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出光興産社長への手紙 4(最終号) [石炭火力発電所]

3.ブレインストーミング法で再考してみる、第三者の意見を聞く

世界では石炭火力は座礁資産になるかも知れないと良く言われ、保険会社など投資会社は資金を引き揚げています。 このような中で袖ケ浦に建設する100万kW2基で45-5000億円?の巨大な投資、もしこの計画が今無なかったら、社長さんは、その資金を何に投資しようと考えますか?有望企業の買収、、、いろいろ使えそうです。

ブレインストーミング思考法、ゼロからもう一度考え直してみることを提案したいと思います。
 再考の結果、石炭火力が正しい答えとして行きつくか、まったく違う発想になるか?ゴルフ大会でも催し、シャワーでさっぱりしたあと、ゴルフ場の会議室借りて、環境部社員交えて重役会議をしてみたらどうでしょうか?
 誰がどんなことを発言しても非難しない、バカにして笑わない、査定しない、上下の区別なし を合言葉に自由討論・・普段、建前で生きている人たちの本音の賛成意見と反対意見が活発に出たら会議は成功という訳です。

 この自由討論の最後に、黙って聞いていてもらった日本総研や野村総研などの識者に最後に評論してもらうという企画、こんな考えはいかがでしょう

 飲まないと本音出ないなら土曜宿泊で企画とか・・その上で社長が塾考、進むか、辞めるか、延期するか悩んで決めてください、きっと取締役さんも人間ですから思い込みも誤解もあるでしょう、いいこと悪いこと第三者が評価し意見を出してくれると思います。

 今現在、昭和シェルとの統合問題で頭が一杯という状況は良く分かりますが是非、この石炭火力問題は重要な三叉路でしょうからこの企画のあとに決めてくださるようお願い致します。

 前の手紙に書いたように私どもは、出光興産は地元の大事な企業であり、近所にも多数の出光興産の現職・退職者が暮らしていることから敵対関係ではなく腹を割って相談すべき関係と思っておりますので、是非検討をお願いします。
では引き続き素人がネット記事を見て感じたことを書かせて頂きます。

災害の体験から今後は再エネ電気が選択される
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1701/16/news023.html 
<<地方自治体と民間企業との連携>>
 ドイツ語で『企業に地方自治体が出資する公社』のことを“シュタットベルケ”というそうです。
シュタットベルケは電力や水道、ガスなどのインフラ事業を中心に公共サービスを提供します。
元パナソニック社員の磯部さんという方は福岡県みやま市が住宅用太陽光発電の普及率が高いこと、みやま市が再エネ普及に熱心だったことに目をつけ、みやま市と日本版シュタットベルケとして
【みやまスマートエネルギー】社を誕生させた。
同社は地元の再エネ電力を買い、市内や近隣都市4000件に販売すると同時に高齢者見守りサービスを展開するなど地域経済に溶け込み黒字経営を続けている。

『3.11震災がきっかけ全国に広がる地産地消エネルギー』
それだけでなくその経験を他県他市にも拡張して日本版シュタットベルケが30社に増加した。さらに100地方自治体が検討中とのことです。

 そしてお寺さんまで再エネ移行のニュース  https://www.sankei.com/west/news/181026/wst1810260006-n1.html
 
 10月15日朝のニュースで西本願寺がこのみやまスマートエナジーから電力を購入、4000件に転売するとのこと、軌道に乗ったら独自にも太陽光発電所を設けて拡大する方針との話でした。
 こんな風に世の中にチェンジが起きていて、既存型電力システムへの無数の歩兵の挑戦であります。

最後に…洋上風力で海洋油田に電力供給、出光がノルウェーで http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1809/11/news035.html

 洋上風力発電」出光興産は同社が権益を保有するノルウェーの海洋油田の設備に、洋上風力発電を利用して直接電力供給を行うプロジェクトの検討を開始。実現すれば世界初の試みになるという。
 出光興産の子会社である出光スノーレ石油開発(東京都千代田区)は2018年8月、ノルウェー現地法人の出光ペトロリアムノルゲ(Idemitsu Petroleum Norge)を通じ、権益を有するスノーレ油田で、浮体式洋上風力発電による電力確保の検討を開始したと発表した。
 同プロジェクトは、ノルウェー領北海の海洋石油ガス田生産設備の近傍に、定格8000KW(キロワット)の浮体式風力発電設備11基からなる洋上ウィンドファームを建設し、石油ガス生産設備へ直接接続するというもので、世界初の試みという。(クリックすると大きくなります)

新しいプロジェクト.PNG  


 この8月のニュースは素晴らしいことです。 是非、ここで得た風力発電の知見を日本で発揮して頂ければと思います。
一方袖ケ浦に建設する石炭火力建設費用は4-5000億円になると聞きます。 縮小する分野にこのような多額の投資は御社の社員と建設計画を知った市民も疑問を持っているところであり、世界市民が喜ぶ未来性のある事業分野に投資し、御社が発展することを期待しています。

                                以上

連絡先 会長 関 巌   
    住 所  〒299-0257袖ケ浦市神納2977
  メール eight_xyz_finger@yahoo.co.jp(富樫)
  FAX  0438-62-0492
  電 話 080-6751-6976(富樫)
         090-1458-9652(川上)、









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