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内田社長への手紙 [石炭火力発電所]

 東京ガスと九州電力が、石炭火力発電所建設からLNG火力へと方針検討の協議に入ったことはすでにお知らせしたところです。今日は、東京ガス・内田高史社長の英断に拍手を贈るとともに、
脱炭素社会に向けての一層の奮闘を期待することを、私たちの会の関会長が訴えた手紙を掲載します。 kawakami  


2018年8月15日
 東京ガス 内田高史社長並びに役員各位

袖ケ浦市民が望む政策研究会 会長 関 巌

 地球温暖化による猛烈な高温の中、日々仕事に励んでおられることと思います。

 私たち政策研究会は千葉袖ヶ浦エナジー社が私達の市内に石炭火力発電所を建設すると知った当初より石炭火力に反対して参りました。

その理由は
① CO2大量排出による気候変動。
② 排ガスに含まれる様々な有害物質による健康被害。
③ 排水海水温の温度上昇による漁業被害、などです。

 エナジー社は今年に入り市内各自治会において事業説明をされておりますが、そこでは気候変動のことは一切ふれておらず石炭が燃料としていかに安価で安定した燃料であるかを強調しております。CO2が地球温暖化ガスの最たる物として世界はCO2削減に動き出している中、時代に逆行するものです。

 ここ数年の今までに無い豪雨や殺人的な猛暑など今地球はただごとではない異常気象となっております。私事ですが私の身内が先日熱中症で亡くなりました。
 この異常気象は世界を襲う甚大な災害です。

 そのような中、先日の報道によると御社が石炭からLNGに変換する検討に入ったということを知り大変勇気ある決断と高く評価いたします。
 内田社長は千葉県出身と伺っております。また袖ヶ浦市内に御社の工場がある関係で御社従業員、OBも多数住んでおられます。

 袖ケ浦市民のため、千葉県民のため、そして全世界の人々のため、ぜひ燃料を石炭からLNGに変えていただきたいと切に要望し、勇気ある決断をしていただけるものと期待しております。

 また将来的には再生可能な自然エネルギーへの方向性で進んで行かれるよう併せてお願いいたします。

                                 敬具

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