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袖ケ浦市議会議長からの回答について 寄稿 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会あて2点の要望書を5月11日に提出した。① 副市長人事に対する議会としての意思表明 ②全員協議会の在り方に対する要望の2点である。

 袖ケ浦市議会の返事が来ないので5月18日に、どうなったのか問い合わせの文書を送った。
5月22日になって、ようやく回答文書が届いた。回答分をそのまま記載する。(クリックすると大きくなります)

回答書.PNG

 この回答書を読んだ一市民からの投稿である。

 私として、この回答を見て思うことを書きます。
議長の回答として「市議会として、自らの判断により対応してまいります。」というのは、議員がどう考えるかはそれぞれ人によって違いますから、1人1人の考えが違う権利がある、それが議会というものだと考えれば、議長として「自らの判断により」と議長自らの抗議を公式表明しないことも理解できますが、「市議会として、自らの判断により対応してまいります。」というこの言葉、別の方向から言い換えれば、各議員の考え方に任せますと言ってるようにも聞こえます。

 議長として「この副市長・室長人事は、議会制民主主義の論理を無視するものであり、断固として抗議する。」と毅然としたことが言えないものなのか。これじゃ議員任せにしているようにしか聞こえません。副市長人事は反対が多かったことは、そこの時点で各議員としての考えは表明されているわけです。そういう点では、袖ケ浦市議会もまだ地には落ちていない、まともな議員は残っていると言えます。

 副市長に就任することを否決された人間を、すぐに調整室を作り、その室長として実際は副市長並みの業務を行っているというのは、市民に選ばれた議員による議会制民主主義の決定を甚だ無視するものであり、それだけで致命的なことです。議員の上司は市長ではありません。議会は市長の決定とは違った決定を下す権限があります。市の運営を厳しく監視し、市長の決定とは違った決定を下す権限が市民に選ばれた議会の仕事です。

 このことは絶対に許してはいけないことです。市長の独裁と田舎の人脈による癒着人事で、議会制民主主義そのものが愚弄されているのです。それなのに、袖ケ浦の議員は議長を筆頭におとなしいものですね。もっと厳しい人たち、絶対許さないと絶対曲げない人たちが集まる議会であれば、これは市長の辞職決議、不信任決議が出てもおかしくないくらいの大きなことでしょう。


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