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産廃施設・新井総合第3期拡張計画に許可? [産廃処理場]

 笹生議員の報告は、終盤に入っているが、多忙な方である。少し整理に時間がかかると思われる。
連載継続を前提に、空いた時間に新しいニュースを投入する。kawakami

 産廃施設・新井総合第3期拡張計画承認通知が届いたという。これほど県民を、地元市民を馬鹿にした話があるのか。新井総合自体が作成した拡張計画にある説明では、
「仮に汚染水が地下水層に紛れ込んでも、久留里の銘水層地点では10m深い層であることと、地層には不透水層があるので、汚染されることはない」
という説明であった。

 ところが、佐々木悠二先生を中心にする、地学研究者は、久留里の井戸の「柱状図」を発見し、新井総合の言う地層が、まさにピタリ久留里の銘水層にあたることを学問的に証明した。
その上、不透水層などありえないという環境審議会での指摘もあったという。

 この結果を証拠に、市民団体では、新井総合に、久留里の井戸までのボーリングでの確かめを提起し、君津市議会はこの提案を全会一致で採択、次いで県議会でも珍しく、この請願は全会一致という結果で採択され、その結果を受けて県は、業者を指導することになっていたはずのものだ。

 それがどうだ。新井総合は、ボーリングなど無視し、「埋め立て現場から汚染水を出さぬよう、井戸を掘って厳密な検証をするから事故は起きない」との訂正文を提出し、何と県がこれを簡単に承認して許可を出したということだ。

 反対運動を続けてきた関係団体の集会では、怒りに震えた報告が行われ、発言者の一人は「これほど市民を馬鹿にした話はあるのか。県がこのような態度であるのならば、残る方法は一つしかない。百姓一揆だ。討議は終わった。行動に立ち上がるのみである」
と叫んだ。

 今、地元では一斉の反対の署名活動を行っている。署名集約と同時に行動に移る。御腹川・小櫃川は、周辺住民35万人の飲料水取水の川である。他人ごとではない。関連する君津、木更津袖ケ浦、市原市民全体の命の水の水源に、産廃施設を作ったこと自体が、本来許されないことだ。県当局の、県民の命よりも産廃施設の利益を重視する、癒着の現実がやがて崩壊する時期が、必ず訪れることを予告しておこうと思う。
                            kawakami
 

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