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水民営化の恐ろしさ 1 [水道事業]

 堤未果さんというお名前をご存知であろうか。国際ジャーナリストとして活躍中。既に「黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞」「中央公論新書大賞」「日本エッセイストクラブ賞」等々受賞。現場取材と公文書調査報道で活躍中である。最新の著書の中に「日本が売られる」(幻冬舎新書)という本があり、その冒頭に「水が売られる」という一章がある。
 その衝撃的一章を、今日は紹介したいと思う。   Kawakami

 日本には「水と安全はタダ」という言葉がある。水道普及率97.9%、憲法第25条の生存権で守られた、国民にとって何よりも尊い「命のインフラ」だ。21億人が(世界人口の10人中3人)が安全な飲み水を手に入れられず、45億人(10人中6人)が、安全に管理されたトイレを使えないこの世界で、貧乏・金持ち関係なく、いつでもどこでも蛇口をひねれば、きれいに浄水された水が、24時間出てきて飲める恵まれた国はそう多くない。(ユニセフ・2017年データー)

 冒頭に続く出だしの文章である。人類の命の源である水がこんな状況にあるとは・・本当にそうなのかを確かめるように読んでいくと、165か国中たった15の国の名前が出てきた。
アジアでは日本とアラブ首長国連邦。並べていこう。ドイツ、オーストリア、アイルランド、、スエーデン(ストックホルムのみ)アイスランド、フィンランド、ニュージーランド、オーストラリア(シドニーのみ)、クロアチア、スロベニア、南アフリカ、モザンビーク、レソトの15か国である。

 命の水を、「値札のついた商品」にしたのは誰か‥どうしてこのようになったのか・・そして、そのためどんな事態が起きているのかを読み進めていきたいと思う。(続く)

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