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袖ケ浦市議会一般質問 2 [議会ウオッチング]

 伊東章良議員は、御年52歳、経歴は会社員とある。人生で一番充実している年齢で、第二の人生創造に飛び込まれた。相当の決意があったものと推察する。
 議員になられて、積極的に「あきら通信」を出され市民・支持者への報告活動をつづけながら、一般質問では8回中5回の登壇をされている

 なぜこんなことを書いたのか。伊東議員の質問に、一般的な言葉とはちょっと違った、ぴかっと光る言葉が私の心を打ったからである。
 袖ケ浦のよいところ「海外に日本で一番近い街」
 1989年には世界で総額順位50社中32社 
 平成に入ってのデジタル革命で今はトヨタ1社・・半数がIT企業で占められている。

 まさにその通りで、なぜこのような言葉が出てきたのか。一般質問の内容に移ろう。
大綱2点
1 本市の魅力を創出する「ブランディング戦略」について
2 本市における「デジタル化推進」について

※ ブランディング戦略とは、「袖ケ浦市という街にはどんなブランドがあるのか、そのブランドに対し周りからどのようなイメージを持ってほしいのかを考え、そのイメージを醸成するための戦略を立てること」

 千葉県というと① 豊かな自然 ② 伝統芸能 文化継承 ③優れた都市機能 というブランドがあるというのは熊谷知事の言葉だけど、伊東議員は「海外に日本で一番近い街袖ケ浦」という。
そのためには、時間空間を飛び越えて世界中との交流ができるIT産業の時代の中核になるべきであると説く。木更津市にデーターセンター設置の打診があったように、袖ケ浦市でも積極的にICT企業(情報通信技術企業)の誘致運動をすべきではないのか・・と提言する

 さらに行政のデジタル化を進めて、ICTでの市民サービスができるように努めてはどうかと問題を提起する。

 数日前、私たちのブログに「日本沈没10の要因」というのを書いた。そのうち
「大企業の海外流出」「国力の成績指標低下」「教育費の無惨な状況」を指摘したが、デジタル革命について行けなかった要因3項目である

 北見市・千葉市等々の「ワンストップサービス」のことも書いた。伊東議員の指摘された行政のデジタル化と一致する。
 
 今まで登壇された伊東議員の議事録を読み直してみたいと思っている。
私毎で恐縮だが、1986年(今から36年前)わたしはUAE(アラブ首長国連邦)ドバイに居た。日本企業が外国に飛び出したころである。当時60社の企業戦士の奮闘を目の当たりにし、それが数年であの狭いところに250社となりバブル最盛期を迎える。1991年からそれが崩壊に向かう。
 崩壊の原因は、外的要因もさることながら、企業は外国に主要部分を移し、国内の研究機関から基礎研究が消え教育費は先進国11か国中10位という無様な政策が今日をもたらした。

 すべて国政とつながっている。伊東議員の視点の大きさと着眼の鋭さに驚きながら、一般質問を聞かせてもらった。   後半2年、一層の健闘を祈る。

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