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避難者にすらさせてくれない [原発災害]

 東京新聞5月31日朝刊一面に、大きく「原発賠償増 協議打ち切り・・東電和解案拒否」との記事が掲載されてありました。

 私の手元に、先日友人から1冊の小冊子が届けられました。「詩・布絵・短歌集」です。
著者は青田恵子さん。現在滋賀県大津市に住んでいらっしゃる。7年前までは福島県相馬市(旧相馬郡小高町)に住んでいらした。~「相馬野馬追い祭り」で有名~
 今日はこの詩集の中から、3.11琵琶集会に寄せて書かれた詩を一編お届けする。 kawakami

避難者にすらさせてくれない   青田恵子

私の身体は福島の土で出来ている
私の心は福島の風と森の匂いで出来ている
一年目
福島が恋しくて恋しくて帰りたかった
帰ればたちどころに
やわらかい土に同化し
心は森の奥深く吸い込まれそうだった
二年目
早くも避難指示区域が解除された
私の身体にザラザラとした砂が混じり始め
森の匂いは消えていった
三年目
四年目
私の身体に
セシウムの入った除染土が混ぜられ
心のひだに汚染水がにじむ
五年目
六年目
ついに仮設からも借り上げ住宅からも
追放された
私の身体は土偶のように焼き固められ
心はひび割れ燃え尽きた
七年目
難民となる
もはや避難者にすらさせてくれない
避難者ならば手厚い保護を受けさせてよ
国策の犠牲者に罪をなすりつけないでよ
やさしさと同情の温かい手ぐらい
差しのべてよ
もはやこの国にそんなものはない
この国の難民にさせられた
明日の難民はあなたかもしれないのだ
 
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袖ケ浦市議会議員一般質問 [議会ウオッチング]

 5月30日午後5時、袖ケ浦市議会6月議会での一般質問者の質問通告内容が公表されました。今回の議会も重要な議案が、山積しています。袖ケ浦市議会定員22名中、渡辺盛議員が逝去されましたので、21名の議員になっています。議長、副議長は交代で本会議議長を務めていますので、省いたとしても19人の議員が、市民の負託を受けて、行政の問題点について追及するという責務があります。今回の質問者は19人中11人、8名の議員さんは一般質問の3日間、午前、午後と硬い椅子に座ったままでお過ごしになります。
 せめて居眠りなどすることなく、質疑で浮き彫りされる問題点について真剣に対応されることを期待いたします。

 質問者の氏名と質問内容を紹介します。下記をクリックしてください。
http://www.city.sodegaura.lg.jp/uploaded/attachment/13549.pdf

 今回は、質問の中で、私が注視している項目を挙げてみました。
① 地籍調査について
② (仮称)千葉袖ケ浦火力発電所の計画
③ 公文書管理状況
④ 君津地域水道事業広域化について
⑤ 生産緑地法
⑥ 子供を取り巻く貧困と教育
⑦ 国保制度の改悪
⑧ 市政運営について
⑨ 残土問題・・再生土

 以上、あくまでも私見によるものですから、市民各位が、自分が支援した議員は、いったいどのようなことをしているのであろう・・と、支援する議員の状況観察に、議会に足を運ぶことを是非お勧めしたい…と思います。

                            Kawakami


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オスプレイ住民の会 [平和]

 5月27日(日)木更津中央公民館を会場に「オスプレイ来るな いらない住民の会」総会と記念講演が行われた。記念講演は「オスプレイの実像と木更津基地」と題して頼和太郎氏(追跡・在日米軍 リムピース編集長)が行った。会場は当初予定の座席数では間に合わず、椅子を急遽搬入するという状況で満席であった。この問題に対する関心の深さが感じられる。ここでは、講演内容で、特に重要な部分について報告したいと思う。

 ★ 未亡人製造機
 事故が多いことから「未亡人製造機」と呼ばれていること。なぜ事故が多いか。構造上の問題では、第一に機体重量の重さが挙げられている。それに対し揚力が低い。重量を下げるため、重機関銃の搭載もできないし、装甲も弱く重機関銃を搭載することも不可能なので、ゲリラの機銃弾が簡単に貫通する状況であること。
 ヘリモードから飛行モードへの変換がスムースにいかない
 低空飛行の場合、揚力不足での事故が考えられる。(木更津の場合、羽田が近いため規制高度が低い)

 ★ 遭難救助ができない
 噴気がホパリング(空中で停止している状況)中は下を向くため、つり上げができないし
噴気自体の熱が高い。(普通のヘリの噴気孔は横向き)つまり遭難救助には役に立たないということ。

 ★ 原子力空母基地・横須賀上空を飛ぶ
 特に気になったことは、原子力空母の基地、横須賀上空を飛ぶことが想定されていること。
万一の場合、首都圏全滅被災の恐れあり。

 ◎ 基地近くの住民の発言があった。
 今でも普通のヘリが離陸するときは、テレビの音が聞こえなくなるくらいです。オスプレイが飛んだりするときはどのくらいの音になるのだろうと、気になっています。

 ◎ 7月1日「オスプレイ暫定配備反対 7.1県民大集会in 木更津」が、木更津市吾妻公園を会場に開催されます。今から参加を予定しておいてください。
(当日のチラシです。クリックすると大きくなります)

オスプレイ反対県民集会.PNG

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権力と権威の乖離 [国政]

 東京新聞5月27日付「時代を読む」欄に、内山節さんが「権力と権威の乖離」という一文を寄せている。「一強集中」による権力を握っても、国民の信頼によって生み出される権威(別な言葉を使えば、信頼によって生み出される尊敬の念)が皆無に近い現政権の状況を鋭く指摘したものだ。

 一つ嘘をついたことで、真実を覆い隠すために、またその上にうそを重ねなければならない。
しかしその積み上げが重なれば重なるほど、逆に真実ははっきりしてくるものだ。
 テレビ上でも、ようやく物事をはっきり言われる方も出てきている。心ある人たちは誰一人として、安倍、麻生、佐川、柳瀬と続く一連の発言を、真実だと思う人はいないであろう。

 ところが悪いことに、この風潮が、官邸から、財務省、防衛省、文科省へと続き、さらにエネルギー基本計画は見ただけでわかる経産省の電力ムラとの癒着。労働者酷使・残業代ゼロを目指す「働き方改革」法案における基礎統計資料のずさんな内容を平然と提出した厚労省。

 だんだん身近なところへ目を転じてみよう。理事長がパチンコをしている間に、監督とコーチは、学生に責任転嫁の記者会見を行い、日本一巨大な日大とは、官邸と同じ姿勢の人物によって経営されていることを露呈してしまった。

 もっと近い現実を2つ提示する。
① 県議会が全会一致で採択し、県は厳しく産廃施設・新井総合に対し、汚染漏れがあった場合の地層について、産廃現場から久留里の銘水噴出井戸まで、ボーリングして確認する指導をするはずであった。ところが、新井総合は、あわてて、ボーリングをやめ、現場に1本井戸を掘り、汚染状況を確認することに変更。県環境部はなんとこれを承認したという。完全な権力と悪徳企業の癒着である。

② 最も身近なこととして、わが袖ケ浦市で、議会が不適切ということで、不同意であった副市長人事について、その直後、数十年来、行政運営について積み上げられてきた、各種規則を無視し、市長職権を利用した「実質副市長人事」を強行し、そのことは一切市民に公開されないままの行政が、この4月から行われている。ほとんどの市民はこれを知らない。

 かくて、政権の腐敗に発した、汚染は急速に、日本全土に拡散しつつある。

論語に曰く
 其の身正しければ、令せずして行われ、其の身正しからざれば、令すと雖も従わず。(子路第十三) 〔注釈〕孔子云う、上に立つ者が自らの身をもって正しい行いをしておれば、下の人民は、その行いを範として、とやかく命令しなくても自然と正しく生きていくものだ。~その反対もまたしかり・・日本の未来が案じられてならない~

                              kawakami



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議会の回答 2 寄稿 [議会ウオッチング]

 市議会の回答についての意見が次々と届いています。市議会の奮起と、私たちが行政の過ちをただすうえで、最も頼りになるのは議会を置いてないということを、わかっていただきたいことを、改めて訴えておきたいと思います。早速便りを寄せてくださったのは、山の井さんです。
                             kawakami

本日の袖ヶ浦市議会の回答の件。
物事に対して逃げている姿勢といわざるをえません。現在、騒動になっている日本大学のアメフト部の問題で、たたかれている指導者側と重なって見えるのは、私だけでしょうか。


次に昨日の鴨川市の件。
明日は鴨川市議選の投票日ですので、地元近隣としてタイムリーなネタを取り上げていただき、ありがたいです。
市長が昨年の選挙で亀田氏に代わり、その影響でしょう。

鋸南町の姉妹都市で長野県辰野町があります。
辰野町の毎月1回発行の広報誌では、時期的に町役場幹部、自治会幹部の新任者紹介の掲載は、顔写真付きで載っています。

ネット社会にあって、顔が見えるやりとりは、信用と信頼につながります。




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袖ケ浦市議会議長からの回答について 寄稿 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会あて2点の要望書を5月11日に提出した。① 副市長人事に対する議会としての意思表明 ②全員協議会の在り方に対する要望の2点である。

 袖ケ浦市議会の返事が来ないので5月18日に、どうなったのか問い合わせの文書を送った。
5月22日になって、ようやく回答文書が届いた。回答分をそのまま記載する。(クリックすると大きくなります)

回答書.PNG

 この回答書を読んだ一市民からの投稿である。

 私として、この回答を見て思うことを書きます。
議長の回答として「市議会として、自らの判断により対応してまいります。」というのは、議員がどう考えるかはそれぞれ人によって違いますから、1人1人の考えが違う権利がある、それが議会というものだと考えれば、議長として「自らの判断により」と議長自らの抗議を公式表明しないことも理解できますが、「市議会として、自らの判断により対応してまいります。」というこの言葉、別の方向から言い換えれば、各議員の考え方に任せますと言ってるようにも聞こえます。

 議長として「この副市長・室長人事は、議会制民主主義の論理を無視するものであり、断固として抗議する。」と毅然としたことが言えないものなのか。これじゃ議員任せにしているようにしか聞こえません。副市長人事は反対が多かったことは、そこの時点で各議員としての考えは表明されているわけです。そういう点では、袖ケ浦市議会もまだ地には落ちていない、まともな議員は残っていると言えます。

 副市長に就任することを否決された人間を、すぐに調整室を作り、その室長として実際は副市長並みの業務を行っているというのは、市民に選ばれた議員による議会制民主主義の決定を甚だ無視するものであり、それだけで致命的なことです。議員の上司は市長ではありません。議会は市長の決定とは違った決定を下す権限があります。市の運営を厳しく監視し、市長の決定とは違った決定を下す権限が市民に選ばれた議会の仕事です。

 このことは絶対に許してはいけないことです。市長の独裁と田舎の人脈による癒着人事で、議会制民主主義そのものが愚弄されているのです。それなのに、袖ケ浦の議員は議長を筆頭におとなしいものですね。もっと厳しい人たち、絶対許さないと絶対曲げない人たちが集まる議会であれば、これは市長の辞職決議、不信任決議が出てもおかしくないくらいの大きなことでしょう。


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富津市に続いて鴨川市との比較  寄稿2 [市政全般]

 最後は鴨川市の話ですが、鴨川市では市長の自己紹介や挨拶とは別に、「特別職・幹部職員の紹介」というページを作り、部課長の自己紹介と併せてその部課がどのような事業を担当しているのか開示しています。しかも、各職員の顔写真付きです。本来はここまでしなければ、市の行政運営は透き通ったものとはいえないと思います。

 顔写真付きで市政の「見える化」を進め、1人1人が具体的な目標を掲げているのを見ると、とても市の熱意が伝わってきます。各課の業務紹介はこのページをもってかえられていますが、それでもとてもわかりやすいですね。

 目標管理や情報公開が当たり前な民間企業でさえ、ここまでしてないところは多くあります。例えばJRはメッセージは社長のみで、他の部課長からの挨拶はありません。支社のホームページに支社長の挨拶はありません。そのことを考えると、鴨川市は行政としてははるかにレベルの高い情報公開、全てを見せることでの透明化をしており、ここまでやっている自治体も珍しいと思います。それだけ熱意が伝わりますね。

 袖ケ浦よりはるかに田舎な鴨川で、こんなにレベルの高い、意識を持った行政運営が行われています。袖ケ浦が鴨川に負けていることが情けないです。

http://www.city.kamogawa.lg.jp/soshiki_ichiran/hisyokouhouka/info/kamogawashintsuite/profile/1493278623155.html

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富津の公共交通網計画に対する意見  [公共交通機関]

昨日の一市民からの寄稿に対し、鉄道研究家の山の井さんからメールが寄せられました。
いつも励ましてくださったり、情報を寄せてくださったりありがたいことです。
 そのメールを紹介します。       kawakami

 先ほど、研究会のブログの本日の掲載を拝読。
地域公共交通に関わるものでありましたが、筆者の方も本文で書いた富津市の取り組みについて、それなりに意図をつかんだと思います。

 以前、研究会のブログでかわかみ様は、必ずしもどこの市町村が良い悪いは一概には、ということをかかれたと思います。

 その上で。富津市はようやく取り組んだ段階でこれからです。
まずは市内各駅に路線バスの案内掲示を。これはあくまでも業界の判断ではありますが。
今月15日に館山市内のタクシー会社1社が撤退に伴い、浜金谷駅にタクシーの配車がなくなりましたが、地元の市議の方の話によれば、別の会社さんが配車するという動きが。

 大きいことではなくても、富津市内全体で何とかしようという雰囲気が伝わります。
いますぐ花は咲かないにしても、計画に対する結果は必ずあると思います。

 袖ヶ浦市においては、関係する会議・協議会がありますが、単年度ごとに施策を決めて取り組んではいますが、その先をどう続けていくのかが不安に思います。つまり、やりっぱなしです。

 本日の投稿には含まれてはいませんが。
今年と来年の2年をかけて、館山市が地域公共交通網形成計画を策定にとりかかります。
すでに昨年度から、座談会と表する集まりを各地区で開催し、声をあつめています。今年はそれに加え、調査やアンケートも行い、計画の土台をつくると思います。
 昨年12月の館山市議会で関係の請願が出されている事情もあり、市長、市議と選挙の時期がある中、左右されずいいものができてほしいです。
 でも、その影響かもしれませんが、野菜を東京行きの高速バスで運ぶ貨客混載や、館山休暇村へ夜遅い時間で毎週金曜日限定で、東京からの館山駅行きの高速バスを延長する運行が始まっています。

 今回も長くなりましたのでここまでに。


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富津市の公共交通計画との比較 寄稿 [公共交通機関]

 富津市の公共交通計画との比較

 袖ケ浦市も「東京ガウライナー」や路線バスのお試し試乗券など、昨年度からは少しずつバスの利用促進に対する取り組みが具体化していますが、特に「ガウライナー」については開業したらそこがゴールになってしまったようで、その後の努力の取り組みが足りないように感じてます。
路線バスも平川地区にとっては死活問題です。バス停の要望をするのは、なかなか利用者が増えないだけじゃなく、横田では医院があるのにその前にはバス停がなく、最寄りのバス停から狭い道を歩かなければならないという問題を抱えているからです。
お試し乗車券をきっかけに初めてバスを利用した人がいることや、各バス停ごとの乗車人員を細かく調査していることは評価しますが、それ以外となると事業者の側に沿った話ばかりで、このまま今の姿勢を続けていて解決するのだろうかと思っています。

 一方で富津市ですが、4月に地域公共交通網形成計画が制定されました。http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5052/keikakusyo.pdf

 この制定に至るまでは、市民を抽出してアンケートを取るだけに留まらず、市内全路線バスの利用者に対するアンケート、高校でのアンケート、病院・スーパーでのアンケートなど、様々な場所でアンケートを取りました。 
これにより明らかになったことは、その地域の住民がどれだけどこに通勤・通学しているか、病院やスーパーはどこを利用しているか、どの時間にどんな交通機関を利用したいかなど、市民の公共交通の利用の実態、どこでどれだけ不便を感じているかなど、そういった市民の移動手段の現状です。制定されたばかりなので、袖ケ浦のお試し乗車券みたいに実になったものはまだありませんが、データが膨大で多く一見すると市民が読むには難解なところがあり、最初は何がしたいのかの方向性が見えてこないと感じていましたが、ここまで詳細なデータ取りをしているとなると、今のままでは袖ケ浦はあっという間に追い越されてしまいそうです。
富津市としては、アンケートの結果をもとにすぐ取り組むのではなく、それが形骸化しないよう、「真に必要な人のための公共交通」「次世代にバトンを渡すため、持続可能な公共交通」という考えで、今後進めていくようです。

 富津市ではこのようなバス停の案内ページも市のホームページに作成しています。
http://www.city.futtsu.lg.jp/0000005009.html

 駅を降り立ったらどこに、何行きのバス停があるのか、白地図ではありますがわかりやすくなっています。
駅舎内には掲示物用の物も作り、バス停までの地図と発車時刻表を貼らせてもらっています。

http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5009/01_aohori20180401.pdf (青堀駅)

http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5009/04_kazusaminato20180317.pdf (上総湊駅)

http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5009/06_hamakanaya20180515.pdf (浜金谷駅)

 通常はバス停まで行かないとバスの時刻や路線は分からないため、駅舎にこういうものを貼るのはいいと思います。


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差別を許すな [その他]

 今日のテレビでは「嘘つき3人男」として、「安倍・内田・柳瀬」と名指しでコメンターの発言があった。また「この風潮は、地方自治体にまで及んでいる」との発言があり、今日寄せられた一市民の寄稿文中には、「出口市長のやり方は、安倍首相に似てきた」とあった。
 政治倫理皆無である。

 東京新聞の「読者の発言」欄に、一週間ほど前このことについて送った私の発言が掲載された。今日はこれをブログに書いておこう。(350字以内・一部修正されました)

 憲法も禁じる差別を許すな

 「足を踏みつけていながら『おまえの足はいたくないのだ』という人がいます。もっとひどいのになれば『お前の足がそこにあるから悪いのだ』といいます。」若いころアイヌのおばさんがこんなことを話してくれました。心に焼き付く言葉でした。
 民族差別、人種差別、階級差別、女性差別、障碍者差別・・すべて、自分は選ばれたものだという選民意識が生み出しているのでしょう。
セクハラ罪という法律があろうがなかろうが、憲法第14条は差別することを許してはいないのだということを、知っていないし、理解しようとしない。だから改憲などと騒ぐのでしょう。日本という国の中枢は、いつからこのように、腐った人たちで占められるようになったのでしょうか。戦争の歴史を知っている人たちが、少なくなってきたからなのでしょうか。寂しいことです。
(350字以内・下記クリックすると大きくなります)

差別投稿.PNG        
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エネルギー基本計画 [石炭火力発電所]

 私たちの石炭火力発電所建設反対運動に、当初から支援の手を差し伸べてくれている団体が二つあります。その一つは気候ネットワークという団体で、地球温暖化による気候変動を止めるために「提案×発信×行動」するNGO/NPO です。

もう一つはFoE japan という団体で、地球規模での環境問題に取り組む、国際環境NGOです。世界のFriends of the Earthのメンバーとして、日本では、1980年から活動を続けてきました。

今回衆議院環境委員会で「気候変動法案」の審議で参考人として「気候ネットワーク」の桃井貴子(東京事務所長)さんが意見を述べています。また、FoE japan の吉田明子さん(理事)は「エネルギー基本計画見直し」について、専門家の意見を述べています。このことについて、本日付の「赤旗」が紹介しています。お二人の発言をお知らせしましょう

桃井さん(気候ネット)
温室効果ガスを2030年までに13年比率26%削減とする日本の目標を引き上げるべきだと強調しました。さらに世界の流れに逆らい石炭火力発電を推進する日本について、「緩和策が全く不十分。むしろ真逆の状況」と指摘。対策を進めるにあたり、企業や自治体、しみんの「積極的な関与を位置づけることが非常に重要」と述べました

吉田さん(FoE japan)
「12年の民主党政権下では、福島を含む全国10か所での意見聴取会や世論調査が行われた。その前の10年の自民党政権下でも、意見聴取会は開かれていた」しかし今回はその意見聴取会さえ行われておらずパブリックコメントのみ。環境団体からは、意見聴取会の実施を申し入れる声が相次ぎましたが、経産省は「今のところ予定はない」としています。
吉田氏は「非常に後退したと思う。策定にあたって国民の意見を聞く姿勢が欠けている。」と話します。
「エネルギー計画は、すべての電力・エネルギー政策の基礎となる。私たちの政策に大きくかかわるもの。それを広い国民の意見を聞かないプロセスで決めるのは非常に問題だ」



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オスプレイ木更津配備反対 [平和]


 オスプレイ木更津基地「暫定配備」反対・「オスプレイ来るな いらない住民の会」事務局長の野中さんと、栗原さんからのメールが来ました。下記日程での講演会があります。是非ご参加ください。 kawakami

日時 5月 27 日(日) 14:00~15:50 受付 13:45
会場 木更津中央公民館 木更津中央公民館 大ホール 参加費 無料
講演  オスプレイの危険性について    頼 和太郎

オスプレイは本当に危険?

開発時の事故続発、「未亡人製造機」といわれる。
2000年12月飛行停止措置1年半  量産開始以降も事故多い。
パイロットミスで片づけられる事故が多いが、ミスの陰にオスプレイの問題点が潜んでいる。

2012年4月モロッコで墜落  ヘリモードから飛行機モードに変換
2012年6月フロリダで墜落  後方乱気流
2015年5月ハワイで墜落   砂埃、オートローテーション
2015年12月揚陸艦着艦事故  着陸時のバランス
2016年12月名護市安部沖墜落 空中給油
2017年8月オーストラリア・着艦事故 バランス

構造上の問題、運用上の問題があり、基本的な構造上の問題は事故報告書に記載されない、指摘されない。再び事故が繰り返される可能性が大きい。
やはり、オスプレイは危険だ。
事故に見るオスプレイ独特の構造・コンセプト
揚陸艦着艦時の事故は、ローターが固定翼の両端に配置されているのが、左右のバランスがとりにくい原因だ。

フロリダでオスプレイの2機編隊の2番機が落ちたのは、1番機の後方乱気流に入ったから。弱いのは、ヘリモードでも固定翼があるためだの影響を受けるからだ。

沖縄で落ちたオスプレイは、空中給油のホースにプロペラを破壊された。空中給油中にブレードが給油ホースと接近するのも長いブレードを回しているからだ。

基本の性能について
ダウンウォッシュが大きいこと、機体重量が重いことも基本設計の問題だ。
オートローテーションで安全に降りられないのは、機体重量が重すぎるからだ。
揚力不足、設計値と比べて6000ポンド(約2700キロ)の減。
 重機関銃の搭載不能に。機内の与圧もできない。装甲が無いに等しい。ゲリラの機銃弾が簡単に貫通する。
 放射能遮蔽板も無理。福島第一で原子炉の上から放水したのは木更津のCH47後方輸送が専門、激しい機動しないはずだが
 後方での輸送専門。それでも事故は起きている。

 モロッコの事故、揚陸艦への着艦事故、砂塵が上がる地面への着陸時の事故  
アフガン派遣オスプレイの稼働時間、米海軍安全センター調べ
   事故率の極端な数字も問題だが、飛行時間の少なさも重大な問題。オスプレイは戦場後方のような場所で、嫌がられている。
稼働率の低さは、保守点検の増大とイコール  救難に不向きな機体
噴気がホバリング中は真下を向く。つり上げ救助に使えない。ヘリの噴気孔は横向き。オスプレイは下向き噴気孔   噴気の熱。

木更津基地の特殊性
 基地上空を羽田に降りる大型ジェット機が頻繁に通る。 基地の場周経路の高度が低く抑えられている。
 高度が低いほど、緊急時の安全な着陸場所の選択が難しくなる。普天間基地の場周経路の高度より4割も低い。

何故木更津に? 軍事的な必然性無し   佐賀配備の理屈に、木更津に適合するもの無し

オスプレイ.PNG



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怒りのツイッター [国政]

 会員がツイートをしているというので、読ませてもらいました。15日~18日までの間に、会員Aさんの発言に、次々といろんな人たちがその発言を広げています。
 読んでいて一緒に腹を立ててしまいました。順を追って紹介します。
                            kawakami

★ よりにもよって前川さんをウソのダシに使って、反撃を食らうバカ!!

★ 嘘がバレてもバレても懲りずに嘘を言うあべ。 「よりにもよって前川さんをウソのダシに使って、反撃を食らうバカ!!」 ここまで簡単にバレる嘘を言うのは、野党の追及を攪乱させるとか、逮捕までの時間稼ぎなのでしょうか? いくらアベでも逃げ切れないとは、自分でも思っているでしょうね。

※  安倍首相は14日、「前川前次官も含め、私から国家戦略特区における獣医学部新設について、何らの指示も受けていない」などと述べた。これに対して前川氏は、2016年9月に和泉洋人首相補佐官から官邸に呼ばれ、「総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う」と獣医学部新設の対応を求められたと指摘。「私は学部新設が首相自身の強い意向だという認識を持っていた」と主張している。
 前川氏は、安倍首相が「前川前次官ですら、京産大(京都産業大)はまだ準備が十分ではない(中略)という認識の上に加計学園しかなかったということをおっしゃっていた」と答弁した点も問題視。「16年10月の京産大の提案内容を知らされていない私が、加計学園の提案と比較することは不可能だった。首相の発言は事実に反し、極めて心外です」としている

★ 良し悪しの判断が出来なくなっている老人です。同じ老人として恥ずかしい!

★ 問題なのは、嘘をつくことに『またか』と国民が慣らされてしまうこと。 そして、それを戦術として取り入れる狡猾さと恐ろしさ。 国民は怒り続けなければ、訴え続けねばならない。 なあなあな関係などごめんこうむりたい。

★ 美しい言葉でツイートしようと心がけてはいるのですか自民党の所行を見てるとつい粗野な言動が出てしまいます   18日

怒りの表情.PNG





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2030年エネ計画素案・国民の願い無視 [石炭火力発電所]

 政府審議会 2030年エネ計画案了承…の記事が、各新聞に掲載された。このまま進めば、パリ協定の約束事はどうなるのであろう。それだけではなく原発輸出計画も恥ずかしげもなくそのまま、自民党内からも異論が起きているのだが、経産省が選んだ審議会委員のほとんどは、東電に融資するメガバンクや原発メーカーの役員など利害関係者が多い。東京新聞)各新聞の論調の中から、今日は「赤旗」の論調を紹介しよう  kawakami

国民多数の願いは「ゼロ」

 国の中期的なエネルギー政策の方向性を示す「第5次エネルギー基本計画」案がまとめられました。今後、1カ月の意見公募を経た上で、政府は今夏に閣議決定します。計画案は、原発ゼロを求める国民多数の願いからかけ離れた原発推進路線に固執したものです。

 安倍政権下で2回目の計画。しかし、今回は、原子力や石炭を「重要なベースロード電源」と位置づけた2014年計画の「骨格を変えない」前提で議論されました。議論する審議会委員の顔ぶれも原発維持・推進派が多数。原発の新増設やリプレース(敷地内の建て替え)を主張する委員が少なくなく、経済的にも安上がりでないことが内外で明らかになった原発のコストなどの検証もありませんでした。

 今回の計画案は「2030年のエネルギーミックスの確実な実現に全力を挙げる」と明記しました。30年のエネルギーミックスとは、政府が15年に決めた「長期エネルギー需給見通し」のこと。30年度の電源構成の目標を原子力20~22%、石炭26%、再生可能エネルギー22~24%としたものです。これは原発30基台に当たり、再稼働や、最大60年の運転延長などをしゃにむに推進する数字です。再稼働反対の国民世論などを考えても「非現実的だ」と指摘されています。

 しかも計画案では、「原子力政策の再構築」と題した項目で、「原子力人材・技術・産業基盤の維持・強化」「再稼働や廃炉等を通じた現場力の維持・強化が必要」と明記。一方に併記した「原発依存度は、可能な限り低減させる」のまやかしは明らかです。原発輸出も世界への貢献などとしています。

 さらに、計画に新たに加えた、30年以上先の50年に向けたエネルギー戦略にも、原発を「脱炭素化の選択肢」として維持する方向を示し、「安全性・経済性・機動性に優れた炉の追求」などと、新増設のねらいを含んだものです。福島原発事故の教訓を踏まえ、これ以上の原発固執をやめて、原発ゼロの方向でエネルギー政策を転換すべきです。(「原発」取材班)


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副市長人事 [市政全般]

 一市民の寄稿文書です。この方は2点質問されていますが、そのうちの1点に絞って、今日は紹介させていただきます。   Kawakami

 今日は市民会館で18:30から開催されました「わがまちの今・これから」に出席してきました。一番メインとなったのが最後の市長への質問で、私はこのために行ったようなものです。

 出席者数は多く、3階ホールの用意された席をほぼ埋め尽くすほどの多くの出席者で賑わい、特に印象に残ったのが袖高の学生が何人か出席され、黙々と話を聞いていたことです。選挙権の年齢も引き下げされ、18歳から投票できるようになった一方、政治や市政に関心を持つ人は少なく投票率が低いという課題もあり、市民でもよっぽど関心がなければ行く機会のない、情報も届かないか見過ごされてしまう、このような集会に、自発的に出席していたということに、とても嬉しく、地元の行政がどんなことをやっているか関心を持つ人が1人でも多くなればと思いました。

 文章は多少長くなりますが、どういうことを質問したか掲載します。

★ 問題の副市長、政策調整室長の長谷川さんの人事について。

「副市長人事、室長人事は課税ミスがあった後で、税金の取りすぎは計算ミス、取りすぎましたでは済まない問題だ。市長も山口前副市長もそれで給料を減額し責任を取り、市民の代表で議決機関である議会、議員が長谷川さんの副市長就任はダメだと拒否したのに、すぐに新しい調整室を作り、その室長に就任させたのはあまりにやってることがあからさますぎないか? 何でそういうことをするのか?」

「市長も平川で、副市長にも平川の人が就いてきた。長浦や昭和といった他の地区もあるが、そういった地域には適任者はいないのか?田舎の人間の繋がりで市の役職を任命するのか?」
「市には職員がいっぱいいて、もっと他にふさわしい人はいると思うが、長谷川さんはそんなにいないと困るような人なのか?」

 この観点の3つの要旨を1文にまとめて質問しました。質問者が残念ながら少なかったので、高速バスの件とこの問題で、2回質問をすることができ、市長に直接この見解を問うという宿題が片付きました。
 この人事問題は、プレゼンの内容と関係ない内容ですから、司会(秘書広報課)からは質問を止められそうになりましたが、ここで屈すれば市の都合の悪い情報に口を封じることになります。そこで屈するわけには絶対いきません。止まらず、迷わず質問を続けました。

 この問題は、駅北の課税ミスの問題がきっかけで起こった問題ですが、こういう問題を起こして申し訳ありませんでした。という謝罪は市長からも、出席された幹部(企画財政部長、企画課長、財務課長)からも一切ありませんでした。市民の目の前で、会場を埋め尽くすほどの人が集まっているなかで、市民の前で、しかも市長もその場にいて、この問題を指摘されたことは初めてだと思うが、大勢の市民の目の前で指摘したのに「申し訳ございません。」という反省の気持ちはないのだろうか。質問者数は少なく、あっさり静かなもので「えーっ」「何してるの市長は!」「ふざけるなよ」という驚きの声は上がりませんでしたが、心の中でその気持ちを秘めている人はきっといるでしょう。

【市長の回答の要旨】
(不祥事に対する謝罪はありませんでした。)

 市の人事は私利私欲、特定の人間の人脈でやっているわけじゃない。市でいろいろ他にも適任者を探して、長谷川さんが適任だと考えて就任させた。
 残念ながら副市長人事は議会の承認が得られなかったが、副市長やそれに準ずる立場の人がいないことは弊害がたくさんある。
①いないと困る、
②市の実現したい施策や思いが実現できなくなる、
③災害対応時に必要な役職(危機管理監は副市長がなることになっている)
④市長に不測の事態があった時(例えば、病気やケガなどで不在になった時)の職務代行者としていないと困る、
⑤市政や施策の分野横断的展開・取りまとめのために必要。そういった理由で不在になると困るため、適任者を任命させたとのことです。市長としては、彼が適任だと考えての人事だとのことです。

 はっきり言って言い訳にしか聞こえない、自分の任命した人事は正しいといってるようにしか聞こえませんでした。いろいろ他にも適任者を探して、それを踏まえた上での就任とのことだが、これも詭弁でしょう。
 何もかもができない、難しいの繰り返しで、市やバス会社の側に立って、できない理由探しをしているようなそういう回答ばかりだった。

 次は5月20日に平川公民館である。次も出席して、今度は平川版ということで、平川の地域に特化した質問、問い詰めをしようと考えている。


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