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「散歩道プロジェクト」砂漠化の実態4 [環境問題]

迫り来る砂漠エリアの実態(その1)
 散歩道のすぐそばに、 が行われている場所がある。ここを私は砂漠エリアと名づけている。もともとは散歩道同様に豊かな自然があったのだが、ほんの数年の間に砂漠となってしまった。

 都市基盤整備公団の開発する大規模宅地であるが、造成されて何年たっても空き地ばかりが目立つ。つまり計画自体がいい加減だったということだ。しかし、そんなことに懲りるほど都市基盤整備公団はお利口さんではないことは誰にもすぐに想像がつくだろう。宅地は今も広がっている。散歩道側の造成は一旦終了した様子だが、反対側にいまだに広げている場所があるのだ。このような砂漠エリアが砂漠のままなのに、さらにすぐそばに宅地を造成しているというのは、問題をさらに悪化させようとする行為でしかない。悪化させた問題は未来永劫残るのだ。つまり、未来永劫にわたる悪事を働いて、自分達はのほほんとその場をやり過ごす態度でしかない。もはや人間失格。こんなことはヤクザのすることだ。つまり、日本はこのようなヤクザが実権を握っている国なのだ。

 そういういい加減な計画のために、無駄に自然が破壊されただけではなく、さらに問題がややこしくなってきている。

1.周辺の未利用地は当初の目論みが外れたからか、おかしな計画、おかしな土地利用があちこちに生じて、地元住民とのトラブルも生じている(例:遠隔地の寺が檀家数の10倍もの区画の大規模墓地を宅地のすぐそばに造成しようとしているなど)

2.森林を伐採したため、森林の保水能力が失われ、谷の集落等、地下水をくみ上げ(つまり井戸)て生活用水としている地域(私の居住地域も含まれる)では、井戸が涸れるなどの被害が出ている。しかしながら、市は公共の水道を引くなどということを行政の責任でやるという話は全くない。地元住民にその負担を負わせようとしているのである。

以下、2003年5月18日の「散歩道日記」から、砂漠エリアの実態について抜粋する。

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 さて、散歩が終わって、出かける用事があったので、ちょっといつもより近道をしようと、あまりいったことのない砂漠エリアの端を通った。そこで、とにかく信じられないほど悲しい風景を見てしまったのだ。私は夕方近くなって、家に帰り、寝転がって、しばらく妻と話しをしていた。今日の散歩のこと、散歩道の生き物のこと、その砂漠エリアのことを妻に話した。そして、ふと思いつき、膝を叩いた。「ちょっといってくる!」今日見た砂漠の果ての姿を写真に撮ってくる。外は日が暮れかかっている。早くしないと。そう思うといてもたってもいられなくなり、カメラを持ち、車を飛ばしてその場所にいった。ごらんの通りの殺伐とした風景だ。

砂漠化1.PNG

                         (明日に続く)



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