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堤記者・一層のご健闘を!  投稿 [その他]

 朝日新聞敏腕記者・堤恭太氏が、今日を最後に、木更津市記者クラブを離れて、さいたま県川口市に転勤する。木更津在勤5年間、彼の多彩な記事は、本社編集部を無条件にパスして、連日紙面をにぎわせてきたものだ。

 私が堤記者と知り合ったのは、袖ケ浦農業委員会の贈収賄事件の時である。
この事件は、2013年9月23日、残土埋め立て業者と、農業委員である鳥海被告の間で、農地転用を巡って利便を図るべく、宴席を設けて、関係委員を接待したことや、数百万円の贈収賄があったことなどが明るみになり、逮捕されことから出発した。

 この後、千葉地裁で有罪判決が出たのだが、その過程で、宴席に出た関係者の中に袖ケ浦市議会議員2名も含まれていたことから問題が大きくなった。その後の経過で農業委員会に自浄力があるかどうかが試される論議が展開され、最終的に、2014年3月28日の朝日新聞に2議員の辞職が報じられたことで、一応決着した。

 この間、月に一度開催される農業委員会の傍聴席に、私と堤記者は必ずいたのである。
堤記者の黒縁の眼鏡の奥から、鋭い、しかしどこか優しさと温かさのある澄んだ瞳が、コトの真実を、次々と記事化し、それとともに農業委員会の健全化は回復していった。彼は事件の記事だけではなく、結果まで見届け確認する本物のジャーナリストであると私は見る。

堤記者は、埼玉県での勤務もあった。当時権勢を誇っていた土屋義彦知事に対し、真っ向から挑戦し、11年の県知事としての幕を下ろさせたという実績も持っている。再度埼玉に戻られた。時まさに、自民党と大喧嘩をし、勝利した朝日である。堤記者の埼玉での一層のご健康と、併せご健闘を切に祈念する。   
                     kawakami

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一線を越えたJRの合理化 4 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

◎ その他の合理化

 内房線では、11月に姉ヶ崎駅がステーションサービスの子会社に委託されたことにより、管理駅として駅長がいる千葉・蘇我・五井・木更津・君津・館山・安房鴨川以外にJR社員が直接配置されている「直営駅」はなくなり、管理駅以外の直営駅は全滅した。

 子会社では改札業務や発券業務といった駅業務しかできないため、事故が発生した時の見分はJR直営の社員が行う。JR直営の社員じゃないと、事故見分ができる権限がない。去年に姉ヶ崎-長浦間、久保田と椎津の中間の山が迫っているあたりの旧道で、車がガードレールにぶつかって線路側に寄っている事故を目撃したが、その時の見分には姉ヶ崎駅の社員が来ていた。姉ヶ崎が11月から委託駅になったため、姉ヶ崎駅の駅員は来られなくなり、何かあったら木更津と五井のどっちかから呼ぶことになる。

 車両整備の関係では、電車の車庫は幕張車両センターであるが、本部のセンターの他に出先で故障した時の対応する整備士が千葉、木更津、鴨川、上総一ノ宮、銚子に配置されているが、この派出は出先での車両故障の修理や、電車の切り離し・連結などの対応で重要な役割を果たしている。

 木更津は久留里線の車庫のため、基本的には気動車(ディーゼルカー)がメインで電車の整備士の配置は少ない。千葉以外の派出所は子会社に委託になっているので、別の会社なため、日常の指示された仕事以外の急な対応は基本的にできなくなっている。そのため、JR社員が配置されている千葉に対応が集中し、千葉から館山・勝浦・銚子といった遠くまで直しに行くことが日常化している。現在、千葉派出は遠くの対応も含めて4人配置になっているが、これを4月から2人配置にするというとんでもない合理化を計画している。

 他の派出が子会社で人員が少ないから対応できないのに、直営の整備士が遠くまで対応している千葉まで社員が減ったら、そうなったら極端な話だが、館山で呼ばれ、次に銚子で呼ばれたという場合はどうするのだろうか。  
 千葉駅はもちろん拠点駅で多くの本数がひっきりなしに来ることから対応できる社員を残しておかないといけないし、2人で対応するなんてことになったら、事例が重なったら絶対パンクする。そもそも、千葉や幕張で館山も銚子も全部対応すること自体が無理があるわけで、他の派出も直営ですぐ動ける体制に戻すべきなんだ。

 保線でも恐ろしい提案が計画されている。「保線部門におけるメンテナンス体制の最適化」という方針として、郊外やローカルの路線においては保線に関わる線路の巡回、修繕が必要かいらないかの判断、工事で修理した線路の完成検査まで外注化するというとんでもないことが計画されている。

 線路の巡回は、徒歩で歩いて自分の足でするものと、電車に添乗して車両の揺れから必要箇所を抽出するタイプの2種類がある。それを踏まえて、修理の必要な場所を抽出し、修理・修繕に取り掛かる。作業はレールの交換、枕木の交換、バラストの補充など様々だ。その結果を踏まえて、修繕が必要かいらないかの判断は当然JRが直接していたが、それを巡回から工事まですべてを外注に委託化し、修繕が必要かいらないかの判断も子会社に任せる、工事で修理した線路の完成検査も子会社に任せ、JRはその結果を受け取るだけになるというとんでもない、非常にとんでもない計画だ。

 市で管轄する道路の工事、水道管の工事であっても、業者は施行前と施行後の写真を撮り、なおかつ市が施行前と施行後の両方を目視で確認するという算段になっている。日刊動労によると、JRの保線は巡回、修繕箇所の抽出、修繕箇所の完成検査、全てのプロセスを外注に委託化するように読める。
 これはとんでもないことで、修理した線路の完成検査をJR自らしないなんてありえないし、計画していた以外に修理が必要になっても、車両派出で起きている問題と同様、予定以外の修理はできなくなるという問題が生じる。運転士からの申出で、修繕箇所のピックアップがされる場合もある。今は基本的に保線技術センターが管理しているため、ある程度即応性の高い対応ができるが、外注に委託化されれば工事に対する直接の責任、管轄はJRとして持たなくなる。JRは上に列車を走らせるだけで、下となる線路の管理については直轄しなくなるということだ。修理の必要に即対応するのが難しくなるのが大問題だ。
これにより、昔の言い方では保線区にあたる、JRの保線技術センターを合理化しようという計画なのである。

https://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2018_01_06/n8422.htm(日刊動労、保線関係)

 車両整備も保線もここまで来るともう究極で、いつ大きな事故を起こしてもおかしくないと危惧している。


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袖ケ浦市議会副市長議案不同意 [議会ウオッチング]

◎ 昨日の続きを掲載する予定でしたが、緊急ニュースが入りましたので、それを掲載します。それは「副市長承認議案不同意」の件です。

 3月27日、袖ケ浦市議会最終日でした。ここに任期満了に伴い、前日退任した山口副市長に代わり、新しい副市長として、企画財政部長であり、やはり定年で退任された長谷川美喜男氏が議案として提案されたのです。

 今議会で、袖ケ浦駅海側特定土地区画整理事業における「みなす課税」誤りの責任を取って、出口市長は、安倍首相・麻生財務大臣のような、部下に責任を押し付けて平然としている醜い態度をとることなく、山口副市長とともに責任を取って、厳しい減額処分を自らに課しています。

 ただひょっと考えてみると、この誤りの起案者は、企画財政部長であった長谷川氏ではなかったのか?そのご本人が副市長候補として登場したのです。本人は感涙にむせび、出口市長への忠誠を誓っていたのかもしれませんが、常識的にはおかしいことではないでしょうか?
 佐川という人物も、国税局長官というご褒美をもらったものの、更迭せざるを得なくなったという実績が目の前にあるというのに・・・

 議員さんたちも、きっと、「これはおかしいよ・・」と思うに違いない・・と見ていたのですが、結果は下記のようになりました。

 市長にとっては、イエスマンに囲まれるより、ビシビシ意見を言ってくれる人の方が良いに決まっている…ということに気付いてほしいものだと思います。さて次なる手はどうするのでしょう。今までの経験上、副市長候補は鬼門の一つで、だれでもよいということにはならないようです。

 副市長の議案採決は、7対12で不同意となりました。賛否の内訳は下記のとおりです。
(敬称省略)あなたはこのことをどう考えるのでしょう????

同 意 塚本、榎本、佐久間、前田、鈴木、緒方、笹生典
不同意 篠﨑、阿津、笹生猛、佐藤、励波、長谷川、篠原、小国、在原
   粕谷、山下、根本
退 席 山口
                          Kawakami

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一線を越えたJRの合理化 3 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

 3月20日、21日とJRの考えられないほどの合理化に気づいた、一人の市民研究家が寄せた文章を掲載しました。この文章は大きな反響を呼んでいます。その中心はいすみ市の市町を先頭に行政と市民が一体となったと仕組みのすばらしさです。
 この研究家は、その第3弾を寄せてくれました。読まれると「一線を越えたJRの合理化」の実態が浮かんでくるでしょう。2~3回に分けてその記事を紹介することにいたしましょう。                      Kawakami

 こんばんは。1つのメールにいくつもの内容をまとめると、長くなりどうしても読みづらくなるので、今日は3弾目、いよいよ本題に行きます。

 JRの合理化は、袖ケ浦でなされた当時や、久留里線の亀山まで行く本数がなくなった2014年くらいは、経営上当たり前の判断として、乗らない、利用客が少なくなったところを削るのはしょうがないだろうと思っていました。
 しかし、最近はその合理化が、越えてはいけない限度を越えて進んでいます。

 袖ケ浦のJR駅の営業の現状を乗車人員の推移でみると、長浦駅は6000人程度で推移、袖ケ浦駅は徐々に増えてきて、北口の住宅の張り付きがJRの利用状況にそのまま反映されれば5000人を越えるだろうということで、そこまで悲観視して合理化を徹底して進めるまではないだろうという数字です。

 横田駅も窓口は廃止されても、久留里線は信号機の操作を指令所ではなく駅員でやっている関係で、横田駅でも信号を操作するため、駅員は直営駅として相変わらず配置されています。駅員は配置されているので、窓口を潰すまでもする必要はありません。窓口を潰したら何のために駅員はいるのってことです。

 袖ケ浦の駅程度の規模でも、容赦なく進めるJRの合理化は、ここ2~3年になってどんどん酷くなっている。合理化対象が千葉から東京寄りの駅にも拡大してきていて、合理化対象=利用者の少ない駅とは限らなくなってしまっている。

 利用者の多い東京寄りの、都市圏内の駅でもやるということは限度を越えている。みどりの窓口が廃止された駅も出てきたほか、早朝の改札の無人化(遠隔化)は、総武線各駅停車では西千葉、新検見川、幕張本郷、東船橋、下総中山といった、千葉市や船橋市・市川市の駅が県内の対象駅、両国、浅草橋、亀戸、平井といった都内にある駅も、両側ある改札のうち片側を対象とする形で対象駅となっている。

 京葉線では千葉みなと、検見川浜、二俣新町、市川塩浜、そしてディズニーランドの玄関口の舞浜でさえ、北口は対象になっている・・・・。武蔵野線も船橋法典と市川大野が遠隔化の対象駅になっている。八王子支社においては、山梨県の代表駅で観光地の玄関口でもあり、中央線の特急あずさ、かいじの発着が多い甲府駅でさえ、びゅうプラザが廃止されることになっている。

 武蔵野線は「東京メガループ」という路線網に制定され、都心の近郊を外周する路線として特に力を入れている路線だ。埼玉県内の越谷レイクタウン、吉川といった近郊で区画整理が進み、新しい街づくりが進んでいることや、総武線や常磐線、京浜東北線といった主要路線をぐるっと結んでいることから、利用者は増えている。
 武蔵野線に対する、その力の入れぶりは毎年のダイヤ改正で反映されており毎年列車が増発されている。一方で、改札の合理化やみどりの窓口の合理化は武蔵野線でも容赦なく対象駅がある。袖ケ浦の駅北も、内房線に明るい兆しになればいいのだが、1駅増えた程度じゃあのJRはそう簡単に動かないだろうな。

 千葉市や船橋市の近郊駅だけにとどまらず、ディズニーランドがある舞浜や国技館のある両国といった、利用者の多い代表的な駅でさえ対象なのだから、そりゃ袖ケ浦の駅規模じゃやめてくれって言ったって悲しいが太刀打ちできないだろう・・・・・。《この稿続く》



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えええ・・佐川証言放映なし?NHK [情報操作]

★ 菅野完さんのツイッターです

森友問題とは隠蔽の連続なのだ。

第一の隠蔽は、土地売却価格。
第二の隠蔽は、籠池の身柄
第三の隠蔽は、公文書改竄
第四の隠蔽は、臨時国会不開催
第五の隠蔽は、解散総選挙
第六の隠蔽は、財務省への罪のなすりつけ

話が進めば進むほど、隠蔽の規模が大規模かつ悪質かつ幼稚になってる。
第七の隠蔽 メディアコントロール
NHKが27日の佐川の証人喚問放送しない。
◎ ほんまや。27日のラテ欄、第1試合「聖光学院」対「東海大相模」第2試合「国学院栃木」対「延岡学園 って選抜の中継になってる。

◎ いや別に、ええのよ。選抜放映しても。
でもさ、NHK、地上波って総合とETVの2chだけじゃないでしょ。それぞれ2枠もってるのだから合計4枠あるやん。どっかで流せよ。
◎ 電話で問い合わせたら、国会中継は前日の夕方5時までに放送されるかどうかが決まるらしいので、まだ確定じゃないみたいです。
◎ 今、ふれあいセンター?0570066066 に電話した。
ちょっと繋がりにくかったけど1~2分で繋がりました。27日は国会中継希望で
◎ 籠池さんの証人喚問の時もたしかそんな返事でした。
(けど結局、翌日放送になりました)・・・今回も同様でしょう。

◎ 国民からの問い合わせの電話が多ければ絶対に放送するはずです。
頑張って電話しまくりましょう!!

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原発再稼働反対デモ in 富津 2018-3-24 [原発反対デモ]

2018年3月24日に富津市で行われた原発再稼働反対デモの模様をYoutubeにアップロードしました
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「外房線を守る会の報告」2 [公共交通機関]

「外房線を守る会の報告」2

いすみ市は太田市長さんが直接出席され、市長からの挨拶があった。
いすみ市では内房・外房で他市にはない特徴的な施策として、特急での通勤に対し、市が補助金を出しています。下記にリンクを貼ったのでご覧いただければと思います。
茨城の石岡市で常磐線の特急、新潟の越後湯沢や栃木県の小山で新幹線での通勤に補助を出しているのは知っていますが、千葉で把握しているのはいすみ市だけです。

http://www.city.isumi.lg.jp/shimin/tetsuduki/sumai/post_330.html

いすみ市では現在、東京への通勤者が400人いるそうで、1000人に増やしたいという目標を持っている。そのためには、田舎暮らしのような移住促進や、今いる人口が流出することを抑制していかなければならないと考えているようだ。

JRの利用を促進するため、特急への補助のような施策を打ち出したり、要望・陳情するだけではなく、市長や市職員自らもJRの利用を実践している。公共交通に関する部署だけではなく、市長自らの方針として全部署で共有を図り、出張の時は全部は無理だとしても、できるだけJRを使うようにしなさいと指示しているそうだ。遠くだけじゃなくて、県庁に行く時もJRをできるだけ利用しなさいと指示している。もちろん、市長も出張に行く時はできるだけJRを利用している。
千葉支社に行っても、何回行っても同じ回答「できない」「難しい」「厳しい」「検討します」そういった回答ばかりなので、全然ダメだ。市役所はJRの利用を自ら行動し、市民に対しては特急補助のような利用促進を図り、JRの利用を実践していくことを前提に施策を取り組み、その結果を示した上で本当に必要な要望をまとめ、形式的な要望や空想にならないよう、意見を絞り出した上で、国やJR東日本の東京本社に直接伺うという考え方で、何回も乗り込んでいかれているそうだ。

いすみ市は私たちの問題だと実感し、国・県・市・議員・観光業界・商工業界全てを巻き込み、市民全体の要望としてタッグを組んでいきたいと話があった。移住促進を進めていて、1000人にしたいという目標があるので、通勤に不便になる電車の減便は困ると話していた。本来の窓口である千葉支社を通り越して、何回も本社や国に伺うという行動力は凄い。本気度をすごく感じる。

袖ヶ浦は要望してもあっさり裏切られ、千葉から総武線・京葉線といった東京寄りでも容赦なくやるようなあくどいJRに、いすみ市の頑張りの成果が届いてるかはわからないが、いすみ市の中心である大原駅は、いすみ鉄道の起点となる分岐駅、行先となる列車が設定される折返し駅だとは言っても、JRだけで1608人、いすみ鉄道は368人、合計すると1976人の利用と2000人に満たない利用しかないが、有人のみどりの窓口は残り、社員の配置も勝浦駅の下にある直営駅として、JRの社員が直接配置されている。

長浦は6000人、袖ヶ浦はもうすぐ5000人に達するだろうという利用があっても、窓口はなくなったことを考えると、大原駅は対照的に感じ、2000人にも満たないのに直営駅で窓口がちゃんと残ってると、恨めしさ・憎たらしさすら感じてしまう。それでも、市職員や市長がスーツ姿で切符を買いに見えているというのは、JRにとって大きいのだろうか。市長だったら、地元に住んでる人だったらすぐわかるだろう。

勝浦駅の下にある直営駅とは、管理駅が勝浦駅のため。外房線では、管理駅の下にある直営駅として上総一ノ宮と大原が残っているが、内房線は姉ヶ崎が委託になってしまったので、直営駅で残るのは蘇我・五井・木更津・君津・館山・安房鴨川の駅長がいる管理駅だけで、管理駅の下にある直営駅はなくなった。


これ以外にも、地域の方や高校の先生から、自分の学校では何人、市町村別で何人利用しているのかの報告と、その先生が減便の電車に乗り込み、実地調査の報告をした発表がありました。

タグ:外房線
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「外房線を守る会の報告」1 [公共交通機関]

「外房線を守る会の報告」1

 「外房線を守る会」が設立された。そこに参加した市民の方が、是非この集会の内容を、袖ケ浦市の行政や、市民の皆さんに知らせたいものと、私たちに報告書を届けてくれた。内容を見て驚いた。今日と明日の二回に分けてその報告を連載する。  Kawakami

3月10日に勝浦市立図書館の2階にある、勝浦集会所で開催された。
この会の会長には、元・勝浦市長の藤平輝夫さんが就いた。藤平さんは、2011年までの勝浦市長で、現職から見たら2代前の市長さんになる。元市長が会長に就いているだけに、現職との繋がりで交渉に与える影響力は大きく、いすみ市からは太田市長さんと議長さんが直接出席された。御宿町は町長が所用のため出席できなかったが、課長が代理出席した。会場である勝浦市は、現職の猿田市長は出席されなかったが祝電は贈られた。議会からも、いすみ市から鴨川市にかけての現職の議員さんが何人か出席されていた。

内房線は、館山の松苗さんを中心に市民の皆さんの問題意識によって立ち上がっていて、アンケートや交渉等で沿線市町村の協力は得ているものの、市町村や政治関係者ではなく、あくまで一般の市民が問題意識を持つ住民を集め立ち上げた。一方で、外房線のほうは元市長さんが自ら問題意識をもって立ち上げた組織。いすみ市は市長が出席されたり、勝浦市も市長が直接祝電を贈ったり、元市長が立ち上げたのと館山のように一般市民が立ち上げたのでは違いが大きく、元市長が自ら危機感をもって立ち上げた影響は大きいと感じた。内房は出口市長はもちろん、肝心な館山や南房総すらも市長は出席しなかった。

会長の挨拶で「今後、利便性の低下する減便、ダイヤ改正についてはすべて【反対】いたします。」と力強く述べられたのが印象的だった。勝浦市の人口減少は激しく、首都圏の市で唯一2万人を切ってしまっている。2018年時点で人口は1万8000人。1958年に市制施行した当時は3万2000人で発足した。高齢化率は38%、高校は統廃合でなくなり、小学校はかなりの数が統合され、中学校に至っては市内に1校だけになってしまった。このように過疎化、少子高齢化は深刻に進んでおり、電車まで減らされてしまうと更に過疎化が進み、最終的には勝浦は無人の町・ゴーストタウンになり、人がいなくなってしまうんじゃないかとそこまで藤平元市長(会長)は強く危機感を持っている。人口も急速も減り、電車まで減らされてしまうと生活できなくなってしまうと強く、強く、何度も振り絞って訴えられた。

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市長・副市長減俸処分全員一致議決 [議会ウオッチング]

 朝日・毎日・千葉日報が「市長ら給料4割減へ」の見出しで、袖ケ浦駅海側特定土地区画整理事業区域内での、固定資産税と都市計画税を約4800万円間違って課税していた件で、出口市長と、山口副市長の責任を問い、それぞれ4割減額する条例案が、12日の本会議で全員賛成で可決したことを報じている。期間は市長が3か月、山口副市長は3月26日退任なので3月分だけである。

 この案件では、悪いことに、ふっと「モリかけ」問題が連想される。「佐川が悪い」と麻生大臣は、部下に全責任を押し付けようとしている。誰が見ても安倍・麻生に原因があることは、はっきり見えているというのに・・である。
 その点わが袖ケ浦市長・副市長はそんなことはしない。それどころか、副市長の後任にどなたをさせようとしているかと言えば・・・・??

 27日の議会の判断がどう出るか?全会一致で決まるのか?拒否されるのか??期待される3月議会の閉幕である。

                              kawakami

                                      

 
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市庁舎は斬新な木造建築2階建てで [その他]

袖ケ浦市「庁舎整備基本設計(案)」についてのパブリックコメントが、本日日曜日が締め切りで行われている。既に「袖ケ浦市庁舎整備検討市民委員会」の検討結果も出たし、議会での「庁舎建設事業に関する要請書」も提出され、まさに手続き上では、最終段階でのパブリックコメントということになる。

今更こんなことを言っても・・という感じもあるが、今建てても、また40年後には同じことを繰り返すわけだから、巷で噂されていることをお知らせしておいた方が良いという想いも込めて、どうせ無視されるであろうパブコメへの提出はやめて、このブログに書いておきたいと思う。

 現庁舎が建てられたのは昭和45年(1970年旧庁舎・鈴木町長時代)その後昭和55年に新庁舎部分が建設された(1980年・小島町長が実質手掛けたもの)
 以降旧庁舎は48年の年月が経過し、新庁舎部分は38年の経過である。お隣の木更津市役所は昭和47年完成だから、小島町長は木更津の設計そのままに建設されたことが推測される。現在木更津市も同じように改築計画を立て、オリンピック終了で、工事費が落ち着いたあたりからの工事を目指しているという。

 ところが、この木更津市の場合、目下数か所に役所機能を分散しているが、意外とこれの評判が良いのだという。特に「イオン朝日」跡は、「駐車場は広いし使いやすい」このままここに‥という声が高まったりして、市役所をちょっとあわてさせているとのことである。

 さて何を言いたいのか。このように40年~50年でコンクリート建築物は、コンクリート内部の鉄骨が腐蝕し、腐蝕すると膨脹して固めたはずのコンクリートが崩れてしまう。つまりコンクリート建造物の限界である。各地に建てられた県営・都営マンションの団地は一斉の改築の時期を迎えていることで、各地で問題になっていることはご承知の通りである。

 別な言い方をすれば、その地に住みついた住民は、一生のうち二回は行政庁舎のために多額の税金を払わなければならないというのが現実の姿なのだ。今回建設費用は本体が46億,外構が11億、解体3億、合計総額は60億円、木更津の場合は100億円が計上されている。(タメイキフー)

 ここで目を転じてみよう。日本伝統の木造建築物はどうだ。少々材料費は高くても、基礎からしっかりしたものを使い、斬新なデザインで、「庁舎整備検討委員会」が提起した「協働の会議室」とか、自然江エネルギーの活用とかをふんだんに取り入れ、エレベーターなど使わない、庁舎内は歩いて回れる2階建て構造。災害退避など必要ない市の中央高台への構築ということが発想として浮かぶことはなかったのであろうか。

 200年300年使用に耐える建築物が、現実に木造で袖ケ浦市内に数多く残存しているではないか。名前の知られている方でのお宅を列挙してみよう。元市議会議員をされた方では、茂木さん宅、岡田さん宅、田村さん宅・・現職の阿津さん宅・・元町長の小島さん宅、元副市長の進藤さん宅、等々現在も立派に使用されているのだから証明済みなのだ。(もっと言えば正倉院は1000年の木造建築物)

 斬新なデザインとは、威容を誇るような建物のことを言うのではない。東京都庁が完成した時、外国生活が長い友人が、つぶやくように言った。「時代錯誤も甚だしい。住民を威圧するようなあの建物は何だ。恥ずかしいとは思わないのか・・・」

 地元の「かずさ松」は絶滅したが、潮風に耐えて建材として優れた性質を持っていたという。こういう優れた建材を使用して、日本伝統の匠の技を生かし創り上げた新庁舎・・市民もきっとワクワクして大歓迎!全国にも華々しく紹介されること間違いなしと思うのだがどうであろうか・・・

 一度、コンクリート建築物と、木造建築物の比較を、市庁舎建設をモデルに、専門の建築コンサルタントに精査‣比較していただくような、試みをしてほしいものだというのが、巷で話し合われた中で生まれた提言である。

 今回の改築は旧庁舎と議事堂である。せめてこの部分は特に議事堂など、行政を監視する視点を込めて、毅然と構える木造建築とし、実践的に比較検討を進めることを巷の意見として書き留めておく。

                              kawakami


 
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袖ケ浦市議会傍聴記 3 [議会ウオッチング]

「みんなが輝く協働のまちづくり条例」が制定されてから半年が経過した。笹生猛議員は条例はできたがその効果は期待通りには進んでいない。「協働のまちづくり」は、運用によっては大きな場面展開を生み出し、袖ケ浦市政の構造転換をもたらすものと考えているのだが・・・と積極的推進を目指し建設的問題を提起した。その報告である。

「自立と協働」というキーワードが、わが袖ヶ浦市の理念であることを総合計画は冒頭に掲げている。先にこの具現化の基本条例ともいうべき「自治基本条例」の策定にかかったが、残念ながら議会の同意を得ることはできず不成立であった。その理念をついで「協働のまちづくり」ということでの条例である。

 今回の笹生議員の質問は、この条例が成立半年で、どのような具体化の取り組みがなされてきたのか、そしてこれからはどうしようとしているのか・・というのが表面的質問内容であるが、本当に聞きたいことは、取り組みの深度の問題を指摘したかったのであろうと私は見る。質問の流れを見ると

① 取り組んできた経緯
② その結果何がはっきりしてきたのか
③ 成果をさらに発展させるための具体的取り組み
④ 取り組みの中で決定的弱点と思われるもの

 この流れの中で、一番言いたかったことは、政策の具体化に当たっての職員が持つ積極的意識を幹部職員はどうくみ取っているのか‥・という点と、市民に周知させる前にすることは職員が、自立と協働についての意識を共有することが重要であり、先にすべきことではないのかという指摘である。

 職員が単に上から言われたことをしていくだけではなく、自立した意識を鮮明にして、具体化し実行していくこと。職員の活性化こそ政策実現のカギであることを言いたかったのではないのか。

 上から目線で、形式的具体化の政策が多い中で、職員の溌剌とした新鮮な理念具体化の実例を次々と生み出していくような市政の実現が、冒頭に書いた袖ケ浦市政の構造転換につながっていくのだということを指摘した質問であったと思う。ただ幹部の皆さんにご理解いただけたかな??という疑問は残った。     kawakami

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袖ケ浦市議会傍聴記 2 [議会ウオッチング]

 出口市長の誤りの政策の一つに、平成25年度に提起した「持続可能な財政構造確立のための集中的取り組み」という政策がある。もうお忘れになったであろうが、「財政が緊迫してきて、このまますすめば 平成28年度には財政調整基金がゼロになり、平成29年度までの5か年で58億円の税収不足が見込まれる」だから今まで行ってきた市民への行政サービスについて、削減せざるを得ない・・と声高に叫び、たしかこの取り組みで88項目(不確実?)の整理を行ったことを記憶している。

 ところが、この見通しは大きな誤りで、その後の収入増で、28年度の現状では財政調整基金は39億円にもなっている。これってなんであったのだろう。行政サービスカットのためのマッチポンプではなかったのか…とすら思えてくる。財政状況が回復したにもかかわらず、行政サービスは一つとしてもとに戻したものはない。篠崎議員は、あまりにもひどい行政の冷たい姿勢に、前にもこの問題を取り上げたが、今回も追及の矛先を緩めなかった。

 大綱2点目は石炭火力発電所建設の環境アセスメントの最終段階の「準備書」完成を前にして、問題点を明らかにしたいという意図が浮かび出ている質問であった。そのことを列挙してみる。答弁はすべて準備書の回答を見て、適切な意見を述べたいというものであった。篠崎議員は次の点を問題点として提起した。

① 世界の趨勢に逆行する石炭火力・・ということで、パリ協定実現不可能な石炭火力問題点指摘

② 今回の袖ケ浦、蘇我、久里浜の石炭火力発電全体で、437万kwの電力は四国全体、あるいは北海道全体の電力以上に当たること。そのために燃焼させる石炭量は580万トン、発生される煤煙は87万トン。これが有毒物質を含んで、私たちの頭上に降り注ぐこと。

③ 有毒物質の最大なものは水銀1年に393キロの水銀は水俣病の原因になったことで有名。このことについての喘息調査は調査対象になっているのか。なっていない。

④ 光化学スモッグの原因になるPM2.5や光化学オキシダントは、調査の対象になっているのか。なっていない

⑤ 石炭灰の有効利用は自社で完全に消化できるのか・・南袖に有効利用施設建設の計画はあるがそれで全部消化できるかどうか、準備書で見るまで待つ

⑥ 7度水温が高い温排水が放流される。このことに関わって盤州干潟の生物への影響は、漁業にかかわる影響とともに東京湾の水質汚染が憂慮される。準備書で出ると思う。

なんと問題だらけの石炭火力‥・回答はすべて「準備書」まちだけど、答えは決まっている。「環境アセスメント」ではなく「環境アワセメント」だから・・・
                              Kawakami


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袖ケ浦市議会傍聴 1 [平和]

袖ケ浦市議会3月議会一般質問は12日から始まった。第一日目前田美智江議員、山下信司議員、粕谷智浩議員の3人が登場したのだが、私がこの日一番聞きたかったのは粕谷議員であった。粕谷議員は「袖ケ浦駅海側特定土地区画整理事業区域内の土地に対する固定資産税及び都市計画税の課税誤りの原因と再発防止策について」というものである。
 しかしこの日この時間、残念ながら私が属するNPO法人の会議があり、頼まれていた書類を作成して提起するという会議内容であったため残念ながら参加できなかった。
 議事録は3か月後である。残念であった。

 今日14日は二日目、前田美智江議員、山下信司議員、となみ久枝議員、篠崎典之議員
笹生猛議員、佐藤麗子議員の登場である。
 私が、これは聴かねばならぬと思っていたのは、となみ久子議員、篠崎典之議員、笹生猛
の3名である。まずとなみ議員の報告を書く

 となみ議員は登壇されて話し始めたのだが、声がいつもと違っておかしい…と思ったらなんと風邪気味であるという。そこを押しての登壇であった。

 大綱1点目は、2項目あり、市長の政治姿勢を問うというものであった。
①  平和行政について・・これはオスプレイ、米軍軍用機の事故の連続、木更津基地でのオスプレイ整備の現状と、予測される不安を目前にして、当該自治体市長としての在り方を問うものである。…この種の質問に対する市長の姿勢は決まりきったものである。
「国の安全保障政策は、国の専権事項である」という立場で口を出すことも、勿論抗議すらしようとしない。
 沖縄の現状をどう見るか・・福島原発被災者をどう見るのか・・
彼にこれらのことを聞いても、答えは同じなのであろうな…と思う

② 広域行政が次々とおこなわれようとしている。水道事業の統合、廃棄物処理事業の統合、火葬場建設事業・・これらは4市合併の地ならしではないのか・・市長の姿勢は?
特に、ごみ処理事業など、市民の努力でごみの量が減ると、燃焼経費が高くなるという矛盾のある事業であること。
 水道事業の統合については、統合の結果どのようになっていこうとしているのか・・人員配置の問題、単位自治体の発言力が徐々に消えていく問題等を追求。最後に4市合併の問題では、市長は初めて自分の意見を述べ、その気持ちはないということを明言した。

 大綱2点目は公共交通についてである。
① 長浦駅の早朝無人化、利用者の安全無視について・・不便をこうむっている人たちが大勢いることを具体的に明らかにし、JR千葉支部に対する市としての要請行動を要求。
② 路線バス運行では、JRとのつながりの不備で、特に最終便など残される乗客がいたりする・・乗客の現状をしっかりつかんでの交渉を
③ 市内全般の将来を見据えた公共交通施策の推進をどのように考えているか・・袖ケ浦の公共交通にかかわる経費は一般予算の0.22%に対し、君津市は0.55%であること等を引き出し、あたかも利用しない市民の方が悪いような考え方に対して厳しい追及。

体調を崩されている中で、時間ぎりぎりまでの追及に拍手!


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不幸がありました 投稿 [その他]

 足立区役所のホームページを開き、「不幸がありました」というページを開きました。そこには6項目に分けて、死亡にかかわる手続きのことが、詳細に書かれてありました。

① 死亡が確定したら
② 埋葬手続き
③ 親せきや知人などへの連絡
④ 死亡届の提出
⑤ 通夜・葬儀・告別式
⑥ その他死亡者ごとに異なる様々な手続き

 私の東京都足立区在住の友人が危篤であることから、病院へ見舞いに行き、わりに元気で話すので安心して帰宅したばかりだというのに、夜半病院から電話が来て急変し死亡したことを伝えられました。彼は身寄りにない独居老人です。私とケアマネージャーの方と、お隣のご夫妻・・病気になってから、彼が頼りにしているのは、この4人だけです。とにかく行かねばなりません。早朝の快速電車に飛び乗りました。

 早速区役所の担当と電話連絡を取りました。ついで区役所から指定された地域包括支援センターに伺い、次には病院の相談センターと回りました。そのいずれの場所でも、上記にある、亡くなった友人の葬儀・埋葬・手続等の問題について、状況に添った方法をいくつも提起してくださって,親身になって話し合いに応じてくれました。話し合いの最中、関係機関がいかに密接につながっているかがわかるような、電話連絡が幾度となく行われていました。最終的には、区役所と病院が責任をもって実務一切をしてくださったのです。彼の通帳には、厳しい生活であったのですが、亡くなった後の経費もきちんと準備されてありました。

 帰宅して、それぞれお世話になったところに礼状を出しました。特に区役所担当課については、最後まで面倒を見てくださったことへの感謝と、願わくば、葬儀への参加と埋葬地を知りたいことを書いて送りました。
 今日電話が来て、葬儀がまだ間に合うこと。埋葬地は葬儀屋さんに委託しているので直接聞いてほしいということを、担当の方が手紙を見てすぐ知らせてくれたのです。

 私も後期高齢者の一人です。訃報が多くなりました。でも不幸が起きた時、行政がこれほどまで親身に対応している足立区の区役所は素晴らしい・・と思いました。
 きっと袖ケ浦市役所担当課の人たちもそうであろうと思っています。なってみなければわからない体験をしました。皆さんにお知らせしたくメールしました

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