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高砂発電所建て替え断念 [石炭火力発電所]

4月28日付日経新聞は、Jパワーは、高砂発電所が「採算見通しせず」として石炭火力建て替えを断念したことを報じている。以下内容を報告する。 Kawakami

 Jパワーは27日、高砂火力発電所1,2号機(兵庫県高砂市)の建て替えを断念すると発表した。老朽施設日を高能率の石炭火力発電所に切り替える計画だったが、電力需要の減少で採算が不透明なことなどから見直しを射決めた。石炭火力に対する国際的風当たりは強い。国の発電量の約3割を依存する石炭火力への逆風は、日本のエネルギ-政策にも影響する.

 記事が挙げている主要な理由は ① 国際的風当たりが急速に強まったこと ② 人口減や、再生エネルギーの普及で、中長期的電力需要減少が見込まれることの2点があげられている。Jパワー以外にも計画されている建設計画で、さらに建設計画の見直す動きが広がることを指摘している。その中にもちろん、わが袖ケ浦市での計画も含まれている。
(クリックすると、大きくなります)

石炭火力断念.PNG

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JRのひどい忘れ物の話 [JR]

 JRの職員さんが悪いのか・・がんじがらめの規則の通り動かなければならないのか・・駅間の連絡の悪さなのか・・・JR内部の、組織の連携が散れていないのか…あるいは、忙しくてそんなことにかまっていられないというのか・・・とにかくあきれた話が、鉄道研究家の山の井さんの所へ持ち込まれています。

 学生さんが通学の帰りに内房線を利用している途上、携帯電話を列車に置き忘れを・・・
親御さんが、すぐに最寄りの館山駅へ連絡。内房線の主要駅に列車の忘れ物がないか確認作業を続けた結果、本千葉駅で携帯が発見。
 一義的に応対した館山駅より、その持ち主の親御さんへ、翌日のお昼には千葉の忘れ物センターで引き取りができる旨の連絡が。その翌日、親御さんがセンターに出向いたが、携帯電話は届いておらず・・・・

「忘れ物はすぐにここにはこない」と荒っぽい応対を受けたそうです。

 その翌日、センターから親御さんに連絡が・・・落とし物の携帯は届いたものの、本人がこられない場合は委任状を用意してほしいと、伝えられたそうです。

 さらにその翌日、親御さんがセンターへ、携帯を引き取りに出向いたが、「携帯の番号が確認できたらお渡しを」とセンターの応対者が・・・
 しかし、携帯自体は充電地が切れ確認できず、持ち主の親御さんが、その場での携帯の充電を申し出。応対者がこれを拒否。
 時間が経過する中で、センターの応対者が、番号を確認できることを条件に、携帯を充電した上で、その携帯の番号を照合。届け出から4日目にして、やっと、落とし物の携帯が持ち主の親御さんに引き渡しをされたそうです。

 まず、問題とするのは忘れ物センターの応対。
館山駅、発見された本千葉駅とセンターのあいだの連携。
特に、忘れ物センターの応対は、列車に忘れものをするなと、言わんばかりの言動だった印象が強い。千葉から遠隔地の忘れ物の持ち主の場合、最寄りの主要駅、今回の場合は館山駅で引き取りができるよう配慮が必要である。

 Suicaの紛失の場合は1日以上はかかり、手続きは駅のみどりの窓口でなくてはできない。
もう少し、イレギュラーの応対は迅速さが必要に感じる。企業として利益が上がらない部門と見なしているとすれば、公共交通機関として本末転倒と言わざるをえない。

お客さんへ「満足できるサービスができない」と、言っているのと同じである。

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副市長人事を巡って 3 [市政全般]

 この方は7項目の問題点を挙げられた。今日は後半4~7までの問題点の指摘である。
                        kawakami


Ⅳ 退職者の任用に対する疑義
① 法令により退職者雇用制度が明文化
市は、条例・規則を定め退職者を再雇用しており、この条例・規則は再雇用の規定であ
り、雇用の細目規定(再雇用の職階給与など)はないと思います。
② 市長の人事裁量権により再雇用
 再雇用の方法は退職予定者の意向を確認し(6月ごろまで)職員採用計画を策定、再雇用者予定者を勘案し、新規職員募集実施後、翌年4月1日採用との手続きを取っているはずである。
 今回の退職者を特例として採用したことは、人事管理において、職員に大きな疑念を持たせるものと危惧するものである。
 また退職者の任用については、部長職は社福やシルバーなどの法人団体へ、他の退職者は一般行政職3級として、週3日勤務が監修であり、今回の任用は7級職として常勤、これまでの扱いと異なり不公平な人事である。

Ⅴ 市政の安定性に対する疑義
 行政運営は職員の資質・適性に応じた職員配置により、組織として変化への対応に心がけ、円滑に運営されるべきものである。
 今回の再任用者は、市政の筆頭部長として行政運営に携わった者であり、任用後は副参事職といえ、職員に対する影響は多大であり、職員の心情において、職責の円滑性を損なうものではないかと危惧されます。このため職員の自主性、主体性ひいては、行政の安定性に疑義を生じるものと思われる。

Ⅵ 任用制の資質に対する疑義
 任用者は駅海側固定資産税課税誤りの事務責任当事者である。課税の取り扱いについて税に対する全くの素人の個人から、再々の指摘にもかかわらず、課税の正当性を固辞してきた当事者である。税の公平性・法令等を遵守し、適正なる課税事務を犯し、市政に対する不信感を招いた職員である。
 なぜこのような職員が特例措置として再任用されるのか、大きな疑問を持たざるを得ません。行政の公平・信頼性を大きく損なうものである。

Ⅶ その他
 退職者の資質能力を活用し、市政の安定を図るための手法としては、企画財政部と独立した人材登用として、政策調整官または政策審議官として登用すべきである。
 ただし、この際は条例改正を議会の議決を要することとなるが、そのような手続きと手法をとることとなるが行政の常道ではないだろうか。
 参考に木更津市では、過去に部長職の筆頭として、政策審議会(後の服部副市長が任用)を設置した例もあります。               以上


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副市長人事を巡って 2 [市政全般]

 このことについて、市民からの疑念、噂話、市役所内部からの不満の声、市役所人事に対する不信等の言葉が、次々と寄せられていることは、昨日のブログに書いた。
 今日・明日と掲載するのは、このことについて、きちんと整理されて、寄せられた寄稿文書である。長文なので、2回にわたって紹介する。  kawakami


政策調整室新設及び退職者室長として再任用の件

 市の説明として「副市長不在のため安定した市政の運営を確保するため」という大義名分であるが、詭弁に過ぎないと断言せざるを得ません。
 副市長選任の議会否決に伴い、再就職の道のない退職者に対し、温情的な特例措置として、市長の独善的な自主裁量権により、政策調整室の新設、並びに退職者を室長と(副参事職)として任用したものと推察されます。
 この特例措置は、市の説明に反し、行政運営の信頼性、安定性、公平性を損なう幾多の疑義を有するものであり、屋上屋を架すとの諺があるが、今回は屋根の下に屋根を架すようなもので、いずれにしても、税金の無駄遣いと指摘せざるを得ない。

Ⅰ 政策調整室新設の疑義
 平成30年度の組織改正(政策調整室設置)新旧対比表を見ると、今回の新設に当たっては、行政組織条例・規則の1部改正を行い、企画課内室として、企画課の所管事務「基本的施策の調整に関すること」を新設の政策調整室に分任するものと思われます。
 では、企画課の業務は、これまで何か支障があったのでしょうか。温情的な特例措置としての新設ならば、その必要性を認めるわけにはいきません。
 法により、公務員は法令を遵守し上司の命に服する義務を有するとされています。
 室長としての職務は、副参事職として企画課長の指揮命令の下に、企画課の業務をサポートする職務であり、部局間の調整権限は付与されていないもので、事前調整役としての職務であると考えます。
 
 参照1 副参事の職務…上司の命を受け、特命または専門的調査、研究及び一般技術に従事すると規定されている。 

Ⅱ 市の総合調整
 市の総合調整は政策会議等設置規定により、政策会議が担ってきたはずである。
政策会議は特別職及び各部長等で構成され、その機能は「市の最高方針・重要施策を審議するとともに、各部局間の総合調整及び重要課題の報告を行うこと」とされている。
 このような中での政策調整室の位置づけはいかがなものか理解できません。

Ⅲ 副市長不在の市政運営は
 出口市長就任時も副市長不在であったと思います。当時、議会との不調和等、混沌とした市政運営の中、企画政策部(現企画財政部)を中心に業務運営がなされ、何ら市民生活に支障がありませんでした。大切なことは、職員を中心とした行政組織が、正常に機能するか否かではないでしょうか。「副市長不在のため安定した市政の運営を確保するため」との市の説明には大いに疑問を感じます。(この稿続く)


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副市長人事をめぐって [市政全般]

副市長人事をめぐって

 「袖ケ浦市役所の不思議な人事」と題した副市長人事にかかわる疑念を問いただすブログを書いた。このことの反響は大きく、次々と市民からの声が、メールや文書、そして電話等で届いている。 その中から、いくつかの声を、今日、明日と紹介する kawakami。

★ 長谷川氏の市役所内での役割が判明したのでお知らせします。

1 決済について
①  企画財政部内における企画調整室長として、部長の前で決済印
②  市長まで上がる決済については、部長の上で決済(市長の前・副市長格として決済)

2、庁議(部長以上出席)市の最高意思決定会議については、オブザーバーとして出席

3、庁議前段の会議(次長クラス)主催・進行は企画財政部長が行う。ここには顧問として出席し積極的に発言し、内容についてチェックしている。

 参加者からのひそかな声では「やりにくい」とのささやきが聞こえている。

★ 市民からの生の声

① 声に出せないのは、言った後が怖いからである。ただこのまま続くと、市長の権力は強まっても、権威は落ちていくことは目に見えている。優秀な人材は、職員の中にまだまだいるはずだ。そのような人材を見出し育てていくのも、上に立つ者の大事な仕事でっはないのか? 裸の王様になっていく市長の姿が、鮮明になってきたようだ。市長のひたむきさはわかるが、組織運営について、もっと目を開いてほしいものだ。

② 運営のルールがあるというのに、平気で都合の良い、自分勝手の理屈をつけて、気に入った者を優遇する。安倍首相の真似をしているとしか見えない。上が悪いと、地方自治体までそれをまねするものが出てくるとは情けない。

③ 議会は何をしているのだろう? このまま黙認してしまうのか? それはないだろう!   

 「
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福知山線脱線事故から13年 [JR]

 4月25日、今日は、2005年に兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故から、13年を迎える。同日午前9時18分、宝塚発同志社前駅行の快速電車が尼崎駅手前の急カーブで脱線し、線路脇のマンションに激突。乗客と乗員合わせて107人が死亡し、562人が負傷した。このことについて、鉄道研究家の山の井さんから、以下のメールが入っている。心からの哀悼の意を込め紹介する。 Kawakami

 25日は兵庫県でのあの鉄道事故から13年です。事故当時、娘さんをなくされた藤崎光子さまからの事故発生から数週間後に届きましたメールを以下、転記をいたします。
忘れてはならない事故。しかし、事故を風化させようとしているのがJR各鉄道会社に思います。可能であれば、研究会のブログで掲載をお願いします。

お礼とお詫び>

 先日来より、今回の列車事故(私はJR西日本による企業犯罪だと思っておりますが・・・)で被害に遭われましたご遺族、ご家族の皆様はもとより、たくさんの見知らぬ方々から、300通を超えるJR西日本に対する怒りと、私への暖かい励ましのメールをいただきました。心から感謝しております。

 正直なところ、まだどのように前に進めばよいのか・・・せっかく多くの方々より、具体的な「ご援助」の申し出などがあったにもかかわりませず、きちっとご返事もできず、まことに申し訳なく思っております。

  5月6日、あるご遺族の方が、私の仕事場である「印刷所」を訪ねてくださいました。>

  今後のことを、遺族(かけがえのない者を失った家族はもちろん周りの友人も含め)だけでなく怪我をされた方々も含め、一緒になって考え、行動して行きましょう、と話し合いました。

  正直まだ心の整理もついていない状態です。お一人お一人にきちっとご返事を、と焦る毎日です。「娘の無念を晴らす一番の方法は何なのか」を一方で探す毎日でもあります。

  皆様方へのご返事が遅れ、またこのような一般的なご返事しかできなくて申し訳なく思っております。こちらから個々の方にお願いすること、ご報告申し上げること、これからたくさん出てくるかと思います。山積みになるであろう、たくさんの課題。皆様方お一人お一人の暖かいお気持ちを胸に秘めて頑張る所存です。大きな一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 取り急ぎ、お詫びと御礼の気持ちをこめまして。 平成17年5月7日 藤崎光子




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石炭火力発電所建設計画撤回を [石炭火力発電所]

 東京湾の会は、石炭火力建設計画のある4市市民団体連携の団体です。市原市も当初計画がありましたが、中途断念をしています。今回それぞれの事業体に、手紙を送付し断念することを要請いたしました。袖ケ浦の分をお知らせします。             


                                2018年4月24日
東京ガス株式会社
 代表取締役社長 内田高史様
                         石炭火力を考える東京湾の会
                         共同代表 小西由希子(千葉)
                         共同代表 鈴木 陸郎(横須賀)
                         共同代表 富樫 孝夫(袖ケ浦)
                         共同代表 永野 勇 (市原)    

(仮称)千葉袖ケ浦火力発電所建設計画の撤回を求めます

拝啓 春暖の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃の環境対策への取り組みに敬意を表します。

さて、2015年以降、東京湾岸では4ヶ所(袖ケ浦、市原、千葉、横須賀)で石炭火力発電所の計画が浮上しました。このうち、市原では方法書で環境大臣より「是認できない」との指摘がなされ、昨年計画中止が発表されています。現在、袖ケ浦を含む3ヶ所で環境アセスメントの手続きが進んでおり、私たち「石炭火力を考える東京湾の会」では、各地域の団体が連携し、2017年5月の結成以来、いずれの石炭火力発電所の計画も中止の判断がなされるよう活動を展開してまいりました。

今年4月、内田社長がご就任直後のインタビューで「地球温暖化問題を踏まえ、千葉県に計画している石炭火力発電所の建設については慎重に判断する考えを示した」ことが伝えられ、私どもは御社が計画撤退に舵を切られるよう期待を大きくいたしました。
 とりわけ、袖ケ浦の火力発電所建設計画は100万kW✕2基と大変規模が大きく、国内最大級となります。パリ協定では、地球の平均気温を1.5~2℃未満にすることが求められており、そのためには、今ある火力発電所も段階的に減らす必要があり、新規で石炭火力発電所を建設して長期に排出を固定化するような炭素予算は残されていません。
 また、この数年の動きとしては、イギリスやフランス、カナダが石炭火力発電所を廃止する決断をしました。欧米諸国では脱石炭連盟(PPCA)が結成され、世界は「脱石炭」の流れが加速化しており、機関投資家によるダイベストメント(投融資撤退)も広がりを見せています。そして、再生可能エネルギーの電力はコスト競争力をつけ、太陽光や風力の導入が加速度的に進んでいます。2020年に東京オリンピック・パラリンピックを開催する日本において、東京湾に石炭火力発電所が建設されるということは国際的にも強烈に批判されるでしょう。

 一方、国内に目を向ければ電力の需要は減少傾向にあり、先月の電力広域的運営推進機関(OCCTO)が発表した「平成30年度供給計画の取りまとめ」においても、電力需要見通しは2027年度に2018年度比▲0.0%と下方修正され、電力需要は今後大きくならないことが示されたばかりです。このことは、今後、省エネがますます進み、再生可能エネルギーの導入が増えれば、新規の火力発電所の建設が不要であることを示していると言えます。

 袖ケ浦で計画している(仮称)千葉袖ケ浦火力発電所建設計画については、その事業性及び環境性を考慮して早期に計画撤回の判断をされますよう、要望いたします。

                                   敬具


<連絡先>石炭火力を考える東京湾の会(袖ケ浦代表:富樫孝夫)
TEL: 080-6751-6975 メール:eight_xyz_finger@yahoo.co.jp
  住所 〒299-0261 千葉県袖ケ浦市福王台4-13-1

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県のだまし討ちに住職、怒るの巻 [産廃処理場]

 皆さんの水道水源である小櫃川上流に、新井総合の管理型産廃処分場があります。
ここはまた久留里の自噴井戸水の水源地でもあります。
ここに業者はさらに大規模な処分場を計画しています。
この計画に反対する市民により、「処分場から久留里までの地層を調べるため連続したボーリング調査を行うよう」
千葉県議会に請願を出し全会一致で採択されました。
そうしたら業者は久留里までの連続ボーリング調査を行わず、処分場内に簡単な井戸を掘ってお茶をにごそうとしています。
 この業者の言い分を千葉県廃棄物指導課はそのまま認めて市民の請願を全く無視しました。
県議会採択の請願の主旨をすりかえた業者と県当局によるだまし討ちに市民は怒り心頭です。
 これを知った久留里にある円如寺の住職の竹井宗弘氏が怒りの文をフェースブックに載せています。竹井氏の了解を得て掲載します。
        関 巌

【県のだまし討ちに住職、怒るの巻】

Q. 新井総合施設の処分場の第Ⅲ期ってどうなってるの?
A. 環境アセスが終了、林地開発の手続きもほぼ終了で、廃棄物処理法のもとでの許可申請が提出されて一年以上が経っていて、審査は最終局面に入っているというのが現実かな。

Q. もう第Ⅲ期が作られちゃうってこと?
A. わからない。県議会での請願採択の話は知っているかな?新井は「処分場が作られる場所の地層は、久留里の井戸の水を取っている層(地下650mくらい)よりも下を通っていくから、万が一汚水が漏れても大丈夫」っていう主張を繰り返してきたんだけど、それは本当なの?ってことで、アセスの際に、地元から、きちんと処分場から久留里までボーリング調査して、地層がどうなってるか客観的にはっきりさせて欲しいと何度も言っていたんだ。結局、新井も県もそこは無視して、新井の主張を認めるかたちでアセスを終えちゃったんだけど、その後いろんな資料にあたったらやっぱり怪しいだろうってことで、今度は市議会、県議会に、県が新井にちゃんとボーリング調査して安全かどうか確認するよう行政指導しろっていう請願を出したんだよ。そうしたら市議会でも県議会でも全会一致で採択されたんだよ。それで一応、去年の9月に指導が出て、後はまあ、それが歯止めになるかどうかってところだったんだけど・・・

Q. 結局ボーリング調査はするの?
A. 今年の県議会2月定例会での環境生活警察常任委員会の場では、「新井がボーリング調査の計画を持って来たけど、それに指導したら文書を持って帰っちゃったから、具体的な内容は話せない」みたいな答弁があったようなんだけど・・・

Q. 計画作ってるくらいなら、少しは希望が持てるんじゃない?
A. それがね・・・

Q. どうしたの?
A. 4月に入って、指導を受けて修正したボーリング調査の計画が県に提出されて、担当の部署から請願でお世話になった議員さんのところに届いて、それを見せてもらったんだけど・・・ボーリング調査っていっても、処分場から久留里までの地層を明らかにするためのものではなくて、処分場の敷地内でボーリングしてモニタリング井戸を一ヶ所増やすってだけの話なんだよ。

Q. どゆこと?
A. えーとね、廃棄物処理法による手続きの中で、専門家による審議会で処分場の計画を検討してもらうんだけど、事務局側で議会で採択された請願を委員に紹介したら、「地層が異なっていて、地層と地層の間に水を通しにくい層があったって、大丈夫とは限らないよ~久留里なんてあれだけ地下水が自噴してるんだから、相当の圧力がかかってるだろうし、下から上に水が動いて混ざるってことあると思うよ~」っていう指摘があったんだ。

Q. へー。ていうか今更??
A. 実はこの数年前、アセスの方の専門会の委員会でもそういう意見があったんだけどね、そっちはスルーされてて、よくわかんないけど今回はそういう意見が重視されることになったんだよ。それで、地層がどうなっているかにかかわらず、処分場から何かしら漏れ出たら久留里に影響があるって前提で行けってな話になったわけですよ。

Q. 議論の前提ひっくり返ってない?どうなるの?
A. 要は漏らさない施設にして、もし漏れても揚水井戸作って汚水汲み上げるとかして、敷地内で汚染を食い止めましょうっていう、フリダシに話が戻りましたとさ。それで、モニタリング体制を強化しようってことで追加で井戸を掘って、地質についての基礎資料もゲットしておこうって計画みたいだね。

Q. んー???でも新井はずっと地層の構造から漏れても大丈夫って話をしていて、それが吹っ飛んだってことなんだろうけど、そこのケジメはどう付けるの?
A. そこなんだよね。丁寧に段取りしていくなら、新井が住民向けにこれまでの地層についての見解の撤回について説明会を開くとか、県が新井に対しアセスの評価書き直すよう指導するとか、更に言えば新しい前提のもとで手続きを全面的にやり直させるとか、いろいろやることはあると思う。

Q. 県と新井はどこまでやったの?
A. 何もしてないよ。どうなってるんだってことで、この前県の職員の話を聞きに行ったら、処分場から久留里まで地層がどうなっていても影響が出る可能性があるのなら、もうボーリング調査しても意味ないでしょう、請願の趣旨は久留里の水を守るってことなんだから、漏らさないもの、漏れても対処できるものを作らせることが、水を守るってことですよね~みたいな論理展開してました。

Q. わかるようなわからないような・・・。
A. 住民も議会も知らないところ、県と業者の間だけでいつの間にか議論の前提がひっくり返されていて、請願を出した本人たちに何の断りもないまま向こうの理屈で請願を都合よく解釈して、ハイこれでいいでしょーって幕引きに向かっているんですよ。上手といえば上手ですよ。学術的な立場からの意見を使って、請願を無効化してるんですから。でもそれをこちらの知らないところで進めてきたっていうやり方は許せないですよ。大体、計画にかかわる文書の縦覧とか、自治体への意見照会とか、住民への意見公募とか、地元側とのやり取りが終わって、土壇場の土壇場、瀬戸際の瀬戸際にきて最重要の争点となってきたところの話がいつの間にかひっくり返されてたなんて、フェアじゃないですよ!!

Q. あれ?でも2月の議会だか委員会だかでボーリング調査の関係の答弁があったなんて話がさっきあったけど、その時は何も話出てこなかったの?
A. 県職員の話では、2月の時に持ってきた計画では、井戸を掘る位置がよくないから、変えるよう指導したんだって。つまりこの時点でもう地層の話はひっくり返って、請願無効化の方針になっていたんじゃないかな。答弁では新井が書類を持って帰ったから説明できないようなこと言ったらしいけど、そんなことないでしょ。答弁は課長がしたっていうから、じゃあ仕事の範囲が広くてそこまで把握してなくて説明できなかったのかなとも思ったけど、いつ書類を持ってきて、指導して、そしたら書類持って帰ったってところまで部下から報告受けてたら、当然その書類や指導の中身までわかってるでしょうに。そもそも課長なら審議会に出席してるから、審議の流れは知っているはず。まして県議会で全会一致で採択された請願もかかってくる案件なんだから、説明できない方がおかしいでしょ。委員会が紛糾するのを恐れて具体的なところは言わずにおいたんじゃないかってのが私の推測です。

Q. まあ・・・言いにくいだろうね(笑)
A. そうだろうね。でもあの答弁で、新井がボーリング調査の計画を持ってきたっていう話で、ああやっと少し前に進めたなあって思ったよ。私だけじゃないよ。この問題にかかわっている人たち、議員の先生方だって、きっとそう思ったと思うよ。2ヶ月、淡い期待を抱かせておいて、見事に人の心を踏みにじってくれたよ。県の連中は。「ボーリング調査」っていったら、当然、処分場から久留里までの地層の調査のためのものって思うでしょ。まさか敷地内で一ヶ所井戸を掘るだけのことなんて、想像しないよ・・・。

Q. これからどうするの?
A. 県のやり方が汚いってのは言ってやりたいよ・・・。だいたいあの請願、誰が出したって話だよ。私たちだよ。私たちが出して、それを議会が採択したんだよ。私たちと議会の意図するところ以外にあの請願の意図するものはないし、他人がいじくりまわす余地なんてないんだよ。その請願をどうして課長か室長かその上かわからないけど一介の県職員が手前の理屈で勝手に意図するところ捻じ曲げて幕引き計ってんだよ。それもこっちの知らないところで、業者と一緒になって。県民、議会への冒涜以外の何物でもないよ。県職員は請願は重いものと受け止めているって口では言ってるけど、どんだけ馬鹿にされてんだろう・・・。

Q. まあまあ。
A. 公務員が法律の縛りの中で働かざるを得ないこと、できることできないことがあるのは理解しているつもりだよ。だからきちんと審議会でこういう見解がまとまって請願の意味なくなっちゃうと思うんですがどうしますか?って連絡があればそれはそれで対応したし、指導しても業者はいうこと聞きませんでしたって報告があればそれはそれで受け止めるよ。正直にやってくれれば、例え許可が出されたとしても、職員を恨むようなことはないよ。でも今回は全く一線を超えてるよ。これまであちこちの反対運動調べていて、県の担当はひどい!って煽っているような文章読むと、そんな県の職員を悪者にしなくても・・・って思ってたけど、いざ当事者になってみると、冷静でいられないね。

Q. いやいや冷静でお願いします。
A. じゃあ冷静な話ね。そもそも処分場設置の審査で6キロ先の井戸への影響を考えるなんてのが異例中の異例だと思うよ。だから新井もアセスの方法書を出してきたとき、調査の対象に久留里の井戸なんて入っていなかった。それがまあ、普通なのかなとも思うよ。でも久留里は平成の名水百選だってことで、住民からも意見出して、それで方法書への知事意見の中で、久留里の井戸への影響も調査の範囲にしてっていう意見が含まれることになった。そこまでしてくれたのは、県のひとつの見識、良識だと思うよ。その後の議論が平行線になってしまったのは残念だけどね・・・。

Q. もう地層のことは議論する価値がないの?
A. どうなんだろう?県の考え方次第だけど、別に井戸を追加してモニタリング体制の強化を求める指導と、請願に基づくボーリング調査を求める指導と、二本立てでいいじゃんと思っちゃうんだけどね。ダブルスタンダードになるじゃんって言われそうだけど。あと、処分場がどうこうじゃなくて、自分たちが住んでいる土地の地層がどうなっているのかってのは知りたいよね。ていうか、そもそも名水の町とかいうなら、新井とか全然関係なしに自前でボーリング調査を行い、基礎的な資料揃えておいたらいいのにと思うんだけど。そうしないといつまで経ってもまわりに振り回されて後手後手に騒いでることになりそう。

Q. で、久留里の水はどうなるの?
A. どうなるんだろうね。どうなるのじゃなくて、どうしたいってことなんじゃない?
Q. どうしたいってこともないんですけど。

A. それが普通だと思うよ(笑)
(とりあえず完)



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町長がJR本社に乗り込む [JR]

 一昨日掲載したJR問題の市民から、群馬県の上毛新聞の記事が送られてきた。例によってJRの駅無人化の問題だが、この町では、町長を先頭に議会も一つになって、JR本社へ抗議に乗り込むことになっている。こういうう自治体が次々と現れてきている。その記事をそのまま掲載する。
                       kawakami

 群馬県のJR上越線の後閑駅(みなかみ町後閑)が20日から無人駅となることが18日、分かった。通学定期などを販売するみどりの窓口の営業を19日で終了する。駅は利根商業高の最寄りで、通学や観光などで1日に平均800人が利用しており、「不便になる」「トラブル時に尋ねる駅員がいないと困る」と不満の声が上がっている。町はJR東日本に無人化の撤回を求める方針だ。

◎通学や観光で1日800人利用
 同社高崎支社によると、駅の利用者数や人員配置などを踏まえて判断したという。20日以降、切符は自動券売機のみでの販売となり、券売機で買えない定期券や特急券などは、近隣の沼田駅や水上駅で購入するよう呼び掛けている。

 利用客には町内の利根商業高に通学する生徒も多い。同高2年の女子生徒は「定期券の更新が不便になる。電車が遅れても、状況を聞ける人がいなくなってしまうのは困る」と不安を口にした。別の2年の女子生徒も「改札を出た所で駅員の方がいつもあいさつしてくれていたのに」と残念がった。

 同駅は与謝野鉄幹・晶子夫妻ら町の自然を愛した歌人が降り立ったことで知られ、鉄道ファンには現在走行しているSL「D51」が保管されていた駅として親しまれる。猿ケ京など町内の温泉地へ向かうバスも停車するため、みなかみ観光の玄関口にもなっている。

 町は生活と観光への影響を懸念する。同支社から2月に無人化が伝えられ、町と町議会は3月、撤回を求める要望書をJRに提出していた。20日には前田善成町長らがJR東日本の本社を訪問し、直接撤回を求める。前田町長は「駅は住民の生活の一部。住民に十分な説明もなかった。もっと地元のことを大事にしてほしい」と話した。

 町役場前ですが… みなかみのJR後閑駅 20日から無人化 高校生「困る」 町は撤回要望へ
県内のJR上越線の駅
 上越線は高崎駅と新潟県の宮内駅を結び、本線の35駅の中で無人駅は現在15駅。県内は土合、湯檜曽、上牧、岩本、津久田、敷島の6駅が無人となっている。
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原発再稼働反対!原発廃炉! in 木更津 2018-04-21 [原発反対デモ]

千葉県木更津市で行われた原発再稼働反対デモ(Youtube)の模様です
次回は君津市で2018年5月12日に行いますので多くの方のご参加お待ちしております
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「びゅうプラザの窓口」閉鎖 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

 公共交通に深い関心を持つ研究者として、このブログに登場する鉄道研究家の山ノ井さんのことはご存知でしょう。過日もう一人、袖ヶ浦市民の方が、このブログに登場したことも、ご記憶に新しいと思います。今回その方からの寄稿がありましたので紹介します。皆さんが気付かれないところを指摘してくれています。kawakami

 木更津駅・茂原駅・成田駅にある旅行カウンター「びゅうプラザ」が廃止される計画が明らかになりました。

駅の「みどりの窓口」は全国のJRの切符のほとんどを発売できる窓口ですが、旅行窓口である「びゅうプラザ」は更に取り扱い範囲が広く、JR主催の旅行商品やパックツアーを取り扱うだけじゃなく、飛行機の航空券も取り扱っています。パックツアーではなく個人で旅行に行く場合でも、旅の相談窓口として、旅行のプランの立案も受け付けています。旅に関するあらゆることを、特にJRについては一番精通して取り扱っている窓口です。

「びゅうプラザ」がどういう窓口なのかは、駅にJTBや近畿日本ツーリストのような旅行屋さんがあると思えばわかりやすいと思います。廃止対象の3駅では海外商品を取り扱っていませんが、千葉駅や船橋駅など、一部の駅では海外旅行や海外行きの航空券の手配も取り扱っています。通常のみどりの窓口では、基本的に旅行商品やパックツアーは取り扱っておらず、旅行ツアーや航空券はJRではびゅうプラザでの購入になります。JR東日本において主力商品である東北・新潟・北陸方面などの「びゅう旅行」の商品については、みどりの窓口では取り扱っていません。

 例外的に、袖ケ浦の人が身近に利用できる地元駅が主催する旅行として、久留里線沿線ふれあい号として運行されるお座敷列車や、正月の成田山初詣の団体貸切列車については、館山駅や君津駅、姉ヶ崎駅などのみどりの窓口で取り扱うことがあります。成田山への貸切列車は、和田浦や館山発で内房線各駅に停車して成田まで直通するもので、各駅に停車するので袖ケ浦駅や長浦駅でも乗降できます。成田山への貸切列車は、千葉支社にお座敷列車「ニューなのはな」があった頃はこれを使用していましたが、お座敷列車がなくなったため現在は特急さざなみの車両を使用しています。

 びゅうプラザのある駅は、みどりの窓口がある駅よりも更に限られており、千葉から下り方面には木更津、茂原、成田の各駅にしかありません。この計画通り、木更津、茂原、成田の各駅で廃止されると、千葉から下り方面のびゅうプラザはすべて全滅することになり、JRを使って旅行やツアーに行くのがとても不便になります。廃止されると、びゅうプラザの最寄りの窓口は千葉駅になり、袖ケ浦や木更津の人はもちろん、館山・鴨川や銚子といった房総の先端部に住んでいる人も、びゅうプラザを利用したければ千葉駅まで出向かなければなりません。廃止される影響は3駅近隣に留まらず、館山や銚子も含めた県内広域で不便が生じる大きな問題です。

 旅行に行く時の選択肢が、千葉駅まで行ってびゅうプラザを利用するか、JTBや近ツリといった他社を利用するかのどちらかになってしまい、房総半島に住んでいる人がJRで旅行に行きたい時にとても不便になってしまいます。

 特にJRが独占的に取り扱っている「びゅう商品」「びゅうツアー」を利用することがとても不便になります。

(※ 例外的な取り扱いとして、他の旅行会社でJRびゅうツアーの代理発券ができる場合がありますが、時間も手間もかかり現実的ではありません。)



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戦死者はいたのか? [平和]

 自衛隊の日報隠しそれはなぜか?私は、一連の海外派兵でもし戦死者が出たら、それも隠されたのであろうか・・という疑問をいつも持っていた。帰国後自殺された自衛隊員が29名もいたことを、昨日のテレビ報道で聞いた。亡くなられた自衛隊員の心中はいかばかりであったのだろうか?
心から哀悼の意をささげるとともに、自殺に追いやった責任の追及はなぜなされないのか・・と思う。ところがまだ恐ろしいニュースが会員から送られてきた。その記事紹介する。kawakami

★米映画「ペンタゴン・パーパーズ 最高機密文書」は、「憲法第9条改正」にこだわる安倍晋三首相に指導されている国民に痛烈な警鐘
2018年04月19日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

「イラク戦争で『戦死』した自衛隊員35人(海自20人、陸自14人、空自1人)、帰国後に自殺した自衛隊員25人(海自が8人、陸自が7人、空自が1人)、精神を患った自衛官数しれず」(分かっているのは、病死7人、事故死・死因不明計12人)-

「イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法」(イラク特措法)に基づき、活動の柱は人道復興支援活動と安全確保支援活動であった。
 活動は「非戦闘地域」に限定されていた実際の戦闘地域を「非戦闘地域」と勝手に決め込み、「自衛隊活動している地域が、非戦闘地域」と国会答弁したのは、小泉純一郎元首相だった。

 日本のマスメディアは、自民党政権に「忖度」してか、あるいは「怠慢」かにより、この問題を追及してこなかった。重戦車軍団を編成して戦地に送り込み、「思う存分戦ってこい」と命令されて出兵して、戦死者は靖国神社に「神」として祭られるのならともかく、軽武装で派遣されてきた。これでは「犬死に」である。

 しかし、折角、戦地から送ってきた「日報」が続々発見されているので、「黒塗り」を一切禁止して、徹底的に分析、その結果を須らく公表する必要がある。

 現在、全国各地の映画館で上映中の米国映画「ペンタゴン・パーパーズ/最高機密文書」(スティーヴン・スピルバーグ監督、20世紀フォックス、ドリームワークス製作)は、マスメディアをカネで飼いならして狂信的に「日本国憲法第9条改正」にこだわる安倍晋三首相に政治指導されている国民に痛烈な警鐘を鳴らしている。


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袖ケ浦市の不思議な人事 3 [市政全般]

 もしこれが事実であるならば、最大の問題点は、市民の負託に対する反逆であり、民主主義政治への挑戦というべき内容であることを指摘したい。

 いかに対象とする人物が優れた人であるとしても、市民の代表である議会が、不同意であった人物である。それを市長の恣意によって、昭和51年(1976年)以降今年にいたるまで32年間、毎年のように改正を積み重ね、積み上げてきた規定を、弊履のように投げ捨て、無視しての強行である。独裁と言わざるを得ない。

 人事は市長の専権事項である・・とはいっても、議会不同意の人物を、規定を無視し、陰の副市長として位置づける、経緯と理由を議会、市民が納得できるような説明責任があるのは当然である。
また議会は、そのことを要求し実現させる責任と義務がある。議会は、あまりにも軽く見られている傾向がある。毅然とした対応を求めたい。

 この問題が徐々に市民の間に広まるにつれて、驚きの声が広がっている。今後のこの問題に対する、市長の対応、議会の取り組みの状況を注目していきたいと考えている。

                       kawakami

 


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袖ケ浦市の不思議な人事 2 [市政全般]

袖ケ浦市の不思議な人事 2

 長谷川氏は発令通りとすれば、4月1日から室長(副参事)として職務についたことになる。このことを巡って、数日前(前回のブログ以降)複数の市役所OBから届いたメールには、驚くべき下記の文言があった。

★ 職名 政策調整室長  7級副参事
★ 給与 35万円程度
★ 仕事内容・・・総合計画策定及び市政の基本方針にかかわるサポート
● 決済について・・市長決裁を得る文書はすべて長谷川氏の事前決裁や合議を受けること  こんなことが、本当に行われているのかどうか、改めてメールを寄せてくださった方に問い合わせると、その方は、すぐ数名の現職に問い合わせ、事実であるとの返答が届いた。

 職制を順番に書けば、市長⇒副市長⇒部長⇒課長⇒課長等(班長・室長)という順番になる。その室長が、部長の上である副市長が行う決済を行うというのである。部下の決裁を部長が受けなければならない・・・

 目の前に決済印の入った文書を見せていただかなければ、信じられないことである。もし事実であるとすれば、どのような問題がこの取り扱いの中に含まれているのか・・洗い出してみることにした。

 まず組織運営上の諸規則・規定上の問題点を挙げてみよう。

① 直接的には、昨日紹介した「事務決済規定」である。この決済規定では、室長・副参事等は課長事故あるとき、指定された職種についてのみ代行決済ができることになっている。

② それが、合議までは許されるとしても(規定では職務に係る事項についての合議)課長・部長を超えて、本来であれば副市長がすべき決済事務を、室長が行うことを命じているのであるから、このことを、実施するとなれば、決済規定を根本から変えなければならない。

③ このことに関わって、行政組織規則も改正する必要がある。このほかにも、関連する諸規定が想定される。そのすべてを洗い出す必要がある

④ これらのことは当然事前に行われなければならないが、本日現在のホームページ上に改正報告の文言は前述のように存在しない

⓹ 百歩譲って、これらの規定は訓令であるから、議会議決は必要ではない・・との強弁があるかもしれないが、そうだとしても改正前の強行は、法の無視そのものである。

 ● これを受けた現場では、ひそやかに不満の声がささやかれているが、正面だって、市長へ直接意見を言える職員は、現状では見当たらないという。

 問題点は単に法の無視のみではない。明日これを指摘したい。  kawakami


 

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袖ケ浦市の不思議な人事 1 [市政全般]

袖ケ浦市の不思議な人事 1

 4月7日にこのブログで「政策調整室新設人事」のことを書いた。副市長候補が議会で不同意になったその人物・長谷川美喜男氏を再雇用し、新設した「政策調整室」の室長に据えたというものである。

 裏に何があろうとも、前例がなかろうが、市長の専決事項であるから、取り立てて問題にするほどのことではない…という方もいらっしゃるのかもしれない。しかし、このことに関わって、さらにびっくりするようなニュースが飛び込んできたのだ。

 市役所ホームページに「例規集・条令・規則」という項目がある。そこの「袖ヶ浦市事務決済規定」を見つけ出してほしい。33ページの規定には、決済するにあたっての、職制と職種ごとの決裁範囲規定が事細かに述べられてある。なお、例規集には「未施行の例規」という項目を念のために確かめたが、30年4月1日付のものが1件「事務組合規約」のみであった。

 一つだけ事例をあげれば、企画財政部には64項目の職種があって、その最終決済許可者は、市長・副市長・部長・課長・課長等(部に部長、課等に課等の長、班に班長を置き、必要に応じて、部に次長、課内室に室長を置くことができる・行政組織規則7条1項)の5人にゆだねられている。このうち室長というのは、課長事故あるときはその職務事項に限って代決できることになっている。
つまり室長の決裁権限というのは、課長事故のない限り皆無ということになる。

 さて、この職制と決裁権限を巡って、今市役所内で、何が起きているのか・・具体的に書き続けていきたい。
     kawakami

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