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袖ヶ浦市議会一般質問 6 [議会ウオッチング]

 篠崎典之議員の舌鋒は鋭い。調査を尽くし、理論的組み立ての上での一般質問なので、答弁も大変であろうと推察する。篠崎議員は勿論今期一般質問は一度も休んではいない。7期目の議会最長老である。
 
 今回は大綱2点である。
1 一般家庭からの廃棄物処理事業等について
 笹生猛議員はアンケートと市民との意見交換内容を軸に討論を展開された。
篠崎議員はシャフト炉式ガス化溶融炉 477t/日(159t/日X3炉)を使用する第2期君津地域広域廃棄物処理事業そのものについて、鋭い質問を投げかけた。主要内容を列記する。

① 第2期の君津地区広域廃棄物処理事業では第1期の時にあった、国からの補助金(1日
100トン以下であれば補助金は出さない)という条項は、平成16年からなくなったこと。
現在は100トン以下でも補助金は出るようになったことを明らかにした。

② この時点で、自治体独自に設立する検討なされなかったことを明らかにしたこと

③ 現在計画されている立地個所は富津市の海岸線にある、地震津波の場合の対策はとれて
いるのか・・・1mのかさ上げをおこなっていること…との回答。それでよいのかな?

④ シャフト炉式溶鉱炉1日477tの処理を燃やし続けなければならない。このゴミの量が各自治体の努力で減量して行ったら3炉が2炉になるようなことは予想されているのか。
減量したら、燃焼単価が上がることになるのではないか・・減量とは矛盾する現実であることを指摘・・規模縮小の検討を迫る。

⑤ 袖ケ浦市の家庭ごみの排出量を確認。分別でもプラスティックゴミを分別することでそ
れだけでも23%の原料になる。すぐ実施すべきではないのか・・処理に3倍近い手数がかかるというが、木更津市や、南房総市ではすでに始めている。先進事例を学ぶだけではなく
積極的に取り組んでほしいこと。

⑥ のぞみ野地区では、自治会員のボランティア活動で高齢者のためのごみ運送を手伝っている。市民は分別には協力する意志があることは明確だ。ゴミ袋3倍もの値上げなど即刻やめて、分別を進めることでゴミ減量を進める方向で取り組んでほしい。
 
◆ 回答については、「検討する」と「取りやめる意思はない」の二つのみであった。

2 故・安倍元首相の国葬への対応について
 憲法に違反し、国民の反対が賛成を上回った「安倍元首相の国葬」に対し、市長としてどのような対応を取ろうとしているのか。国や県からの指示があっても、自治体として毅然とした姿勢で対峙していただきたいという趣旨の、質問というより要望意見を交えた発言であった。
 市長答弁は例によって「国や県からは今のところ通知や指示は何も来ていない。今後の近隣市の動きなども含めて検討したい」という姿勢であった。

 上からの指示を待ち、ご自分で判断することをしない市長さん・・というイメージが市民の間に固まりつつあることをご存じなのであろうか・・・というのは私の率直な感想である。
 毎回時間ぎりぎりまで追及の手をゆるめない。今回も手が痛くなるほどの拍手を贈る

                             kawakami





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