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袖ヶ浦市議会一般質問 3 [議会ウオッチング]

  今日は湯浅榮議員の一般質問を聞く。
 湯浅議員は、補選当選に引き続く本選挙での当選で得た、12回の一般質問の機会を一度も休むことなく、すべて登壇され、公約で強調された県道安全を実現すべく、奮闘されてきていることにまず拍手を贈る。

 今回注目したのは、大綱1点に絞っての質問内容である。
1 市立幼稚園・小中学校の幼児・児童・生徒の実態について
というのが大綱で提示された事項である。珍しい項目の建て方であったことに興味がわいた。具体的質問内容は下記の事項であった

① 私立幼稚園、小中学校における制服についての実態・購入方法・
② 入学時のランドセルについて
③ 小中学校における水泳指導の実態
④ 情報端末の利用実態と留意事項について

この中で特に私がひきつけられたことが2点ある。
1, ランドセル購入について・・二人の孫にお祝いに買わせられた自らの経験から出発し
ランドセルの効用、価格、実際に使用する際の配慮事項等を確認したうえで、次の提案をされた。
ランドセルの価格は、56425円が平均であるという。購入は各家庭の判断にゆだねているという答弁を得た後、「物価高騰の上に貧富の差が激しくなっている。1万円程度の入学用鞄を市で用意し、入学祝に届けるような措置を取られてはいかがか・・・」と提言された。答弁は、「困難な家庭には入学援助金等を入学以前に届けているので、特にそのようなことは考えていない…」という味もそっけもない答弁であった。

2, 水泳指導では、現状を確認した後「中川小学校プールは台風被害以降使用不能になり、
民間プールを使用しているという。修繕にはどのくらいかかるのか」「5700万円程度」とのやり取りの跡「これから各学校のプールの老朽化が進んでいる。一か所に集約してのプール施設建築をぜひ検討されることをお勧めしたい。」との提案があった。

 事前に現地を調査しての質問であることが明瞭である。一般質問を休むことなく重ねて来たことでの、質問の深さと重みを感じる質問であったと思う。

 なお質問に入る前の挨拶の中で、安倍前総理国葬問題を取り上げ、「もり・かけ・桜問題」「国際勝共連合との癒着では自民党員185人」「国葬反対5割以上」政策的には「原子力発電再稼働のみならず新規建設」「敵基地攻撃力」等、最近の岸田内閣は独裁色を強めてきていることを述べておられた。言われてみれば怖しいことである。
 聞いていて、昭和13年時点と同じような社会状況になってきていることを思いつつ傍聴させてもらったことをお伝えしておく。        kawakami


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