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27日袖ケ浦市議会最終日議案採決 [議会ウオッチング]

 9月27日「国葬」の日、袖ケ浦市議会は、9月議会最終日でした。提出された議案は議案1号~10号。認定議案1号~2号。諮問1号。報告1号~3号・・それに当日追加議案11号という結構な量の議案でありました。27日は最終日ですから、そのすべてを採決しなければなりません。
 採決にあたっては、常任委員会委員長からの報告があり、質問次いで賛成・反対の討議があります。
 今回は、全員賛成議案が圧倒的で、反対討論のあった議案はわずか2件です。
どのようなことに反対しているのか、市民の皆さんも知っておかれた方が良いと思い紹介いたしましょう。

1 追加議案11号は新庁舎建設の追加議案です。内容は石綿含有量建材撤去についての追加議案です。吉岡議員が反対討論に立ちました。吉岡議員は
① 法律改正前に建材撤去部分は含まれていなかったのか
② 12300万円の金額は大きい。改めて競争入札するのが筋ではないのか・・という問題提起でした。

2 認定第1号 令和3年度決算書の一般会計歳入歳出決算書中、一般会計歳入歳出決算書、国民健康保険特別会計歳入歳出決算書、後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算書、介護保険特別会計歳入歳出決算書に対する反対討論です。反対討論者は篠崎議員です。

① 今市役所の女性職員は約3割の方がいらっしゃいます。一般職人件費で、そのうち女性管理職は約13%です。これを当面15%にするのが目標ですがなかなか達成できません。女性の能力が十分発揮さるよう職場の環境整備に努めてほしい。併せて育児休暇制度の活用も・・・

② 袖ケ浦市は「平和都市宣言」をしています。その関連事業37200円の殆どは花の種の費用です。市では原爆写真展を開催していますが、今年は規模が縮小されたようです。
ウクライナへの侵攻、核兵器使用の脅し等、平和の取り組みを強めてほしい。

③ マイナンバーカード普及の取り組みに一人2万円をかけても、全国普及率は47.2%。個人の管理強化を国民は知っています。マイナンバーカードによる個人の情報処理はやめてください

④ デマンド交通試行は、民間業者からの働きかけによる実現である。市民要望を踏まえた柔軟な運営を望む     

                    (この稿明日に続く)   kawakami

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市長・幹部諸侯は日本の法体系を学べ [市政全般]

 会員より投稿がありましたので掲載します。     kawakami  

 国葬翌日(28日)の千葉日報によると県内37市中、13市が弔意を示さずの記事がありました。
弔意を示さない市は「世論が二分されている現状を踏まえ」(市川市)、「国葬を巡りさまざまな考え方がある」(船橋市)、「個人の判断を尊重する」(香取市)など。
一方で弔意を表した市では「弔意を表すのは自然」(千葉市)、「故人の功績に敬意を表する」(野田市)など24市が半旗を掲げました。

 今回の国葬の問題点はいくつか示されていますが、その中で最も大きな問題が国葬の決定を国会を開かず国会の承認を取らず内閣の一存だけで決めてしまったところにあります。
 国会は国権の最高機関と言われています。国民から直接選ばれた国会議員によって日本国民の総意を決める場です。
 日本国憲法第41条に「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である」とあり、「最高機関」の意味については主権者である国民を代表する国会が国政の中心的位置を占める最も重要な機関である、と言うことです。
 立法・行政・司法といった国家権力を担う機関のうち、最も重要な機関です。
国会の承認のないまま、国葬を決定し税金を使うことは憲法上許されないと憲法学者の多くが述べています。
もし内閣で何でも行うことができれば国民の声は反映されなく勝手に行政が行われることになります。

 このように内閣の一存で決めることが国葬反対の一番大きな理由になっているのに、袖ケ浦市は「国の行事として内閣で決定しているから」と言う理由で半旗を掲げました。
 これまで国葬を内閣の一存で決めることはおかしいと散々言われているのに、袖ケ浦市は内閣が決定したからと言っています。
 市長や市の幹部職員は憲法を始め日本の法体系をわかっていない。
国葬問題の本質が分かっていない。
袖ケ浦市の政治を司る人たちは憲法のイロハから勉強して欲しい。

ちなみに木更津市は弔意を表明しませんでした。
※ 下記は千葉日報の記事です。クロックすると大きくなります。
                 会員より

千葉日報.PNG


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「国葬」は終わった。袖ケ浦市は? [市政全般]

 「国葬」は終わった。新聞紙上をにぎわしたのは、岸田首相の責任を問う論調が殆どであった。「閣議決定のみで行ったこと」「違法行為であること」「統一教会と自民党のズブズブの関係」「世界中の要人が来なかったこと」「国民を分断したこと」等々、そしてその結果、支持率暴落で29%。週刊誌では解散総選挙となれば、自民党候補は間違いなく65名以上が落選すると出た。

 さて、わが袖ケ浦市では、前日夕刻2時から4時半まで、「国葬」に際し市庁舎に半旗をかかげるかどうかの会議があった。市長はコロナ感染中。市長の意見はどうであったかは不明であるが、結果は「半旗をかかげる事。教育委員会は学校に指示したりすることはしない」
と決まったという。このことは直ちに各議員に通知された。

 ずっと「検討中」との答弁であったものが、ぎりぎりになっての決定通知であることに、説明を求める声が起きたのは当然である。そのことを議会最終日に質問の形で、篠崎議員と笹生猛議員が行うことを議長と事務局に連絡。議長と事務局はストップをかけようとしたようだが、そんなことをしようとする方が間違っているのは当然。議会最終日程で質問が3点ずつに絞って行われた。

 この日、この話を聞いた朝日新聞記者が、取材に訪れていた。なんと、前任記者の堤記者であった。今回朝日新聞社では木更津と館山の支社を統合したという。この地域に慣れている堤記者が定年までの最終勤務として再任されたという。嬉しいことだ。私的なことだが農業委員会贈賄事件の時、落着するまで傍聴したのは私と堤記者で、すっかり仲良くなっていたのである。

 その堤記者の記事は本日の朝日新聞千葉版に1ページの半分を使って掲載されている。
篠崎議員と笹生議員の質問はそのまま記事になっていた。篠崎議員は
「市議会の答弁などで再三『検討中』としていたにもかかわらず、突然の決定で事前の説明がない」と批判。
「直前まで周辺自治体の動向を注視していた」と釈明する市に対し笹生議員は
「市として主体的に決めるべきではないのか」とただした。‥との記事である。

 記事は千葉担当三記者で執筆されたもので、県内の動向を含めての記事の構成であったが、その先頭に袖ケ浦市議会傍聴記事が掲載されたのは、あまりにもだらしのない行政執行部の姿勢にあきれていたからなのかもしれない。

 かくて「国葬」は終わった。分断された世論はどのような判断に向かうのであろうか。
注視していきたい。(クリックすると大きくなります)
                                 kawakami


国葬新聞記事.PNG
                                 



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「国葬」反対スタンディング [その他]

 国葬反対スタンディング 関  巖
 本日(27日)14時より安倍国葬の開始に合わせて木更津駅頭で国葬反対のスタンディング行動があり、政策研究会よりも数名参加して国葬反対の意思表示をしました。
30数名集まり参加者によるトークリレーを行って8名の人が反対のスピーチをし、私も政策研を代表してスピーチをしました。
 スピーチの内容は、
政策研としては8月に国葬反対の声明を出し、8月31日に袖ケ浦市粕谷市長と御園教育長に、『国葬に伴う弔意の強制を行わない』ための申し入れを行ったこと、そのときの申し入れの書の内容を紹介しながら国葬に様々な問題があることを話し、本日袖ケ浦市では市役所本庁舎のみで半旗を掲げ、その他の市の施設や学校には何も通知せず平常の業務状態であったこと、おかしな事には小さな声でも声を出すことが大事、などを話しました。
 
 国葬反対が国民の半数以上という世論調査の中、本日全国至る所で国葬反対の表明行動が行われ日本国を分断した岸田総理の責任は大きい。
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本日袖ケ浦市役所に尋ねたこと3点 [市政全般]

1 明日「国葬」なるものがあります。私たちの会では市庁舎に半旗を建てることなどをしないこと。教育委員会から各学校に、強制にわたるような指示をしないことを要請してあります。
 本日午後2時30分現在。総務部に電話を入れてこのことを聞きました。出た職員は
「今このことについては協議中の会議をしています。それが終わるまでは不明です。」
との返事でした。
「市長は自分で判断できないため、職員の方は苦労しますね。」
というと、困ったように答えられませんでした。

2 都市整備課に電話して
「14棟84世帯のアパート群は、そろそろ完了検査の頃だけれど、書類は上がっていますか」
と聞くと、「まだ上がっていない」とのことです。問題点どっさりの建築物なので、そのことを指摘され慌てているのでしょうか。それとも何とか通すための、県とひそかな話し合いを進めているのでしょうか。

3 農業委員会に電話して
「14棟84世帯の宅地開発について農業委員会としては不許可の決定をしたけれど、県に無視されたままのようだけど、再審議などはしないんですか」
と聞きましたら
「農地転用の決定権限は県にあるので、農業委員会としては不許可の連絡はしてあるので、農業委員会としての役目は終わっていますから、その後のことは県の判断にゆだねることになっています。ですから再審議もしません。」
との返事でした。
「農業委員会も軽く見られているものだ・・」
との感想です。

 以上3点・・市長はコロナ感染・・・1回目は先頭きって接種したけれど、2回~4回目も、先頭切って接種したのかな??それにしても177名(9月20にt現在)職員の皆さんは大丈夫なのかな?
                                   kawakami



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自治体職員の人員と働き方 [市政全般]

 「房日新聞」投稿欄に出ていたある自治体職員の投稿です。「ひょっとしてうちの自治体のことかな?」とどなたでも思われるのではないか・・という内容です。わがまち袖ケ浦市でも、一般質問の中で、帰宅時間が11時を回っていた職員の方がいらしたことに驚いたものです。労働組合がないので、職員に対する奴隷労働的勤務時間が、平然と行われているとしたら、本来許されることではありません。
 次の首長選挙では、早々にやめていただきましょう。 思い切って発言された勇気に拍手を贈ります。     kawakami

◆ 自治体職員の人員と働き方

 だいぶ躊躇と熟考しましたが、このままでは遠くない未来、泥船が沈むと思いましたので、現状報告も兼ねて少し私見を述べたいと思います。
 私は某自治体へ勤務しておりますが、財政危機の現状は皆様ご存知の通りです。
 そうした背景から、われわれ職員の時間外手当は上限までで、超えた分は当然ながらサービス残業(無報酬)となります。個人的には家族等の為に働かなくてはなりません。御恩と奉公が崩壊している現在、月給は得られても、時間外手当の分は、休日出勤を含めて未支給は相当の額になります。現在は、人員も少なく、療養者も増加していますから、実働人員は減少傾向にあります。南房総市のように、来年度20人程度の採用募集があれば別ですが、私どもの自治体ではまず無理です。
 今後も財政面を含め、わが自治体が良くなる方向へ向かうのは極めて困難ですが、皆心身が限界に達するまで働き続けるしかありません。私も不本意ではありますがそうする思いです。

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国葬についての3件 [国政]

 ① 杉並区長の発言

 私の区長就任の直前7月8日に、安倍晋三元内閣総理大臣が狙撃され、ご逝去されました。暴力による言論封殺は、いかなる理由があろうと決して許されるものではありません。
一方、安倍元首相の国葬については、マスコミの世論調査で「反対」が「賛成」を上回る結果が相次ぐなど世論が二分している状況にあります。国民の合意が得られるよう、国において十分議論を尽くす必要があると考えています。
こうした状況を踏まえ、区としては、区施設に弔旗や半旗を掲げたり、区民や区内事業者に対し弔意の表明を呼びかけるなどの行為は差し控えるとともに、区施設の運営やイベント・事業については、中止・延期等を行わず平常どおり実施することといたします。また、区立学校においても、普段と変わらない運営とする旨、区教育委員会から報告を受けています。区及び区教育委員会の対応にご理解くださいますようお願い申し上げます。

安倍元首相に対し、あらためて心からお悔やみを申し上げるとともに、ここに謹んで哀悼の意を表します。私は、暴力によらず、対話と議論によってより良い世界を目指す決意を新たに、区政の現場で力を尽くしてまいりたいと思います。

令和4年9月21日

② アベ国葬が強行された際の対応について、「総がかり行動」の呼びかけです。
昨日の平和人権の会幹事会で論議して、提案する次第です。
アベ国葬の予定されている日時、国会前の抗議行動に行く方も多くいると思います。
地元に残らざるを得ない人々で、国会前に連帯した行動を行います。
多くの方か集まり、賑やかに、「アベ政治」と「アベ国葬」を葬り去りましょう。
そして、この行動を、「自公政治」の終わりの始まりとしましょう。

■日時・・・9月27日(火)午後2~3時
■場所・・・木更津駅東口
■内容・・・「国葬反対」「弔意拒否」をスローガンとする
      スタンディングとリレートークでアピールする
プラカード、横断幕、チラシの持ち込みは自由
周辺のお店への影響を考えて、鳴り物を鳴らすことは取りやめます。
*ご不明な点、お問い合わせは下記・栗原までお願いします。
*また、周りの方、知人・友人などに拡散をお願いします。

③ 袖ケ浦市共産党市議団では市長宛て要請文書を手渡しました。ここに文書を掲載したいのですが写真では容量超過のため掲載できませんでした添付文書を掲載します

一昨日、市長と教育長あてに添付の要請書を手渡しました。市長は、コロナ感染のため副市長に手渡しました。

27日当日の朝に突然に弔旗や半旗を掲げることもあります。近隣自治体の動向を見るとの主体性がない話しですが、最後は市長の判断とのことでした。
議会最終日でもあり、厳しく監視したいと思います。

篠崎典之
                          以上 kawakami









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袖ヶ浦市議会一般質問 6 [議会ウオッチング]

 篠崎典之議員の舌鋒は鋭い。調査を尽くし、理論的組み立ての上での一般質問なので、答弁も大変であろうと推察する。篠崎議員は勿論今期一般質問は一度も休んではいない。7期目の議会最長老である。
 
 今回は大綱2点である。
1 一般家庭からの廃棄物処理事業等について
 笹生猛議員はアンケートと市民との意見交換内容を軸に討論を展開された。
篠崎議員はシャフト炉式ガス化溶融炉 477t/日(159t/日X3炉)を使用する第2期君津地域広域廃棄物処理事業そのものについて、鋭い質問を投げかけた。主要内容を列記する。

① 第2期の君津地区広域廃棄物処理事業では第1期の時にあった、国からの補助金(1日
100トン以下であれば補助金は出さない)という条項は、平成16年からなくなったこと。
現在は100トン以下でも補助金は出るようになったことを明らかにした。

② この時点で、自治体独自に設立する検討なされなかったことを明らかにしたこと

③ 現在計画されている立地個所は富津市の海岸線にある、地震津波の場合の対策はとれて
いるのか・・・1mのかさ上げをおこなっていること…との回答。それでよいのかな?

④ シャフト炉式溶鉱炉1日477tの処理を燃やし続けなければならない。このゴミの量が各自治体の努力で減量して行ったら3炉が2炉になるようなことは予想されているのか。
減量したら、燃焼単価が上がることになるのではないか・・減量とは矛盾する現実であることを指摘・・規模縮小の検討を迫る。

⑤ 袖ケ浦市の家庭ごみの排出量を確認。分別でもプラスティックゴミを分別することでそ
れだけでも23%の原料になる。すぐ実施すべきではないのか・・処理に3倍近い手数がかかるというが、木更津市や、南房総市ではすでに始めている。先進事例を学ぶだけではなく
積極的に取り組んでほしいこと。

⑥ のぞみ野地区では、自治会員のボランティア活動で高齢者のためのごみ運送を手伝っている。市民は分別には協力する意志があることは明確だ。ゴミ袋3倍もの値上げなど即刻やめて、分別を進めることでゴミ減量を進める方向で取り組んでほしい。
 
◆ 回答については、「検討する」と「取りやめる意思はない」の二つのみであった。

2 故・安倍元首相の国葬への対応について
 憲法に違反し、国民の反対が賛成を上回った「安倍元首相の国葬」に対し、市長としてどのような対応を取ろうとしているのか。国や県からの指示があっても、自治体として毅然とした姿勢で対峙していただきたいという趣旨の、質問というより要望意見を交えた発言であった。
 市長答弁は例によって「国や県からは今のところ通知や指示は何も来ていない。今後の近隣市の動きなども含めて検討したい」という姿勢であった。

 上からの指示を待ち、ご自分で判断することをしない市長さん・・というイメージが市民の間に固まりつつあることをご存じなのであろうか・・・というのは私の率直な感想である。
 毎回時間ぎりぎりまで追及の手をゆるめない。今回も手が痛くなるほどの拍手を贈る

                             kawakami





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袖ヶ浦市議会一般質問 5 [議会ウオッチング]

 ベテラン笹生猛議員が取り組んだのは「ごみぶくろ値上げについて」1点に絞っての質問である。笹生猛議員の議員活動には、ご本人の「マニフェスト実践」という基盤がある。
彼のマニフェストの基軸には「開かれた議会」という理念が輝いているように私には見える。

 今回の質問に際しても、広範囲なアンケートと、市民との意見交換会が設置されている。
今回の一般質問では、意見交換会で笹生議員が市民に提起した問題点と、アンケート内容が、いかに執行部提案とずれているかを明確に浮かび上がらせている。

1 財政問題を明確に市民に説明すること
① 家庭ごみの減量化を図るために値上げするという執行部の理由は、半分怒りを交えた市民の声で一蹴されたこと。
 値段が高くなるからゴミを減らす・・という理屈は、市民を馬鹿にしているのではないのか。減量化を図るというのなら、基本的には分別とその利用を徹底すべきであろうし、回数を2回にすればいいだけだ・・このまま行うとなれば、不法投棄が増えることは目に見えている。
② 財政問題に対する説明が一切ない。一体総額はいくらで、いくら足りないのか…なぜ足りないのか、家庭ごみのほかに事業ゴミもある。それも値上がりなのか・・不明である。

★ ゴミ袋値上げで、総額で7000万円の収入増とのことである。笹生議員はそのうち業者の手数料を引くと5000万円が残るという。因みに5000万円という金額を使うとなればどのような使途が考えられるのか…事例を挙げてみてほしい・・と質問した。5つぐらいの事例を説明されたが、私は小中学校の給食費2か月無料になるという事例が耳に残っている。
 財政の現状とゴミ処理との関係等について、しっかり市民に説明の要があることを挙げていた。

2 市民の意見
① なぜ45リットル入りのごみ袋なのか、その理由がわからない。
② 週2回にして経費を削っては
③ 収集業者に払いすぎではないのか
④ それにしても上げ幅3倍はインパクトが大きい
⑤ 段階的値上げは考えなかったのか
⑥ 枝を袋に入れる時袋が切れる。以前のように縛って出せるようにしてほしい
⑦ 何時から値上げが始まるのかと、もう買い占めに走っている人もいる
⑧ 値上げではなく、街づくりに合わせて、ゴミの減量をどうするか、分別を広げて減量運動と街づくりをつなげる運動としてとらえてほしい
⑨ ごみ袋の質が悪い。入札の時の基準に達しているのか。
⑩ 入札業者を変えたというが検査をしっかりしているのか
⑪ なぜ家庭ごみだけなのだ。事業ゴミの割合は
(家庭ごみ68% 事業ゴミ23% 資源ゴミ9%)

◆ アンケート上では、仕方がないが42.91% 反対42.8%と拮抗しているという。
いずれにせよ、市民の声に応え得るような説明がなされていないことを銘記せよ…との結論であった。

◎ 笹生猛議員は ご自分のホームページに、一般質問について10回にわたっての連載を書いていらっしゃる。ご本人のお考えをもっと知りたい方は立ち上げてごらんになるようお勧めする 

https://ameblo.jp/saso-takeshi/theme-10013098287.html

kawakami


  
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緊急ニュース「1.5°Cの約束」 [気候変動]

 気候ネットの桃井さんから、下記のような緊急ニュースが送られてきました。世界のテレビ局130社以上、日本では以下6局が合同で気候変動に対する共同キャンペーンを放映します。是非お忘れなくご覧ください。(議会傍聴記は明日掲載)      kawakami

 みなさま (NHKエンタープライズ堅達より、Bccでお送りしています)

 まさに強大な台風が日本列島を襲っていますが、気候危機によるこうした被害の増大を食い止めるために、今、国連SDGメディア・コンパクトに加盟する130社以上のメディアが垣根を越えて「1.5℃の約束」という共同キャンペーンを行っています。

 私たちテレビ局は、NHKと民放キー局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)が6局連動で、気候アクションを呼びかける動画を制作、キャンペーン強化期間の初日となる19日の午前5時に公開しました! 
 私も発起人の一人であり、実際にこの動画の制作に携わりました。半年以上かけて6局のZOOM会議を繰り返し、ようやく実現したレアな動画です。
 6局のキャスターとキャラクターも大集合! 子どもたちが楽しみながら、気候変動について学べるよう工夫しました。気候科学者の江守正多さんが温暖化の疑問に答え、一緒に本気の行動変容を呼びかけるとともに、私たちメディアの取り組みもご紹介しています。
 1.5℃の約束キャンペーンや、気候変動対策に資するものには、自由にリンクを貼って、研修や授業などでもお使いいただけます。ぜひぜひ、拡散してください!!

「1.5℃の約束」民放NHK6局連動オリジナル動画

(10分版フルバージョン) https://youtu.be/o6RvkWhHgVA
(2分30秒版ダイジェスト) https://youtu.be/1a7pguQjra4

 また、この共通動画も活かしながら、NHKのスタジオに、民放キャスター6人が集結する番組も 9月25日(日)午前10:05-11:00に、総合テレビで放送します。江守さんに加え、去年COP26で取材させていただいた、高校3年生の原有穂さんも若者代表として出演します。 ご家族揃って、ご覧ください!
https://www.nhk.jp/p/ts/NWVLW4QQ3K/

番組名:「1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」 放送日時:9月25日(日)午前10:05-11:00(NHK総合)
【司会】 高瀬耕造 アナウンサー (NHK)
【出演】 鈴江奈々 アナウンサー (日本テレビ)
     山口豊 アナウンサー (テレビ朝日)  
     国山ハセン アナウンサー (TBS)       
     松丸友紀 アナウンサー (テレビ東京)
     西山喜久恵 アナウンサー (フジテレビ)
     江守正多 (東京大学/国立環境研究所)
     原有穂 (高校3年生 Fridays For Future)

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NHKエンタープライズ
エグゼクティブ・プロデューサー
堅達京子
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袖ヶ浦市議会一般質問 4 [議会ウオッチング]

  励波議員は、松葉杖をついての登壇であった。階段での怪我をされたと聞いた。一昨年12月議会では、コロナに感染というひどい目に合われて、せっかくの一般質問を断念されている。今回は怪我を押しての登壇であった。徹底した現場での調査を基にした質問は、傍聴していてグイグイと引き込まれてしまう。今回も1時間があっという間に過ぎてしまった。

 質問は大綱2点である。
1 農業問題について
2 木更津看護学院のパワーハラスメント問題について

1の農業問題では、国の自給率が37%であり、食料を輸入に頼るという国の政策が、気候変動、ウクライナへのロシアの侵攻と相まって、世界的な食料不足をもたらしている現状を指摘しつつ、そのことが袖ケ浦市内の農業ではどのようになっているかを追及された。
① 市内農家人口の推移と現状
② 国連から小規模家族農業者に対する、価格援助も含めての政策を取るよう勧告されていることを背景に具体的援助内容の必要性を要請した。
③ 具体的には
・戸数が300戸程度減少していること
・飼料・肥料・燃料等すべて高騰
・ビニールハウスでは冷房の燃料費
・30頭から35頭の牛を飼育している酪農家ではひと月の乳価収入を超す経費
・米価 60㎏ コシヒカリの価格 令和3年では7800円 令和4年に10000円になったものの、実際は15000円にしてほしいという実情
④ 鋸南町や、南房総市では水道料無料をはじめ、様々な自治体独自の援助体制をとっているが、袖ケ浦市ではそのような独自援助方策はないのか

◆ 答弁はすべて
「目下、国と県でさらなる援助計画について検討中であるから、その結果を見て必要に応じての援助計画を検討する。」
というものであった。市独自のものとして行ったことは、コロナ対策臨時交付金を使って、袖ケ浦産のコメの買い入れによる援助を行った・・・とのこと。
 「国へは何度でも要望せよ」と励波議員は語調を強め要請された

2,君津木更津医師会設立 木更津看護学院についての質問
① この学院には袖ケ浦市から援助金も支出していること。
② この学院で、教師のパワハラにより、38人在籍中、15人が自主退学したという。

 励波議員は、直接この自主退学された学生に会い、その実態を聞いた。
 ・この学校は馬鹿でも入れる学校だ
 ・お前たち低レベルの学生たちのための学校だ
 ・頭が悪い
 ・髪型が生徒らしくない
 ・お前たちを教えていると面倒くさくなる
 ・別室に呼び込んで…お前はみんなから嫌われていることを知っているか
 ・評価基準がメチャクチャ
 といったパワハラが平然と行われてきた。夢をもって入学してきた生徒は、すっかり傷つけられ前年度の2年生も10人以上退学したという。

 この実態が明らかになり、県からの指示で「相談ハラスメント」設置したが、なんとその調査委員の中にパワハラをした当事者も入っていたという。あきれた状態である。

 医師会では第3者による調査委員会を設置したが、ヒアリングをするために呼び出された会場は、当該学校であったという。父母同伴や他会場を要請したが断られ形だけのものであることははっきりした。
 被害者の学生の願いは、まず「当事者に謝罪をしてほしい」ということである。
 医師会では「調査結果を踏まえて対処したい」とのことだが形だけのものであることは明白。市長のこの問題に対する認識を問う

 市長回答「問題の起きていることは知っていたが、調査委員会の調査結果を待ってしっかり考えたい」というのんびりした答弁であった。

 アイヌ差別問題で、私は裁判を10年間している。教育活動における基盤となるべき倫理は、差別を許さないことであると私は思っている。励波議員の怒りはそのまま私の怒りとなった。
                          kawakami







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袖ヶ浦市議会一般質問 3 [議会ウオッチング]

  今日は湯浅榮議員の一般質問を聞く。
 湯浅議員は、補選当選に引き続く本選挙での当選で得た、12回の一般質問の機会を一度も休むことなく、すべて登壇され、公約で強調された県道安全を実現すべく、奮闘されてきていることにまず拍手を贈る。

 今回注目したのは、大綱1点に絞っての質問内容である。
1 市立幼稚園・小中学校の幼児・児童・生徒の実態について
というのが大綱で提示された事項である。珍しい項目の建て方であったことに興味がわいた。具体的質問内容は下記の事項であった

① 私立幼稚園、小中学校における制服についての実態・購入方法・
② 入学時のランドセルについて
③ 小中学校における水泳指導の実態
④ 情報端末の利用実態と留意事項について

この中で特に私がひきつけられたことが2点ある。
1, ランドセル購入について・・二人の孫にお祝いに買わせられた自らの経験から出発し
ランドセルの効用、価格、実際に使用する際の配慮事項等を確認したうえで、次の提案をされた。
ランドセルの価格は、56425円が平均であるという。購入は各家庭の判断にゆだねているという答弁を得た後、「物価高騰の上に貧富の差が激しくなっている。1万円程度の入学用鞄を市で用意し、入学祝に届けるような措置を取られてはいかがか・・・」と提言された。答弁は、「困難な家庭には入学援助金等を入学以前に届けているので、特にそのようなことは考えていない…」という味もそっけもない答弁であった。

2, 水泳指導では、現状を確認した後「中川小学校プールは台風被害以降使用不能になり、
民間プールを使用しているという。修繕にはどのくらいかかるのか」「5700万円程度」とのやり取りの跡「これから各学校のプールの老朽化が進んでいる。一か所に集約してのプール施設建築をぜひ検討されることをお勧めしたい。」との提案があった。

 事前に現地を調査しての質問であることが明瞭である。一般質問を休むことなく重ねて来たことでの、質問の深さと重みを感じる質問であったと思う。

 なお質問に入る前の挨拶の中で、安倍前総理国葬問題を取り上げ、「もり・かけ・桜問題」「国際勝共連合との癒着では自民党員185人」「国葬反対5割以上」政策的には「原子力発電再稼働のみならず新規建設」「敵基地攻撃力」等、最近の岸田内閣は独裁色を強めてきていることを述べておられた。言われてみれば怖しいことである。
 聞いていて、昭和13年時点と同じような社会状況になってきていることを思いつつ傍聴させてもらったことをお伝えしておく。        kawakami


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米粉製品を売り出そう! [その他]

 傍聴記はまだ続きますが、ちょっと一息。会員からの提言が入っていますので、今日は短いのですが紹介します。

 こんにちは。会報送っていただき、ありがとうございます。

 さて、袖ヶ浦の知名度アップの件ですが、今小麦粉の輸入が困難になり、価格が高騰しています。
そこで袖ヶ浦では小麦粉の代わりに、米粉を使った製品を販売してはどうでしょうか?
米粉パンや米粉パスタ、米粉ラーメンや米粉唐揚げ、まだまだあります。
米粉ピザに米粉うどん等等、
 袖ヶ浦では個人米粉消費量日本一の街になりました・・・なんてアピール出来たら面白いかなぁと思います。また良いアイデアが浮かんだらご連絡させていただきます。
                           某会員からの提言


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袖ケ浦市議会一般質問 2 [議会ウオッチング]

 伊東章良議員は、御年52歳、経歴は会社員とある。人生で一番充実している年齢で、第二の人生創造に飛び込まれた。相当の決意があったものと推察する。
 議員になられて、積極的に「あきら通信」を出され市民・支持者への報告活動をつづけながら、一般質問では8回中5回の登壇をされている

 なぜこんなことを書いたのか。伊東議員の質問に、一般的な言葉とはちょっと違った、ぴかっと光る言葉が私の心を打ったからである。
 袖ケ浦のよいところ「海外に日本で一番近い街」
 1989年には世界で総額順位50社中32社 
 平成に入ってのデジタル革命で今はトヨタ1社・・半数がIT企業で占められている。

 まさにその通りで、なぜこのような言葉が出てきたのか。一般質問の内容に移ろう。
大綱2点
1 本市の魅力を創出する「ブランディング戦略」について
2 本市における「デジタル化推進」について

※ ブランディング戦略とは、「袖ケ浦市という街にはどんなブランドがあるのか、そのブランドに対し周りからどのようなイメージを持ってほしいのかを考え、そのイメージを醸成するための戦略を立てること」

 千葉県というと① 豊かな自然 ② 伝統芸能 文化継承 ③優れた都市機能 というブランドがあるというのは熊谷知事の言葉だけど、伊東議員は「海外に日本で一番近い街袖ケ浦」という。
そのためには、時間空間を飛び越えて世界中との交流ができるIT産業の時代の中核になるべきであると説く。木更津市にデーターセンター設置の打診があったように、袖ケ浦市でも積極的にICT企業(情報通信技術企業)の誘致運動をすべきではないのか・・と提言する

 さらに行政のデジタル化を進めて、ICTでの市民サービスができるように努めてはどうかと問題を提起する。

 数日前、私たちのブログに「日本沈没10の要因」というのを書いた。そのうち
「大企業の海外流出」「国力の成績指標低下」「教育費の無惨な状況」を指摘したが、デジタル革命について行けなかった要因3項目である

 北見市・千葉市等々の「ワンストップサービス」のことも書いた。伊東議員の指摘された行政のデジタル化と一致する。
 
 今まで登壇された伊東議員の議事録を読み直してみたいと思っている。
私毎で恐縮だが、1986年(今から36年前)わたしはUAE(アラブ首長国連邦)ドバイに居た。日本企業が外国に飛び出したころである。当時60社の企業戦士の奮闘を目の当たりにし、それが数年であの狭いところに250社となりバブル最盛期を迎える。1991年からそれが崩壊に向かう。
 崩壊の原因は、外的要因もさることながら、企業は外国に主要部分を移し、国内の研究機関から基礎研究が消え教育費は先進国11か国中10位という無様な政策が今日をもたらした。

 すべて国政とつながっている。伊東議員の視点の大きさと着眼の鋭さに驚きながら、一般質問を聞かせてもらった。   後半2年、一層の健闘を祈る。

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袖ケ浦市議会一般質問傍聴記 1 [議会ウオッチング]

 今日から動画を利用させていただいて、今議会の一般質問傍聴感想を記述していきたいと思う。
今議会で最初に取り上げようと思ったのは村田議員の登壇である。村田議員は市役所勤務40年を市民に訴え、当選された議員である。
 袖ケ浦市役所職員の中には、地方自治体の在り方に対する理念や、政策、更には職場の在り方等も含めて、夢と希望を持ち、ひたむきに勤めていらっしゃる職員を、私は少なからず知っている。
村田議員は、行政各分野における実務に詳しい方であるはずだ。そういう夢と希望を抱いて職務に着いた職員を激励し、問題点を改善する先頭に立ってくださるであろうことを期待していた。

 2019年10月補欠選挙で当選、次いで2020年10月の選挙で当選されている。この間議会は補欠選挙後4回、今季議会は8回開催されている。しかし、このうち補欠選挙後の9月議会と今回の2回目の登壇である。12回中2回の登壇では、その活動が見えないままであったから、今回の登壇の機会を逃がすわけにはいかない。期待を持って傍聴させていただいた。

質問大綱は4点
1 職員を対象とする研修について
2 防災にかかる職員の資機材取扱訓練について
3 社会的弱者への対応について
4 庁舎増築にかかるAEDの設置について

 一般質問を聞いていると、まだ慣れていらっしゃらない議員の方には、得てして質問に対する回答があって、それに自分の意見を少々付け足して終了する形の質疑答弁がある。
これを「Q&A」方式という。私は村田議員の質疑を聞いて、3点感じたことを記しておく。

1 一番良かった点は「社会的弱者への対応につて」の質問で、生々しい具体例が提起され「決して多い数ではないので、大変かもしれないが、そのような状況にある実態を正確につかんでほしいと」迫った点であった。惜しいことには、訴えてきた人に対しどう対応されたのかが欲しかった。

2 例えば研修について、その種類や実態を聞くことは、議員でなくても電話で聞くと、親切に教えてもらえる。このような質問を「Q&A」方式という。職員の中に入り込んで本当に役に立ったのか、つまらなかったのか、形式的だったのか具体的につかんで追及できるのは、40年間のつながりがどっさりいらっしゃる村田議員でなければできない。「立ち位置」を、明確にしていただきたと願う。
 それを聞きたい。

3 12回の議会のうち、2回のみの登壇では、議員の役を果たしていることにはならない。
 後半2年間の奮闘を心から期待したい。

                        kawakami

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