させた経験はあるのですが、それは行政への抗議でありました。行政と一致しての活動の経験はないのです。しかし、じわじわと市民の間に石炭火力発電所建設に対する危惧の念が、浸透してきていることは感得できるまでにはなってきたようです。

 一気に爆発させる取り組みは、清水の運動の中から生み出された教訓に学ぶことです。可能なところから実践に移すしかありません。公害の街にさせないために・・

                            kawakami



 




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静岡市清水区の場合 [火力発電所]

下の画面を見てください。どこの街の地図かお判りでしょうか。静岡県静岡市清水区の地図です。海に張り出した工業地区、沿岸を走る鉄道。清水駅のある場所などを見ると、袖ケ浦の長浦駅周辺と全く同じ状況であることが浮かんできます。その上富士山が見えるのも同じです。

清水港.PNG

 さてこの街に、LNGの火力発電所建設計画が持ち上がりました。JXTGホールディングス株式会社という会社で、エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う企業で資本金が1000億円という石油元売りとしては日本第一の大企業です。この計画では110万kW(当初200万kW)の火力発電所建設計画です。

 この計画に対し、市民の中からいくつもの反対運動が沸き上がると同時に、この市民の声を背景に、静岡県川勝知事、田辺静岡市長が次々と反対声明を出しました。その代表的発言を並べてみましょう。

★ 市民の声・・住民の声がこれだけ盛り上がらなかったら知らない間に出来上がっていたでしょう。決定には感謝します。利益だけでなく本当に安全な電力に取り組んでください。
★ 川勝静岡県知事は・・電力は不足しているとは言えない。観光都市として取り組もうとしている市の現状にはあわない。
★ 田辺静岡市長・・この計画は街づくりの方向とは一致しないものです。再考をお願いしたい。

 官民が一致した反対運動の勝利です。袖ケ浦市議会の一般質問で、県・国の政策に対する意見、あるいは民間企業の不当と思われる経営に対する、市としての態度を鮮明にすることの要請に対し、市長として毅然とした回答を聴いたことはありません。残念なことです。(続く)



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二つの火発建設計画中止 [石炭火力発電所]

★ 二つのニュースが入りました。一つは気候ネットからの連絡です。もう一つは、松田先生からです。以下気候ネットの声明と松田先生からのニュースをお知らせします

◎ 四国電力の仙台における石炭発電所計画撤退を歓迎~住友商事も速やかに撤退し、計画中止とすべき~

(仮称)仙台高松発電所は、仙台市における11.2万kWの石炭火力発電所計画である。
四国電力と住友商事は2017年3月に計画を発表し、現在仙台市の条例による環境アセスメントの手続きの最中である。仙台市内では、同計画の発表時にすでに関西電力と伊藤忠を親会社とする石炭火力発電所、仙台パワーステーション(11.2万kW)が着工しており、124名が原告となって操業差し止めを求めて提訴が行われた。
 住民らは、地球環境、地域環境の悪化を懸念し、常に厳しい姿勢で臨んできた。同計画に対しては、仙台パワーステーションと同様にCO2の大量排出に加え、大気汚染物質排出に伴う健康被害や周辺の生態系への影響を理由に発表時から批判の声が大きく、同市の環境アセスメントの中では異例となる400件に迫るほどの意見が寄せられていた。

 また、2017年12月には、仙台市が市内における新たな石炭火力発電所建設計画を抑制する方針を発表し、同計画には遡及して適用されないものの、市の石炭火力発電への否定的な姿勢は、より鮮明になっている。四国電力は計画撤退の理由を「十分な事業性が見込めないとの判断に至った」としているが、上述のような市民の反対や市の姿勢も一定の影響を及ぼしたと考えられる。

 共同事業者である住友商事は、本計画の検討を続けるとしている。しかし、石炭火力発電の環境上、社会上、経営上のリスクや問題点に鑑みれば住友商事は速やかに撤退を決断し、計画自体を中止とするべきである。また、四国電力は、現在、愛媛県で計画している石炭火力発電所「西条発電所1号機リプレース計画」の環境アセスメント準備書を公開しているが、この計画についても再考し、中止することを強く求める。

◎ 二つ目は、月末に千葉に講師として来訪された松田先生からの連絡です。
 静岡県清水市に計画されていた200万kWのLNG建設計画が、静岡県知事・清水市市長を含めた市民連合の反対運動の前に3月27日、JXTG(旧東燃)が、市民の圧倒的な反対の声の盛り上がりに耐えきれず、ついに計画中止を発表し、それから2週間、4月21日に、その喜びの集いが開催されるというニュースです。
 いずれも反対運動の広がりで中止に追いやった成果です。とりあえず今日はそのニュースをお伝えし、明日から、二つの取り組みのすごさを紹介しようと思います。

                   kawakami




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望月衣塑子東京新聞記者 [情報操作]

 私のメール受信欄に、どこをどう間違ったのかTwitterが紛れ込んできて、望月衣塑子さんという名前が書いてある。どこかで聞いたことがあると思って、あの人ではないのかな・・と慌てて「平和・人権・教育と文化を考える会」から届いたばかりの会報を開いてみた。ありました。彼女の講演会が、ちょっと先になりますが6月16日(土)木更津市中央公民館大ホールで14時から開催されることになっていました。

 望月衣塑子…東京新聞の売れっ子記者。以下どんな方であるかの紹介を今から書いておきましょう。

 2017年6月6日以降、菅義偉内閣官房長官の記者会見に出席して質問を行うようになった。内閣官房長官の記者会見を選んだ理由について本人は、「森友学園、加計学園などの問題を取材する中で政権の中枢に問題意識を持ち、国民の疑問や怒りを自分で直接ぶつけてみようと思った」「私にできることは、政府のスポークスマンである官房長官に質問することだった」などと語っている。会見での質問をまとめた動画と単著について「マスコミの最近のありように一石を投じるすもの」として2017メディアアンビシャス賞の特別賞に選ばれた。

 通常の官房長官記者会見では記者の質問は1人が2~3問で10分程度だが、2017年6月8日で望月は加計学園問題と伊藤詩織の訴えに関して、40分の時間をかけて23回の質問を繰り返したことで注目を浴びるようになる[5][11]。望月は「私は政治部でなく、社会部の記者です。社会部で警察や検察の幹部とやりとりをしてきたなかで、執拗に質問しないと、肝心なことを答えないことを、身に染みて知っています。答えをはぐらかし、時にはウソもつかれます。」と意義を説明している。(ウイッキペディア)

 望月記者を励ます方はどっさりいらっしゃる。その中から3人の言葉を並べてみる。
• ノンフィクション作家の吉永みち子は毎日新聞の7月の第三者機関「開かれた新聞委員会」で「聞くべきことを聞いてくれた」と望月を評価した。
• TBSの金平茂紀顧問は「チャキチャキの江戸っ子風の潔さがあるように感じた。いい意味での社会部記者の記者魂を保持している人だ。」と望月に好意を寄せており、その取材姿勢に対しても「政権と記者とのなれ合いの空気を一変させた」と評価している
• ジャーナリストの青木理は「会見で率直にただすのは当然で、こういう記者が増えれば日本のメディア会見もずいぶん風通しがよくなるのでは」とコラムで評価している。

 さて、望月さんだけでなく、これから組まれているいくつかの行事もお知らせしておこう。
◎ 「2018年春の憲法集会」を下記の通り開催します。
◆日時・・・4月14日(土)午後2時~4時(開場;1時間半)
◆会場・・・木更津中央公民館・大ホール
◆講師・・・稲 正樹さん(国際基督教大学元教員)
      「9条が変わるとどうなるの?
~自衛隊、政治、教育、・・・私たちの生活~」

◎ 4月21日(土)原発反対デモ 今月は木更津市です。10時・・金の鈴駐車場集合
◎ この会では、秋にはあの前川前文部科学省事務次官をお呼びする。今から楽しみである。
                                
望月記者.PNG

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堤記者第一報「抱かれ地蔵」 [その他]

 木更津から埼玉の川口に転勤された、朝日新聞堤記者のことはこのブログに紹介した。(3月31日)その堤記者から、早速地元のニュース第一報が届いた。堤記者らしい心の温かくなる記事である。この記事に添えられていた言葉をそのまま紹介する。

「赴任した土地を好きにならないと良い記事は書けないので、まずは川口を好きになろうかと。今日、県版のトップ記事を書きました。参考に添付します。川口は君津4市のように赴任する前から楽しみなところではありませんが、こんな記事を書きながら少しずつ好きになっていこうかと思います。」


◎ 大木の根に安らぐ姿「抱かれ地蔵」 川口・興禅院

 大木に包み込まれた石彫りの小さなお地蔵様が、川口市安行領家の興禅院にたたずんでいる。高さ30センチほどのお地蔵様は、木に優しく抱かれているようにも見えることから、いつしか「抱かれ地蔵」と呼ばれ、口コミやネットで存在を知って訪れた人々を和ませている。

 興禅院は曹洞宗の寺院で戦国時代の1546(天文15)年に創建。季節ごとの花や紅葉で有名で、この時期はシャクナゲやヤマブキ、シャガやイチリンソウが彩る。すでに新緑も美しい。
 「抱かれ地蔵」は墓地の中にあるスダジイの大木の根元に、ちょこんと姿をのぞかせている。
住職の早船元峰(げんぽう)さん(74)は「20~30年前に石屋さんがお地蔵様をスダジイのそばに動かしたところ、木が成長して取り囲んでしまったんですよ。いわれのようなものはないんです」と話す。

 お地蔵様の左側には「元禄」の文字があり、約300年前に彫られたのではないかという。背後には後光を表す舟形の光背があったが、今は木に覆われて見ることはできない。
 2003年に本尊の「釈迦如来坐像」が市文化財に指定された後に立てた案内板で、抱かれ地蔵に触れたことから、知られるようになっていったそうだ。

 タイの世界遺産アユタヤ遺跡にある、菩提樹(ぼだいじゅ)にとりこまれた仏頭と重ね「日本のアユタヤ」と紹介されることも。アユタヤでは、1767年に戦禍で壊された仏像の頭部が木の成長で持ち上げられ、戦争の悲惨さを伝えるとともに深い信仰の対象にもなっているが、抱かれ地蔵は庶民的で優しい雰囲気を醸し出している。

 早船さんは駒沢大の環境地理学の元教授でもあり、檀家(だんか)やボランティアの協力を得て、寺を「寺院ビオトープ」にしようと考えている。境内に在来種の植物を植え、斜面林に十三石仏を配した「癒やしと安らぎの森」を整備……と、構想は進んでいる。「寺が人と野生生物のサンクチュアリ(聖域)になって、多くの人が安らいでくれれば」
 いつしかスダジイにすべてを覆われてしまうかもしれない抱かれ地蔵。今はまだ、優しい表情でそんな寺を見つめている。(堤恭太)

抱かれ地蔵.PNG

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袖ケ浦市・政策調整室(新設)人事? 投稿 [市政全般]

 袖ケ浦市の副市長候補は、3月27日の議会最終日、7対12(退席1)で不同意が決定した。
その背景には、「みなす課税」の起案者が副市長候補であり、起案者自体の謝罪が市民の代表である議会になかったことに対する反感があったからだという・・もっぱらのうわさである。

 その候補者、長谷川美喜男氏が、企画財政部の中に政策調整室なる部署が新たに設けられ、その室長として再雇用になるという。組織改正(政策調整室の設置)及び人事異動内示について・・という文書が議員各位に配布された。
 4月13日(金)15時30分から、全員協議会?が開催され、このことについての説明があるのだそうだ。

 副市長人事不同意後、間髪を入れずに行われた今回の人事内示である。それも議会不同意・不祥事後の担当部長ということで、様々な風評が庁内外でささやかれている。その声を拾ってみた。

① 部長職の再雇用の例でいえば、29年度退職された総務部長の方は、社会福祉協議会、議会事務局長の方は人材シルバーセンターに再雇用されたのだが、いずれも非常勤で職員給与表段階では、3等級、副主査レベルである。それが普通であった。今回は職員給与8等級のうち、7等級の課長扱いであり、しかも新たな職制が新設され、常勤の勤務体制の上、個室まで準備されている。異常である。
~影の副市長か・・というもっぱらの噂しきり・・~

② 今回の人事は、部内討議の中でも、さすがに市長への諫言が飛び出したという。急ぎすぎであること。もっと時間をおいて環境を整備してからでも遅くないのではないか・・といった趣旨であったという。もっともなことだと思う。しかし市長の意志は固く、市長権限を行使しての強行であった。

⓸ なぜそれほどまでに長谷川氏にこだわるのか・・確かに、総合計画策定の年次に当たる。しかし、総合計画は今回もまた、コンサルタントに外注するのであろう?前は県からの出向を求めたが今回はやめたのか?それとも、県へのパイプがなくなったのか・・あるいは市長の独裁的市政運営の強化?4選への布石か?

⓹ 総合計画は、強制されるものではないはずだが・・作るのであれば、書棚を飾る立派な本を作るのではなく、現場職員の知恵と意欲が結集したものであることの方が、形は粗末であっても、価値があるというものだ。袖ケ浦市職員は、それすらできない程度の力量なのか・・・
もう少し厳しく言えば、来年は市長選である。総合計画は新市長が作るべきものではないのか

⑥ それにしても「政策調整室」の内容、人数等を明確にしての提示であるべき・・当然予算措置も関係してくるというのに・・

⓻ 13日に行われるという全員協議会には、市長の出席を求め詳しく経過について説明を求めるべきである。そして、議員各自の意見もさることながら、議会としての毅然とした見解を、市民に明らかにすべきである。

 いずれにせよ、唐突の感をまぬがれない。なぜそれほどまでに、特定の人物にこだわりを見せるのか、何か長谷川氏に負い目があるのか・・議会不同意に対する単純な反発のみとは言えない人事配置であることを指摘しておきたい。
                           
                         

     

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笑っていけないまじめな話2点 [その他]

◎ 安倍昭恵夫人が「土俵に上がりたい」と言ったら、相撲協会はどう抵抗するんだろう。これはある意味夢の対決だな。
①   総理夫人は男性として扱うと閣議決定

②  そっと「主人からです」と百万円の入った封筒を行司

③  土俵に上がったという記述が削除されて、後に佐川が勝手にやったことになります。

⓸ 土俵の下に大量の産廃を埋めておくと思われ。

⓹ 夫人が土俵に上がった事を問いただすと、若手行司が「刑事訴追の恐れがあるので」と言って逃げ切る。

⑥ 「私たち自由民主党がですね、まさに、この安倍政権がですね、民主党政権時に成し得なかった、いわば、強固な岩盤規制に風穴を開けたんだ、と、こう思うわけであります。」

⓻ 丸川議員「昭恵夫人は女性ではありませんでしたね?」

⑧「土俵の上でなら証人喚問に応じます」とか言ってほしい

◎ 桜だ 門外の事件   東京新聞 佐藤正明

桜だ 門外の事件.PNG
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びっくり!ブログへのアクセス数 [その他]

 毎月、IT関係のプロである会員が、月ごとのブログへのアクセス数を調査してくれている。現時点で、普通は月に25000~30000代の数字が並ぶ。もう5~6年も前のことであろうか、劣化ウラン問題の特集をしたことがある。その時点では月5000~8000代が普通であったものが,
取り組みで一気に30000台に飛躍した。以降上下しつつもこの数字を堅持してきた。

 ブログは、やむを得ない時は休むが、ほとんど連日の更新である。そのためか3万代の数字が通常の数字になり、それがずっと続いていた。ところが、昨年5月石炭火力発電所建設問題特集を組んだ時、63834通という数字が出て、再びびっくりした。そして今回は、1月のアクセス数が驚くなかれ、112468通という数字が飛び出したのだ。
 1月は31日中27回の更新であった。1日平均4166人のアクセス数である。こんなにあるはずがない・・と思って、プロの会員にさらに調査してもらった。

 言われてみて分かった。今日の記事を夜に掲載する、次の日の夜に新しい記事を掲載すべく開くと、1日のアクセス数が出る。その数字は多くて300~700である。ところが日がたつにつれ、関心のある内容については、ぐんぐんと増えていく。なぜか・・検索に該当し記事を見つけ、見つけると開くのだ。こうして記載日時にかかわりなく増えていく。それにしても記事内容だ。内容がよければいつまでたっても増え続けるのである。

 この1月の記事はどうであったか。27日中6日間JR問題を取り上げていた。この月は、長浦駅の早朝無人化、遠隔操作駅化が進むというので、駅で反対のチラシまきを行ったり、県内での(特に内房線)無人化駅の実態を紹介、更にダイヤ改悪を巡って、館山市を中心に「内房線と地域を守る会・結成1周年」ニュースが書かれてある。

 次に、読者が多かったのはやはり石炭火力発電所問題。これは3回掲載されている。東京ガス社長交代と基幹電源問題、そして環境相の「石炭火力認めず」の発言である。このほか沖縄問題3回、そして、1回だけの掲載であったが、千葉県内の高等学校統合問題にも多くの関心が集まった。特に上総高校廃校と定時制高校の統合と廃止に、深い関心が集まったようである。また高校における給食廃止も関心を呼んでいる。

 因みに、このブログいつから始めたのであったろうか。さかのぼって確かめた。最初は2008年6月6日、当初はツイッターのように短い文言で始まっていた。この月「議員の採決における賛否を市民に知らせることを求める陳情」提出が書かれてある。今では普通のことのように議会だよりに報告されているが、実現まで確か1年半はたっぷりかかったものだ。懐かしい話である。今年の6月6日で満十年になる。

 こんな硬い文章の、それも市政中心のブログが、広がっていくのは珍しいことだと思う。真面目に政治に関心を持っている人たちがここに結集していると考えていい・・とプロの会員の発言がある。特に1番の読者は市役所幹部の皆さんであるとの分析である。嬉しいことだ。
 さあ20万目指して頑張ることにしようか・・・。   kawakami

アクセス数.PNG




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内田東京ガス社長の発言 [石炭火力発電所]

 会員からのメールがあり、東京ガス株式会社社長・内田高史氏が東京新聞の取材に応じて、
「袖ケ浦の石炭火力発電所建設については慎重に考えねばならない」と、答えていることが掲載されている。日経新聞にもこの種の報道があったとのことである。

 早速、東京新聞を詳しく読んでみたら、ありました。記事をそのままブログに掲載します。
(クリックすると大きくなります)

 記事中には、「一部の市民の反対」という扱いになっているのが不満ですが、内田社長就任早々の発言として注目したいものです。

東京ガス社長発言.PNG
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東京ガス社長 内田高史様 3 [石炭火力発電所]

東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社)
社長  内田 高史 様
                    袖ヶ浦市民が望む政策研究会会員                          かわかみ ひろし                          

 第3報をお届けします。最終版です。

 4月1日の広報袖ケ浦には、エナジー社の「環境影響評価準備書」公開のニュースは掲載されていませんでした。年度内には公開しないことをエナジー社の宮岡部長さんは話されておりましたから、4月に入れば公表されるのであろうか…と単純な私たちは思っておりました。
 しかし事態はもっと複雑なようであります。

 エナジー社が従来の方針から大きく変わって、市民の中に積極的に入るようになり、私たちとも「本社は当初から市民の皆さんとは率直に話し合う方針でありました・・」と、初めての懇談交流会で、にこやかに話されたので、私たちの方でびっくりしたものでした。それまでの担当者向井さんからは、「市民とは文書質問には対応しますがお会いしての話し合いはいたしません。」と申し渡されていたのです。それがこんなに変わったのはなぜでしょう?
 
 昨年9月22日、FoE JAPANと、気候ネットのご手配で、東京ガス本社の担当部との話し合いを行ったことがあります。「地元の率直な意見を聞きたい」というのが趣旨でありました。とても嬉しいことでありました。東京ガス本社からは、環境部・環境技術グループの吉田裕司課長・マネージャーの吉田豊さん、芦川敦彦さんの3人の方がいらしてくださいました。

 勝手とは思いましたが、想いのたけを述べさせていただきました。私たちからは、この問題のプロともいうべき学者肌の労働者であり、東京ガス勤務の経験もある、富樫事務局長、現場での労働者・鷲見さん、私たちの会の事務局員である葛原夫妻。それに私の5人です。
 こもごもに発言いたしましたが、3人の方々は、終始にこやかに応対してくださると同時に、皆さんの同じノートには、詳細に私たちの発言をメモされているのが見えました。嬉しいことでした。東京ガスの職員の在り方のすばらしさを目の当たりにした感じがいたしました。
 この会議の後にエナジー社との話し合いが実現しています。私たちは、この会議の結果の働きかけがあったものと勝手に今も思い込んでいます。

 このときから、東京ガスの事業の動きについて、今まで以上に興味を持つようになりました。例えば・・
 12月7日に参議院国土交通委員会で行われた、LNGバンカリングについて、こういうこともされているんだと、歓迎の意を込めて、このときお会いした吉田課長に照会のメールを差し上げたところ、早速下記のような返事をいただいています。

 LNGバンカリングに関するご連絡、拝見致しました。下記にて、現時点の情報を提供させて頂きます。弊社でも、横浜港をモデルケースとしたLNGバンカリング拠点の整備に関する検討へ参画したり、先般発表したグループの18-20年度経営計画(GPS2020)※1においても、「ESG(環境、社会、ガバナンス)の取組み」としてお客さま先でのCO2削減に資する天然ガス利用拡大の取組みの一つとしてLNGバンカリングを掲げるとともに、その実現に向けた検討を進めております。
 顧客一人一人に真摯に対応される職員の姿がここにあります。私たちが東京ガスという企業を信頼する根っこがここにあります 

 4月1日、私たちは、袖ケ浦全市民宛新聞折り込みのチラシを入れました。そこには5つの私たちの主張が書かれてあります。(同封)
 しかし、この中で私が訴えたい願いは、根っこの一つだけです。
トランプ大統領が「パリ協定離脱」を表明した時、即時にフランスのエマニュエル・マクロン大統領がトランプ大統領へ送った文書にある言葉です。
「地球Bはないのだから、プランBもない」

 内田社長の決断・英断を心から期待いたします。可能であれば、職員の方々とお話し合いをしたように、内田社長さんと直接お会いしてお話させていただけたら、どれほど嬉しいことでしょう。

 はなはだぶしつけな手紙3通、失礼をお詫びいたします。残り少ない人生を悔いなく生きる私自身の生きざまの証でもあることに免じて、ご容赦いただきたく存じます。
  
 内田社長のご健康とご健闘を・・そして貴社のますますのご発展を陰ながら祈念いたしております。
 職員の皆さんのご名刺に書かれていた言葉「あなたとずっと、きょうよりもっと」
                           
                                    敬 具 

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東京ガス社長 内田高史様 2 [石炭火力発電所]

東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社)
社長  内田 高史 様
                    袖ヶ浦市民が望む政策研究会会員                          かわかみ ひろし                          

 第2報をお届けします

 袖ケ浦市の桜まつりは4月8日。袖ケ浦公園を会場に開催されます。ところが、今年は日本国中どこでも、桜の開花が1週間から10日早まったようです。残念ながら、葉桜祭りになってしまいました。
 冬にはとんでもない寒気が押し寄せて、日本海沿いの町や村の人たちの、雪害ニュースが連日のように流れておりました。春と秋が、少しずつ狭まってきているような感じです。
 東京湾に流れこむ親潮の暖流が一段とその量を増やし続けていて、海水温の表面温度が30度に達するという報告もなされています。
 東京湾に生きていた魚たちの悲鳴と、地球の苦しげなうめき声が聞こえてくるようです。

 わが家の前に、小さな公園があります。小公園の周りの桜はもう散り始めています。その下に毎日のように、保育園の子どもたちが、保育士さんに連れられて、年少組、年中組、年長組とやってきて、歓声をあげ走り回っていきます。
 子どもたちの声は、未来を奏でる音楽です。

 この公園で一番大きな木は欅の木です。欅の木はご承知のことと思いますが、大気汚染を調べる「大気環境指定木」なのです。私の家の前のケヤキの木は、今のところ大気汚染による被害5段階のレベルで考えると、どうも3段階当りに来ているらしい。3段階とは「自然の樹形がやや乱れ枯れ枝が見られ、葉の茂り具合は普通。葉色は色あせが目立つ」というものらしいのです。これは「光化学オキシダント」のせいとの学者の診たてです。

  袖ケ浦市には8つの測定局があります。
そこでは「微小粒子状物質(PM2.5) 二酸化窒素(NO2) 光化学オキシダント 二酸化硫黄(SO2) 一酸化炭素(CO) 浮遊粒子状物質(SPM) 等々の測定対象物質を測定しているのですが、その中で、光化学オキシダントを除く、測定物質は、基準値内で落ち着いています。ただ一つ光化学オキシダントだけが基準値を超えているのです。欅の犯人はどうもこれらしい。昨年は里芋の光化学オキシダント被害調査をセミプロの人がしてくれました。葉の中心に白い葉脈が浮き出ている里芋がいくつか発見されました。まだ正確ではありませんが注意報的感じです。

 京葉コンビナート沿岸を走る国道16号線は、通称NOX街道と呼ばれていることをご存知ですか。この濃度が増えると光化学オキシダントが生成されるということまでは、はっきりしています。コンビナートのはずれである袖ケ浦の汚染程度は、光化学オキシダントだけが基準値を超す程度の汚染ですが、市原、千葉蘇我地区と進むにつれその汚染度は強烈になっています。川崎製鉄の公害裁判のことはご承知であろうと思います。公害をようやく食い止めている袖ケ浦市の汚染をこれ以上すすめるわけにはいきません

 昨日も書きました。東京ガスが供給するLNGによる東京電力の煙突からは、蒸気が白くたなびくだけです。その煙突の前に並ぶであろうエナジー社の煙突からは 水銀 砒素 クロム カドニウム 鉛 ベリリウム ウラン トリウム マンガン ニッケル フッ素  塩素を含んだ、石炭の燃焼ばい煙が、もくもく黒い煙を吐き出し、ひと目見ただけでも、人々は違いに気づき、目を背けることでしょう。その有毒物質がこの子供たちの頭上に降りかかるのです。

 2025年という年は7年後に来ます。私はおそらく生きてはいないでありましょう。この年、このまま進めば石炭火力発電所が始動します。この小公園の子どもたちは小学校に入学し、ばいじんにまみれて生きていくことになります。
 そうさせてはなりません。そのカギは東京ガスの社長さんが握っていらっしゃる。

 第2報は、大気汚染に絞ってその現状を報告し、一刻も早い英断を下ろされますよう要請するものです。

ケヤキ樹形.PNG

ケヤキの梢の枯れ枝.PNG









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東京ガス社長 内田高史様 1 [石炭火力発電所]

東京ガス株式会社(東京瓦斯株式会社)
社長  内田 高史 様

                 
    袖ヶ浦市民が望む政策研究会会員                          かわかみ ひろし
住所・電話番号

                          
 今日は、2018年4月1日、社長就任を心からお祝い申し上げます。

 広瀬前社長にも、幾度かお願いのお手紙を差し上げましたが、内田社長には初めてのお手紙になります。私は、貴社が、石炭火力発電所建設を企画している、袖ケ浦市、それも現地から1kmの今井というという地域に住んでいる86歳の老人です。天下の東京ガス社長さんに、なれなれしくお手紙を差し上げるのには、相当の勇気が必要ですが、内田さんは親分肌であり、その上千葉県出身であることを知り、何か親近感も湧き出てきて、思い切ってパソコンに向かった次第です。

 この手紙を書いている傍らに、昨日の東京新聞(3月31日朝刊)があります。その第一面の記事には「経産省・2050年戦略」「再生エネ『主力電源』に」の大きな見出しが出ています。内容はすでにご承知の通り、2050年に向けた長期的エネルギー戦略を話しあう有識者会議「エネルギー情勢懇談会」で、再生可能エネルギーを、「主力電源」に位置づけたもので、通産省もようやく重い腰を上げたという感じです。

 昨日まで、テレビのコマーシャルで、電気事業連合会は「3種のエネルギーミックス」とやらを説いていましたが、今日からそのコマーシャルがなかなか登場しません。さすが電気事業連合会(通称・電気ムラ)は情勢の変化に敏感なのでしょうか・・

 一方、内田社長就任の紹介文には、4月から新たな中期経営計画の3か年が始まることを機に若返りを図ることが紹介されています。
 中期経営計画で特に注目したことは、電源開発部門で「自社電源の開発」と「再生可能エネルギー電源について2020年代前半に40万kWの獲得を目指す事業展開」という二つの項目です。内田社長が切り拓いてこられた家庭電力顧客数100万件突破の実績を安定させるこの計画について、強力に推し進められますよう期待するところです。

 このことは、世界の趨勢に真逆の石炭火力発電所などとは決別することを意味していることなのだと、私は信じています。電力自由化になったとき、まだ貴社が正式に顧客募集開始以前に、申し込み、それを気持ちよく受け入れてくださった職員の方がいらしたりして、貴社に対する信頼を一層強めた、電力自由化第一号の顧客を自負している私です。
 その貴社が、東電のLNGによる火力発電の煙突と並んで、年間580万トンもの石炭を燃焼する火力発電所の煙突を建てることなど、到底信じられないからです。

 お手紙の第一報は、新社長の英断を、現地袖ケ浦市民のひとりとして、切実に期待していることをお伝えしたかったことにあります。

 まだまだお伝えしたいことがあります。何通か続けてお届けいたしたく思っています。
 現地の生の声にぜひ耳を傾けてくださるようお願いする次第です。

                               敬具
 

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