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LNG火力発電所建設説明会 [火力発電所]

 11日午後1時半から、LNGガス火力発電所建設計画にかかわる「環境影響評価アセスメント」の第一段階、環境影響評価方法書についての内容説明会が、市民会館大ホールを会場に開催された。
 コロナ問題の中で、私の予想を超えて30人を超える人たちが集まった。
先に、この建設に当たる「千葉袖ケ浦パワー」社に、「形式的集会に終わることなく、挙手による質疑を行うこと」などを、要請していた効果があって、動画による50分の説明後質疑が行われた。
 一緒に参加された方々が、次々と質問された。発言者の報告から列挙しておく。

 ◆ 先ほどの説明ではCO2についてどの程度の排出量かを予測する、としか説明がありませんでした。最近のかつてない世界的な気象災害、今までに経験したことのない異常な気象現象で気象クライシス(危機)と言われています。昨年の台風で私の家も大きな被害を受けました。
このの原因がCO2の増加にあり、パリ協定で、産業革命時を基準として気温上昇を1.5℃に押さえるには、2010年を基準として2030年にCO2を約半分にしなければならない。
とされています。
2028年稼働のガス火力の出すCO2が年間650万トンです。
CO2を半減するということとの整合は取れるのか、と質問しました。

回答は
政府の計画通り進めれば整合が取れる
との回答であった。

方法書の次の段階の準備書が出来る時期はいつですか?
回答は
来年度中
との回答であった。


 ◆ 環境影響評価項目ごとに定めた評価測定地点の選定の根拠と石炭火力からガス火力に変わったことによって評価項目の加除、見直しがあったのかその内容と理由を質問した。
 その理由はたとえば蔵波小児童に気管支炎が多いこと、木更津の漁業(のり)が影響を受けている実態などから測定定点が適正、公正なのか、企業の判断で選定したのでは?の疑念があり質した。
回答(再質問)では袖ケ浦市、木更津市、市原市それぞれの行政の確認を得て定めた、評価項目の加除見直しについては設備の変更による振動騒音のみで他にはなかった、との説明であった。

 海水温の測定地点は取排水口3ヶ所、市原1ヶ所(と記憶)のみであり木更津市側にはない。
煙突高さが低くなったことによる影響はないのか、測定点を見直す必要がないなのか、
 行政として、環境審議会としてももっと真剣に向き合う必要がないのか、などの疑問が残った報告会であった。

◆ 煙突80mと関連して、地勢との関連で、大気汚染が進むことは間違いないこと。公害が進むこと。
PM2.5 や・光化学オキシダント調査・不調査の対象になっていないことの理由を問いただした。
回答は納得いくものではなかった

 発言は次々と多彩に行われたが、建設賛成意見は、1名、あとはすべて反対意見や、疑問を呈するものであった。
 15日夜も行われる。どのような展開になるのであろうか。

                                 kawakami

 




 



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