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保線とびゅうプラザ [JR]

 鉄道研究家の山の井さんから、JRの保線問題「びゅうプラザ」問題に対する記事について、感想が寄せられています。直接関係ある部分について、紹介させていただきます。 kawakami


 2日続けて、研究会のブログで保線と、びゅうプラザの話題の掲載を拝読。

 保線については、内房線と外房線は、千葉・木更津・大網の各保線技術センターがあります。安房鴨川駅に派出所があります。千葉土木技術センターの派出が勝浦駅に。
 保線の委託先は交通建設で、わかりやすくいえば幹部の天下り先です。さらに請負業者が複数あります。実際の保線の業務は、交通建設が仕切っているところですが、親会社であるJRから発注がなければ動かない、迅速性がないです。

 びゅうプラザですが。
 成田は別にしても、木更津、茂原への動きは早い対応と思います。少なからずとも、松苗さんの「内房線と地域を守る会」の存在が影響していると思います。
 来月17日の守る会の総会で、いい話題・ネタになります。

 寄稿してくださった方には、行政の立場、鉄道会社の立場といった、それぞれの立場や立ち回りをよく、理解と勉強をしてほしいです。もちろん、物事に対しての自分の考えや信念は必要ですが。

★ いつもありがとうございます。暑くなります。体調に十分お気を付けください。

 
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「びゅうプラザ」のこと [JR]

 昨日に続く、JRに関心を持つ一市民からの寄稿記事をお知らせします。 kawakami


これから、この地域に不便になることが身近な問題として降りかかってくるだろう「びゅうプラザ」の問題について、木更津市は担当者と直接、茂原市と成田市については市長への手紙で見解を伺ったので、その状況をお伝えいたします。

(木更津市)
 企画部地域政策課が公共交通に関する業務を担当。昨年度までは企画課の担当でしたが、今年から地域政策と公共交通に関する部門を独立させ、地域政策課の担当となりました。

 鉄道やバスといった公共交通についての業務は、同課の坂上さんが担当されており、他の案件でも必要がある際には幾度となく市役所に出入りさせていただき、情報を伺ってきております。

 木更津駅のびゅうプラザの問題については、動労の記事を読んで初めて知ったとのことで、早速木更津駅長に確認したところ、「びゅうプラザの合理化を検討しているのは事実だ。」という回答があったそうです。木更津市としては今後、駅長から利用状況や近年の推移などのデータをいただき、それを踏まえた上で今後の要望を検討するという考え。駅長からは、ネット発券や予約サービスの普及で窓口発券されるお客様が減っている、窓口発券が必要なお客様には不便になるが、必要な場合を想定して代替措置として、近隣のJTBや近畿日本ツーリストといった旅行会社にびゅう商品の発券、発売業務を委託するといった策を検討していると駅長から坂上さんに回答があったそうです。

(茂原市)
 都市建設部都市計画課が公共交通に関する業務を担当。市長への手紙を送ったため、その回答文をそのまま掲載します。

「本市にJR東日本から情報提供がありました。利用者の利便性をなるべく低下させないよう代替手段について伺いましたが、詳細については検討中とのことであり、詳細が決まり次第、利用状況等も含め報告をいただき、今後の市としての対応を検討したいと考えております。」


 物事の伝わる経緯、スタンスとしては木更津とほぼ同じと考えていいでしょう。袖ケ浦駅、長浦駅の時はギリギリになるまで情報が明らかにされず、動労千葉からの情報で私たちは初めて知り、市は最後の土壇場になってギリギリでJRから正式に伝えられたという状況だったので、市が駅長に見解を伺って「事実だ」と回答したことや、こんなに早く事前連絡があったのは珍しいことです。

 これまで、動労千葉からの情報をもとに「それは事実だ」と答えたことは、袖ケ浦駅と長浦駅の問題では一切なく、市や議員も正式な申し入れを受けていないと動きが重い始末で、逆に私たちが伺った時に支社担当者から「これは誰から聞いたんだ。」と逆攻めされるような感じだったので、今回のびゅうプラザの件を素直に答えたことは珍しいと思います。

(成田市)
 市長への手紙を送ったため、その回答文をそのまま掲載します。

「JR成田駅にあります旅行カウンター「びゅうプラザ」を廃止する計画に関する情報につきましては、現在、本市では把握しておりません。しかしながら、国際観光都市を目指す本市としましても、びゅうプラザは成田から旅行を考える市民や訪日外国人を含む旅行客の方々にとって大変便利なものであると考えておりますので、その動向について注視してまいります。」


 成田市は木更津、茂原と違い、今のところはJRからの正式な申し入れは受けていないそうです。

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JRの保線外注から思うこと  寄稿 [JR]

 JRに深い関心を持つ一市民からの投稿です。指摘していることはまともなことであると思っています。 kawakami 
 

JR東日本という会社は、この事故以前にも幕張車両センターで洗車機に電車がぶつかる事故や、山手線で架線柱が倒れる事故を起こしているなど、いくつかの大きな事故を起こしていますが、それについて反省することなく、駅業務の委託化やこれからは保線も完全に委託していく方向になっていくようで、これまでの反省、問題点を試みることなく、「一度決めたことはやるんだ」と突き進んでいくことになるのでしょうか。

https://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7662.htm

https://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7669.htm

https://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2014_01_06/n7691.htm

 2014年に川崎駅であった、保線用機械と京浜東北線の電車が衝突した事故、衝突した車両と2両目の車両は衝撃で痛みが激しいため、事故見分の終了後に廃車されましたが、車体の痛みが少なく活用できると見込まれた残りの8両は、東京にあるJRの車両工場で保管されていましたが、編成のすべての車両を廃車することになったようで、残りの8両も5月に入り解体されました。京浜東北線の車両は、首都圏のJR東日本において主力車両であるE233系という電車で、それよりも古い205系や209系といった電車も残っている状況にあって、新しい電車を全車廃車するというもったいないことになりました。こうして、新しい電車を1本お釈迦にするほどの大きな事故を起こしても、まだ、無理な合理化を強引に進めていくことの危
険性に気が付かないのでしょうか。

 廃車された車両は、177編成。京浜東北線では101を基準に編成番号が振られ、この車両は77番目の編成です。この編成は2009年製で、今年で9年目という年式で、事故で失った残りの2両を新製すればまだまだ活躍できるという車両を事故という不手際により、全車廃車する結果になったのです。

 保線業務は、JRが直接工事を施行することはほとんどなくなり、工事を担当するのは子会社や下請け会社に委託されています。工事個所を抽出する巡回はJRで直接していますが、これも委託してしまうことになるようで、新しい電車を衝突事故で廃車するという大きな悲劇を起こしながら、まだ反省がないのか、駅の問題では地域の人の言うことを聞く姿勢がないのかと思います。

京浜東北線回送電車脱線転覆事故.PNG
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第78回原発再稼働反対デモの模様です [原発反対デモ]

君津しで行われた第78回原発再稼働反対デモの模様です
今後以下の催しもありますのでご参加下さい
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袖ケ浦市議会へ要望書提出 [議会ウオッチング]

 本日、「市民が望む政策研究会」会長名で、袖ケ浦市議会議長あて要望書を提出しました。
要望は2点あります。以下全文を掲載しますのでお読みください。  kawakami

袖ケ浦市議会へ2点について要望申し上げます

 5月1日付の「袖ケ浦市議会だより」は、今までとがらりと変わり、読みやすく、そしてわかりやすい内容で作られてありました。議会の絶え間ないご努力にあらためて敬意と感謝の意をお伝えするとともに、さらなる議会と市民の信頼を強めるために2点の要望実現をお願いするものです。

 1点目は議会の努力に水を差すような出来事が、市民には一切知らされないままに、行政内部で起きている異常事態についてです。今回の要望は、このことについて、議会の毅然とした対応をお願いいたします。
2点目は今回のような重要事項についても、議会内に設置されている「全員協議会」を、行政が便宜的に利用することに対する議会内部での検討をお願いすものです。


1、 出口市長の恣意による人事について、議会としての意向を明示していただきたい。

 すでにご承知のように、副市長候補について議会は12対7の票差で不同意であるという意思を表明されました。この決定を受けて数日後に市長は、この候補者を再雇用し企画財政部内に、新たに「政策調整室」との担当部門を設置し、室長として就任させています。それだけではなく、「袖ケ浦市行政組織規則」「袖ケ浦市事務決済規定」を全く無視した任務をこの再雇用者に与え、すでに日常的業務が行われているといった異常な実態が、市役所内部で行われ、一切市民にはその内情は公表されていません。
 私たち市民の代表である議会は、議会決定を無視した今回の「市長裁量権」に基づくと称する人事について、黙認のまま過ごされるのでしょうか。ぜひ何らかの議会の意思を表明していただきますよう要望申し上げます。

 ※ 添付資料ブログ3通 3日現在のべ737名の市民が目を通してくださっています。
  4月の全国からのアクセス数は57092通です。


2、 議会内の「全員協議会」の本来的な活動を期待し要望申し上げます。

① 「全員協議会」とはこの名称そのままに、議員各位が政党・会派にかかわりなく、
自由に政策について、学習し、論議し、意見の相違も大事にしながら、一致できるものがあれば、議会の意思として、議員立法や、行政提示の議案・政策について具体的行動に移すための協議体であるはずだと思っています。
 しかし、最近の「全員協議会」は、行政提示の議題について、行政の一方的説明を受ける会議になっていることと、議員各位の質問も満足にできないというように聞いています。行政は、本来は議会に提出すべき議案でも、全員協議会に議題として提出し、もし質問があれば、次の議会まで待つより仕方のない状況になるような事例も、決して少なくないのだ‥とも聞いています。このような「全員協議会」は必要ありません。
 「全員協議会」が本来の機能を果たされますようご検討を要望します。

②  「全員協議会」は旧態依然のまま非公開になっています。君津郡内の4市中3市は議会事務局に問い合わせしたところ、すべて公開で、(人事・企業秘密事項等以外)傍聴自由です。議会改革に意欲ある袖ケ浦市議会です。一日も早い公開・傍聴自由実現を期待し要望申し上げます。

                            以上
           

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「蘇我石炭火力発電所計画を考える会」健闘中 [石炭火力発電所]

「蘇我石炭火力発電所計画を考える会」健闘中
「気候ネット」の桃井さんからのお知らせです。「蘇我石炭火力発電所計画を考える会」の奮闘に拍手! kawakami

千葉市中央区での建設計画が進められている火力発電所について、市民団体が8日、市に対して計画の中止を事業者に働きかけるよう求める署名を提出しました。千葉市役所には8日、「蘇我石炭火力発電所計画を考える会」のメンバーらが訪れ、集めた署名7550筆を市の環境局の局長らに手渡しました。

 現在、中国電力とJFEスチールが共同出資して設立した「千葉パワー」が、千葉市中央区川崎町のJFEスチール東日本製鉄所の工場跡地に石炭火力発電所を建設する計画を進めています。

 しかし、市民団体は大気汚染や水質汚染が進むうえ、健康被害も生じる恐れがあるなどと主張していて、計画の中止を市が事業者に働きかけるよう求める署名を提出したということです。団体の代表である小西由希子さんは、「世界的に再生可能エネルギーの流れになっている中、あえて火力発電所を建設する問題を伝えていきたい」と話しました。

 なお、千葉パワーの担当者は、「いま行っている環境アセスメントの手続きなどを通じて、できるだけ多くの人に計画への理解をいただけるよう努めていきたい」とコメントしています。
チバテレ(千葉テレビ放送)



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またも内閣の犯罪 [国政]

 この頃は会員が頭にきて、国政のニュースを次々と送ってきます。
テレビに登場しない前の自衛隊の問題ニュースが、今日ようやく報道されていました。今日知らせてくれたのは、内閣府の犯罪ともいうべきニュースです。どれほど内部は腐っているのでしょう?
                              kawakami

内閣府の犯罪
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51746983.html
2018年05月08日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ

 またしても、政府が偽装していたことが判明しました。 毎日の記事です。

 内閣府 公募研究、事前に「内定」応募仕込む

 内閣府が今年度から5カ年で行う「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第2期事業で、研究開発課題の責任者を公募したにもかかわらず、実際は事前に候補者を決め、各課題の詳しい内容を伝えていた。12課題のうち10課題で候補者がそのまま選ばれ、うち9課題は候補者1人しか応募がなかった。今年度だけで325億円、総額1500億円規模になるとみられる大型研究プロジェクトで、公募が形骸化していた実態が浮かんだ。

 責任者はプログラムディレクター(PD)と呼ばれ、具体的な研究計画の立案や参加機関への予算配分など大…

 こんなことが許されていいものなのでしょうか?

 公募とは名ばかり…というよりもインチキではないですか。最初から決まっている訳ですから。

 しかし、松山政司・科学技術政策担当相は、8日の閣議後の記者会見で「結果として各省庁から推薦があった人(候補者)が選ばれているのは事実だが、公正に選んだ結果だ」と述べ、手続きに問題はないとの認識を示したのだ、と。
 
 問題がないどころか大有りだと言うべきでしょう。

 「補正予算で時間がなかったこともあり、やり方をより工夫できればよかった」とも言っていますが、そんなこと理由になるか、と。
 そもそも、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは何か?
 内閣府によれば…

 総合科学技術・イノベーション会議が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために新たに創設するプログラムです。

 第2期SIPは今年度から5年間の事業で、今年度分として325億円が17年度補正予算に盛り込まれたとされていますが、そのような重要でしかも2期目にあたる事業が、何故そもそも補正予算に盛り込まれなければならないのか? だって、以前から行われている訳ですから、当初予算に盛り込まれていないとおかしいではないですか?

 でも、当初予算には盛り込まない、と。
 それは、当初予算はなるだけ額を抑えて如何にも節約している振りをする必要があるからですよね。
 そして、本来なら、突発的な出来事でも起こらない限り成立することのない補正予算が、当然の如く予め想定されている、と。 全然補正の意味なんてないのです。

 というよりも、隠れ当初予算というべきものになってしまっているのです。 そこからして、おかしいのですよ。

 本当に安倍晋三が議長となって進める事業はおかしなものばかり。
 最初から、ルールを守ろうとか、透明性を確保しようなどという意識が微塵もなかったとしか思えません。

 晋三ぼっちゃまのご機嫌を損ねてはいけないと。明らかに国民を舐めているとしか思えません。

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袖ケ浦市議会・新風会だより [議会ウオッチング]

 今日の新聞折り込みに、「袖ケ浦市議会・新風会だより」が入ってきました。
B4判両面色刷りの、きれいな議会会派だよりです。新風会は篠原幸一議員・笹生典之議員・粕谷智浩・根本俊輔議員の4名で構成されています。

 すでに目を通されているでしょうが、1面は議員紹介と「袖ケ浦海側地区における固定資産税・都市計画税の課税誤りについて」の記事、裏面は「4市共同による火葬場建設及び運営に関する協定」と「岩手県紫波町視察の報告」さらに今月20日、根形公民館で行われる会派としての議会報告会のことが書かれてあります。新風会の名称にふさわしい活動報告であると紙面の構成から感じ取りました。

 一面の「みなす課税」の誤りと、その結果を引きずるような形で副市長問題が登場し、現在、異常ともいうべき不透明な市政運営がなされているのですが、このことについて強い批判の意を込めた内容記述がされてあります。私たちの会も、このことについて、議会に要望書を提出することを議会事務局に連絡済みです。内容は追って発表いたします。新風会が積極的に対応されていることに,強い共感を持つものです。市民の前に一層問題点を明らかにしていただきたく、さらなるご健闘を期待するものです。

 火葬場建設については、現状紹介の色が濃い内容です。私たちは、火葬場建設問題については、市原市への依存が8割であるという現状を明らかにし、当初から木更津主軸の4市合同案に反対してきました。4市協議が具体化するにつれ、多くの問題点が浮き彫りされてくる中で、特にその建設方式でPFI方式の採用が提案されていることに注目しています。

 PFI方式にはさらに4方式があり、その中のBTO方式(建設・資金調達を民間が担って、完成後は所有権を公共に移転し、その後は一定期間、運営を同一の民間にゆだねる方式)が最も効率的という視点から重点的に提起されています。
私たちは、ご遺体を商品化し、利益追求に利用する根源的誤りがあることを重視しています。今後具体化の中で様々な問題点が浮上してくることでしょう。たよりの中で「今後あらゆる可能性を視野に議論することが必要だと考えています」とありました。このことについても、積極的議論展開をご期待申し上げます。

 議会だよりが、新聞折り込みの形で、先日共産党の「袖ケ浦民報」が配布され、今回「新風会だより」が届きました。「議会だより」も、編集・内容が変わり読みやすくなりました。
議会の状況が、わかることは市民との信頼を強めることにつながります。経費もかかることなので、勝手なことは言えませんが、各会派でもよいことはまねてほしいものだと思います。ありがとうございました。        kawakami



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子どもと道徳 [教育]

 今日はこどもの日です。だから子どもたちに、皆さんご存知の前前川事務次官の講演で、道徳の教科書のお話をしたことを紹介します。今日はこどもの日であるということは、大人が考える子供を巡る環境を考える日でもあるからです。(日にちがずれてしまいました。ごめんなさい)
                          kawakami

前川:(これから導入される)道徳の教科書に載っている話に「手品師の話」というのがあります。こんな話です。

 腕は悪くはないのだけれども売れない手品師がいて、いつかは大劇場で沢山のお客さんの前で演じたいと思っていた。ある日、道を歩いていると、寂しそうにしている少年に出会った。彼は父親が亡くなり、母親が働きに出ていて、一人ぼっちだという。手品師は少年を喜ばせてあげようと手品を見せたら、その子がすごく喜んだ。「明日も見せてくれる?」と言うので「ああ、いいとも」と約束したわけです。

 ところがその日、家に帰ってみると、電話がかかってきた。

「明日、大劇場で手品をやってほしい。明日出る予定の芸人が病気になって、突然出られなくなった」と。手品師にビッグチャンスが訪れた。

 でも劇場に行けば、子供とした約束が果せなくなってしまう。そういうジレンマを抱えた手品師は、劇場に行くのを断って少年の元に行き、たった一人のために手品をする。

 こういう話なのです。「約束を破らなかった手品師は、誠実ですばらしい人ですね」という話として紹介されているのです。しかし、本当にこれでいいのですか?

 この前、名古屋市の中学校で私が講演をする前に、校長先生がこの手品師の話をしたのです。その校長先生は電話がかかってきた場面で話を止め、生徒の意見を聞きました。そうしたら生徒たちの意見は「劇場に行く」と「約束を守る」という意見にわかれたのです。

 その後、議論をしていったら「その少年を劇場に連れていけばいいじゃないか」という意見も出てきた。そうやって議論をすることが大切なんです。先生が最後まで読んでしまって、生徒が「約束を守ることが正しい」ということだけを覚えてしまうのは良くない。

 いろいろな考えがあることを知ったうえで、自分自身の考えをつくりあげていくことが大切なのです。4月から使われる道徳の教科書も、先生たちがこうした題材をうまく使ってくれればいいのですが……。

前川さん.PNG


講演後に前川氏は、次のように記者に語った。

「今日は手品師の題材を取りあげましたが、『自己犠牲をすることが正しい』という一つの徳目だけを押しつける話になってはいけない。『いろいろな道徳的価値が対峙する場合があるから、それをどうやって切り抜けていくのかを考えないといけない』ということを言いたかったわけです。あの手品師の話は、(道徳の)教科書の書き方としてはやや問題があると思っています」

 戦前は「修身」と呼ばれる、社会が“こうあるべき”と考える人間像を教え込む授業があった。この「修身」は軍国主義とのかかわりなどから批判され、戦後は停止された。その後1955年から「道徳」の時間が設けられるようになったが、人間の生き方に正解はなく、他の教科のように数値的な評価はつけられないことなどを理由に、これまでは教科にはなってこなかった。

 しかし安倍政権がすすめる今回の「教育改革」では「道徳」を教科として扱うことに。週1回・年間35時間の授業を行うことを義務づけ、教科書も作ることとなった。文科省の事務方トップであった前川氏が懸念するこの「道徳の教科化」、実際の教育現場ではどう扱われていくことになるのだろうか?

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JRに対する抵抗 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

JRにおける駅の無人化、あるいは遠隔操作駅への移行は、かなり強硬に行われていることは、東京新聞4月10日号の記事でお知らせしました。この暴挙に対し、ほとんどの自治体が黙して語らない中で、議会で取り組んでいる自治体や、行政が東京本社へ乗り込んでいる自治体などが出てきています。今日は、そのような活動の動きを、鉄道研究家の山の井さんのご紹介でお知らせします。 kawakami

★ 東京荒川区議会の前議員の相馬さまからの回答。

> これは4年前の11月の区議会で全会一致でJR関連の意見書採択のその後についての相馬さまからの説明です。
ご連絡が遅くなりました。JR東日本関係の駅遠隔システム計画=早朝や昼間帯の無人化、業務委託化が、2014年2月から八王子支社で導入され、さらに、田端駅南口、大久保駅南口、東京駅丸の内・地下南口、王子駅南口などで実施されてきました。
2015年以降、荒川区にもかかわる常磐線への駅遠隔システム導入計画の情報もあり、JR東日本田端支社に対して、説明を求め、面談を行いました。また、区議会として超党派で国に意見書を提出し、計画の説明を自治体としてJRに要求すること。無人化反対の行動をとることなどを求めてきました。合わせて、共産党区議団と国会議員も入って、国土交通省の鉄道担当部署とも面談をして、安易な無人化などを行なわないように指導を求めましたが、国はまったく当事者能力に欠けており、JRそのものも計画ありきの姿勢で、南千住、三河島をはじめシステムの導入を強行されてしまいました。
但し、障害者施設のある北区十条駅南口については、国鉄労働組合の取り組みと住民の声もあって、いってい計画を改善したと聞いています。まずは、ご一報まで。
前区議会議員相馬けんいち   補足、先月25日に実際に十条駅の現場を確認しました。

★ こちらは先月20日にJRの東京本社に出向いた群馬県みなかみ町役場よりいただいた回答。
後閑駅の合理化について

山ノ井 様
   この度は、JR上越線後閑駅の無人化に関して情報をご提供いただきありがとうございました。
既に紙面でご覧いただいているように、町ではJR東日本に対して、後閑駅の無人化撤回を求める要望書を提出し、本社を直接、訪問して課題や現状等を説明してきました。
今回の本社訪問においては、無人化撤回の回答は得られませんでしたが、今後については、お互いに出来ることを検討していくこととなりました。
本日までの状況は、以上のとおりであることをご連絡いたします。
返事が遅くなり申し訳ありませんでした。

みなかみ町役場 総合戦略課 企画グループ
379-1393 群馬県利根郡みなかみ町後閑318番地
TEL:0278-25-5001
FAX:0278-62-2291

加えて 以前も書きましたが、埼玉の梅村さえこ前衆院議員の昨年4月の衆院決算委の分科会で、駅の合理化などの関係の質問のやりとりをしています。
>

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日本の外交 [国政]

 今日は会員から寄せられたメールを紹介します  kawakami

「朝日デジタル」記事とそれを読んだ稗史倭人伝さんのブログから

「正恩氏、日本と対話用意」 文氏、首相に伝達 拉致、南北会談で提起 2018年4月30日  朝日デジタル
 安倍晋三首相は二十九日、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と電話で協議した。文氏は、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が二十七日の南北首脳会談で「いつでも日本と対話する用意がある」と語ったことを説明。正恩氏に日本人拉致問題を提起し、首相の考えを伝えたと明らかにした。日韓両首脳は、完全な非核化に向け北朝鮮に具体的な行動を促すことで一致した。

結局、「いつでも日本と対話する用意ある」と金正恩が言った、と文在寅が言った、と安倍晋三が言ったってことか。
日本政府から出てくるのは、伝聞・又聞き、それに歪曲・捏造情報ばかり。
メディアもそれを垂れ流すだけ。

外交での実際のやりとりは、確かめようがない。
つまり、嘘のつき放題である。
都合が悪いときは、「外交上の問題ですので、コメントは差し控える」

首相、トランプ氏から南北会談の説明受ける 電話協議
 協議後、首相は記者団に「詳細な説明を受けたが、詳細については差し控えたい」と述べたうえで、南北会談を「非核化など北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的な解決に向けた前向きな動きであり、北東アジアの平和と安定に向けた歴史的な一歩として歓迎すべきものであるとの認識で一致した」と語った。

「電話協議」は、「電話連絡」の間違い。
「詳細な説明を受けたが」の部分は嘘。
「詳細については差し控えたい」は、「詳細については持ち合わせていない」が正しい。

この惨憺たる状況下、安倍晋三は中東旅行中である。

日中韓首脳会談、東京で9日開催 北朝鮮問題協議へ
ヨルダン訪問中の安倍晋三首相は1日午後(日本時間同日夜)に記者会見し、北朝鮮問題について「(日朝)平壌宣言に基づいて拉致、核、ミサイルを包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を目指していく。我が国の方針は一貫している」と述べた。

「国交正常化を目指していく。我が国の方針は一貫している」

そんな我が国の方針は聞いたことがないぞ。


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講演会のお知らせ 2題 [平和]

 5月の西かずさ地区平和行動について、先にお知らせしましたが、講演がこれに付け加わります。
5月27日の「オスプレイを阻止する会」主催の講演です。さらにこれは先にお知らせしてありますが、6月  には、東京新聞女性記者・望月衣塑子さんの講演もあります。
 この二つの講演は聞き逃すわけにはいきません。カレンダーにしっかりと丸を付けておきましょう。二つの講演のポスターを送ります。(クリックするとポスターが出てきます) kawakami


一つ目は木更津に配備予定のオスプレイを阻止する会
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東京新聞社の記者 望月衣塑子さん講演
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今日は憲法記念日 [平和]

 今日は憲法記念日です。「今日はこのことを書こう」と思いました。それは、戦争を放棄したコスタリカという国へ行った時のことです。私は道行く人をとらえては4つの質問をしました。
① あなたの国にはなぜ軍隊がないのですか
② もし他国から攻められたらどうするのですか
③ 平和を守るためにはどうすればよいと考えていますか
④ この国の問題点を話してください
 誰一人断る人はいませんでした。その場所で書き始めるのです。中には中学生もいたりしました。その中から、少し長いのですが、定食屋のおじさんの回答を書きましょう。彼は奥さんを呼んできて、最後はそこにいるお客さんも仲間に入って、作り上げた回答でした。是非お読みになってください。そして憲法改正論議のウソを見抜いてください。 kawakami

★ 定食屋のご亭主の回答

① とうの昔に武器は放棄した。そこに使うお金を初等・中等教育に注ぎ、多くの人たちが教師になって民主的国家を作る努力をしています。そうすることによって国民の意識は高まり、軍隊の必要はますますなくなることでしょう。

② 美しい祖国に戦争は起きません。平和ということは対話を重視することです。私の国の国民は攻撃的ではありません。国防は国際的人権組織に頼ることです。近隣諸国に攻めてこられてもその時は武器も軍備もないのですが、仕事道具を武器に変え国を守ることでしょう。また、我が国が侵略されたら、世界の各国は黙っていないでしょう。

③ 私たちは、国の主権を尊重します。世界のどんな出来事でも注意をしてみていて大事にします。私たちは常に、恐怖と愛を持っていなければなりません。最後には唯一の神のご加護で心安らかに暮らします。それが平和であると思います。
 私はあなたがこの国に来てくださってとてもうれしいです。私の国が、ひと時でもあなたを困らせたりしないことを祈ります。もし不愉快なことがあったとしても決して早合点は禁物です。どこの国にでも悪い人はいます。しかし毒麦が混ざっていても、麦はすくすくと育ち、やがて毒麦は消えていきます。私は、あなたの国日本を、同じ武器を持たない平和な国として尊敬しています。
 また私の国と違って、先進国として様々な援助をしてくれていることに感謝しています。
どうかアメリカの庭、中東のスイスであるこの国で、楽しく過ごしていってください。

④ この国にも残念ですが、飢餓、貧困、栄養失調など問題がたくさんあります。特に青少年の間に広がっている麻薬、売春、さらには虐待など・・自堕落な人たちがいることは恥ずかしいことです。

私の名前は アジャーラです。 妻の名前は アトリエールです。
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5月の平和運動 [平和]

 5月に入りました。西かずさ地区における今月の平和を求める活動を紹介します。参加できる行事には進んで参加いたしましょう。  kawakami

★ 5月 3日(木) 憲法集会  東京・有明防災公園  11時~

憲法集会.PNG


★ 5月 9日(水) 5月定例街頭情宣活動  木更津駅東口  18;00~19:00

★ 5月12日(土) 4市共同・君津地区原発反対デモ行進 市役所前集合  10:00
4市が順繰りに回っての月一度の脱原発デモです。今回は78回目を迎えます。

★ 5月20日(日) 第7回 脱原発サミット in ちば  14:00~
         会場 東葛教育会館 (柏駅徒歩10分)
2013年から始まった県内の反原発市民団体の合同交流集会は、第2回目が袖が浦でした。
今回は7回目を迎えます。 現地のホームページをご覧ください。
「反原発東葛連合」https://toukaturengo.jimdo.com/

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内房線の小さな駅の無人化  投稿 [JR東日本千葉支社の利用者切り捨て]

 先日は、群馬県の上越線後閑駅の無人化について、新聞の記事を取り上げていただきありがとうございました。

 駅の無人化に対して、支社レベルを越えて東京の本社まで出向いて撤回の要望を伝えた町長の熱意はすごく評価しており、支社長の来訪で要望を伝えたのと市民集会に出席した以外に動きの見られない袖ケ浦市とは雲泥の差があります。町長が本社に出向いたこと、これも大事で皆さんにお伝えしたいですが、それ以上にこの件は大事なことがあります。

 それは、後閑駅は、2016年度実績で812人の乗車人員があり、みなかみ町役場や高校の最寄り駅として、ある程度地域の拠点性を担っていたこと。そういった駅が無人化されたこと。
800人近い乗車人員のある駅が無人化されたことで、私たちの内房線について考えてみましょう。我々の袖ケ浦市は影響を受けませんが、君津より下りでは上総湊でも700人台、小さな駅では200~300人台の乗車人員の駅もあります。浜金谷・保田・岩井・富浦など、そういった小規模の駅が無人化される可能性を心配しています。既に君津より下りの駅は、青堀・大貫・館山・安房鴨川以外の各駅は、夕方をもって駅員さんの常駐が終わり、夜間と早朝は無人になっていますが、ずっと無人駅になるとなれば次元は別の話です。完全な無人駅になったら、夜間と早朝に限って無人化されている現在よりもはるかに大きな影響が出ます。

 君津より下りの駅は、富津市内の青堀と大貫が首都圏郊外の終端である君津に近いこともあって、1000人を越えていますが、それ以外の駅で1000人を越えるのは市の中心駅である館山と安房鴨川だけです。天羽地区の中心で高校もある上総湊でさえ700人台で、1000人は満たしません。JR駅の無人化は乗車人員がいくつで無人化と明確な基準で決まっておらず、乗車人員は少なくても地域の拠点になっていることで有人駅として残っている駅もたくさんありますが、仮に後閑駅の基準をそのまま内房線にも適用するとなると、保田や岩井はおろか、上総湊でさえ無人駅になる可能性があるということです。

 みなかみ町長のこの言葉が釘に刺さります。「駅は住民の生活の一部。住民に十分な説明もなかった。もっと地元のことを大事にしてほしい」まさにその通りだと思います。地元あっての公共交通です。その根本を忘れているような気がします。

 これは千葉では内房線に限らず、外房線では上総一ノ宮より下り、総武本線では成東より下り、成田線では成田より下りに小規模の有人駅が点在しています。不便になる可能性があるのは内房線だけの問題ではありません。久留里線については、横田駅が駅員さんの配置を残したまま、窓口の営業を廃止で何のために駅員さんはいるのか?という状態になっていますし、久留里駅はマルスがなくなり「みどりの窓口」ではなくなりました。窓口営業をしてない横田はもちろん、久留里でも将来的には無人化の可能性は十分あると思います。横田が200人、久留里が400人ですから、久留里は今回無人化の後閑駅の半分です。

 800人程度の乗車人員で無人化ということを考えると、私たちは近隣に200~300人台の田舎の小さな駅を多数抱えており、遠く群馬の対岸の火事と黙って見守ってられないと思います。

                         袖が浦・JRを考える一市民

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