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「静岡市清水区のLNG火力発電所計画」2 [火力発電所]

 昨日の、清水における地図でお分かりのように、何もかもそっくりです。
下の完成想定図面の違いは分かりますか?LNGの3本の煙突で、清水の場合、噴煙は蒸気3本で真っ白ですが、袖ケ浦の場合、この想定図のように、真ん中の一本からは石炭火力の黒い噴煙が噴き出すことになります。清水よりまだ悪いということになります。
(これは清水のチラシにある想定図をそのまま使わせていただき、真ん中を黒くした想定図です・・・清水の想定図借用)

清水地区火力発電所計画.PNG

 清水には、近くに「三保の松原」という世界遺産があります。観光都市を目指して静岡市長はまっしぐらです。2013年に20万人だった来訪外国人は、2016年には200万人突破、20年には500万人を目指しています。市民の中にその目標が浸透していますから、火力反対のアンケート回答は、多いところで88%、少ないところで60%、そして注目すべきことは賛成の%はほとんど10%以内。後はわからないという数です。

 つまり市民運動は、チラシまき、市民デモ、学習会・・等々、運動体はいくつもあって、その連合体が結成されているのです。地区ごとのアンケートは、自治会単位で行われています・・・言ってみれば町ぐるみの反対運動に発展させてきたのです。過去にも火力発電の計画を断念させた経験もあることが、自信と力になっているのでしょう。

 わが袖ヶ浦はどうか?躍動するような、市民が一致できるような街づくりのビジョンはありません。市民運動では、袖ヶ浦北側開発を断念させた経験はあるのですが、それは行政への抗議でありました。行政と一致しての活動の経験はないのです。しかし、じわじわと市民の間に石炭火力発電所建設に対する危惧の念が、浸透してきていることは感得できるまでにはなってきたようです。

 一気に爆発させる取り組みは、清水の運動の中から生み出された教訓に学ぶことです。可能なところから実践に移すしかありません。公害の街にさせないために・・

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