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となみ議員一般質問 [議会ウオッチング]

 今回は6名の質問である。全員の質疑をお聞きしたいと思っていたが、11日来客があり、お二人の議員の質問は聞くことができなかった。13日の一般質問は4名である。一日議会に通いお聞きすることができた。その概要を報告する

 となみ議員は、大綱第1点目で、異常気象・災害が頻発している現状を指摘しつつ消防力の強化を訴えた。質問に対し不思議な回答が出るという質疑応答が繰り返された。不思議な回答の実態をお知らせしよう。

◎ 不思議な回答とは、職員数124人という現在数が最適であるという。

 職員数は現在124名である。平成24年には129名であったという。
県内でも全国でも、職員数は増加しているというのに、こんなに問題を抱えているというのにである。なぜ増やそうとしないのか? 

① 救急車出動数  平成20年には 1203回 平成30年には 2973件 と1770件も増えている。それでも職員数は増やさない。充足しているという

② 現場の声をいくつも実際に集約されている。それでも職員数は充足しているという。
▼高価な最新機材が入っても使える人がいない。
▼学びたくても教える職員もいないし忙しくて学ぶ時間もないし安全面が心配  
▼現場活動に限界を感じている  
▼署が不在になる 

④ 消防体制充実強化検討委員会なるものができて何を討議しているかその議事録を見ると、車両人数などの検討はあるが、人員は据え置きのまま。さらに120人にするにはどのような仕組みにすればよいのかという削減のための論議が交わされている。先に上から指示された120人ありきでの討議である。

⑤ 条例定数では135名という数字である。木更津も、君津も条例定数以上の職員が配置されている。

◎ 不思議な、すべての人が納得すること不可能な回答であった。不思議はまだ続く。
 消防署の再編計画は平成26年に行われ、本部の移転は決定していたものが、28年にどういう経過があったのか消えた。県が提起した災害マップでは、長浦消防署は高潮侵入地域に指定されているという。この理由もはっきりした回答は出なかった。ただ専門家の検討委員会が調査検討中という市長の発言があっただけであった。

  私は「モリ・かけ」問題や統計改ざん問題を次々に思い出した。官僚の忖度による答弁や改竄である。誰の意志を忖度したのか。1強の権力集中によるものであることははっきりしている。この風習が当たり前のように行われ、忖度が当然の政治風景を描き出し、ついには小さな自治体にまで及んだのか・・と思ってしまった。袖ケ浦市行政での1強はどなたか???


 となみ議員の大綱第2点は就学援助体制についてであった。この問題はとなみ議員のライフワークのような問題である。ここでは教育委員会との応答が主であった。意見の違いはいくつかあったが、教育委員会の回答には努力している姿勢が見えるものであった。長くなるので報告はここまでにする。  kawakami


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袖ケ浦駅海側開発決算報告を! [区画整理事業]

3月議会に提出すべきであった重要課題

 本来的には、袖ケ浦駅海側開発事業が終わりをつげ、その総括的決算が報告されなければならないはずのものが、3月議会になされていないのは、この過程で、「みなす課税」が起きたり「鋼製スラグ」の埋め立てが、代行業者によって勝手に行われたり、当初計画のあった盛り土の計画が減らされたりと、つぎつぎと想定外のことが噴出したことによるものです。

 それにしても、この開発事業に伴う市の決算は、どのような形で報告されるのか?
私達は、数度にわたって、全市配布で『袖ケ浦市民が望む政策研究会』会報をお届けし、私たちの試算と、市が報告されていた予算の比較対象表を市民の皆さんに公表していました。
 改めてここに2010年7月18日に発行した会報13号の内容をお知らせし、市に対して、まとまった時点での決算報告を求めたいと考えます。
 以下13号の内容概略を下記に示します。

1 区画整理事業(組合による宅地造成事業費) 
  市税支出       国・県    組合負担    総額
(11億)       13億     54億      78億
2 市や県で行う事業             
    50億        30億             80億
3 都市計画道路
    14億        46億             60億
4 合計額
    75億        88億      54億     218億

◎ この金額は、私たちの会が試算した金額です。このうち市が公表したのは1の区画整理事業分11億のみです。2と3については公表なしのまま今日に至っています。6月議会には報告するのでしょうか?注目していきたいと思います。 kawakami

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千葉県相手に行政訴訟 [産廃処理場]

 3月10日、小櫃公民館を会場に「新井総合施設君津環境整備センター・第3期増設許可取り消し行政訴訟」原告団152名(袖ケ浦から10名)と支援者を含めての結成集会が開催されました。
会場の小櫃公民館の大会議室は満室で200名近い人たちの集会となりました。

 会議はこの訴訟に結集し、訴訟勝利に向けての組織名を「ふるさとの水を守る会」とし
組織としての会則、役員、活動方針、予算を決定し設立総会を終え、続いて弁護団の紹介と訴訟内容の説明、さらに弁護団による原告個人面談・・・と、早速の活動に入りました。

 討議の中では、裁判費用の捻出方法等についての発言で、すでに久留里地域や、小櫃地域では、自治会討議を経て、地域として積み立てねん出等の方法がとられている実態の報告がありました。このことは、銘水汚染を許さない・命の根源である水を守るということで、地域ぐるみの県行政に対する挑戦であることを、宣言したようなものです。

 弁護団には、11名の県内弁護士有志が集結し、この裁判で奮闘してくださいます。予算を見ればすぐわかります。弁護士各自への報酬は、通常国選弁護人に支払われる金額は、
1件について10万円という実態があるのですが、それに等しい予算です。そこに11人もの弁護士さん達が結集してくださっているのです。県内各地から駆け付けてくださっています。感謝という言葉しかありません。

 この訴訟は、行政訴訟と並行的に、新井総合自体を対象とする民事訴訟も準備ができ次第行います。行政訴訟は、行政が工事許可してから6か月以内に起こさなければならない
決まりがあるため急いだものです。民事訴訟は、決着を早くつけるための「工事差し止め」訴訟の色合いの強いものです。

 皆さんに訴えます。行政訴訟の原告はもう締め切りましたが、民事訴訟のほうは、まだ間に合います。訴訟には加わることはできないが、応援はしたいという方は、「ふる里の水を守る会」へ加入してください。輪が広がれば広がるほど、行政を、新井産廃施設を、包囲する力が強くなります。詳しいことは下記にご連絡ください。周りの方々にも呼びかけて、包囲の輪をグングン広げてまいりましょう。

   連絡先 事務局  緒方  薫  090-8878-6513
        同   竹井 宗弘  090-1997-6824
        同   朝生  進  090-3141-8014

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JERA経営陣の皆さんに 2 [石炭火力発電所]

(株)JERA御中
   3月5日私がJERA経営陣に訴えたいこと-1
豊饒の海からの激変に苦しむ漁民たち
                        石炭火力を考える東京湾の会
                        袖ケ浦地域代表 富樫3.2記

 東京湾はかっては地元民が“東京湾銀行”と言うほど豊かな海でありました。
しかし海水温、水質などの環境変化は、東京湾漁業で生活する方々の暮らしを一変させ、今は苦しい状況にあります。私の住む袖ケ浦は木更津地区、富津地区と近くであるために、海の変化を自身の目で知り、また漁民との会話の中で生活の変化をも知る機会があります。このようなことから海の環境を悪化させる石炭火力発電所を建設することは自然環境を壊し、同時に漁業者の生活を立ち行かなくすることにつながるのでやめるべきと考え、意見を述べたいと思います

 まず状況の説明として
1.木更津地区
2.富津地区 の順で説明します。横須賀市久里浜に建設される石炭火力なのにどうして木更津の話をするのかと思うでしょうが海水の温度差と海水塩分濃度差が影響し外湾の海水が内湾に突入すること(研究者論文)が分かっており、その現象が内湾に被害を及ぼしていること(漁民の話から)が明らかになっていることから取り上げるものです。
 当然ながら富津半島の外湾側は当然、黒潮と横須賀火力からの温排水影響を直接的に受けますのでそのことも述べさせていただきます。

▼ まず2017年4月27日と2018年4月6日の千葉日報の記事を紹介します。
 2017年4月27日 千葉日報 から
アサリ不漁で現状訴え 漁協、行政に対策求める

 木更津市名産のアサリが不漁に陥っているとして、同市中島の金田漁協(武内秀雄組合長、組合員542人)は25日、県や市の幹部らと組合代表者による意見交換会を初めて開催した。組合総代ら約70人が出席し、現場の声を行政に伝え抜本的な対策を求めた。

 金田漁協によると、二枚貝の水揚げはここ数十年で著しく減少、約10年前のウミグモの発生でアサリ漁が打撃を受けてきた。同漁協では、組合員による個別売買のためアサリの正確な水揚げ量は把握されていないが、昨年と比べ今年は「全く採れない状況」という。

 意見交換会で総代らは「生活できない。補償の検討を」 「ウミグモの駆除方法を改めて研究して」などと訴え。新たな海産物の養殖やその技術指導を求める声も上がった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2018年4月6日 千葉日報 から
▼ 金田漁協が海鮮レストラン 新事業で収入源確保へ 
 木更津市の金田漁協は、直営の海鮮レストラン「舫い船(もやいぶね)」を金田みたて海岸潮干狩り場にオープンさせた。近年のノリやアサリの不漁で漁協の収入源が枯渇しているため、新たな事業に乗り出した。潮干狩りシーズンだけでなく、年間を通じて地場ものを中心に新鮮な魚介類を提供する。
 金田漁協によると、同漁協では地元産アサリの収量が減少しており、海苔も不漁が続いており、今期は本格的に収穫できるようになったのは通常より1~2カ月遅れの年明けから。高値が付くお歳暮シーズンの収量が少なく打撃を受けているという。

 こうした状況を受け、新たな収入源を確保しようと同店の開業を決めた。事業費は約5千万円。店内には48席を用意し、アサリ釜飯のセットメニューやノリ料理、金田の海で養殖したカキの浜焼きなど自慢の逸品を提供する。
 店は、東京湾アクアラインの出入口から約1・5キロの距離に位置する。潮干狩りのオフシーズンには、対岸から近くの三井アウトレットパーク木更津に訪れる買い物客らの来店を期待。アクアラインは休日夕方の川崎方面への渋滞が深刻で、同店を利用して混雑時間を避けてもらう狙いもある。

 武内秀雄組合長は「水産業は非常にデリケートで東京湾の環境はかなり悪くなってきた」と現状を吐露。「海の幸を惜しむことなく提供するので利用してもらいたい」と呼び掛けた。

 次に木更津の漁港で働くみなさんや組合長との話からの過去と現在の状況を説明します。

▼ 漁港で働く皆さんとの話
2018年暮れ、浜で働く漁業者に海苔の状況を聞くと 富津だけでなくこの地区も今年も良くなかったがこのところの寒さでやっと良くなっていくのではないか? と言う。 しかし春が近づいて漁期の終了が年々短くなっているのが現状とのことです。 3番目の生海苔を食べさせてもらい、ビニール袋にいっぱいお土産を頂いた。 1番、2番海苔の方が軟らかくおいしいと言っていたが、頂いた3番海苔も大変風味があって美味しく頂きました。

2019年1月6日 梵天立てまつりが早朝にあった。 到着が遅れてしまったので後片付けを手伝ったが、昨年も手伝ったので覚えていてくれた。 漁民は”石炭は環境負荷高いんだっぺ“、”なんでいま石炭なんだ“、”石炭火力は出来ないだろう“ と言い、石炭火力建設に迷惑顔でありました。

▼ 工場で働く職場の仲間の話から
若いころ堤防で釣りをしていると漁船が寄せてきてバケツに貝とかをタダで入れてくれたことがあったと言う、それだけ海が豊かで漁民の方にもゆとりがあったという証拠です。今は伝説

▼ 組合長との話
いままで何度かお会いし、豊穣の海の時代からの話をまとめれば以下のとおり
・昭和20年代から東京湾の破壊が始まって今日に至っている、皆さんの訪問と対応は遅すぎる。
・すでに環境が壊れたなかで漁業での生活は成り立たない、昔は50cm-1mの魚がたくさん獲れたが今は獲れなくなった。
・海苔は海水温度上昇で遅く網張り、早く手じまいになり栽培期間が短くなったし、品質が落ちた
・以前はアサリは盤洲アサリというブランド物で養貝場がいっぱいあり。どこでもごっそり獲れ、貝が“ぐつんでいた”      ( 砂の中に貝が隙間なく混んで生息している状態 )
・その状態から海岸埋め立て用の土砂を海底から掘ったためにできた窪地穴にプランクトン死がいが堆積し貧酸素水ができ、風が強く吹いたときに流れてくる。 夢の島、海の森、アクアラインみな人工物が環境に影響している。
・昔、海面すれすれに顔を夜に近づけるとクルマエビの赤い眼が光って見えた、バカ貝はひと樽13kg入ったものが100樽も獲れ、ハマグリ買い付け船が浜まで来ることができず、沖合で取引をした。 それほど貝の量がすごかった。
現状は
富津の海苔も不作だがここの海苔も良くない、この寒さと雨とか変化があれば改善するかもしれないが天候次第だ
貝はいま昼間が潮位高いのでどのくらい育っているのか正確には分からないが何年も良くない状態が続いている
・金田漁協組合員も係船数117隻、1000名居たが今は540名となった、700軒あった海苔栽培が32軒に減った。
・自分の仕事は本来、漁協経営だが食えなくなった漁民の面倒見も仕事になってきている
千葉・浦安からの汚れた水と逆に澄んで一見水質が良く見える水が品質の良い黒い海苔ができなくしている。水に本当の栄養が少なくなった。 海苔もアサリも生き物なのでプランクトンが湧いて濁っている水がいい水なのだ。生き物はわずかな環境の差で育たない。

▼ 次に富津地区の状況をお話します。
 富津半島には3つの漁協があります。富津半島の内湾側は袖ケ浦や富津火力や新日鉄からの温排水影響を受けますが外湾に面している側は比較的に新鮮な海水の入れ替わりがある関係で、内湾のような温排水影響が少ない代わりに、黒潮からの影響の大きい環境です。
外洋水に近い環境で海苔が育つか?という意見もあったなかで栽培してみると育つがこのところ収穫量が激減している。
 県の調査で通常房総沖を流れる黒潮が蛇行し外湾に侵入することで海苔の成長に適した温度からはずれてしまうとか、海水中の栄養ミネラルが足らなくなっているのではないかとか、魚が海苔を食べたためとか諸説あるようですが木更津地区で以前から起こっていたことと同じで海水温度の上昇が最大の理由ではないでしょうか?

▼ バカ貝、アサリの減少
 1950年当時、新舞子海岸など海水浴に海に入ると足の裏に貝があることが分かり潜って簡単に取れたものです。 いまではその貝もほとんど捕れないとのことでこれも木更津地区に起こった現象と同じです。 このように内湾漁業も外湾漁業も海の環境変化、つまり海水温度の上昇が大きく漁民の生活を左右しているのです。          ――冬季水温と収穫量との関係――

▼1985年45023トンから2010年234トンと195分の1に激減

 東京湾の冬季水温も著しく上がってアサリが激減していることから因果関係があると言えるでしょう
そして私どもが次亜塩素酸ソーダの有害性をJERAによる環境影響評価文書の説明会で
“発電所取水に次亜塩素酸ソーダを注入することは、さらに漁業者の生活を破壊すること”

と訴えても御社には 馬の耳に念仏。傷口に塩をこすりつけるように五井火力評価書にも次亜塩素酸ソーダを注入すると書きました。情けない限りです。

★ 最後に
 人間は食べて生きています。食べることは基本であり、幸せそのものです。昼休みの時間、食堂に向かい歩く時間と食べている時間に幸せを感じませんか?
 その食事の材料は海と田畑から来ます、海と田畑で汗を流す人のおかげで幸せを感じるのだから
私たちは食べ物と食べ物を提供してくれる人を粗末にして儲けることは良くないことと私は思う。
私たちは漁民と農民を目下に考えてはいけません、食べるときは漁民農民の苦労を思い起こし、生き物の死が自分の生であることを理解すべきです。
是非もう一度、事業における普遍的な思想を思い起こして頂きたいと思います。

そして横須賀に石炭という公害のデパートの石炭火力発電所を作ることは海と漁民に生活を壊すとともに、長年にわたり、地球にCO2を増やし気候変動災害で全世界の市民を苦しめ国土を荒廃させ、国力を低下させることを理解してください

◎ 写真・統計図表、創業者の言葉など、残念ですが編集が困難なので割愛しています。ご了承ください。 kawakami





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千葉県議会・請願採択 [産廃処理場]

 緊急のニュースが入りましたので、富樫事務局長の連載は明日に回します。
緊急のニュースとは、明日10日の新井総合に対する行政裁判の原告団結成集会を控えて、8日千葉県議会は、前定例議会より継続審議であった新井総合にかかわる下記請願について、満場一致で委員会報告を承認したというニュースです。(ホームページ掲載)
 すでに工事再開許可が出てからの採択ですが、これからの動きと裁判への影響大と言えましょう。明日の集会を励ますニュースです。(巷の陰口・県議選間近・・)
                              kawakami

第 90 号 平成30年6月19日受理 環境生活警察常任委員会付託
件 名 新井総合施設株式会社君津環境整備センターの安全に関することについて

要 旨
 私たちは新井総合施設株式会社(以下、「新井総合」という)の第Ⅲ期増設計画における排出水の水質悪化により御腹川が汚染されて被害が出ること、さらに、万が一処分場に漏洩が起きた場合には、地下水の汚染により、久留里地区を中心とする上総掘り自噴井戸群が汚染される可能性もあることを危惧してきた。
 新井総合は、平成30年4月5日千葉県に対し文書で、「地層が異なっていても地下水が混ざり合うことを前提として、安全対策を検討すべきとのご意見をいただきました。」それにより「敷地境界の外側へ汚染を拡大させない対策を行うことが何よりも重要なことと考えております。」との新たな方針を出した。

 この突然の発表に私たちは、大きな衝撃を受けた。なぜこのような変更が行われたのか私たちが調査をした結果、以下のことが判明した。

 千葉県の審議会等で専門家から次のように指摘されていた。
「川の断面は一様ではなく、砂層と接する部分などがあるため必ず川の水から地下水へ涵養される分が出てくるはずである。表流水に放流したからと言って、地下水へ影響がないというのは専門的見地からは言えない。」(平成26年9月22日環境影響評価委員会会議録P14)
「上下での水の交換が起きる。地層に沿って水が流れるわけではないので、帯水層が異なるので影響がないというのは、現在の地下水学の観点からは認められない見解である。」(平成27年12月18日環境影響評価委員会会議録P4)

 その後千葉県は千葉県議会環境生活警察常任委員会の委員に以下の点を公表した。
久留里には自噴井戸が多いことから、地下水が上昇しようとする力が強いと考えられ、地層が異なっていても地下水が混ざり合う可能性が高い。したがって、処分場の地層と自噴井戸取水層の地層が同じか否かにかかわらず、万が一、処分場からの漏洩が生じ、敷地外へと汚染が広がってしまった場合には、久留里の自噴井戸の地下水が汚染される可能性も否定できない。(平成29年8月25日第2回千葉県廃棄物処理施設設置等審議会)

 つまり、御腹川の水質悪化は農業用水に重大な影響を与えるばかりではなく、御腹川の水が地下に浸透することによって久留里や小櫃の上総掘り自噴井戸群も汚れる可能性があること、また処分場から場外への漏洩があれば、久留里地区を中心とした上総掘り自噴井戸群が汚染される可能性が大きい、ということである。
 これは非常に重大で深刻な事で、地下水および表流水が汚染されれば取り返しのつかないことになる。

 以上の趣旨から、安全で安心して暮らせるために、審議会等での専門家の意見を踏まえ、第Ⅲ期増設事業が久留里・小櫃地区の表流水・地下水・環境へどのような影響を与えるのか、千葉県立ち合いの場において新井総合から私たちに対して詳細な説明をするように行政指導するよう措置願いたい。

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JERA経営陣の皆さんに 1 [石炭火力発電所]

「明日5日に横須賀で横須賀火力事業者のJERA(東電中部電力子会社)と会談を行います。袖ケ浦から意見として3文書を提示しつつ時代遅れの石炭火力やめてと話します。頭のいい秀才の集まりの組織でもおバカな方針に異議を唱える人財に不足しているようです。」
 富樫事務局長からのメールです。彼の提言は3種類あります。少し長いのですが、このうち「石炭火力と農業問題」「石炭火力と漁業問題」以上2日連載で掲載します。(残念ですが、写真、グラフ等が多数ありますがここでは写真が小さくなりますので割愛します) Kawakami

(株)JERA御中
◎ 3月5日私がJERA経営陣に訴えたいこと

▼ 年々大雨で緩んでいく田んぼの土と耕作放棄稲作農家の実情と25年前の冷害コメ不足か

 知っての通り、気候変動で以前とは違う雨の降り方をするようになっています。
かってなかったほどの台風や大雨での全国的な2018年の農業被害はまだ正確に統計できていないとありますが5661億円と発表されています。 しかしこの数字は被害者が農業共済や市や県に届けて集計された数字でありますので実際はもっともっと大きいことが推定できます。 本日私の地域を例にCO2増加からの気候変動で雨の降り方が強くなったための被害で説明します。
大雨のために田に水を引く用水路に土砂が流れ込んで用水路が年々浅くなって、水路の底が田の地面の高さに近くなって、稲刈りの時期に田の水を抜いても田の土が固まらず、コンバインのゴム製クローラが沈んで刈り取り部のハサミとかきあげ部に根っこ付の稲わらがまきついて、泥と砂がモミにまざってしまって機械が故障!!私の下の田の耕作者はこれで2度修理屋さんを呼ぶ深刻な故障となり4枚の田の耕作を辞めてしまいました。

 コンバインやトラクターなどの機械はとても高く、お米売った代金で回収するのは困難で野菜収入で穴埋めしている、先祖伝来の土地を荒らしたくないので耕作を続けているのが実情、そんな中で機械が故障したら大変・・結果、耕作をやめてしまった田んぼはたったの1年で背の高い草に覆われ、一年前は田であったことが想像できないほどです。 耕作を放棄しますと取付け道路の草刈りもしなくなるので雑草で一般市民の散歩や近所の知的障害者のリハビリ散歩も不便になってきています。
当面、自主的に自分が時折、草刈りしますが正直重労働で道路に生えた背の高い草を倒す程度が限界!

▼ 気候変動、自分の場合の被害!
 今、自分の耕作する2枚の田んぼは今年の大雨で水没し、水が引いたときには固めてあった土が緩んでしまって車輪が空回りして、土が固まるのを待つ間に稲が倒れて刈り取り不能になってしまいました。
この現象は段々畑のような私たちの野田地区のみならず、広大で平坦な飯富地区の田でも発生しています。
稲刈り時期は固く乾いていないといけない田の地面は稲刈りが終わった後も、ぐちゃぐちゃの泥でうねっています。
 つまり、水路設計時の想定以上の雨量で水路から溢れてしまうこと、土砂崩れで小石交じりの泥が大量に流れてきて水路を埋めてしまっていること。 水が自然にはけるまで時間がかかること、そして農家の働き手の高齢化で埋まった水路をきれいにできないこと
これらの悪循環条件が相まって生産効率が低下して収入と費用が合わず、水田耕作を放棄せざるを得ない。これが実情です。地区の農家は言います。
「石炭火力!?石炭じゃだめだ、野菜が汚れる」

 今年もまた水害があったらそうそう毎回、共催保険を申請するにも気が引けますし、自動車保険同様に利用すると掛け金が上がるので私も耕作をやめざるを得なくなるでしょう。 もし耕作を止めたら誰も草刈りしなくなるので市民や障碍者施設の方たちの散歩道路は草で覆われ歩けない道路になってしまいます。 また千葉の農家は早場米としてフサオトメ、主力のお米としてコシヒカリを作付けしますがコシヒカリは高温になると白化米となり等級が下がります。野菜同様、品質低下は収入減になるのです。 ですから気候変動は困るのです。

▼ 25年前の小さな気候変動で日本は冷害コメ不足
思い出してください、1993年の夏、東北地方の夏の平均気温が平年より約2℃低下した結果、米の収量は40%も落ち込み、平成の米騒動という大混乱を招きました。稲作は遺伝子分析から中国経由で日本に渡ってきたと言われています。石器時代の中国長江地方には稲作文明が栄えていましたが、4200年前に3-4度気温が低下する気候変動があって長江地方の稲作文明が途絶えたことが分かっています。現在と比べると稲の品種も栽培方法も劣っていた長江新石器文明の稲作にとって、3~4℃の温度低下は致命的なダメージであったと考えられます。しかし1993年の日本の東北地方の不作ではタイからコメを緊急輸入で回避できました。

▼ 地球環境と人類の未来                         気候変動によって人類文明が影響を受けるのは、新石器時代に限ったことではありません。中世ヨーロッパの社会擾乱や、太平洋戦争、アフガンから生まれたテロリズム、シリア戦争なども気候変動が最初のきっかけであったことが報告されています。気候変動は、社会を変えてしまう重要な要因であり、近年の世界的な気候変動による災害は私たちに過去の歴史から未来を教えているのではないでしょうか?

▼ 子供が外で遊べない夏休み
 ついでに、お知らせたいことは田が袖ケ浦公園の屋外アスレチック施設に近いので夏休みには子供の黄色い声が聞こえますが、2018年夏休みは子供も遊びに来なく黄色い声がしませんでした。 少し気温が上がると生物にも人間の身体にも大きな影響がでます。 昨年はバッタやトンボなどの数も少ないと感じました、トンボは水棲昆虫ですから幼虫のときに田の水温上昇でうまく成長できないのかもしれません。  

ちなみに袖ケ浦市の熱中症搬送数は平成30年が67名です、平年は28名です。

いつまでも子供たちの黄色い声が聞こえる公園であるように
いつまでも赤トンボが空を染める自然であって欲しい
いつまでも作物の採れ生活できる田畑
であって欲しい
だから
石炭火力発電所の建設をやめて欲しい
CO2をこれ以上増やさないで欲しい
CO2を増やせば気候変動を加速し災害によって市民の財産、生命を奪い、国土を荒廃させ、国力を低下させます。

聡明なJERAの皆さんは19世紀20世紀の技術から脱却し、自然エネルギーを制御し利用する技術を開発し社会に貢献する事業にチャレンジして欲しい。


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袖ケ浦市議会一般質問内容 [議会ウオッチング]

 ペンネーム「横田のお兄さん」から他市の状況を伝えてきた。一般質問、木更津14名、君津11名、富津9名ということだ。その内容の特徴として、水道問題では3市とも質問がある。新井総合問題は君津は地元であるが5名もの議員が質問を集中している。公共交通では木更津4名。君津2名。
自然環境問題では、木更津が漁業問題 君津が鳥獣被害と農業振興と多彩である。

 先日「水道問題」の「出前講座」をしていただいたが、職員の熱心な取り組みはわかっても、その背景についての説明は明確ではなかったし、職員として公表はできないとしても、プロとしてこのようなことに対する疑問はなかったのか・・という点納得がいくようなものではなかった。私たちは独自に調査研究を進めたいと思っている。

 議員間の連携による公共交通、特にJRについて袖ケ浦の呼びかけで、5月には総会が開催される予定である。他市ではこれとバス問題含めての質問が当然のように出ているようだが、袖ケ浦の議員さんは疑問や意欲はわかないのであろうか。袖ケ浦では議長・副議長を除いて19名中6名の登壇である。
 13名の方々は、2日間聞きっぱなし、座りっぱなしで、つまらないと思われないのかな?

 一般質問で奮闘される最後の笹生猛議員、根本駿輔議員の質問内容を書いておく。ご健闘を期待する。13日の午後からである。
                             kawakami

◎ 笹生 猛 議員
大綱1点目  地域防災計画改訂における災害に対する体制整備について
 近年、我が国では大きな災害が多発している。特に2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、市民の災害に対する意識の高まりは著しい。このような中、わが市では災害対策の基本となる地域防災計画改訂に対しパブリックコメントが実施されている。この地域防災計画の改訂を踏まえ、災害対応の中心となる消防組織と変化が著しい災害ボランティアについて伺う。

◎ 根本 駿輔 議員
1、大綱1点目 森林政策の方針について
 新年度より、森林管理に関係する使途に限られた譲与税である森林環境譲与税の創設や、市町村が森林所有者と林業経営者をつなぐ役割が求められる森林経営管理制度のスタートなど、市町村における森林政策において状況が大きく変わり始める。そこで、本市の今後の森林政策の方針を伺う。

2、大綱2点目 外国人起業の促進について
本市においても起業促進のための取り組みを既に行っているところであるが、国の施策で新たに「外国人起業活動促進事業」が始まった。本市は賃料の安さや空港・都市部へのアクセスなど比較的外国人起業にも適した立地であり、市内経済の活性化につながることから本制度における認定を受けて外国人起業促進に取り組まないか。

  




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袖ケ浦市議会一般質問内容 [議会ウオッチング]

◎ 昨日に引き続き、13日の一般質問午前の部2名の質問内容を紹介します。 Kawakami

★ 励波久子議員 

1、大綱1点    消防行政について
① 豪雨、台風、観測史上、最高の記録を更新した猛暑と豪雪、寒波など異常気象が起きています。東海、東南海地震や首都直下型地震もいつ来てもおかしくない状況にあり、消防力の充実が求められています。消防職員数の県内全体の推移と市の消防職員数の推移について伺います。
② 今後の消防力の充実についてどのように考えているか伺います。
③ 消防本部、中央署と長浦署の再編整備計画についてどのように考えているか伺います。

2、大綱2点  就学援助制度の改善・充実について 
① 就学援助の認定率と入学準備金の支給状況について伺います。
② 申請書を改善し、ホームページでもダウンロードできるようにするなど周知や申請しやすいよう改善しないか伺います。
(3) クラブ活動費、生徒会費、PTA会費を支給項目の対象にしないか伺います。

★ 篠崎 典之議員

大綱1点   袖ケ浦駅海側特定土地区画整理事業について
 ▼ 同事業による造成工事の際に「地盤改良用製鋼スラグ」が使用され、その量は24万トンにのぼると報じられました。一般的に製鋼スラグは強アルカリ性であると言われます。市民から「埋め立て地から濁った水が出ているが汚染されているのではないのか」など、環境への悪影響について不安の声が寄せられています。
以下の点について伺います。
① この問題について市のホームページでは、「土地区画整理組合と業務代行者」に対して、「これまでに行っ
た環境試験結果の提示とともに、現地での資料を採取し、ph試験や膨張試験などを行って、関係者の不安払拭に努めるよう申し入れを行っている」(平成28年2月3日付)と掲載されたままです。これまで市としてどのように対処してきたのか具体的内容を伺います。
② 市民からの不安の声や疑問に対して、同事業に補助金を支出し、指導監督してきた袖ケ浦市として、水質
調査など化学的な検査や各種の調査等、科学的な裏付けと根拠のある対応を実施し、開示していく必要があると考えますが、今後の市の対応策を伺います。

大綱2点目 国民健康保険運営について
▼ 国民健康保険の行財政運営について、昨年から県単位化が実施されました。政府と千葉県は、一般会計から国保会計への法定外繰り入れを減らすよう求めているようですが、国保に加入している方々は、農商業従事者のみならず、失業者・年金生活者・障害者等、構造的に所得の低い方々が多くを占めます。加入者の平均所得が低下しているのに、国保税負担は依然として重くなっています。
 以下の点について伺います。
① 高すぎる国保税を引き下げ「協会けんぽ」並みにするべきです。全国知事会は、政府に対して「1兆円の公
費負担増」を要望しました。本市としても政府に要望するとともに、県単位化のもとで昨年6月に決定した一般会計からの法定外繰り入れを5000万円も減らす措置をとりやめ、国保税の引き下げ、資格証交付中止・短期証交付見直しをすべきと考える。なぜ、法定外繰り入れを削減するのか。
② 国保にしかない「均等割」負担や「世帯割」負担は「人頭税」である。政府に廃止を求めるとともに、市として18歳未満の子に対する「均等割」「世帯割」の免除を実施し、「協会けんぽ」並みの負担に近づけるべきと考えるがどうであるか。

大綱3点目  消費税10%の及ぼす影響と対応について
▼ 今年10月から消費税が8%から10%に増税されようとしています。本市、一般会計に及ぼす影響は、約7,200万円とのことですが、市民からは「プレミアム商品券やポイント制などに無駄な税金を使うなら最初から増税しなければいい」「給料も年金も実質低下なのに消費税増税すれば、とても暮らせなくなる」の声が噴出しています。以下について伺います。
① 新年度予算の各会計における消費税増税実施の影響と市民への負担増をどのように見込み、対処しようとしているか
②  消費税増税を容認している方からも「この時期の増税はすべきでない」との意見が表明されています。市
長として市民生活を守る見地から今回の消費増税に反対を表明し、政府に中止を求めるべきと考えますがどうであるか。



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袖ケ浦市議会一般質問内容 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会、一般質問の内容通告が市議会ホームページに掲載されています。今回、6名という歴史的最低記録を樹立した袖ケ浦市議会ですが、6名の方の質問について紹介し、支援者の皆さん、ぜひ傍聴に参加なさってください。議会には、支援者だけでなく、様々な団体が議会学習にいらっしゃいます。今回は特に、この最低の議会風景で奮闘していらっしゃる6名の議員さんを激励する意味も含めて、傍聴に参加してくださることを呼びかけます。以下質問内容概要です。

                                 kawakami

1、 緒方妙子議員

★ 大綱1点目  住みやすいまちづくり
①  バス路線事業について・・市内路線バスにおいて地域公共交通活性化協議会でどのような協議が行われ、問題解決に向けていくのか。また次年度の新たな取組みについて伺います。
② 地域交通支援事業について・・交通弱者の外出支援を担う事業として利用者、支える側の増をどのように図っていくか。また交通空白地域以外での交通サービスを継続検討していくが新規実施への取組みを伺います。
③ 交通事故対策について・・高齢ドライバーによる事故が多発する中、運転を余儀なくされている方が多いと思われます。新たに設けられる運転免許返納助成制度について伺います。また、自転車による事故、賠償責任も近年増加しています。こうしたことへの対応を伺います。
④ 消費生活支援事業について・・ 増加する特殊詐欺被害は昨年認知されただけでも県内26億円にも上ります。巧妙化している犯行手口を未然に防ぐための有効な取組みや新たな取組みは検討されているのか伺います。

★ 大綱2点目・・支え合いのまちづくり
① 介護サービス事業所の整備について「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」は国が平成24年から推進している24時間連絡体制で住み慣れた地域で安心して暮らし、在宅介護を支える重要なサービスです。なかなか設置が進まないようですが課題は何か、次年度の状況(計画)について伺います
② 骨髄提供者等助成事業について・・昨年から市では骨髄・抹梢血幹細胞移植の推進、及びドナー登録者数の増加を図ることを目的として「袖ケ浦市骨髄移植ドナー支援事業」を開始しました。県は市町村が助成した金額の1/2を補助しますが助成額の算出根拠と制度の周知方法について伺います。
(3) 子育て支援事業について・・ 再び、野田市において児童虐待による痛ましい事件が発生しました。子育て支援できめ細やかに切れ目ない相談支援体制と支援が必要なケースでは関係機関が連携し対応していることは9月に伺いましたが、この事件については学校や教育委員会、児童相談所の対応の不備が指摘され、学校が関
係機関と密に連携し、情報を共有する必要性が叫ばれています。本市小中学校や教育委員会における児童虐待への対応について伺います。

前田美智江議員

★ 大綱1点目  市長の施政方針から
1、防災対策について
① 本市の防災体制については、高齢者等の要配慮者対策の更なる充実と、通勤通学者の帰宅困難者対策などの整備が新たな課題となっていますが、対応を伺います。
② 自主防災組織の結成状況と、その目標値について伺います。
③ 防災ボランティアのリーダーとなる人材養成についての現状と今後の課題について伺います。
④ 「地区防災計画」の必要性について伺います。

2、 市内の防犯灯について
① 防犯灯について、現在蛍光灯は何基設置されているのか、また、LED灯は何基か伺います。
② 防犯灯の一括LED化は、環境負荷の低減をはじめ、電気料金の削減、地域経済の活性化を図るなどのメリットが多いと考えますが、市の見解を伺います。
③ LED灯への交換のスケジュールを伺います。

3、 農業の振興について
① 農業の担い手の現状と、担い手の確保・育成など最近の取り組み状況を伺います。
② 相続人が非農家であれば、相続する農地は耕作放棄地になることもあると聞いていますが、その対策を伺います。
③ 本市の農業振興の戦略では、「稼げる農業への転換が必要で、農畜産物のブランド化、6次産業の推進」とありましたが、今後どのように進めていくのか伺います。

(11日の一般質問2名分です。明日に続きます)

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産廃施設新井総合行政訴訟 [産廃処理場]

 産廃処理施設・新井総合第3期拡張工事に対する県の対応は癒着そのもののと言ってよい。何度も このブログで毎度指摘しているように、今回の第3期拡張工事に対しては、そのアセスメントで、地質学的な検証により、水脈が久留里の銘水が噴き出ている水脈に一致することが証明され、君津市議会、県議会ともにボーリングによる実質的検証を行うことを、新井総合に対し求めてきたし、県担当課交渉でも了解点に達していたはずのものである。
 にもかかわらず、新井総合は当初の主張をあっさり放棄して、産廃埋め立て現場で検証することに変更申請し、県は今までの経過を無視し一方的に工事許可を行ったという・・・あきれた決定であった。

 この経過に対し、実際に御腹川・小櫃川流域の利用組合や、銘水の里・久留里の人たちが中心になって、裁判を提起することになった。その原告数は150人を超えたという。かく言う私もその一人である。その結成大会が、3月10日に行われる。

 裁判は行政訴訟であるという。行政訴訟の場合、一般的に勝率は少ないという。それなのになぜ?という疑問に対しても、10日には弁護団から詳細な説明があると聞いている。たしかに、行政(県)の対応は、残土も産廃も、最近起きた再生土問題でも、県条例はザル法と呼ばれている。
原告団結成のことを今日は報告し、10日の結果についてはまた新たな状況を報告していきたい。

                                    kawakami

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木更津も活況 [その他]

 昨日は、袖ケ浦市に張り付いた企業を紹介した。しかしこの程度のことで驚いてはいけない。木更津の最近の活況は目を見張るものがある。今日は少しこの部分にも触れておきたいと思う。

1、 木更津に五輪サーフィンに関連しての施設、人口波プールができることは、以前紹
介した。この施設は米国企業が日本企業を設立し着手したもので、砂を採取した跡地を活用し東京ドームの約12個分(約57ha)の広さであるというから大したものだ。計画では昨年9月着工今年の12完成予定。開業は20年の1~3月予定とのことである。

2、「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」という物々しい名前の施設は、ドイツの高級車大手ポルシェの日本法人が発表したポルシェの試乗を楽しめるというのだからすごい。サーキット場やオフロードコースでスポーツカーやSUVに試乗しポルシェの性能を体感できるという。世界から約1万人の来客を見込んでいるということだ。場所は館山道木更津北インターチェンジに近い木更津伊豆島の土地約44ha。隣接するかずさアカデミアパークには高級ホテルもある。富裕層の受け入れもOKというわけだ。

3、「コストコ」をご存知か?「コストコホールセールジャパン」だ正式名称。米国発祥の会員制倉庫型量販店「コストコ」であり、県内では幕張と、印西市千葉ニュータウンに次いで3店目である。場所は県が保有する木更津市の金田西地区の保留地である。この保留地なかなか買い手がつかず塩漬け状態にあったもので、県もほっとしていることであろう。アクアラインの到着点であり「三井アウトレットパーク木更津」とも近い。

4、併せて木更津金田西区の県保留地を、総合建設業の「新昭和」(君津市)が落札した。
ここには物販や宿泊施設等の大小9棟で構成する「木更津ゲートウエイ・ヴィレッジ」が計画されている。新昭和は、昨日紹介したように、袖ケ浦駅前にも「ゆりまち袖ケ浦駅前モール」建設を進めるなど積極的な企業活動を展開している。

 このところ木更津は活況を呈しているようだ。渡辺市長も運のよい方であると‥もっぱらの評判である。                kawakami








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袖ケ浦市にとって嬉しいニュース [その他]

 これも新聞切り抜きを届けてくださる会員からの切り抜き記事です。
私達庶民にとっては、あまり関係のない企業かもしれません。これは2月7日の産経新聞記事です。

1、「旭ダイヤ、袖ケ浦に工場」という見出しで、研削工具を手掛ける「旭ダイヤモンド工業」はダイヤモンド工具を生産する国内最大の新工場を袖ケ浦に新設するとの報道です。ここには市原市や、川崎市にある工場の生産機能の一部を移管する方針で、2020年春の完成を目指すとあります。
 場所は袖ケ浦工業団地約8万㎡の敷地に、延べ床面積18000㎡の新工場を、約70億円かけて建設するそうです。ダイヤモンドは売るのですか?残念ちょっと違うようです。

2、「ゆりまち袖ケ浦駅前モール」は、徐々にその姿を見せ始めています。開業予定は6月ごろという話でしたが、予定通りに進んでいるのでしょうか?ここには、スーパー「せんどう」、薬局、スポーツクラブ、飲食店、学習塾、温浴施設など20ものテナントが入る予定とのことです。
 なおここには12階建てのビジネスホテル「東横INN」も建設中で敷地は34000㎡鉄骨造り、地上1階(1分2階建て)で、約600台の駐車場付きとのことです。
同社は「地域住民の利便性の向上を図るとともに、地域雇用の創出や新旧市街地の活性化に寄与する」と話しています。(千葉日報)

▼ 皆さんご存知ですか?今24時間営業を改善するのでは?の話題が出ているコンビニの「セブンイレブン」。その目玉商品であるお弁当、おにぎり等が、袖ケ浦にある工場で作られているということを、セブンイレブンに勤務されている方から聞きました。さてどこでしょう?

▼ キャバイモ加工でんぷん工場・・ここで生産される粉は南米の人たちにとっては、たまらないチッパという保存食を作る粉です・・この工場が袖ケ浦の三箇にあるのです。工場でも完成した粉を売っていると話してくれました。試食されてみては?

                           kawakami

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安倍政権笑いのめし経 [その他]

◎ 安倍政権笑いのめし経

国会軽視  教養皆無  品性下劣  器量矮小  信用皆無  無為無策
紆余褒貶  言動幼稚  虚言常時  詐欺常習  学歴詐称  無為無策
外交無能  米国忠犬  国費浪費  海外散財  憲法破壊  裏口入学
原発依存  悪事隠蔽  文書改竄  人事掌握  身内擁護  人権蹂躙
報道圧力  歴史改竄  戦争推進  軍事拡大  恐怖政治  忖度要求
公私混同  職権乱用  税金横領  便宜供与  国庫私物  民意無視
増税躍起  極悪非道  福祉削減  国家崩壊  国民辟易  自信過剰
宴会重視  森友加計  倫理皆無  馬鹿阿呆  酔害普害  災害無視
五輪利権  有名無実  荒唐無稽  大言壮語  言語道断  傍若無人
祖父妄崇  妄言飛語  虚言三昧  亡国政権  安倍政権  無知蒙昧
即刻退陣  亡国政権  安倍政権  公職追放  即刻退陣  安倍政権

「 平和・人権・教育と文化を考える会」機関誌転載



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