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議会だより その1 放射能汚染土壌 [原発災害]

 議会だより その1 放射能汚染土壌

 白内障手術で10月中に両眼を手術した。その関係でひと月間ブログは、会員の皆さんに書いてもらった。素晴らしい重厚な記事がブログを飾っている。ぜひこのまま、皆さんに自由に書いてもらって、紙面を豊かにしていきたいものと願っている。
 手術後徐々に視力が戻りつつあるが、なかなか焦点化に時間がかかっている。でも文字を読めるということはうれしいことだ。短い文章に触れるということで、丁度袖ケ浦市議会議員が9月で任期の折り返し点を通過したことから、「議会だより」(現在は「議会のひろば」)をゆっくり28年12月号から読み返してみた。びっくりするような記事にいくつか出会ったので、それを数回に分けて紹介したいと思う。
                                   Kawakami
 ◎ 放射能汚染土壌の仮保管  
 2011年3月11日・・誰もが思い出すであろう・・東北大震災、そしてフクシマ原発の事故である。ここ数日、東電の元会長・勝俣恒久氏が被告として尋問を受けている。そのあまりにも無責任な責任逃れの発言に、改めて避難者の怒りの声が新聞紙上をにぎわしている。

 さて「議会だより」2017年3月号(170号)に、この時、袖ケ浦市で放射能に汚染された土壌が、この時点でまだクリーンセンターに仮保存されていたことが書かれてあった。
放射能汚染土壌処理 4205万8000円 2191ベクレル 284t という記事があった。

これには二つの問題がある。

① 今年の9月議会に、東海第2原発再稼働反対陳情を提出した。その審議の中で、袖ケ浦の被害は放射能汚染が全域に及び、総額1億円が超えたことが明らかになった。その際の汚染土壌を処理するのにその半額にあたる金額が必要であったこと。
② この土壌を愛知県内の処分場にて処理済であること

 この問題は、最終処理処分場が決定されていないまま、8000ベクレル以下の汚染土壌を一般産廃土壌として埋め立てるようになったことから、多くの批判が巻き起こっていることはご承知であろう。

 新潟県が、この種の汚染土壌の埋立を、千葉県で行うことが報道された時、私たちの会では、関会長が直ちにペンを取り、新潟県知事あて抗議の手紙を出した。新潟県知事はこの手紙に対し、丁重なお詫びと中止する旨の手紙が届いた。このことはブログにも掲載した。

 その、袖ケ浦が、平然と他市に対して埋立を依頼しようとしていたのである。恥ずかしいことだと思う。こういう鈍い感覚が議会内を覆っているのであろうか??東海第2原発再稼働反対の陳情が賛成少数で否決されるのも当然なのかもしれない。

 そして、前述の陳情審議の際の行政の見解として「原発事故は現時点では想定外」と公言されたことに唖然としたのだが、市の行政機関も、立法機関も、何か市民の感覚からは遠いところで行われているのだな・・と思ってしまった。

市民の知らないことの一つ目の報告である。

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