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水民営化の恐ろしさ 2 [水道事業]

★ 水道民営化がもたらしたもの
1980年代「民間企業のノウハウを活かし、効率の良い運営と安価な水道料金を」耳に心地よいスローガンとともに導入された水道民営化はどんな現実をもたらしたのか。

 ここに世界の事例が出てくる。値上げ料金とその結果は?
① ボリビヤ  2年で35% ⇒ 採算の取れない貧困地域は水道工事が一切行われず、月収の4分の1にもなる水道料金が払えない住民が井戸を掘ると「水源が同じだから」と言って井戸使用料金を取る事態が生まれた
② 南アフリカ 4年で140% ⇒ 1000万人が水道を止められた。
③ オーストラリア  4年で200%
④ フランス  24年で 265%
⑤ イギリス  30年で 300% ⇒ 数百万人が水道を止められた。

世界銀行、アジア開発銀行。アフリカ開発銀行などの多国間開発銀行とIMF(国際通
貨基金)などは、財政危機の途上国を「救済」する融資の条件に、必ず水道、電気、ガスなどの公共インフラ民営化を条件に入れる。民営化により設立された株式会社の最大の役目は、株主に投資した分の見返りを手渡すことである。追い詰められて汚れた川の水を飲んだ住民が、バタバタと感染症で死亡する間も、運営権を持つ会社役員や株主への報酬はとどまることなく確実に支払われる・・と言う仕組みになっている。

 2018年の経産省のデーターによると、2015年に84兆円であった世界の水ビジネス市場は2020年には100兆円を超えると予測されているという。(続く)

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水民営化の恐ろしさ 1 [水道事業]

 堤未果さんというお名前をご存知であろうか。国際ジャーナリストとして活躍中。既に「黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞」「中央公論新書大賞」「日本エッセイストクラブ賞」等々受賞。現場取材と公文書調査報道で活躍中である。最新の著書の中に「日本が売られる」(幻冬舎新書)という本があり、その冒頭に「水が売られる」という一章がある。
 その衝撃的一章を、今日は紹介したいと思う。   Kawakami

 日本には「水と安全はタダ」という言葉がある。水道普及率97.9%、憲法第25条の生存権で守られた、国民にとって何よりも尊い「命のインフラ」だ。21億人が(世界人口の10人中3人)が安全な飲み水を手に入れられず、45億人(10人中6人)が、安全に管理されたトイレを使えないこの世界で、貧乏・金持ち関係なく、いつでもどこでも蛇口をひねれば、きれいに浄水された水が、24時間出てきて飲める恵まれた国はそう多くない。(ユニセフ・2017年データー)

 冒頭に続く出だしの文章である。人類の命の源である水がこんな状況にあるとは・・本当にそうなのかを確かめるように読んでいくと、165か国中たった15の国の名前が出てきた。
アジアでは日本とアラブ首長国連邦。並べていこう。ドイツ、オーストリア、アイルランド、、スエーデン(ストックホルムのみ)アイスランド、フィンランド、ニュージーランド、オーストラリア(シドニーのみ)、クロアチア、スロベニア、南アフリカ、モザンビーク、レソトの15か国である。

 命の水を、「値札のついた商品」にしたのは誰か‥どうしてこのようになったのか・・そして、そのためどんな事態が起きているのかを読み進めていきたいと思う。(続く)

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市民が望む政策研究会・新年例会 [市民が望む政策研究会]

 今日午前中、新年の例会を開いた。今まで休んでいた人たちも集まり、新人も入って、なかなかの盛会であった。今日は「石炭火力発電所建設計画に対する運動の経過報告」や、今月から2月にかけて行われる集会活動についての計画討議と、市政を巡る情勢についての話し合いであった。

 市政を巡る話し合いでは、私の方から「議会録画配信中であったことを知らないでいたお詫び」も含めて、報告させていただいた。
市政では、広域化の問題で、水道(値上げを含む)、火葬場、ごみ処理場建設計画の3点。
それに市役所庁舎建設、総合計画の課題等の報告、さらには議会の問題点にかかわる提言等を行った。

 討議では、市民の不満の声が随分と寄せられていること。とくに石炭火力絶対反対の声が多いこと。
特に水道は何が何だかわからない。いつの間にか9.9%も値上げがあるのだけど、なぜだか理由がわからない。広域化した水道では、各市からの議員割り当てが、人口割になっているけれど、対等広域化ではなかったのか・・値上げはわざとらしい。9.9%という数字は、10%となれば、消費税と同じになるから、意図的にこういう数値にしたのではないのか。
ほかの3市も同じ数値での値上げなのか…等々。広報水道特集を見てもわからない・・・
とつぎからつぎへと疑問が飛び出した。・・それじゃ一度来てもらって説明してもらおう・・
ということになった。

 集まれば、やはり意見続出である。市の説明会では、こんなに意見が飛び出さない。やはり何を言っても気楽に話せるからなのであろうか・・・

 さて、明日「出前講座」お願いに上がるとするか・・・

                             kawakami

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JR東日本 [JR]

 鉄道研究家の山の井さんから、JR東日本の狂気じみた合理化についてのメールが届きました。
袖ケ浦市長浦駅の時の状況が思い出されます。ご本人の了解を得て掲載紹介いたします。
                             kawakami

 最初に。
 安房地域の議会で鴨川市議会が、YouTubeの動画チャンネルで本会議の録画が見ることができます。
 ちなみに鴨川市議会の本会議の直接の傍聴の際、提案されている議案等の詳細な資料を見ながら傍聴ができます。貸し出しになりますが。

 かずさ4市市議会議員有志による内房線久留里線活性化連絡協議会について
先日の研究会のブログで取り上げていただきましたが、第三者を通じ一部の参加予定の市議会議員には、まだ具体的な情報が来ていないそうです。
4市議会のあいだで連携や連絡がうまくいっていない可能性があるかもしれません。
引き続き、推移を見ていきます。

▼ 3月16日のダイヤ改正で全車指定席化と停車駅削減が問題になっている特急あずさの件

 長野県側の諏訪、岡谷、塩尻の各市をはじめ15市町村と現地の各種団体あわせて55人が、今月7日にJR長野支社へ出向き、ダイヤ改正の再考を求めたようです。
 規模としては夷隅、安房、君津の3地域の市町村が出向いたレベルです。
ひどい駅では現在16本が改正後、わずか4本しかあずさが停まらないのです。
 JR側が明確な回答をしなかったため、ある市町村は支社ではなく東京の本社に長野県と一緒にいくべきという声があったようです。

 JRは気づいていないと思いますが、自ら問題の傷口をひろげたようなものです。つまり地元沿線との信用と信頼です。

 先に先月20日に東京のJR本社に出向いた山梨県側の峡東3市の塩山、山梨市、石和温泉の3駅はあずさがすべて通過になります。
 笛吹市と山梨市は、駅舎を建て替えた直後のこのようなダイヤ改正。石和温泉駅前には峡東3市市民の会の怒りの幟が立っています。
 私の地元のとなり町の鋸南町は長野県辰野町と姉妹都市提携しています。けっして、他人事ではありません。
 来月を予定をしていますが、特急あずさの沿線自治体に出向くのは、もうしばらく、現地の様子をみます。

 もうひとつ
 今月11日、農林水産省がスーパーコンビニ7つの業界団体に対して、節分の恵方巻きの毎年の大量廃棄が生じないよう適切な販売を求める通知を出しました。
 年末のクリスマスケーキもしかり、恵方巻きの大量の売れ残りの廃棄は食品ロスの象徴。この通知を出すのは当然です。

 ちなみに袖ヶ浦市内には、コンビニ大手のおにぎりや弁当を製造する工場があります。袖ヶ浦も無関係とは言えないです。



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原発・借金・脱炭素 [その他]

会員からよくニュースが届く。今日は毎日新聞の特集記事2編と、朝日新聞記事が届いている。いずれも国政全般にかかわる記事である。紹介しておきたい。

▼ 毎日新聞1月4日 日本原発輸出手詰まり
政府が推進してきた原発輸出が暗礁に乗り上げている。国内での原発新増設が見込めない中、輸出戦略の方も白紙に戻りそう。その実態を一面を割いて報告している。一目でわかり表として日本政府・企業の主な輸出計画一覧を挙げておこう。
1、英国 日立事業費高騰で難航  東芝 巨額損失(本日の東京新聞で凍結決定報道)
2、リトアニア 日立  国民投票で建設計画否決
3、トルコ   三菱重工 事業費高騰で実現困難
4、ベトナム  ベトナム政府計画中止
5、台湾  日立 東芝 三菱重工 政府凍結を発表
6、米国  東芝 巨額損失発生

▼ 毎日新聞 1月5日 897兆円 「借金漬け」財政、常態化
国の借金にあたる国債残高が2019年度末に897兆円に達する見込み。
これは月給63万円の世帯が食費、医療費など、毎月の経費が102万円かかり、6万円給与外の臨時収入があっても、まだ33万円借り入れている状態

▼ 朝日新聞 1月7日 迫りくる脱炭素時代
 日本は脱炭素時代という世界の潮流に逆行していることを鋭く指摘。「長期戦略で決意を示せ」と指摘。日本が「環境先進国」という幻想は消えてしまったと説く。

★ 新年早々の、毎日、朝日の論調である。日本の将来が見えない。どういう国になっていくのか。1年1年と不安が増幅していく。私たちは今年何をすればよいのか・・幸い選挙の年でもある。この結果が日本の将来に明るい展望を与えるものになってくれることを念じたい。


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お詫び [議会ウオッチング]

 昨日、録画公開のことについて、君津市議会のことを書きました。そして袖ケ浦市議会でもぜひ実現してほしいと書いたのです。ところが今朝のメールを開くと、篠崎議員からのメールがあり、「袖ケ浦市議会でもやっているので見てください」と、わざわざリンクを張って知らせてくれました。

 早速、12月議会を開いてみようと思ったのですが、パソコンの関係なのか動画が止まったままです。目下会員のプロに頼んで、原因を調べてもらっています。きっと今日中に見られるようになるでしょう。
 12月議会での一般質問で、聞きたかったけれど、時間が取れなかった質問について、さっそく聞きたいと思っています。

 知らないことは恥ずかしいことです。議会事務局に対しても失礼であったと思います。改めてお詫びいたします。
                             かわかみひろし
 
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君津市議会録画公開 [議会ウオッチング]

 昨日、君津市議会の・須永和良議員の議事録を読んでみたいと思い、開いたところびっくりしました。議事録と同時に、録画も公開されているのです。それも12月議会の録画です。
 早速録画で生のまま見せていただきました。一般質問に立った議員さんの名前一覧表があり、議員名をクイックするとすぐ録画を見ることができるのです。

 傍聴に毎議会ごとに出掛けるのですが、すべての議員さんの傍聴は無理なので、質問内容を見て聞きたいところを選んで、出かけます。それでも一回の定例議会で、聞くことができるのは、4人から6人が限界です。自分の仕事があり、通院があり、会議があり、来客があり等々で、残念ですが聞きたくても聞くことができない場合が結構多いのです。その上、議事録は3か月かからないと完成しません。完成するのは次の議会直前ですから、もう次の傍聴準備に入ってしまいます。

 須永和良君津市議会議員のブログには、この録画公開について次のような言葉が述べられてありました。

 「君津市議会の一般質問は生中継で動画を見ることが出来ます。この動画の閲覧者数は1時間ごとに集計されます。私の一般質問の時、傍聴席が満席になることはありません。
 自分の動員力の無さを痛感することもありました。しかしインターネットでの動画閲覧者数ではダントツに多い人が見てくれています。9月議会の一般質問で250名以上、12月議会で170名以上の方が動画中継をみてくれました。録画での動画閲覧者数も含めるとそれ以上になります。本当にありがたいことです。
 読者の皆さん、動画を見てくれた皆さんがいることは大きな励みになります。本年も、媚びず、おごらず、謙虚に、議員としてやるべきことを全力でしていきます。」

 君津市議会に、今日も電話を入れました。市議会の職員の方が誇らしげに話してくれました。
「実は録画公開の方が生中継より早く始めていまして、平成27年6月から始めました。録画公開は皆さんに大変喜ばれています。生中継は翌年7月からでした。」

 さてわが袖ケ浦市でも、生中継は実施されています。しかし録画公開はされていません。
生中継した画面を録画しておくだけで、できることです。君津で出来たことが、袖ケ浦で出来ないはずはありません。市民が一層議会に関心を寄せること請け合いです。
実現を心から要望します。                 kawakami

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JR問題4市議員協議会設立の方向 [JR]

 11月ごろから動きのあった、久留里線の振興とJR内房線の問題点を考える4市議会の議員連絡協議会のようなものが、最近急速に進行し、木更津市議会では全員参加との話が聞こえてきたので、袖ケ浦市議会はどうなのか・・・そもそも、その呼びかけ人は福原議員(前市議会議長)であったので、そのことを関係議員に聞いてみた。

 嬉しいことに、現在着実に進行中で、おそらく袖ケ浦市議会も、ほとんどの方が賛同してくれるであろうとの動きであるとのことであった。君津市議会も議会事務局にお聞きしたところ、「目下、参加希望者を募っているところだが、ほとんど賛同されると思う」とのことで、「会の運営にかかわる企画案など、発起人の袖ケ浦の方から連絡があるだろうと思っています」とのことであった。

 富津市は、直接久留里線にはかかわりないけれど、内房線の問題もあるので、ぜひ参加してほしいという願いがあると議員さんから聞いていたので、富津市議会にも聞いてみた。議会事務局からは「富津は直接久留里線にはかかわりないけれど、内房線の問題は重要なのでぜひ参加したいという議員さんたちがいる。そういう議員さんたちの自由参加になるだろう」とのお話である。

 いずれにせよ、JR内房線問題では、木更津以降急行廃止をはじめダイヤ改悪と駅の無人化や「緑の窓口」廃止が進むという、合理化が進んでいること。久留里線に至っては、ゆくゆく廃止路線にすることが目に見えているような措置を行っていることから、沿線自治体ぐるみの行動が期待されていたものだ。

 今回このようなことが実現しようとしていることに対し、歓迎の意を込めて拍手を贈りたいと思う。なお、この結成集会は、今のところ今月中旬から下旬にかけて行われるであろうとのことだ。結成集会の成功を期待している。     kawakami

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辺野古埋め立て反対 [平和]

 沖縄県名護市辺野古のアメリカ軍基地の移設工事に反対する日系アメリカ人らが、インターネット上で20万人近くの署名を集めてホワイトハウス前で集会を行いました。

 ホワイトハウスの前ではアメリカ在住の日本人など数十人が集まり、移設工事に反対の声を上げました。主催したのはハワイに住む日系4世のロバート・カジワラさんで、ホワイトハウスの請願サイトで埋め立ての是非を問う来月24日の県民投票までは工事をやめてほしいと訴え、トランプ大統領に宛てた署名を集めました。

 デモの主催者、ロバート・カジワラさん:「埋め立てはひどい。沖縄の人々は反対している。大統領たちに反応してもらうために集会を行った。現状は緊急事態だ」
 7日の締め切りまでに20万人近くの署名が集まり、ホワイトハウスからの回答を得るのに必要な10万人の倍近くに上りました。今後、60日以内に何らかの回答があるということです。

私もこの20万分の一に入っています。

ホワイトハウス前.PNG

           朝日WEBニュース    kawakami
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エコシステム千葉事件 [公害]

 私たちの会の事務局長からのメールです。

 長浦駅改札口チラシ配布のとき臭いという市民がいました。今井のMさんも何度か市に行って苦情を言っているとの話もありました。 確証事案
蘇我のJFE周辺住民だけでなく袖ケ浦でも問題を見過ごしていたということは大きな問題と反省

16号姉崎周辺の住友化学、JFE鋼管煙突からいつも汚い白い煙がでているので鋼管の警備員に聞いたら自分は最近入社したばかりで住友の煙突かJFEの煙突か分からないとのことでした。
  (自転車で見にいってくれたので真面目な方)
ここの煙が袖ケ浦久保田や代宿、駅前団地姉崎側にも着地していることがあります。 スマホで録画したが肉眼でははっきり見えても録画は鮮明には撮影困難

 これだけではわからないので、ついていたURLを開けてみてびっくりしました。昨年の3月の話でちょっと古いのですが、こんなことがあったのだ・・おかしかったらすぐ市役所への通報が必要だという教訓になりますので書いておきます。

エコシステム千葉事件
毎日新聞2018年3月10日 地方版 千葉県
 県は9日、袖ケ浦市長浦拓の産業廃棄物処理業者「エコシステム千葉」を廃棄物処理法違反(処理基準違反)で、産廃収集運搬業務などについて16日から10日間の事業停止処分にしたと発表した。県廃棄物指導課によると、同社は昨年6月14日、処理施設稼働中に誤って硫化水素ガスを施設外に流出させた。周辺住民から気分が悪くなったとの苦情もあったという。

 エコシステムという会社は下の地図にあります。この会社が出した「硫化水素」は、腐った卵の臭いの原因で、その時の特徴的な強い刺激臭は「腐卵臭」と表現される。目、皮膚、粘膜を刺激する有毒な気体である。悪臭防止法に基づく特定悪臭物質のひとつ。噴火口から出る火山ガスや硫黄泉などの臭いが「硫黄の臭い」と形容される場合があるが、硫黄は無臭であり、これは硫化水素の臭いをさしている[4]。空気よりも重いため火山地帯、温泉の吹き出し口などの窪地にたまりやすい。(この部分はウイッキペディア参照)

 もう一つびっくりすることは、このニュースを公開している光和精鉱ユニオンは非正規雇用の労働組合です。この会社には、正規の社員の労働組合と、非正規の労働組合があって、その非正規の労働組合からの発信であることにびっくりしました。不安定な雇用状態の中で、誠実に問題を取り上げている労働組合がここにあるということへの驚きです。
 健闘を祈ります。

エコシステム千葉(株).PNG

                             kawakami


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神話崩壊・廃炉の時代 [原発災害]

中西経団連会長が年頭所感で「全員が反対するものをエネルギー業者やベンダー(提供業者)が無理やり作るということは、この民主国家ではない」と発言。安倍内閣が原発輸出を「成長戦略」の目玉に位置付けていることへの批判をしたことが大きな反響を呼んでいます。

 今日の東京新聞は社説で「神話崩壊、廃炉の時代」と題した記事を掲載しています。「核の平和利用」という神話をてこに、被爆国・日本は54基の原発を持つ世界第3位の原発大国になったのですが、福島原発事故で、あっさり崩壊しました。この事故にかかわる費用は最低21兆円からさらに増えることが予想されるというのです。神話は粉々に打ち砕かれ、そこに自然エネルギーの世界的な潮流が、パリ協定と相まって日本に迫ってきています。

 そんな中で、原発に固執する安倍政権は、今度は「小型原発」を打ち出してきています。なぜここまで原発にこだわるのでしょう?「国民が反対するものはしない」という民主主義の原則を、今年はエネルギー分野でも、辺野古でも実現していきましょう。

 最も身近な「東海第2原発の20年再延長稼働」など真っ先に断念すべきです。
                        kawakami

                                     



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海上風力発電 投稿 [石炭火力発電所]

 あけましておめでとうございます。横田のお兄さんです。

 平成最後の年である2019年は、房総の自然の保護、環境にやさしいエネルギーへの転換を求める大事な1年となります。私たちの大好きな房総の海と山は、自然とふれあう楽しい場所であるだけではなく、毎日の生活の源であります。山から湧き出る水を飲み、海で釣れる魚を食べて生活しています。そして、川がもたらす肥沃な土壌は土にもつながっており、房総の豊かな土に育まれたおいしい野菜を食べて生活しています。自然ののどかな風景が見られるだけではなく、日常生活に密着した恵みをもたらし、毎日の健康を支える房総の自然を守るのは私たちの責任です。

 そのために、ゴミを出したら山の処分場に捨てるという考え方、石炭や原子力で多大な労力をかけてエネルギーを燃やす発電をやめて、ゴミを少なくして処分場を減らす、必要な処分場は適切な場所に立地してもらう、自然の気候を使った環境にやさしい発電方法への転換が求められています。平成の次の時代は、新しい技術が更に開発されて進化する時代です。そんな新しい時代に、SLの時代から進歩のない石炭火力を増やす必要はないと思います。新しい時代にはふさわしい発電方法がたくさんあります。環境にやさしい日本を次世代に引き継ぎましょう。

 ここから本題に入りますが、銚子で海上風力発電の実用化に向けた実証実験を1基建てて行っていることは先日お知らせしたと思います。

https://www.chibanippo.co.jp/news/local/551021

https://www.asahi.com/articles/ASLCW5JYDLCWUDCB00W.html

 私たちの千葉県での取り組みであり、袖ケ浦が石炭に走ろうとする一方で銚子は新しい技術の導入に向けて頑張っていることをぜひ皆様に知ってほしいと思います。

 銚子の沖合3kmほどの場所にあり、漁協からの理解もおおむね得られており「興味深い取り組みであり、実用化に向けて漁業と共存できるか見守りたい。」とコメントしています。

 これなら海の環境を侵すことなく運用ができるので、漁業と共存してやっていけるといいと思います。先日、テレビ朝日の「ごはんJAPAN」で、アクアラインの浮島の風の塔が、島の基礎に魚が寄って集まり絶好の漁場になっていることが放送されていました。東京の漁師さんが、風の塔はいい魚がたくさん釣れるのでここまで足を延ばしているそうです。魚が土台で進路を塞がれたところで行き場に困り、進むためのルートを求めて回遊するので、土台で塞がれたまわりに集まるそうです。銚子は千葉を代表する漁業の町です。浮島の風の塔のように、銚子の風車の建てた土台のまわりに魚が集まれば銚子の漁師さんにとって新しい漁場になり、漁師さんにとってもメリットがあり、発電する側にも漁師さんにも両方にメリットがあると思います。

 袖ケ浦は銚子ほどではありませんが、海に面しているので風は東京や埼玉よりも強いと思います。千葉は銚子以外にも風が強いので、風力発電にはうってつけの土地だと思います。観光面でも銚子は犬吠埼がある海の綺麗な町であり、どこからみても雄大な海岸線が広がっています。海の上にある風車は珍しく、町おこしのきっかけにもなると期待できます。

 この海上風力発電が実用化に向けて更なる次のステップに進んでおり、東京電力が原発1基分ほどの能力がある規模の施設の新設を計画しているようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190102-00050004-yom-bus_all

 東京電力は福島事故の反省を受けて、新しいエネルギーへの転換を本格的に目指すことになったようです。実用化になった場合、原発1基分ほどの能力となると200基ほどの風車が海上に建つようです。日本では初めての試みですが、ヨーロッパには実績のある風車のメーカーがあるようで、ヨーロッパでは既に実用化された技術として定着しているようです。東電でも、そのメーカーの技術協力を受けて日本用のものを開発するそうです。


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元日からチラシまき [石炭火力発電所]

 大変穏やかな新年を迎え、いい正月です。 謹賀新年!!ですね
さて新興住宅地へのチラシ配布をして感じたこと、分かったことをお知らせします。

 チラシを配布した地域は蔵波台のカトレアという高齢者介護施設周辺の新興住宅地・福王台の元旭硝子社宅跡地の新興住宅地と農協周辺・・・この2か所は強風もあり外にいる人なしでした。

 袖ケ浦北側
 住民は予想通り若い夫婦が主で幼稚園子供世代35歳が中心でしょうか?若い世代で「石炭火力建設」知っていた人は1名のみ、東電勤務者だけでしたが、知らなかった方に話すと意外に関心を持って聞いてくれ 教えてくれてありがとうと言われます、決して若者は無関心ではなく知らせる努力と方法に問題があると感じました。

 予想通り・・・・新聞取っている方はほとんどないことも事実と分かりました。ですので戸別配布は必須のアクションと確信しました。 若い世代が利用するネット活用も必須と確信

● トピックス 出光バルクターミナルに出入りしている方と会えました。 以前は建設予定地をきれいに片づけてあったそうですが最近はまた資材置き場になってきている とのことでしたが、これは建設断念の動きか、あるいは出光興産繁盛で資材置き場がなくてバルクターミナル利用しているのかは不明

● 高須地域の自治会役員夫婦(散歩中)に会いました、自治会役員対象エナジー説明会をするとき、説明会するのは認めるが我々は賛成ということではないと伝え説明会をさせたそうです。 
参加者誰も発言なく終わったそうで、「石炭なんてとんでもないことです」と言い、歩いて行かれました。もっと詳しく聞きたかったが仕方なし

● 朝、田の草刈りしようとしたらエンジン回らず(チューブ亀裂で)困っているところに散歩の方が歩いてきたのでいつものようにチラシ渡し、説明しようとしたら”前からこの問題気にしていた”と話す話す1時間の演説を聞くはめになって朝の農作業中止。
 2.17集会に弟をつれてくるとのこと、弟は肌の色素がないアルビノの方のボランティアをしていて広いネットワークがあるとのこと、ただし自身の体調があまり良くないのでどうかなとは言っていましたが連絡先も自分から書いてくれた。

◎ このように犬もあるけば棒に当たるじゃないが話しかけが一番の宣伝です。3日長浦駅前無差別チラシ戸別配布、10時からAEON入り口集合でどうですか
 正月、家でゴロゴロしているので普段よりチラシ見てくれる確率高いのでチャンスです!

                        原稿は富樫事務局長

 








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新年に向けて [その他]

 出口市長の挨拶は「広報そでがうら」冒頭に掲載されていますので、皆さんもうお読みになったことでしょう。ここには、その前夜大みそかの日に届いた、石井君津市長の抱負をお伝えしたいと思います。  kawakami


 大晦日を迎え、皆様お忙しくお過ごしの事と存じます。

 本年は市長選挙という大変大きくて重い政治活動を経験し、皆様にも大変なご苦労とご心配をおかけしました。11月1日に君津市長に就任し、2か月余りが経とうとしておりますが、この間臨時議会と12月定例議会に取り組み、様々な引継ぎを受け、かつかねてよりの懸案事項の検討処理とうち続いていて、皆さんと直接お会いする機会が少なくなってしまった事は誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。

 さて、君津市長になった実感のようなものを少し申し上げますと、組織経営とはトップによって全く異なるものだと、知り合いの市長に言われたことを痛切に感じています。特に自治体はトップによって政治的な問題意識もその度合いも異なり、優先課題も違うのです。いくら選挙の時、それぞれの候補が似たような公約を書き連ねてみても、本当に信念から出たものでないと公約倒れになりかねないのです。

 私は多くの公約を掲げ、皆様の後押しを受けて市長になったわけですが、まず直面したのは、公約実現の前に現在中途半端になっている市政の課題や事業を整理統合しないとならない、ということでした。その数はおびただしいものであり一瞬途方に暮れるほどです。こうしたものを着実に片づけて同時並行で公約実現に向けた仕事も進めるわけですが、まず大事なことは私の基本的な政治姿勢と手法を庁内の皆さんにご理解願うことにつきます。

 市長が代わって庁内の雰囲気も変わってきた、と前向きにとらえてくださる職員もおられるようですが、まだまだ職員との本当の対話はこれからです。この後、新年度に向けて予算編成等の重要な仕事が始まります。短期に成果を求めるものと中長期で考えるべきことをしっかり見極めて取り組んでいきたいと思います。

 すべては君津市が少子高齢化という大変な時代を無事乗り切って夢のある未来をつかむためです。それにはやはり、未来会議等を開催し、市民の皆さんの声を聴いて政策やまちづくりに反映していく必要もあります。今一度皆さんのお力を借りて市民が主役の市政を実現したいと思っておりますので、どうかご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 新年には皆さんとお会いして様々なお話をする機会をつくるべく計画しておりますので、お会いできるのを楽しみにしております。平成最後の年の瀬となりますが、来年が皆様にとって素晴らしい年になりますことを祈念申し上げ、本年最後のご挨拶といたします。

   平成30年師走       君津市長 石井宏子

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新年の想い  [市政全般]

新年に思う、石炭火力、残土、東海第2原発に対する姿勢

                    袖ケ浦市民が望む政策研究会 事務局長
                    石炭火力を考える東京湾の会 共同代表  富樫孝夫

 ある市民から私のところに短いメールが届きました。 石炭火力発電についての怒りを込めた意見が書かれていました。
  ▼ 石炭火力建設絶対反対です。
  ▼ 市長は何をやっているのか。
  ▼ 議会は何をやっているのか。
  ▼ 利権がらみの裏があるのか。
  ▼石炭火力を建設すれば、住民にとって絶対によい事は無い。
  ▼煤塵は100%回収できない。窒素酸化物も硫黄酸化物も同様で、空気の性状悪化は避けられない。
  ▼ 時代に逆行するような行いは、やめるべきだ。
  ▼ 石炭火力建設を阻止すべし。絶対反対。断固反対する。
というものです。

 これは、建設事業者への怒りもあるでしょうが、市がちゃんと環境保全姿勢、市民の健康、保全に向き合っていないとの怒りが込められた文面と理解できました。

 確かにある市議会議員の問いに市長は、学識経験者が審議するから、その結果で判断します。という内容で答えています。建設はパリ協定の考えに沿わないことなど頭にないように感じました。
そして学識経験者とは環境審議会のことを指しますがとても短い時間で型通りに検討され単にアセスメント手順を通過させるための道具の印象があります。

 また、このようなこともありました。それは残土埋め立て問題に対する市議会の討論でのことです。
汚れた土が埋められると地下水や、河川水が汚染されるという問題が起こっていて市はこの問題に対応するために住民の合意なしに埋め立てできないよう条件を厳しくしようとする条例を市議会の議題にしたのです。当然、通過すれば市民の飲料水汚染を防ぐ効果のあった市の提案でした。
 ところが驚いたことに新風会の議員はこれに反対意見を述べせっかくの市の提案をお流れにしてしまったのです。

 さらにまたこんなこともありました。
茨城県の東海村にある東海原発2号機の再稼働問題が安全性の観点で大きな問題を含んでいることは新聞やテレビでも報道されていますし、 マスコミの原発に対する意識調査では危険を認識している国民が大多数です。その中でも東海原発は40年ほどの運転がされた老朽原発であり、東京に近いことからもいったん事が起これば避難すらできないと言われている原発であります。
このようなことから再稼働はすべきでないという陳情に反対し否決されたのです。

 市議会議員は市民の健康や安全を考えて働いてくれると信じ、選挙で市民は投票したと思いますが誰が反対したかを知れば驚き、がっかりする市民が多いのではないでしょうか?
私たちの提案で、議会だよりには、議案一つ一つについて、議員の賛否が掲載されています。
市民はこの一つ一つをしっかりと覚えていて、支援する議員が、約束を守っているのか、厳しい目で見ることが必要です。

 今年は市長選挙、来年は市議会議員の選挙の年です。

  市長は何をやっているのか。
  議会は、議員は、何をやっているのか。
  利権がらみの裏があるのか。

という市民の怒りの声に答える、市長、議員各位の奮闘が見える一年になりますよう期待しています。
――事務局――






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