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「躓きの石」 [平和]

 南米パラグアイ・イグアス移住地に、移住60周年記念誌編集のお手伝いに行っている友人熊田和子さんのFacebookに、興味深い記事が掲載されていました。今日はちょっと変わった内容に触れてみましょう。

熊田さんが紹介しているのは「ギュンター りつこ」さんという声楽家で、ドイツ在住の方が書いた「躓きの石」という記事です。心がジーンと熱くなります。読んでください。

「躓きの石」

 ドイツの街を歩いていて、路上でこういった10センチ四方のゴールドプレートを見つけたら、ぜひ立ち止まってみてください。
 そこには例えば「ここに住んでいたのは エリーゼ・ウルマン 1920年生まれ 1943年アウシュヴィッツで殺害」というように、ナチス時代の犠牲者の悲しい運命が記されています。
その数は7万5000個、犠牲者のほとんどがユダヤ人ですが、他にも共産主義者、身体障碍者、抵抗運動グループのメンバー、聖職者、ロマなど様々です。

 この小さな記念碑は『躓きの石』と呼ばれ、犠牲者が最後に住んでいた家の前に、「ここに住んでいた証」を埋め込んでいくというプロジェクトで、1992年にグンター・デムニッヒというドイツ人のアーティストが始めました。
 これはデムニッヒ氏の「強制収容所で名前を奪われ、その代わりに番号だけを与えられた犠牲者に名前を返したい」との思いから始まりました。

 道行く人がそのプレートを見つけ、読もうとして身をかがめますが、その「頭を下げる行為」もまた、プロジェクトの目的に含まれています。なぜなら当時のドイツ人のほとんどは、犠牲者が強制的に連れ去られていくことに抗議しなかったからです。
『躓きの石』とはいえ、実際に躓くわけではありません。デムニッヒ氏は「心と頭で躓く」という観念的なものだと言っています。

 犠牲者をただの統計的な数に終わらせず、「ここに」生きていた、「ここで」生活していたという記録を残さなくてはならないとの思いから、地元の学校と高校生が中心になって、当時の古い住所録、エルサレムのデータベースなどから犠牲者の記録を探し出す調査を行っています。

 このプロジェクトはドイツ国内だけではなく、今ではヨーロッパ25ヵ国にも拡大していますから、大変な資金が必要です。真ちゅう製キューブは施工費を含めて一個120ユーロ、一般市民と企業の寄付金で賄われています。
 年に二回、アウシュヴィッツ解放記念日の1月27日と水晶の夜の11月9日(ユダヤ人迫害が始まった日)にはすべての石は磨かれ、蝋燭の火が灯され、花が手向けられます。
こちらのサイトでは、ベルリンの躓きの石マップが見られます。すごい数ですが、クリックすると、犠牲者の記録を読むことができます。ええっ!うちの近所にもあったの?と私もこのサイトで初めて教えてもらいました。
https://www.stolpersteine-berlin.de/en/finding-stolpersteine

▲ 追記:躓きの石が見られる国は以下の通りです。
ドイツ、オーストリア、オランダ、ハンガリー、ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ベルギー、ウクライナ、イタリア、ノルウェー、スロヴァニア、フランス、クロアチア、ルクセンブルグ、ロシア、スイス、ルーマニア、ギリシャ、スペイン、リトアニア、ラトビア、フィンランド、モルドバ、スェーデン、デンマーク。
(写真は公式サイトからお借りしました。)

躓きの石 (熊田さん).PNG




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袖ケ浦市議会選挙近し~町の噂~ [議会ウオッチング]

袖ケ浦市議会選挙近し~町の噂話~

 やりたい放題のことをして、国政に課題山積みのまま退陣した安倍首相。課題山積で言えば、わが袖ケ浦市も財政逼迫も含めて問題山積のど真ん中。粕谷新市長の新しい監視役になる初の市議会議員選挙に飛び込んでいく。
 ところが今回の市議選での情報がさっぱり流れてこない・・というのが巷の井戸端会議での不満噺である。そこで「政策研で知っていることでも流してほしい・・」との要望が届いた。
 頼まれたらやらねばなるまい・・・以下、いくつかのニュースをお知らせする。中には腹を立てる方もいらっしゃるであろうが乞うご寛恕!

◆ 「定数22名に26陣営」新千葉新聞報道から(一部訂正しておきました)
 新聞で取り扱ったのは「新千葉新聞」8月27日号である。新千葉新聞は25日に行われた「立候補予定者説明会」を取り上げた。そのポイントをまずはお知らせしよう。
① 参加した28人の内訳は、新人6人、現職17人、元職3人と偵察2名であること
② 男性23人、女性5人。・・無所属24人 公明党2人 共産党2人
③ 9月16日、18日に「立候補届け出書類事前審査」が行われること
④ 10月4日告示・・10月11日(日)投票 ・・・と言うものであった。

◆ まずは注目点 (以下敬称略)
① 市長選に立候補した塚本幸子氏が出馬確定、しかし福原孝彦氏は引退するのか、立候補するのかその動向が注目される。福原孝彦氏は、袖ケ浦市の政界から今引退するとすれば、もったいない話だ・・との感想あり。(立候補予定者説明会には出席しなかったが、その後電話での問い合わせがあったという)31日、有力情報として福原氏は不出馬の意向・・・と言うニュースが入っています。

② 前田美智江議長の突然の出現で、市議会議長になれなかった長谷川重義氏は、議長職に執念を燃やしているとのことだ。しかし前回最下位当選(670票)次点の寺地氏との差は49票であったこと。その動向は注目される。仮に当選したとしても同僚議員の目は厳しいであろう・・。

③ 公明党は、前田美智江議員に変わっての新人「木村よし子」を擁立する。公明党は男性出馬がいなくなってしまった。

④ 元議員3名。吉岡淳一、田中輝博、そして塚本幸子。議会の現状を見て黙っていられなくなったのであろう。立候補するかしないかは不明だが、奮起を期待する。

◆ 噂の焦点
 今回の立候補予定者で、新人の候補者は伊東章良、木村よし子、稲毛茂徳、佐藤博文、片山英昭、中田裕二・・・と6人の名前が挙がっている。

 その中の噂の焦点は、東電労組専従職のまま立候補する佐藤博文氏である。今年に入っての3月25日、奈良輪に自宅を取得し、市原市から引っ越してきた。既にB4判とA4版、2種の豪華なチラシを作製配布。このチラシ、出口前市長のチラシとよく似ているという噂がパッと立った。このことは、東電が背景にドンと座っていることを改めて証明してしまったことになる。次期市長への立候補もすでに噂に上がっているというからびっくりだ。

 東電OBの中には、福島原発以降、隠れるように静かに暮らしていらっしゃる方を数多く知っている。福島から避難して袖ヶ浦に定住されている方もいらっしゃる。

 当選は既定の事実のようだ。袖ケ浦市民が当選後の活動を見る目が厳しいことを留意されるよう書いておきたいと思う。

◆ 「議員の通信簿」~一般質問登壇数一覧表~
 「議員の通信簿」の原案はできている。議員の第一の責務は、市民に代わって行政の施策を監視することだ。そのための機会は、年4回の定例本会議で「一般質問」が準備されている。行政の全分野にわたって自由に一問一答で質問できる機会だ。傍聴者に公開。年4回、任期4年・・つまり任期中16回のチャンスがある。この機会を逃すことなど考えられないはずだ。ところがこの16回中一度も登壇しなかった議員が2人いらっしゃる。これは酷すぎる。半分の8回以下の方は(議長・副議長は除く)もし再選されたら、奮起されて、どんどん登壇されるよう期待する。

 最低ゼロなんて方は、在籍していることを許している支持者の顔が見たい。この一覧表は作ってある。公表については「それまでしなくても」という声もある。皆さんはどう思われるであろうか?

◆ 欠員になるのではないかと心配した。
 引退議員が数多くいらっしゃる。差し引きすると欠員になり、選挙なしになるのではないかと心配された。「袖ケ浦市議会議員欠員を阻止する会」を作って、議員募集をする計画まで立てたものだ。選挙費用は負担する。政策作り、街宣援助の応援もする。(そのためにカンパしてくれる方まで決まっていた)それは杞憂であった。よかった。

◆ 投票へ行こう
 有権者 53275人(現在)で前回より2254人増えている。前回の投票率は54.04%であった。60%さらには70%への峰に到達して、初めて袖ケ浦市は市民が創る街になったと言えるであろう。当日は投票に行こう。私たちの街を私たちで創るために・・・。
                                
                袖ヶ浦市民が望む政策研究会・ブログ掲載 


 

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かずさ水道広域連合企業団「水道審議会」 [水道]

 昨日、かずさ水道広域連合企業団の「水道審議会」なる会議が開催された。この審議会が生まれた経緯は不鮮明であることは前に書いた。今回の審議会については ① 周知期間1週間 ② 傍聴4名という・・「できるだけ知られないうちにやってしまおう」という意図に見えても仕方のない会議開催手続きであった。
 期間がないので、4市の事務所のみに連絡した。参加希望者がすぐ出てきたのだが、4名と聞いて遠慮された方々がいらした。袖ケ浦から2名、木更津から2名の4名が傍聴参加であった。
 会議の概要が今朝お二人から到着した。夜中に書かれたものだ。お疲れさまでした。
とりあえず、概要からわかった様子を報告する    kawakami

◆ 報告概要 1   関巌
 別紙次第の委嘱状交付式は傍聴不可、委員の自己紹介を聞くことが出来なかったのでどのような人が委員で、どのような考えで審議会に臨んでいるかは分かりませんでした。
このことは大事な情報なので傍聴させるべきです。なお、審議会終了後の事務連絡でも傍聴者は退場させられました。

 統廃合計画についてはH主幹が、台風に関する報告書はW技師長が資料を読み上げる形で説明しました。
 ほとんど資料を見れば分かる内容でした。ただ委員には台風資料は詳しい資料が事前に送付されていたようです。

 当初審議会では説明に使った資料はパワーポイントで映す予定であったが、コロナで委員の間にビニールの間仕切りがあり、見えにくいと言うことで、紙媒体にしたそうです。
ですからパワーポイントの時はこの二つの資料は手元に無かったと言うことです。

 説明の後の質疑ではあまり活発な意見は出ませんでした。

 傍聴は野々山夫妻と丁度4人でした。入り口にいた職員に、傍聴者制限を抗議しましたが、今回はこれでお願いしますの一点張りでした。
 
 終わった時にH主幹に、また要望事項をメールします、と言っておきました。

いくつかH主幹に質問要望をしたいことは
1. そもそもこの審議会の役割、位置づけは何なのか
2. 委員の選出は学識経験者と水道利用者とだけ書かれているが水道利用者はどのような基準で選出したのか
3. 傍聴は最初から最後まで傍聴させること
4. 審議会、議会の傍聴の知らせは各市の広報紙を使い2週間以上前に知らせる事
5. 傍聴者は今回4人以上いたが4人と言うことで断念した人がいた。傍聴者を増やすべきだ。

◆ 報告概要 2  富樫

 (前略)この他に50頁以上の台風災害報告書が委員には配布されましたので企業団にホームページのどこにあるか聞く必要があります。

注目点は
1.委員紹介など終わった時点で傍聴開始になった。
 2時半開会、傍聴開始3時、終了4時半
 したがって添付の委員名がどの組織からが分かりません、T委員は袖ケ浦のようです。
 傍聴者には委員の出身や委員紹介と挨拶から話されることから分かることを避けたかったようです。

2、資料は出前講座のものを流用、野々山さんは「子供だまし資料」と言っていました。
3.審議会議事録はいずれホームページに公開されるので委員の出身が記載されると思いますが知らせたくないようです。
4.今回は最初なのでやさしいところからを狙ったようです。会長・副会長を決め概要説明、台風被害報告というところ・・・。
                     以上

                      


 

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袖ケ浦市環境審議会 [審議会]

 環境審議会
関  巌

 昨日(27日)、市の環境審議会があり傍聴してきました。

 千葉パワー社が長浦駅近くの出光の敷地に建設予定の天然ガス火力発電所の環境アセスメントに対する、市から千葉県へ出す意見書の検討を行いました。
 初めに前回の審議会後の補足質問に対する会社の説明がありました。
私が一番関心を持っているCO2に関しての会社の説明は
『二酸化炭素の気候変動への影響について、環境アセスメントの中で評価を行うことはできないため、~ 可能な限り低減するよう検討いたします。 ~
 また日本全体で取り組んでいくことが重要と認識しており、国のエネルギー基本計画の法律を遵守致します。』

 私は、先日千葉パワー社に対する意見書で
「CO2の予測ができないなら建設は中止すべきである」と述べました。

 今年の連日の35度以上の酷暑、昨年以上に海水温度が高いため今年は昨年以上のスーパー台風が予想されるなど、人類の生存が脅かされています。
 市民の中には原発や、石炭火力よりましだ、やむをえないなどの意見がありますが、ここまで気候変動が来ている以上、自然エネルギーに切り替えなければコロナ以上の大きな災いがもたらされます。


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袖ケ浦市議会一般質問内容 [議会ウオッチング]

 8人の方で13件の質問です。その13件(通常大綱と読んでいます)を紹介しましょう。昨日紹介した任期中16回の一般質問のすべて(あるいはやむを得ない事情での欠席は除く)に登壇された6名の議員さんは赤印で紹介します。

湯浅 榮議員  ◆ 災害に強いまちづくりにつ いて  2日10:30頃

緒方妙子議員  ◆ コロナ禍への市の対応につ いて  2日13:00頃

根本駿輔議員  ◆ 今後の財政運営について      2日 14:00頃

村田 稔議員  ◆ 道路の維持補修について      2日 15:00頃
        ◆ 有害鳥獣の駆除について

在原直樹議員  ◆ 市内小中学校の教室不足と学校施設の管理について
        ◆ 長浦駅付近の老朽化した危険な空きビルについて 3日 9;30頃

励波久子議員  ◆ 新型コロナウイルス対策について        3日10:30頃
        
篠崎典之議員  ◆ 乗合タクシー 等、公共交通施策の迅速な実施について
        ◆ 防災施策について
        ◆ オスプレイの 陸上自衛隊木更津駐屯地への暫定配備への対応につい                    3日13:00頃

笹生 猛議員  ◆ 令和3年度予算編成につい て         3日14
:00頃
        ◆ GIGAスクール構想と袖ケ浦市のタブレット導入について

◎ 各議員の健闘を期待いたします。            kawakami

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袖ケ浦市議会任期最後の本会議日程 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会任期最後の定例本会議が下記の日程で開催されます。今日25日は袖ケ浦選挙管理委員会による市議会立候補予定者に対する「選挙説明会」が開催されています。本会議が終われば市議会選挙にまっしぐら、10月10日が投票日で、新しい議員が選出されることになっています。

◆ さて今回の本会議の日程は下記のようになっています。
 8月 31日   本会議開会
 9月 2日   本会議 一般質問
 9月 3日   本会議 一般質問
 9月 4日   本会議
 9月 7日   本会議 (予備日)
 9月 8日   総務企画常任委員会
 9月 9日   文教福祉常任委員会
 9月 10日 建設経済常任委員会
 9月 11日 決算審査特別委員会
 9月 14日   決算審査特別委員会   
 9月 15日   決算審査特別委員会
 9月 17日   本会議(閉会)

 最終の本会議の一般質問には8名の議員が登壇します。任期4年。1年に4回の本会議があるので任期中16回の登壇機会が保障されています。市民は行政に対するチェック機能を市議会議員に付託して選出します。議員の最大の任務はこの負託に応えることです。その最大の機会が一般質問です。

 実は、議員の通信簿ということで、この一般質問に立たれた回数を一覧表にしてみました。これをチラシにして配布予定でしたが、心温かい吾が『袖ケ浦市民が望む政策研究会』の仲間たちは、「そこまでしなくても、支持者はちゃんと見ているから・・」という発言もあり、発行は今のところとどめています。

 今回の議会では、一般質問に8名の議員が登壇します。このうち6名は休んだことがない。すごいことだと思います。この6人の中の一人湯浅議員は、補選で昨年当選され、直後の12月議会から4回、すべての登壇されている。この6名の議員は党派、会派に関係なく、落としてはならない議員であると思っています。

 最後の1回ぐらいは、花を飾って登壇するのではないかと期待していた議員が、がっくり、最後まで登壇しませんでした。16回ゼロです。支持者はこのことを知っているのでしょうか。そしてそれでもまだ支持するというのでしょうか。一般質問もできない議員は早々におやめになることをお勧めしたい。支持者の質が問われるからです。

 以前住んでいたところでは、このことが住民間に知られて、1期で、支持者がすっかり離れてしまい最低数得票で落選しました。袖ケ浦では、登壇ゼロでも、当選するということは、今でも古臭い地盤、看板、カバンの選挙が、水面下で行われていることの証明なのでしょうか。恥ずかしいことです。

 政治への関心離れは、自分で自分の首を縛っていることになります。投票には必ず行きましょう!
一般質問の登壇者が15人以上になる議会を創り上げたいものです。(そういう時期もあったのですから・・・)

                              kawakami
 
  
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かずさ水道広域連合企業団のこと [水道事業]

 「かずさ水道広域連合企業団」は、私たち35万人の「命の水」を支えている「事業団」ではなく、なぜか「企業団」という名称です。2019年4月1日「新水道法」に依拠し、自治体単位の水道事業を、広域化したものです。「旧水道法」では「水は命」であり、水の供給は行政の責務でありました。
 「新水道法」で「水は商品」になり、扱いは企業が行うことになったというのが基本的違いです。
この「新水道法」の持つ危険性について学習した私達は、監視活動を始めることで一致し、4市の合同の市民団体を立ち上げました。

  市民団体の名称は『大気と水は人権』といいます。早速連絡会を作り、学習会や、直接申し込んで「出前講座」もしていただきました。コロナ問題で、活動は中断していましたが、担当職員とのメール交信は続けておりました。

 今回「水道審議会」なる組織が作られ、その第一回会議が8月27日に行われることを聞きました。どのような方が委員になられたか、選出理由は不明です。おまけにこの会議を開くと公表されたのは、8月20日でした。市民への周知期間は、わずか1週間でした。おまけに傍聴者は4名先着順という数にも驚いています。企業長である木更津市長あて、質問と要望書を提出しました。

 制限された人数を少しオーバーするかもしれませんが、傍聴者が参加予定です。

 私たちは、昨年の台風被害での断水の際の、企業団職員の奮闘に感謝と激励を贈り、企業団職員の絶対数の不足について、必要数の補充も提案しています。決して敵対している市民団体ではありません。

 この企業団には、独自の「議会」があり、2月と11月の2回の本会議が設定されています。その議事録がホームページに掲載されているので、その全文を読ませていただきました。その議事録を読んで、非常に不思議な議会であることを感じました。このことは、このブログの2020年5月25日号で紹介しています。きっとビックリなさるでしょう(興味のある方は議事録そのものをご覧ください)

 さて今回の「水道審議会」はどのような会議になるのでしょう。27日に参加された方の感想をお届けしようと思っています。
                                  kawakami






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袖ケ浦の「土砂災害警戒区域」3 [天災・自然災害]

 千葉県庁「土木整備部・河川環境課、土砂災害対策」が調査作成した「土砂災害警戒区域」の袖ケ浦版がホームページに掲載されていた。今年も災害の季節が目前に迫ってきている。
袖ケ浦市の災害に対する対応準備は万全なのであろうか。

 すでに急傾斜地の崩壊が危惧されている箇所69か所中、急傾斜地の崩壊の可能性がある箇所が63か所、土石流が危惧されている箇所が6か所の、計69か所。これはすでに明らかになっている箇所である。

 今回新たに上記以外に114か所の指摘があった。114か所は急傾斜地崩壊の恐れがある箇所であるという。この114か所は2021年(令和3年)5月までに指定される地域である。
この一覧表はそのままブログ上に掲載不能なので、下記URLを開き、関心ある部分について確かめておかれるがいい。

https://www.pref.chiba.lg.jp/kakan/sabou/keikai/sodegaura.html


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地域外来・検査センター設置 [コロナ問題]

 袖ケ浦市役所のホームページにはまだ掲載されていませんが、昨日木更津市役所にコロナ問題での大きなニュースが掲載されましたので紹介します。PCR検査が、保健所のみで行われていたため、発熱しても4日間は自宅で経過を見なければ対応してもらえなかったPCR検査が、関係機関のご努力で、地元の医師の判断にゆだねられることになったという、明るいニュースです。
 いつ、コロナに襲われるかわからない日々での、大きなニュースです。  kawakami


 ◆ 木更津市役所のホームページに、20日下記のニュースが掲載されました。

★ 地域外来・検査センターを設置しました

ページ番号1007279  更新日 令和2年8月20日
印刷大きな文字で印刷
 新型コロナウイルス感染症の検査体制を強化するため、千葉県から委託を受けて君津木更津医師会が運営する地域外来・検査センターを君津郡市広域市町村圏事務組合が設置いたしました。
 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市の4市は地元自治体として、君津郡市広域市町村圏事務組合とともに、地域外来・検査センターを運営する君津木更津医師会を支援してまいります。

1. 名 称 地域外来・検査センター
2. 設置日 令和2年8月20日(木曜)
3. 場 所 医師の診断によりPCR検査が必要であると判断された方が、混乱なく安全に検査を受けられるよう非公開としています。

検査の流れ
1. 感染の疑いのある方は、君津地域内(木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市)の連携医療機関に事前にお電話の上、受診してください。医師が検査の必要があると判断した場合、連携医療機関が検査予約します。
※個人での検査申し込みはできません。

2. ドライブスルー方式で検体を採取します。指定された日時に「地域外来・検査センター」に自家用車でお越しください。タクシーやレンタカーでの受診はできません。

3. 検体検査を民間検査機関が実施します。

4. 検査結果は、紹介元である連携医療機関から本人へ連絡します。(判定結果が出るまでは、数日かかります。)

5. 検査の結果、陽性であった場合は君津保健所から連絡がありますので、保健所の指導に従ってください。



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台風災害緊急ニュース 2 [天災・自然災害]

 昨日に引き続き、山の井さんの報告を連載します。千葉県の回答をもとに、南房総市をはじめ、近隣の「土砂災害警戒区域」について調査した報告です。袖ケ浦市でも明らかになっているはずなので、すぐ件に紹介の予定です。回答が来ましたら報告します。        kawakami

先月、この場の投稿で、土砂災害警戒区域の指定予定などについて書きました。
先日、千葉県側より回答が届きました。回答はいただきましたが。

 回答が届く前に、私の自宅の裏山含め、127号の勝岩トンネルから富山ふれあいコミセン、岩井袋手前までのあいだにかけて5箇所の区域指定予定があることがわかりました。

 私以外に警戒区域の指定予定に住んでいる方より、
「手紙の趣旨はわかるが、千葉県として何をしてくれるのかがわからない。移転勧告になった場合のお金の問題が一番こまる」

という声が少なくありません。

 県として制度に基づいて、災害リスク回避の観点から区域の指定と、場合によっては移転勧告を出すことになっています。しかし、移転費用は公的な融資でやりくりできるとはいえ、十分とはいえない。

 私の自宅近くある2つの公共建物。
東京練馬の岩井少年自然の家について。建物の裏山は対象ではないが、千葉県の公開されているサイトでは、市道から自然の家に至る進入道路の斜面は、警戒区域の指定予定になっています。
道路の付け替えを含めた工事について、練馬区、千葉県、南房総市で協議を検討をされるだろうか。

 富山ふれあいコミセンについては、建物全体が災害で危険が生じるゾーンになっているようです。ただ、その裏山は民有地だそうです。
 避難場所になっている建物であり、千葉県、南房総市、裏山の地権者のあいだで、その防災対策について検討されるでしょうか。
 万一、富山ふれあいコミセンが、南房総市の出先機関としての機能できない場合に備え、そのバックアップとして、平群にある富山コミセンに一時的に代替することも視野になるのではないでしょうか。

 国道127号の勝岩トンネル近くの斜面についても、警戒区域の指定予定に。127号は指定国道であり、千葉県は国と地権者で調整をされているでしょうか。

 コロナの影響で、私の隣近所にある別荘には、長期に滞在をしている家主さんが少なくないです。私がいただいた手紙をこれらの方々が、目を通されたかどうか。
あらゆるツールを使って、そういった災害の警戒区域などの情報は、確実に伝えるべきではないでしょうか。

 今回、警戒区域の指定予定の手紙を発送したのは、制度への理解と、身の安全を考慮した避難行動のお願いになっています。
 しかし、コロナの状況も含め、いざそのような事態になった場合、千葉県がお願いするシナリオ通りには行かない場合があると思います。
 なにゆえに指定を受ける予定になったのか、どれだけの被害影響が生じるか、避難の段取りをどうするか。やはり、移転となれば金銭含め、具体的にどう手当をするか。
今ある制度に限りがあれば、使い勝手いいように千葉県が国に改善を働きかけることも必要になるでしょう。

 今から4年前。
千葉県より、県内17箇所の災害危険箇所と、それらに福祉施設が所在をしていることを発表。しかし、具体的な施設名までは明らかにしませんでした。
 風評被害や法人さんの了解を得ていないなどの事情があったかもしれません。
実は私の家族、知人がお世話になっている福祉施設近く、また少し離れた箇所が警戒区域の指定予定になっています。
 しかし、近年の自然災害は甚大です。こういうときに、あえて公表をすることで、たとえば避難準備情報がでれば、優先して施設の利用者さんを避難させることが可能ではないでしょうか。

 昨年秋からの千葉県に対する災害対応についての厳しい声に、真摯に向き合い、できることからの取り組みを切望します。
              (この稿、終了。山の井さんありがとうございました。)

この次の書き込みで、18日に掲載になりました房日の私の投稿の原文を公開をする前に、千葉県からの回答内容を若干、手直しをした上で公開します。
そのあとに投稿を




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台風災害緊急ニュース 1 [天災・自然災害]

 昨年の強風災害の記憶はまだ鮮明に残っていることでしょう。今年も必ずと言ってよい台風襲来の時期が迫ってきました。いつもニュースを届けてくれる岩井の山の井さんから、県が取り組んでいる「土砂災害警戒区域の指定」について、回答が届いたとの連絡がありました。この連絡をもとに、袖ヶ浦ではどうなっているのかを確かめたいと思います。今日、明日このことをお知らせします。
 まずは質問に対する県の回答文書です。                kawakami


◆ 2020年7月29日の千葉県庁河川環境課からの、土砂災害警戒区域の指定に関わる回答です。

 知事は急傾斜地の崩落等が発生した場合、特別警戒区域内に存ずる居室を有する建築物に損壊が生じ、住民等の生命または身体に著しい危害を生ずるおそれが大きいと認める時は、当該建築物の所有者、管理者等に対し、当該建築物の移転等の土砂災害の防止等のために必要な措置をとることを勧告できるとされています。
 この勧告は改善措置を強制するものでなく、自主的行動を促すための手段であり、勧告に従うかどうは、あくまでも所有者・管理者等の意思によるとされます。

 なお、移転勧告の実績は全国的に実例はないと、国土交通省より聞いております。
移転費用については、県または南房総市で財政的な支援制度はないが、移転勧告の対象になった場合は、住宅金融支援機構の融資制度がある。

 富山ふれあいコミセンの裏山については、ハード対策はされていません。東京都練馬区の岩井少年自然の家については、土砂災害警戒区域等の指定予定地にはなっていません。
 富山ふれあいコミセンについては、災害時の避難場所になっていることから、その防災上の位置づけについて、南房総市で検討中と聞いています。

 別荘にお住まいの方へは、住民のみなさま同様、資料を郵送または居住地のポストに投函し周知を行い、問い合わせに対応するよう丁寧な説明に努めています。

 県では、土砂災害防止法に基づき、土砂災害から県民の生命を守るため、土砂災害のおそれがある区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地抑制等のソフト対策を推進するため区域指定を進めています。
 この区域指定を進める中で、まずは住民の方々にその危険性を周知し、自発的な避難行動や市から避難勧告等が発令された時に速やかに避難するなど、命を守る行動をとっていただきたいと考え、土砂災害防止法に関する資料を送付をしています。

 以上が千葉県からの回答です。
ごらんになって、千葉県の災害対策についての姿勢をどうとらえますでしょうか。
                 (明日に続く)


 

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教職員のブラック残業 2 [教育]

 昨日紹介した「アベマプライムとは何のことですか?」という質問が届いた。

「AbemaPrime(アベマプライム)」とは、AbemaTVで平日夜9時から11時まで放送されている、「オトナの事情をスルーする」 スマホ発の本格ニュース番組です。〝スマホ世代〟の若者のためのニュース番組を目指し、テレビ朝日1階のオープンスタジオで公開生放送されています。

と紹介されている。言って見れば「無料テレビ」のこと。番組多彩。一度開いてみられるといい。

 さて昨日21時、この「アベマプライム」を立ち上げた。たくさんある番組の中から「給特法の問題について」を選んで話を聞く。明快な語り口で斎藤ひでみさん(公立高校現職)
を中心に、次々と教職員のブラック残業について、問題点を明るみに出してくれた。

1、80年代90年代の団塊の世代は終わった。ということは当時の子どもたちの数は少子化で減少しているはずなのに教育現場は、なぜそんなに忙しのか。

 ① 教育現場の残業負担について旧給特法は、給与の4%支払うことで、残業手当を支払わなくてもよいことになっている。これは行政の甘えがずっと続いていることだ。
 ② 昔に比較して、教科が増えていること、部活動がますます重視されていること、それらの業務についての議論が全くされていないこと。地域のコミュニティがしなければならないことが、すべて教員に押し付けられていること‥等々‥そのことから年間5000人規模の教職員の精神疾患が増えているという現実がある。それらのことに目をふさいでいること。
 ③ 80年代、90年代に熱血教師群像がテレビで描かれ、聖職感を高めたこと
 ④ モンスターペアラントなるものが生じて、教師よりも「上から目線」で対応するようになったこと。
 ⑤ 結果として、このままの状態では教員のなり手がなくなってきている現実がある。

2、そこでようやく「給特法」の改正ということになったが、これがひどい。
 ◆ 変形労働時間【1年単位の勤務時間】の採用。見た目だけの改革でどこまでが教師の業務なのか明確でない。例えば、行事や清掃など教師の仕事ではないと言いながら、それは誰がやるのか?

 結論として・・・教師はへとへとになっている・・一方生徒もへとへとになるまで縛りつけられている。  30分の番組であった。時間不足の感じだったが、もっともっと関心を持ってほしい課題であるというのが私の感想。

◆ なお「給特法」について わかりやすい解説をgooニュースが掲載しているので、最後に紹介する。

◆「給特法」が長時間労働の元凶なのに…

「お茶を濁そうとしているのでは、というのが率直な感想です」と市橋弁護士。(東京合同法律事務所)
 長時間労働の元凶とされる給特法について、抜本的に変えようという意思が感じられないからだ。

 給特法の特徴は大きく2つ。1つ目は、「超勤4項目」といって、(ⅰ)生徒の実習、(ⅱ)学校行事、(ⅲ)職員会議、(ⅳ)非常災害等、以外には時間外労働を命じることができないというもの。部活動指導は入っていない。

 2つ目は、残業代を支払わない代わりに給料月額の4%に相当する「教職調整額」を支給するというものだ。
「これによって、部活動の指導や教材作成にいくら時間を割いても残業代は支払われませんし、そもそも、残業を命じてはいけない建前になっているため、労働時間とすら認められません。
さらに、残業代を支払う必要もなく労働時間とすら認められないのですから、時間を管理するインセンティブも働かず、長時間労働が蔓延しているのです」

●削減ではなく「現状追認」ではないか 過労死リスクも高まる

                              kawakami

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教職員のブラック残業 [教育]

 「8月18日、つまり本日21時~21時半  アベマプライムに出演、給特法の問題について話します。
現職教員 斉藤ひでみ」
こういうメールが入りました。斎藤ひでみさんは、現職教員です。彼の言葉です。

 コロナ下の教員勤務の現状をお伝えしたいと、7〜8月に3回のオンライン・イベントを実施しました。のべ約2,000人の方にご参加頂き、その反響に驚いたばかりです。
イベント中にゲストのたかまつななさんが呼びかけた、「#先生死ぬかも」というハッシュタグは瞬く間にトレンド入りし、その模様を記したヤフー記事はトップニュースにまでなりました。

▼ヤフー記事
・#先生死ぬかも の先につなげたいこと~長時間労働是正に向けた取組み~(嶋崎量)
・夏休み ネットに集まる教員の声 オンライン・イベントに教員と市民が集う(内田良)


 そんな中、私は本日夜のアベマプライム(ネット番組)に呼ばれ、オンラインで出演することになりました。
・アベマプライムの視聴
時間はトップニュースの枠内で、21時〜21時半かと思います。
お時間ある方は、ぜひご覧になっていただけますと幸いです。

本当は「#先生死ぬかも」ではなく、実際に教員の過労死は後を絶ちません。
この問題に向き合わなければと、8/30に過労死ご遺族の工藤祥子さんのお話をお聴きする、オンラインイベントを実施することにしました。

8/30(日)10:00〜11:30
「教師の過労死と変形労働時間制の問題を考える」
9月以降は、これまで以上に過労で倒れる教員が増えていくと考えられます。
引き続き、教員の多忙問題を社会全体で議論する流れが起きればと願っています。

今後とも、よろしくお願いいたします。

◆ 袖ヶ浦では、市役所職員の勤務時間が、22時とか23時とかいう退庁記録があって、私たちを驚かせました。
◆ 袖ヶ浦の教職員の勤務状況はどうなっているのでしょう…気になります。
◆ 「新しい働き方」と称しての奴隷労働をやめさせましょう。

         時間と関心があったらご覧になってください。   kawakami




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冨浦にサーキット? [自然保護]

山ノ井さんから緊急速報・・・ 冨浦にサーキット???

 実は私の地元の南房総市の岩井と富浦の八束の境の山間部にサーキット場の建設計画が。
この場所にある南房総市の市有地を、4年前にこの当該会社であるコーンズ富浦に売却したところから話が進んでいます。

 一番気になるのは、森林開発に関わりますので県との手続き、環境アセス、二級河川の岡本川の水質。そして、なりより住民説明。
 これら、地元とのすりあわせが必要な情報は、ほとんどありません。
ただ、コロナのこともありますので、実際に工事が進むかということもあります。

 ちょうど、土砂災害警戒区域の件を調べていますので、この問題も含め、動向を注視します。

冨浦にサーキット.PNG





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敗戦記念日2 広報そでがうら  [平和]

 (昨日に続く)

◆ 敗戦の日・・・広っぱに集まってラジオを聞く・・真夏の碧空が目に染みた

 函館の空襲の後、再び狩太(ニセコ町)に戻り、援農生活が再開した。空襲の時の強烈な印象があったせいか、なんとなくピリピリとした雰囲気の毎日であったような気がする。戦況はますます悪化し、本土決戦が叫ばれるようになっていた。そんな緊迫した雰囲気は、8月8日の新聞記事で極限に達したような感じがする。

 ヒロシマへの原爆投下は8月6日であった。しかし当時軍部の最高機関であり、すべてを統括していた大本営は、発表を二日延期し8日の発表になったのだ。「原子爆弾」という聞きなれない名称を「ハラコ爆弾」と呼ぶ人もいたくらいである。「新型の爆弾」であり「今までにない強烈な威力を持つ爆弾」であるという。
 続けて9日には、この爆弾が長崎にも落とされた。しかし、その被害の実態はどのようなものであるか、私たちにはわからなかった。

 そんな不安の日々でも、日常の生活は変わりなく、私たちは真夏の焼きつける太陽のもとで黙々と大地に向かっていた。そして十五日を迎えた。早朝先生から
「今日の援農は休みにする。お昼にラジオで重大な発表があるから、時刻になったら会館前の庭に集合すること」
という指示を受けた。「昼食の時間があるというのに、その時間に集まれとはなんだろう?」単純にそう考えて、休みでもあるしほっとして、小川に遊びに行ったり、洗濯をしたりしていたような気がする。

 雲一つない碧空であった。ニセコのお山も昆布岳もくっきりと青空に稜線を際立てていた。天皇陛下の玉音放送であるという。天皇陛下は神様で声など聴いたことがなかった。みんなが耳を澄ましていると、独特の節回しの声が流れてきた。
「朕深く(ちんふかく)世界の大勢と帝国の現状にかんがみ、非常の措置を以て時局を収拾せざるを欲し、ここに忠良なる汝臣民に告ぐ・・・」(資料調査・玉音放送原稿)
 何を言っているのか、さっぱり意味が分からなかった。先生が説明を加えた。
「敵国が出したボツダム宣言を受諾するということだ。ここには、降伏についての条件が書かれてある。それを受諾するということ。つまり戦争に負けて降伏するということなのだ。」

 茫然とした。「今は負けていても、最後には神風が吹き、日本が最後の勝利を得ると教えられ、信じてきたものが、これはどういうことか・・・・」なにか、今までにない悲愴な感情がこみ上げてはきたが、だからと言ってどうすればよいのか・・だれも発言するものはいなかった。
 先生も、その説明をしただけで、何も言わなかった。中学二年生である。真夏の太陽だけが、じりじりと、そんな私たちを焼き付けていた。

原爆投下.PNG
(ヒロシマに原爆投下)

◆ 8月15日号 「広報・そでがうら」
 
 袖ケ浦市は「平和都市宣言」のまちである。8月15日号の「広報・そでがうら」は今までにない編集になっている。第一面「語り継ぐ未来へ」と題し、平和を語り継ぐ会ピーススタッフ・きみつ」の積田文子さん(市内在住)の活動を紹介し、平和都市袖ケ浦」の宣言文が表示されている。
 あと5年もしたら、戦争体験者はいなくなると新聞にあった。袖ケ浦市広報が積極的に「戦争を知らない世代」に対し、語り継ぐ活動を紹介すていることは、素晴らしいことであると思う。
「広報・そでがうら」編集スタッフに敬意と感謝をささげたい。
                                 かわかみ






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