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市原市の環境破壊の実態 4 [環境問題]

◎ 放射性廃棄物のこと

 私が一番危惧するのは、市原市の最南端大福山の眼下にある、新井総合施設の東洋一を誇る管理型産廃処分場です。

 3.11以後放射性物質が大量に運び込まれていて、特措法ができて以降も8000ベクレル/kg以下の放射能物質の総量は、610億ベクレルとなっており、あれだけ大騒ぎして、反対している県内の指定廃棄物3700t約900億ベクレルと同量の放射能が、すでにここに埋められており、これからも8000ベクレル/kg以下の産廃は、堂々と埋められていくのです。

 行政区は君津市ですが、稜線に接している市原市は、君津市側の小櫃川と、市原市側の養老川の両方から取水して水道水源としています。自然に領域はありませんから地下水は市原側にも入ってきます。
房総丘陵は特異な単傾斜層になっており、上総掘り井戸からも取水していますので、一番高いところに放射性廃棄物を埋めているというのはなんとも悔いきれません。
1期処分場から汚染水漏れを起こして搬入停止にしている。何千万年も続く放射性廃棄物と毒性をなくすことを加味して作っているとは思えない処分場は、関連住民とともにこれ以上増設させないという、粘り強い戦いが必要であると思います。

◎ カギを握るのは行政トップの強い意志と住民の行動
 人間の、もっと快適に、もっと便利にという欲望は果てしなく続き、自然からいろんなものを搾取し、自然の自浄作用を超えて、自然破壊を続けて、優雅な生活をしてきました。
しかし今、地下資源の枯渇が読めるようになりCO2の排出制限が課せられる時代になって、残された自然と共生していく社会づくりをしていかないと、子孫に永続可能な社会を残すことができなくなりました。
 日本一のごみのまち市原市を払拭し、残った自然との共生を図る街として進めていくには、行政トップの強い意志と、住民の行動が必要です。
住民に少しでもそのことを伝えていく機会を得たことを感謝します。(この稿終了)

★ まだまだ伝えたいことがあるのですが水野さんの論考はひとまずここで終了させていただきます。ありがとうございました。なお関連する図面等は、機会を見て公表させていただきます。ありがとうございました。    kawakami

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