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9月6日の「廃棄物減量等推進審議会」無効決定 [ごみ処理施設]

  ◆ 浜団の翁さんからの投稿
 となみ議員の一般質問で9月6日に行われた「廃棄物減量等推進審議会」で配布されたの資料の中に「議会の意見」というのがあり、あたかも議会の総意であるがごとく、意見が述べられていたことに対し、議員内で「とんでもないことである」として、議長名での抗議文を市長あて提出。9月6日に行われた審議会は無効であることが決定したという。
 改めて下記日程で行うとのことである。あきれた話である。(クリックすると大きくなります)

廃棄物減量等推進委員会.PNG


 ◆ このことについて、笹生猛議員のブログには、詳細に経過報告と、あるべき姿についてのご意見がのべられてある。ご本人の了解を得たので、明日のブログに掲載させていただく。
                        kawakami
                            


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ゴミ問題・政策研事務局の発言 [ごみ処理施設]

投稿者 政策研事務局 

 戦後すぐに生まれた私が、ゴミの観点で過去を振り返って見ると、随分とゴミは世相を反映していたと今更ながらに気が付く。
 もの心ついた当時、ゴミ箱は木製であり、ほとんどが生ごみでした。ですので夏はハエの天国でゴミ箱開けると臭い。当時はもちろんプラスチックはなく魚は新聞紙にくるくると撒いて持ち帰る。
肉は薄い杉皮に敷かれて売られている、豆腐は鍋を持参で買いに行く。酒・醤油は空き瓶持参で計り売りで買うのでゴミがほとんどでない。
肉や魚の汁で汚れた新聞もキョウギと呼ばれる薄い杉皮も自然素材であり、生ごみと一緒に畑に処分しても環境問題にならず自然に有機肥料となっていた。

 時代が変わって現代はどうか?
昨日、袖ケ浦駅北側のスーパーせんどうに餃子の皮とか、ひき肉とかもろもろを買いに行ったが、商品はすべてプラスチックの容器に入っていてラップフイルムでくるんであります。これは便利で清潔ですがこれこそが現代のゴミ問題の根源のひとつです。

 並べた時点でその日の内にゴミになる資源のプラスチックごみが一緒に買われ、そして捨てられる。
もしも肉や魚の入れ物持参で個数や計り売りで買えば、可燃ゴミの大半を占めるプラごみは相当減ります。主婦の店、AEON、尾張屋さんなどが実施している回収ー>資源化でも大きな効果が期待できます。

 リサイクル資源化・再利用がごみ問題の根本であることを直感で感じる
 このプラごみや廃油回収問題は市が市民(自治会)への協力な宣伝次第と回収の体制が不十分であることと、ゴミステーションの場所が狭く分別回収しにくいところも多く困難な面が確かにあります。
ですが、回収のプラスチック箱を場所に合わせて小型の箱を用意とか工夫すれば、生ごみとかと一緒に資源ごみのプラごみが一緒に可燃ごみになる割合は確実に減ると考えますがいかがなものでしょう。

 これは食品のみならずホームセンターなどで売られるすべての日用品にも言える事実で、総じて過剰な包装。 作る時、売るとき、使って捨てるとき
この3つの段階で如何にゴミ自体が発生しないような社会の仕組みにするかが肝心と見えます。

 そして生ごみ、これは大きなバケツを逆さにしたものを購入に補助金がでることの公報があった記憶があるが、9月6日の廃棄物減量等推進審議会を傍聴した際に環境管理課廃棄物班の方が段ボールコンポストなるものがあることを話していました。
 なるほど段ボール箱で生ごみから有機肥料できるとなればお金かからずゴミ減量に繋がると期待してクリーンセンターに行った際、ついでに段ボールコンポストの作り方、種菌など聞いたら説明者自身はまだ導入していないとの話。
 集合住宅住まいは難しいかも知れませんが個別住宅住まいの市職員の多くはこれを実際に導入し問題点や利点、導入拡大のノウハウを収集すべきではないか?
 市長は当然みずから進んで導入実験しているのだろうと思うがどうでしょう?
市職員では長のつく方々、環境管理課やクリーンセンター職員など、、、

 そしてまず自分自身も進んで実施せずにあれこれ言えませんので試してみて市に報告しようと決心しました。

◇◇◇◇ 段ボールコンポストの作り方・使用法 ◇◇◇◇
 クリーンセンターで聞いた作り方と使用法は概ね以下の感じ
①スーパーなどから丈夫目のミカン箱ぐらいの段ボール箱をもらってくる
②底が弱くなるので2枚ほど底板用段ボールを敷いて強化
③角をガムテープや上部な紙でテーピングで補強を推奨
④スーパーやホームセンターで売っている腐植土を入れる、これが一番安い方法
 クリーンセンターでもらった添付ファイルのようにEM菌とか専用のものも色々売られているが、安  
 価な腐植土で大丈夫なようです。
⑤野菜くずなど徐々に入れる、土を握って固まる、ちょっとぱらっとする程度の水分が良い水分量
⑥ハエや虫が入と嫌なので上から布などでカバー(空気は入るが虫は入らないよう)
⑦発酵し始めるとほかほかと温かくなる、これが良い状態
⑧雨のかからないところ、発酵が正常なら玄関でも良いとのこと
   ということでまずは読者の皆さんもお試しを!!

□□□□□□□ 話も少し戻します □□□□□□
 このところ廃棄物減量等推進審議会での話題はゴミ袋の値上げを進めたいという話が中心です。
で過去の審議会記事を徐々に読んでいますが、他の地域との比較資料が出されたりして値上げ当然の雰囲気で市民代表は突然の委員になっている方が多く意見を言いたくても話の流れについていくだけの感じ・・・また、分別の資料もありますが、実際にそれを袖ケ浦のゴミ分別に適応させようという実践は
ないようでお話してお終いの印象があります。

 作る時、売るとき、使って捨てるとき
この3つの段階で如何にゴミ自体が発生しないような社会の仕組みにするかが肝心。
この3つをさておいて値上げ主体論議はおかしい。

 そもそもゴミは収集から始まって最終埋め立てにかかるまでの費用が費用問題の対象であって、他の市との比較で安いから、、長期間値上げしていないから値上げすべき との論調はおかしい
 最終処分の一歩前の新日鉄の溶鉱炉型の4市の広域焼却炉に支払う費用のことも忘れてはいけません
4市のみならず太平洋の街からゴミが富津港まで運送されるのだと言う
 CO2削減、ゼロCO2が求められる時代に市長はなにを考えているのだろうか?






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切実なごみ収集市民の声 [ごみ処理施設]

  昨日の提言に早速同感の手紙が届き、さらに話題が発展します。こういう現実の生の声に、行政は耳を傾けてほしいものです。議員に聞いたのがほんの一部分の議員だけだった・・・という事実も明らかになりました。あきれたゴミ値上げ強制行政です。
                             kawakami

◆ Aさん
 これは良い話を聞きました。公共サービスが基本なのですから高齢者や障碍者への配慮が必要ですね。色々調べていたら、部屋の中に小型冷蔵庫のようにおける生ごみ処理機なるものが市販されています。生ごみが重いのでこれを高齢者世帯を普及させる手もありますね?

 段ボール箱に大きなビニール袋いれEM菌で生ごみを腐葉土にできるものを市役所が実験中です。雨かからない玄関においても臭くありません(自分がクリーンセンターで見てきました)蓋つきのバケツなら雨心配ないので庭において犬や猫、カラスにいたずらされないようにすれば大丈夫。きれいな腐葉土ができます。
今週、自分の家で実験始めるつもり

 粗大ごみはクリーンセンターに持ち込みが基本で、持ち込みできない人は事前に連絡し割り増し料金支払って自宅前回収という仕組みが現在ありますがクリーンセンター持ち込みは結構手間、持ち込み時間9:30-11:30、午後は13:30から14:00だったと思います。普通の車には少ししか詰めないので何度も往復し1日で終わらないこともあります。
ゴミステーション取集からクリーンセンター持ち込みに変わっても粗大ゴミ減ることはやっぱりないと実感、おまけにコロナ緊急事態宣言だから持ってこないでと言われました。
ワクチン完了者は持ち込みOKにして欲しいと市長への手紙に書きたい。

◆ Bさん
 当家では乾燥型の生ごみ処理機を使っています。生ごみの減量にはなりますが、最終的にはゴミ袋に入れて出すことになります。
 生ごみ処理機で処理出来ない生ごみの方が多いような気がします。今使っている生ごみ処理機の前に使っていたのがバイオ式で、生ごみを入れて肥料を作るタイプのでしたが10年以上使って壊れました。パナソニック製でしたが今はそのタイプは発売されていないようです。
 ゴミ出しは現況では週3回ですが、高齢者や障碍者の場合、週に一回でも良いから自宅で回収(当然として無料でなければなりません)してくれるように出来たら大分助かるのではないでしょうか?都会と違い、二回分位は自宅のどこかに保管できるとおもうのですが。









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切実なごみ回収問題 [ごみ処理施設]

 一市民からの切実な声をお届けします。  kawakami 

◆ ゴミ問題で一言。
 ご存じのように私の住んでいるところは急坂で、ゴミステーションは坂を下りて3-40M行った先にあります。生ごみや粗大ごみを出すときは「行きはよいよい、帰りは・・」です。今のところはゴミ出しに問題ありませんがいずれはゴミ出しにも困る日が来ると思っています。

 大阪のどこかの市では、ゴミを門口に出しておけば粗大ごみも含めて収集してくれるらしいです、真意は確認していませんが。
 そこで、ゴミ出し弱者には門口に置いておけば持って行ってくれるような特例が必要だと思います。例えば、そのような家庭には特別な標識を置くなど・・。

ゴミ出し弱者をなんとかしないといずれ高齢者の家は「ゴミ屋敷化」だと思います


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ゴミチラシと気候変動チラシ [ごみ処理施設]

政策研発行のゴミ問題のチラシを読んだ方から電話があり次のような
感想を寄せてくれました。
「全く同感です。値上げや収集日を少なくしてもゴミは減らない、
市は何を考えているのか、市民の負担を増やすだけだ、市は市民のためになることを
して欲しい。
少しだけどチラシにあった銀行口座にカンパをします。

チラシを添付します(クリックすると大きくなります)

ゴミチラシ1.PNG


ゴミチラシ裏面.PNG

                           政策研




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家庭ごみを本気で考える 2 [ごみ処理施設]

 昨日の続きの投稿です。  kawakami


 ゴミの問題は、分別の高度化とリサイクル、そもそもゴミが出る製造・消費方法が問題。
自分が子供のときは酒や醤油は空き瓶を持っていって量り売りで買ってきたのでゴミが出なかった。
いまはペットボトル売り。
 だからボトル代金を払い、かつごみ処理処理費用が掛かって、さらに環境破壊・気候破壊が起きて
いる。

 買い物に行って1円2円足らなくても、今度払ってくれれば良いと、負けてくれることもあったが今はネットワークされたレジ会計で中央の大企業にお金が集まる仕組みのために、おまけや次回払いは不可能

ということは停電したら
1.スーパーの生鮮食料品はゴミになり
2.市民はスーパーの中の食品が、ゴミになる様を見つつ飢える

 酒屋も市民会館前に一軒のみ袖ケ浦に残っている。千葉県の伝統・醤油製造店は佐貫とどこかに2つのみ。

 味噌も、大会社の味噌は熱処理しているので、風味は変化しないのは長所ですが、生きてない味噌だし、遺伝子操作大豆から大豆油絞ったかすの大豆板が原料。

 納豆も米国・カナダからの遺伝子操作されてないと書かれているが信用できない。
これら流通と製法の変化がゴミ社会の根幹ですね。

★ 一般市民は新井(産廃施設)が問題と言われても、毎日ゴミでるから、そのゴミをどうするの?
という疑問もあり真剣になれない
 気候変動でCO2増加が問題、化石燃料が問題といわれても、じゃ電気いらないの?
 という反応と同じ

 ゴミ削減が大幅にできる、製造・流通・消費ー>リサイクルに・・・このことを真剣に考えない政治家こそがゴミであることに気づけば良いのです。


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家庭ごみを本気で考える 1 [ごみ処理施設]

 溶鉱炉でかたっぱしに何でもかんでも燃やしてしまえばよいのでしょうか?
たまに本気で考えてみませんか。今日と明日、そのきっかけになれば幸いです。kawakami

以下、市民からの投稿

 信じがたいデータですが
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/regional-regeneration/garbage-discharge-map/#9/140.1828/35.3364/0,1,119,255
で各市の上をクリックすると市ごと市民の日平均ゴミ排出量が表示します。

 千葉県は33番目に多い、意外にも農村的市の排出量が多い、これは農漁業廃棄物のためだろうか?としたらたい肥化やメタン発酵でガス利用などを考えるべき

 一方、https://newsphere.jp/signpost/20200918-1/
徳島県上勝町の高度分別、リサイクル率80%も凄い話でこうなれば新日鉄との癒着と言える高炉型ゴミ焼却施設は不要で小さな焼却施設で十分ですね

 私が就職するまでの故郷のゴミと言えば生ごみと紙屑、ビニール袋や広告のカラー版は保存対象でした。  

 下の写真は
はてなマークの宿泊施設に1日過ごし分別を体験して日ごろの生活を反省する。

ゴミ処理施設.PNG


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広域廃棄物処理ってなんなの? 3 [ごみ処理施設]

 では徳島県上勝町の例を見てみましょう。

ゼロ宣言ゴミ処理施設.PNG

はてな?マークの施設を作って町民いや世界市民に生活のあり方を問う上勝町のゴミ分別センター

右の丸い建物はホテル
今までの生活を考え直す

WHY do you buy it?
WHY do you throw it away?
なぜそれを買うのか?
なぜそれを捨てるのか?
私たち消費者は問いかけられます
WHY do you produce it?
WHY do you sell it?
なぜそれを作るのか ?
なぜそれを売るのか?
私たち生産者は問いかけられます

上勝町ゼロ・ウェイストセンターでは、WHYという疑問符を持って生産者と消費者が日々のごみから学び合い、ごみのない社会を目指します。

徳島市内から、車で約1 時間。
大部分が標高700m 以上の山地に覆われ、
急な斜面に棚田や段々畑の風景を残す
徳島県上勝町人口約1500 人徳島県上勝町。
2003 年に自治体として日本で初めての
『ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言』を行いました。
上勝町のごみをゼロにする=ごみをどう処理するかではなく、
ごみ自体を出さない社会を目指し、上勝町ではごみ収集を行わず、
生ごみなどはコンポストを利用し、各家庭で堆肥化。
瓶や缶などのさまざまな「資源」を住民各自が
『ごみステーション』に持ち寄って45 種類以上に分別、
『ゼロ・ウェイスト宣言』から17 年経過した現在、リサイクル率80%を超えています。

ゴミ分別 1.PNG
 
 町民はゼロ・ウェイストセンターで自ら分別します。現在のごみ分別は 13 種類 45 分別。細かく分別することで焼却・埋め立てごみから資源を救い、処理費用も大幅に抑えることができます。

ゴミ分別.PNG

出てしまったゴミを徹底的に分別してリサイクル、生ごみは発酵させ、たい肥にというゴミ削減はもちろん大事です。 そこで、そもそもゴミを発生させないという運動も併せて大事です。https://ideasforgood.jp/zerowaste-matome/ によれば
◆サンフランシスコ国際空港は、2021年までに世界初のゼロ・ウェイスト空港になるという目標を持っており、食事の持ち帰り用容器、調味料パック、ストロー、食器等の使い捨て製品をすでに禁止している。環境規制に対応するサプライヤーもおり、リサイクルや堆肥化によって埋め立て・焼却処分されるゴミの量を90%~ 削減する予定だ。

 このようにさまざまなアイデアや試みに挑戦することは根本的に私達の生活や社会の仕組みを見直すことになり、
(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業で広域化して(株)上総安房クリーンシステム のシャフト炉なる溶鉱炉820億6千万円という高額で過大な能力の設備は不要であると同時にCO2発生源を減らすことにもつながります。
下の表を見てください、特に議員の皆さんは良く勉強して議会に臨んで欲しいと思うところです。
惰性で生きているとNHKのチコチャンに叱られます。(クリックして大きくしてみてください)

議決.PNG
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第2期君津地域広域廃棄物処理事業 5 [ごみ処理施設]

● おかしいことその4
 圧迫感がないと言うもっともらしい理由をつけて59m煙突が計画されています。 現状の木更津市神港17-2にある かずさクリーンシステムの煙突を見て見ましょう
まるであるかないか分からないほど低い煙突です。では、この弊害がなかったかどうかを木更津市の
煤塵情報から見てみましょう(以下の写真はすべてクリックすると大きくなります)

11日ごみ.PNG

 環境省のそらまめ君 データ http://soramame.taiki.go.jp/DataList.php?MstCode=12206010
環境測定局と日鉄工場かずさクリーンシステムの位置関係は測定局から見て南東、袖ケ浦・市原工場地帯は北東
 どの風向の時に浮遊粉塵値に高い値がでるかで影響を判断できるとすると、2020.10.1に北東の風の際に浮遊粉塵0.042を記録、風速は0.6m/s、東南の風では顕著な有意性は数日データでは短期的に見られず、袖ケ浦・市原市の工場地帯からの風の際に大きな影響がありました、過去の調査で木更津市測定点では中央測定局が高い値があると認識しています。

 しかし富津火力の隣、富津市新富21-3 に建設されると市街地まで1.4kmしかなく、59m煙突からの煙は北西の風の際に青堀の住宅地に影響するものと思います。


11日ゴミ2.PNG

● おかしいことその5
 実におかしいと思うことがあります。7つの市と1つの町から持ち込まれるごみの種類は燃やせるごみ、粗大3品目、不燃残渣、し渣・脱水汚泥等を受け入れます。※粗大3品目とは畳、ベットマットレス、布団
 つまり、7つの市と1つの町から持ち込まれる不燃残差以外、金属類はほとんど含まないから、以下のように日本製鉄からの産業廃棄物が主な鉄分ということになります。

▲ 事業所のごみの受け入れについて
 単なる経費削減に向け、現事業でも受け入れている「事業所のごみ」の受け入れを検討します。
    (日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区から排出)
 ・ ごみの種類・・市民の皆様から排出されるごみと同質のごみ(梱包用木くず、紙くず、プラスチックオフィスゴミ等)
 ・ ごみの量・・約2520t/年(産業廃棄物 1800t/年 一般廃棄物 720t/年)

 つまり、この計画には日本製鉄君津工場の産業廃棄物処理に貢献する仕組みが隠れているということです。

11日ごみ3.PNG

▲ 災害時の対応
・ 災害に強い対策を施した強靭な施設とします。
・ 災害時は自動システムにより安全停止します
・ 幅広いゴミを処理できるシャフト炉で災害ごみの処理を迅速に進めます。

ごみ4.PNG

ゴミ5.PNG

市民からは日ごろは普通の燃えるゴミと布団やマットレス、畳のみ受け入れ、日本製鉄からは産業廃棄物と一般ごみを受け入れる、そして災害時には本来の力量を発揮して市役所を通じて被災ゴミが処理されるという訳です。

皆様、この計画の仕組みがご理解いただけたでしょうか? 結論を言いますと

1. ゴミ減容化と安定化でリサイクルできるスラグや金属になることは良いこと
2. でもこのシャフト炉という溶鉱炉でなくても減容化とスラグと金属にすることはできる
3. 沢山のゴミトラックで遠距離運搬は無駄であり、現状の焼却炉で不燃残差になったものだけ受け入れてスラグと金属に分離してもらうのが得策

と言うことです。これが奈良輪としての説明書を見ての意見です。

以上
参考URL
https://www.city.kisarazu.lg.jp/shisei/keikaku/keikau/1004396.html
https://www.city.kisarazu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/396/setumeikaisiryou.pdf
• 事業説明動画(外部リンク)
• 事業説明会資料 (PDF 2.3MB)
• 意見の申出に対する回答について (PDF 839.3KB)
• 説明会における質疑回答 (PDF 499.1KB)
問合せ先木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会事務局木更津市環境部まち美化推進課廃棄物処理事業準備係TEL0438-36-1136

 (この寄稿を終了します。もう一度最初から読み直してみましょう。)











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第2期君津地域広域廃棄物処理事業 4 [ごみ処理施設]

 ●おかしいことその3
 水銀蒸気が低い59m煙突から出ていきます。 毒性金属の水銀には水銀条約という国際的な取り決めがあり、日本には外国に比べ緩やかな規制があります。

 1992年の電池業界の水銀ゼロ化運動で普通の電池には水銀を使わなくなりました。ごく少量のボタン電池で使われるのみです。蛍光灯にはまだ水銀が使用されていますが分別収集で今回のゴミ焼却炉には極少量混ざってくる程度でしょう。でも排気ガスの仕様を見ると、いくつかの疑問があります。

水銀濃度.PNG

 水銀は公害防止基準通りの値が本施設基準であり、本来自主規制値で厳しく管理すべきですが甘い姿勢。こんなに多くの水銀はそもそもどこから来るのでしょうか?

 石灰石は大昔のサンゴ礁です、サンゴは自然界の水銀を取り込みつつ石灰石をつくって積み重なっていきます、その石灰石を高温でゴミと一緒に焼いてしまうことで排ガスに水銀が出てくるという理屈です。
 その証拠に石灰石を使ってセメントを作るために日本ではセメント業界に特別に緩い規制が用意されています。

★ セメントクリンカー製造施設に対する水銀の排出基準値は、新規施設で50μg/Nm3、既存施設で80μg/Nm3と設定されました(既存施設については、石灰石中の水銀含有量が0.05mg/kg以上である場合、140μg/Nm3が適用できることが別途規定されております)。セメント協会が実施した調査結果によると、我が国における石灰石中の水銀含有量は、算術平均で0.044mg/kg

 水銀はコークスを製造する段階で利用する石炭自体から水銀が発生してしまうことから石炭の選択とコークス炉や高炉ガスからの水銀除去技術の改善を待ちたいが本焼却炉については排ガスをバグフィルター+活性炭で吸収しきれないものについては、スクラバー+液体キレートで補足することを考えて欲しい。 そうすれば副次効果として塩素、硫黄酸化物などの値を下がることが期待できます。
https://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/gijutsu/kankyo/toke/chosa/sokute/documents/h28chuo.pdf

東京二十三区清掃一部事務組合 中央清掃工場H28年度環境測定結果

水銀.PNG

窒素酸化物は本計画より超過しているものの硫黄酸化物や塩化水素については不検出となっており、もっと厳しい自主規制基準を定めるべきと思う根拠です。  (明日に続く)
 
                         


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(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業 3 [ごみ処理施設]

 ●おかしいことその2
 新しい事業者排出ゴミは日本製鉄(株) )東日本製鉄所君津地区からのものだけ受け入れると言う不思議?
説明書には市民の出すものと同じ(梱包用木くず、紙くず、プラスチック、オフィスごみ等)とある。 そんな馬鹿なと思う
シャフト炉と呼ばれる製鉄の高炉の仕組みのこの溶鉱炉が溶鉱炉であるためにはコークスに酸素吹きして高温化し溶けた石灰で燃焼灰を絡め取る。 そして金属をも溶かして出すには石灰石同様に一定量の鉄分の供給が必要となると推測する。
そのために日本製鉄(株)からのゴミだけ受け入れる必要があるのではないか?と疑うが正解だろうか?
説明書には市民ゴミと同じ紙や木材ゴミと書いてあるが実態を市民が実態を知る由もない

ゴミ処理施設20.10.9.PNG

そもそも家庭から出る可燃性ゴミは缶詰缶、アルミ缶などが混ざることがあっても大きな金属片はほとんどないにも関わらず、なぜ溶鉱炉なのか、東京都や神奈川県などの例を追って記述するとして
1800℃という温度はどんな温度であろうか

ゴミ処理施設20.10.9の2.PNG

セレン、カドミウム、タリウム、鉛など身近な毒性金属が1800℃という高温では沸騰、蒸気になって炉から出ていきます。

この表から多くの金属が蒸気となって燃焼炉から出て行くことが分かります。

問題は水銀です。水銀はー39℃以上で液体、しかも常温でも蒸気になる国際的に規制されている厄介な毒物です。
 その水銀に関しては下記に述べます。  (続く)



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(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業 2 [ごみ処理施設]

(昨日に続く) 

◆ はじめに
 そもそもゴミ問題は発電の再生エネルギー化と同じで
①ゴミそのものを発生させないこと。
②生分解とすることで焼却をしないこと。
③再生利用・循環利用で減容化すること。
④生活に使うものを企画化しリサイクルすること。
⑤やむを得ず焼却する場合は低公害、減容、安定化物質にすること が大切である。 
 このことを基準に第2期君津地域広域廃棄物処理事業を評価してみたい

● おかしいことその1
上記のように450T/日から486T/日に増えるということですから鋸南町、南房総市、館山市、鴨川市のゴミは合計36T/日ととても少ないということです。 
 鴨川などからゴミトラックが富津岬まで山を越えてくる。なんと非効率なことでしょうか?
ゴミなんてかさばって半分空気を運ぶようなもの、トラック輸送で問題のCO2がいっぱい出ます。  このような話にはきっと裏があるのが日本社会の仕組み

 説明書にはPFI方式のBOO方式と図が書かれています。
▲ PFI事業とは?・公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う事業です。 施設所有も民間に委託するBOO方式(Build:建設Own:所有Operate:運営)を採用しています。良く分かりません、詳しい人に聞くと要するに本来公共事業ですから市が設備建設、運用するものを民間企業に丸投げして施設も民間企業の所有

 つまり市職員は運転技術など知らないで良い、会計も民間会社が作ったものを『はいご苦労さん』と言って受け取るだけ ということです。 ハイハイと民間企業の言いなりになります。 利益も隠され、市民がおかしいと思って内部資料を請求したら、民間企業ですから企業秘密として真っ黒に墨が塗られた文書が出てきたり、非公開だったりするでしょう
 そして出資比率を見れば製鉄会社の日本製鉄の子会社が49%を保有、技術や周辺情報を握っていますから袖ケ浦、木更津、君津、富津市鋸南町、南房総市、館山市、鴨川市の職員の知識レベルが時間と共に低下して文句を言っても通用しなくなっていくでしょう。 

 このPFI手法は麻生副総理が以前からアメリカに日本の公共事業を民営化しますと言っていた内容に即した話で、国の広域化・民営化の意思を受け、県も働いている臭い匂いがプンプンします。
(クリックすると大きくなります)

ゴミ処理施設20.10.8.PNG

                             (明日に続く)






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(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業 1 [ごみ処理施設]

 パソコンが故障して1日休んでしまいました。そこに、ペンネーム「奈良輪」さんから重たい投稿が届いたのです。溶鉱炉など重機に詳しい方の様で、すごく勉強になります。今日から数回に分けて掲載いたします。議員さんにも読んでいただいて、12月の新しい議会では、フリーパス議会などと言われないよう奮起していただきたいものだと思います。        kawakami

(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業 説明会資料 を読んで
奈良輪

久しぶりに投稿します。 恥ずかしながら袖ケ浦のゴミは袖ケ浦市のクリーンセンターで燃やされているものと思っていました。

 ひょんなことから(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業の 説明会資料 を見てびっくり、なんと木更津港に18年も前に建設された (株)かずさクリーンシステム と言う焼却工場で袖ケ浦、木更津、君津、富津市の4市のゴミが焼却されていることを知りました。この現在の事業を『君津地域広域廃棄物処理事業』と言うそうです。

 木更津市にあるこの焼却所は7年後の令和9年3月までという使用期限のあるということで以降はどこかに移動する約束があり、富津に移動する計画中とのことです。
そのタイミングでなんとびっくりすることに、鋸南町、南房総市、館山市、鴨川市を含め7市1町をも含めて広域化する計画で、すでに環境影響評価の仕組みの配慮書説明会が7月に終わっていました。

 今度の事業の名前が(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業で広域化して事業主体が(株)上総安房クリーンシステム とのこと。
 説明書には焼却炉の説明図が書かれていて、焼却能力が 450T/日から486T/日に増えますとあります。(明日に続く)




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820億円のごみ処理施設 [ごみ処理施設]

 となみ市議のツイッターからの転載です。昨日の続きです。市議会ではどんな討議がされたのでしょか?いや市議会ではないかな?全員協議会かな?議員の中で敏感に反応できた議員はどなたかな?
 議事録が出たら、真っ先に読ませていただく。          kawakami

◆ 20年間で820億円のゴミ処理施設
~前回の続き~~

 6市1町で進めようとしている溶融炉ゴミ処理施設
千葉県の1/4の面積の自治体のゴミ処理を一ヶ所でやるというもの。南房総市の方面からは、高速道路まで使ってごみを搬入します。

 施設規模は前回書いたように、7自治体のゴミ量を想定していますが、初年度がゴミ量のピーク、さらに10%の災害ごみ受け入れを出来るように算定されています。

 また、契約の変更を12議会に上程予定とのこと。
それは、構成企業の産業廃棄物を受け入れることで、8億円安くなるというもの(企業側からの提案)
 1日当たり9㌧受け入れるため、施設規模を9㌧大きくするというのです。
市民のためのゴミ処理施設で、始めから産業廃棄物を受け入れるなど、聞いたことがありません。市に他にやっている自治体があるのか聞きましたが、「ありません、調べた限りでは承知していません」とのこと。
 75億円も物価の変動と言って値段を上げておいて、8億円安くなりますよ~なんて、詐欺みたいな話じゃないですか
 その裏付けをするためのコンサルタントへの委託調査費用の増額も約1千万円つけています。
人口減でごみは減るので、その分さらに産廃を受け入れることになるのではないかと思います。
「民間のノウハウを活用し」って、丸投げ、言われるがまま。というのが実情ではないでしょうか。
                            (この稿終了)





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820億円のごみ処理施設 [ごみ処理施設]

 数週間前、この問題を提起しました。このブログの内容に驚いて、木更津では市民団体が立ち上がっています。そこで再度、問題提起を最初にされた、となみ久子市議が、ご自分のフェイスブックに、わかりやすく書かれた、広域ごみ施設の問題点を、ご本人の了解を得て紹介させていただきます。    

◆ 広域ゴミ処理の問題点

▲『ごみ処理20年間で820億6千万円』
 現在家庭から出るごみは、袖ヶ浦、木更津、君津、富津の4市で、木更津にあるかずさクリーンシステム(株)で溶融炉により高温焼却されています。
 今度新たに令和9年度から、南房総、鴨川、鋸南も加えた6市1町で富津市に現ゴミ処理施設と同じシャフト炉式ガス化溶融方式で実施するための契約の議案が出されました。
 日鉄エンジニアリング(株)を代表企業に他4社で構成される、上総安房クリーンシステムでごみ焼却施設を作り運営するための費用が20年間で820億6千万円、袖ヶ浦市の概算事業費は96億1227万4千円。この契約金額にはただし書きがあり、金利や物価の変動等で改定される場合があるとしており、この金額で収まるかなど全くわかりません。

▲『すでに当初計画より75億円増』
 平成30年度基本構想が出た時点からすでに、物価の変動等で、75億円も増えているのです。
建設場所の用地は賃貸との事ですが、企業側の意向で非公開。

▲『ごみ削減の方向性と逆行』
 施設規模は、7自治体のごみ量の推計で決まっています。袖ヶ浦では、令和6年度目標の排出量がずっと続く計画になっていますが、すでにその目標の量は、平成29,30年度下回っている状況。初年度がごみ量のピークと市答弁
 ゴミ量を減らせば減らすだけ維持費、委託費が減るかというと、ゴミ量が一定ないと大量にごみがないと燃えないのです。だからいくらごみを減らしても委託単価は減らないのです。
まだまだあります。長くなりすぎなので、続きはまた書きたいと思います!(明日に続く)



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