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政策調整室に関する所管事務調査佳境へ5~6 [議会ウオッチング]

政策調整室に関する所管事務調査佳境へ 5

7月30日の委員会での所管事務調査以来、ゆっくりブログと更新する時間がありませんでした。
議会としては委員会が続けてあったり、次の委員会の準備や9月議会に向けて下準備があったりなど、私の手に余ることがあったためにブログの更新ができませんでした。

再開します。

過日のブログでは、「政策調整室設置の可否ではなく、適否」という点に言及しました。
ここが一番大切なことだと思っています。

今回の政策調整室にめぐるあれこれは全て「市長が説明責任を果たしていない」ということになのです。

当然、説明を尽くせばボロがでます。
当然ですよね、十分に検討され熟慮して議論を重ねたモノではないのですから。

市長はそもそも建て付けの悪い政策調整室に対して詳細まで語ろうとしないのです。語ろうとしないというより、語られないのです。それは語る内容が無いからです。

この度の所管事務調査で行っている出口市長の説明の質では到底間に合わないのです。
間に合わないどころか、益々疑念が深まっていくのだと感じています


政策調整室に関する所管事務調査佳境へ 6

市長への質疑の概略を個人的視点で振り返ります。
質問事項は総務企画常任委員会のメンバー全員で出し合いました。
質問事項を出し合い、ホワイトボードで整理して、担当部課長に質問をしました。
この質問の時に既に「市長案件」という市長にしか答えられない質問は別枠にしました。
担当部長への質疑を行い、その質疑内容を整理して再び担当部課長へ質疑を行いました。
市長が委員会へ出席した時には「担当部課長に全て聞いた後」なのでした。
それを踏まえて市長と直接対峙したのでした。

1 市長関連
(1) 市政のルール
① 市長個人の安心を求める設置は市政の私物化ではないか。
② 政策会議を前提としていない、市長の指示で対策を総務部長に命じたことの是非について
③ 市長が了解した案を政策会議にかけても市長の意向どおりになるのではないか。
④ 緊急対応だから何でもできるという行政はおかしくないか。

このカテゴリーでは「市長の私物化」という点に焦点が絞られたと感じています。
私物化とは、様々な既存のルールを無視した政策調整室の設置ということです。

政策会議へ諮ったとしても、市長の意向であれば「ハンタイ」と言えない事実上の命令ではないかとの議会からの指摘に対しても、出口市長は「そんなことはない。そうじゃない例は過去にもある」という答弁がありました。その答弁周辺の発言も「薄っぺら」と感じてしまうもので、説得力はゼロでした。

政策調整室設置で何度も出てくる言葉があります。
・横断的
・緊急的
・市政の混乱
これらを回避し適切に行政が運営されるために政策調整室が必要だというストーリーなのです。

特に私が注意したのが
・緊急的
・市政の混乱
この2つです。

この2つに関して、市長に説明を求めました。
「袖ケ浦市における緊急の定義とその具体例は?」
同様に「袖ケ浦市における市政の混乱とはどんなイメージか?具体例も含めて」と質問をしました。

緊急に関しては「すぐに決めなければいけないこと」という趣旨の答弁だったと思います。これは言葉の意味であり、袖ケ浦市政での定義ではありません。また具体例も出てきませんでした。

このように微妙にズラした答弁をし、問題を正面から扱わない出口清市長の姿勢には同じ政治家として嫌悪感を覚えます。
時間の関係もあったので、言葉の問題などで徹底的に入っていくことは止めました。
このような逃げる答弁を重ねることで最終的には「やっぱ、不適切な設置だったね」となっていくと思います。

今回の質問は正直、「答は出てこないだろう」と思っての質問でした。
その理由は、「(政策調整室設置は)思いつきで強引に切った手札だったから」だと思っています。

案の定その通りでした。
この1点だけでも、出口市長の発言は論理破綻しているのです。









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