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議会一般質問傍聴記 1 [議会ウオッチング]

 昨日12日から一般質問が始まった。昨日はあいにく来客やら、その他もろもろ。せっかくの傍聴に行くことができなかった。小国議員、根本議員の、地籍調査のこと、火力発電所建設のことなど聞きたかったのに残念であった。

 今日の質問は、午後から、笹生猛議員、となみ久子議員、篠崎典之議員。これは聞かずばなるまい。午後1時から午後4時半過ぎまで、じっくりと聞くことができた。しかし、せっかくの録音機の電池が切れていて、録音不能。細かな数字がたくさん出たのに、正確さを欠いてしまう。準備はしっかり整えて出かけるべきであった。

 笹生議員は、街づくりの基本になる自治会で、ふれあい交流の場になるはずの集会所施設について質問した。なんと驚くことに、自治会数186、そのうち集会所を持っている自治会は88しかない。持っていない自治会はどうしているのであろう。近隣自治会の施設を借りたり、公民館を使ったり、分区の自治会では、おおもとの集会所に依存している状況であるという。しかし88ある集会所も、そのほとんどが老朽化している。

 集会所という施設は、修繕、建設補助等には半額の補助を出しているそうだ。問題は、地域の住民が、金額負担を聞いて「それほどまでして建てる必要はない」と言ってしまえば、おしまいである。協働のまちづくりの拠点になるはずの施設であるのに・・地域住民が、本当に必要と感じる集会所であれば、協働のまちづくりも前進するはず・・・

 市内の公共施設白書はできている。しかしこの中に集会所は入っていない。
一方に「協働の街づくり条例」ができているけれど、その基本的拠点になるはずの、集会所はないし、自治会についての市役所内の相談口がなく、聞きに行ってもたらいまわしになってしまった。「政策調整室」を作るより「協働のまちづくり推進室」のほうが、優先順位で言うともっと大事なのではないのか・・・と議員は聞く。

 笹生議員は、このことを言いたかったに違いない。
「市長はこのことに政治生命をかけるつもりはあるのか・・・・そういう姿は全く見えないのだが・・」
 笹生議員の指摘に明確な回答はなかった。
                         kawakami

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G7安倍首相がいない [国政]

 マクロン大統領のツイッターが物議をかましているという。その記事が日刊ゲンダイに出た。
まず記事をそのまま掲載するので読んでみて。確認のため、その時の写真を見たらよい。わが安倍首相はいない。どこに行ったのだ?もっぱらのうわさでは、相手にされず蚊帳の外だという話。
 今日は短いが、あきれた話である。    kawakami

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G7.PNG

 トランプ大統領に詰め寄る各国首相・・あら・・・安倍首相はいない!

安倍首相がいない.PNG

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日本社会の歪みの構図 [日本の将来]

二人の会員から、同時に同じ文書が送られてきた。今日はその文書を紹介しよう。kawakami


「保阪正康が語る日本社会の歪みの構図「BC級戦犯裁判のようだ」
6/7(木) 17:40配信
       
 このところ急激に現代社会の歪ゆがみの構図が浮かび上がってきている。背筋が寒くなるような構図だと言っていい。この1カ月の間に、メディアをにぎわせた事件を並べてみると、すぐに分かる。
 首相元秘書官が、加計学園の獣医学部新設を巡って愛媛県や今治市の職員とは会った記憶がないと言っていたのに、5月の参考人招致では「随行者の中にいたのかもしれない」と修正する。国会周辺で自衛隊中堅幹部が、参議院議員に「おまえは国民の敵」呼ばわりしたとされる(当の幹部は言っていないとのことだが)。愛媛県が国会に提出した文書では、加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と会った際、首相は「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と太鼓判を押したとある。首相のこれまでの答弁内容とは大きく異なる。

 さらに財務省が、森友学園との交渉記録を国会で問題になっているときに意図的に廃棄していた件。防衛省のイラク日報が隠蔽(いんぺい)されていて防衛次官ら17人が処分を受けた件などが、連日新聞の紙面をにぎわせている。
 日本大アメリカンフットボール部の選手が、悪質な反則行為で関西学院大の選手を負傷させた問題もだ。当の学生が監督、コーチの指示をたった一人の記者会見で告白したのに、監督、コーチはそんなつもりで言ったのではないと「(解釈の)乖離(かいり)」で乗り切ろうとしている件も、歪みの構図の典型であろう。

 これらの事象を見ていると、この社会は虚言、ごまかし、言い逃れ、果ては責任転嫁が当然との感がする。そして、この構図は二つの特徴を持っていることが容易に分かるだろう。

 ▽「始末しろ」
 一つは、責任は「より下位の者に押しつけられる」である。もう一つは自衛隊中堅幹部の件のように「言った」「言わない」に持ち込み、うやむやにしてしまおうとの計算である。私たちは、誰の言を信用するのか、という基本的な次元に追い込まれているということでもある。

 この二つの特徴を最もよく重ね合わせることができるのは、太平洋戦争後に、連合国によって裁かれた日本人将校、下士官、兵士のBC級戦犯裁判である。
 日本軍将兵の非人道的行為は、米国、英国、オランダ、フランス、ソ連、中国など各国の法廷で裁かれた。実際に手を染めた兵士は、上官の命令によって捕虜を処刑している。しかし、裁判で上官は「殺害しろ」とは言っていない、「始末しろ」とは言ったけれど、と強弁し、兵士たちが死刑判決を受けたケースも少なくない。トラック島における捕虜の人体実験と疑わしきケースでは、警備隊責任者の海軍中将と軍医長の中佐らの間で、捕虜の処分を言った、言わないの対立を続けた。
それは、下級兵士の運命にまで関わっていく。

 BC級戦犯裁判の残された記録(意図的に焼却されたものも多い)は、末端の兵士に責任が押しつけられていくケースが多いと語っている。この構図は、「言った」「言わない」や「会った」「会っていない」の社会事象と全く同じなのである。

▽時代は正念場
 私は日大アメフット部の監督とコーチが記者会見で語った弁解と孤立する学生、そして柳瀬唯夫・元首相秘書官や佐川宣寿・元財務省理財局長の国会での答弁などは、まさにBC級戦犯裁判そのものだとの感がしてならない。責任を押しつけられる末端の官僚が資料の改ざん、隠蔽を行い、あるいは自死を選ぶ悲劇は、近代日本の歪みの構図と思えてならないのだ。

 もう一つの構図は「下克上」である。自衛隊中堅幹部の暴言は、単に一議員への異議申し立てではなく、立法府の否定に通じている。イラク日報の隠蔽を事務連絡の不備にすり替えるのは、行政の責任者や立法府への公然とした抵抗であり、かつて日本の軍官僚が行っていた「下克上」に通じている。

 いま、私たちは歴史が繰り返されているとの緊張感を持たなければならないだろう。いや「歴史の教訓」が生かされていないことへの怒りと、私たち一人一人の運命が、こんな構図の中で操られていくことを透視する力を持たなければならないはずだ。時代はまさに正念場なのである。(ノンフィクション作家)

 1939年、札幌市生まれ。同志社大卒。「昭和史を語り継ぐ会」を主宰。昭和史の実証的研究を独自の視点で続ける。2004年に菊池寛賞。著書に「昭和陸軍の研究(上下)」「昭和天皇実録 その表と裏」「戦場体験者 沈黙の記録」など。(共同通信)」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180607-00263991-okinawat-oki  


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6日、全国公害被害者総行動 [公害]

 6日は「全国公害被害者層行動」の日でした。袖ケ浦からは、富樫さんが参加し、東京湾の「貧酸素水」問題を取り上げます。乞うご期待!   kawakami
 

 昨日、日比谷公園にデモのため整列している最中から本降りになって、カッパでの行進でした。公園から環境省までの割りに短いデモでしたが出発点と交差点で何度もちょん切られながらでしたので以外に時間がかかりました。

 環境省側は局長をはじめ9名の担当者、そのうしろにさらに4名という、水、大気局総出?のような布陣。私は3名ぐらいかと思い資料を3部しか印刷してなかったので 汗;でもそのことを次長さんに話したら自分でコピーして後で全員に配布しますとのこと

 局長は元千葉の課長をしていた方で蘇我の会との顔見知りで、環境省のたたき上げ・・・
 普通は経産省から来るのが多いとのこと・・昨年5月16日東京湾の会発足時の申し入れのときの方々が異動されたようで今回は顔を知る方は無し

 2時間の会談・・局長が大臣との会談で55分遅れて開始、終了はぴったり、市民側幹事が司会をしたが私の番になったのは終了7-8分前、横から司会が、短く短くとサインをするので言いたいことの半分で時間切れ

 でもさすが局長、毎年参加の市民がくどくどしい話をする方の話を聞きつつ私の資料を斜め読みで内容を理解していて、自分は過去、水を担当していたので東京湾のこと貧酸素水は理解しているが次亜塩素酸と温排水についてはなお勉強させて欲しいとの 回答でした。

 また経産省とは言い合いすることが多いがお互い立場でものいうので・・・との話や妻がゼンソク持ちで天気によってセキしてるとの話もあり、若い担当は公害と言ってもピンとこない人も多いので今日のような機会が役立つ・・・との話がでたり市民の立場を理解している人物と見えました。

 若い担当者は回答メモ書きを読みながらの回答でしっかり頭に入ってないのか、口が滑るといけないから慎重なのかアドリブなしがほとんど・・。

 なお、今日も他部署との交渉があると千葉の伊藤章夫さんが言ってました。伊藤さんは四日市に引っ越しすると帰りのバスのなかでききました。



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新潟県知事選挙 [その他]

 今日9日の東京新聞「こちら特報部」に「明日新潟知事選投開票」「再稼働可否見えにくく」「安倍政権審判も争点」等々の見出しあり、さらに「政治の行方決める分かれ目」との見出しまでついていた。

 例によって「原発再稼働の争点隠し」自公民推薦候補と、政府の不祥事に厳しく、「原発再稼働反対」の旗色鮮明な野党統一候補池田氏の選挙である。

 答えははっきりしている。「これでまだ納得する人いる不思議」(狭山市・小林成子)とは時事川柳の一句だが、「保守王国」の新潟県を大きく変えてきた県民である。「原発隠し・森かけ隠し・セクハラ隠し・隠ぺい、改ざん隠し」に騙されるようなことは、もうあるまい。

 池田候補の当選祝いのニュースを、ぜひ明日には見たいものである。 Kawakami

池田候補.PNG


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交通移動を考える集会  寄稿2 [公共交通機関]

 昨日の報告の続きです。     kawakami


 袖ケ浦でも対岸の火事ではありません。発展の話ばかり聞かれる袖ケ浦でも、平川や根形では同様にバス停から離れた地域が点在しており、特に私の住む平川地区は広いため、不便で困っている人がいます。

【平川いきいきサポートを利用している人からの「生の意見」】

 交通弱者の問題は袖ケ浦市の平川でも深刻で、5月20日の平川公民館で開催された市長の「わがまちの今・これから」では、平川いきいきサポートの運転手さんから、送迎サービスを利用する高齢者から東邦病院まで行ってほしいという要望があるので、行けるようにしてほしいと意見がありました。

 送迎を利用できる場所は、平川地区の病院、スーパー,公共施設と市内の主要病院・公共施設に限られ、今回話に出た東邦病院は木更津にあるため利用できません。いきいきサポートは、平川地区で送迎サービスの他、家事の手伝いやふれあい活動(交流サロン、話し相手や見守り)などをやっている団体で、会員登録している高齢者が利用できるサービスです。送迎は会員登録している人のみが利用できるもので、輸送事業として認可を受けた営業用車両(緑ナンバー車)ではないため、運賃を収受することはできず、経費は会費収入と距離に応じたガソリン代で賄っています。送迎を利用する場合は、距離に応じたガソリン代がかかります。

 質問者より、東邦病院の他、君津中央病院や帝京病院 までも利用したい要望があるとのことですが、これは難しい問題ですね。中央病院や帝京は久留里線やバスを利用し、乗換えが必要になりますが、東邦については久留里線があり、並行する路線バスもあります。その路線バスも赤字のため、市が赤字補填を負担して維持されています。おっしゃるように、体の不自由な高齢者にとって乗り換えはとても大変で、「足が不自由なのに乗り換えろ」という酷な話になりますが、送迎サービスやデマンドタクシーの前提条件は、あくまで既存の幹線公共交通を阻害しない条件の下、成り立っているものであり、仮に要望通り東邦まで利用できるようになると、今度は久留里線やバスとのバランスの問題が出てきます。

 いきいきサポートの送迎サービスがどこまでも利用でき るようになることで、久留里線やバスの利用者が更に減る可能性があり、簡単にいいよとすぐ決定できる簡単な話じゃないです。

 なお、こちらの記事については、富津や館山のタクシー会社が撤退した問題が現実化したのを踏まえ、横田を地盤にするタクシー会社(石原タクシー)の今後の経営について「市長の手紙」で企画課に問い合わせしていますので、その回答と一緒に掲載をよろしくお願いします。


★ 市役所からの返事がありました。

【回答文】
企画財政部長 宮嶋 亮二

 この度、ご提言いただきました内容についてお答えいたします。石原タクシーの経営状況及び今後の事業の見通しについて伺いたいとのことですが、本市では、石原タクシーをはじめ市内のタクシー事業者の経営状況や事業の見通しについては、把握しており ません。
 なお、タクシー業界では、自家用車の普及、鉄道・バスなどの都市交通の整備、人口減少などの要因により、タクシー需要が近年減少傾向にあり、さらに、運転者の高齢化や人材不足が深刻化しており、労働者不足が懸念されるなどの状況にあるとの資料も公表されております。
 この度は、貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。





「平川いきいきサポート」
http://takegaku.life.coocan.jp/index.html (トップページ)

http://takegaku.life.coocan.jp/activity.html(活動内容)


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交通移動手段を考える集会報告 寄稿 [公共交通機関]

 5月31日の13時30分より、富津のまちづくりを考える会による「交通移動手段を考えるための集会」が、上総湊にある富津市民会館2階の会議室で開催されました。

 この集会は2部構成で、前半を富津市による公共交通やデマンドの形態の説明、後半を参加者による質疑応答と質問の時間という形で進められました。

 まず富津市からの説明があり、企画課の公共交通係の赤井聖さんより、資料を「地域公共交通に関する運行形態の種類について」と題し、自動車輸送の事業形態について、乗合バス、貸切バス、タクシー、デマンドタクシーのそれぞれの定義を説明されました。デマンドタクシーは、低路線型、迂回ルート・エ リアデマンド型など様々な形態があります。この運行形態の種類については、下記の中部運輸局の資料に載っています。

 一通り、バスとデマンドタクシーの事業形態の説明が終わった後、形成計画の概要が説明されました。形成計画の説明は、内容をそのまま抜粋している感じで、棒読みで内容を読み上げて進められました。資料をただ棒読みしているだけだと、具体的な話が全くないため、現状の交通にどういう長所があり、一方でどんな問題点があるのか、今後の交通のビジョンをどうしていきたいか、考え方がまだ見えてきません。

 今回、この集会の趣旨は、市と一緒に市民が望む地域交通について考えようと、そういう趣旨でやりたかったようで、配布資料をそのまま棒読みしてい るようでは市の職員と、参加者側で求めているものに隔たりがあるように感じました。参加者の様子を見ていると、バスの維持よりデマンドタクシーを望んでいる人が多いです。質疑応答ではデマンドタクシーの導入について活発な議論がなされました。赤井さんの説明が終了後、質疑応答の時間に入りました。

 意見交換では、地元の人を中心にデマンドタクシーについての質疑応答が活発になされました。質問された参加者のすべてからデマンドタクシーを望む声、公共交通が不便で切実な問題だという声がたくさん出ました。

大型の路線バスはもういらない。
デマンドタクシーを地域で運営するにはどうすればいいか。
タクシー会社に委託しなくても自分たちで運営でき る方法はないか。
竹岡のマリーンヒルでは坂が多く、バス停に出るだけでも一苦労だ。マリーンヒルではボランティアで木曜会という組織を作っている。

など様々な意見が出されました。

 特に私が心に響いたのは、竹岡のマリーンヒルに住むおばあさんからの声です。高齢化しても住み慣れた家に住み続けたいが、バスも走っておらず、タクシーはほとんどいない、近所の人に乗せてもらって上総湊のスーパーや病院に行くが、いつも近所の人を頼るわけにはいかない。だから、近所の人ばかりあてにしたくない、迷惑をかけたくないから歩いて行こうと思っても、足が悪くケガすることが心配だ。マリーンヒルは高台にあり、坂が急でとても歩いていけないという悩みを切実に訴え られました。

 マリーンヒルでは「木曜会」として、毎週木曜日に同じ区に住むボランティアの人が困っている高齢者を無料で送迎する自主的活動をやっており、先ほどのおばあさんもそれを利用しています。おばあさんは、木曜会でいつもただで乗せてもらうのは心苦しく、それ以外に移動手段がないから何とかしてほしい。いつも乗せてもらってありがたいが、運賃を払うわけにもいかないと話していました。

 木曜会はタクシーやデマンドのように正式な認可を受けているものではなく、近所同士の助け合いのため運賃をもらうわけにはいきません。これを自家用車で運賃をもらったら白タク行為で犯罪になります。ボランティアの範疇でやるにしても、現在のやり方は協力者がいて成り立っているもの で、ボランティアで乗せるにしても事故があった時の責任は重く、市を主体に何とか正式な形のデマンドタクシーを導入できないかと、マリーンヒルの自治会長より強く要望がありました。

 天羽地区は幹線道路やバス停から離れた区域がかなり広く点在しており、近くのバス停を便利に利用できる地域が極めて限定的です。路線バスは2路線だけで、それだけでは空白区をとても賄いきれません。バスは幹となる交通であり、維持したほうがいいと思っていますが、天羽地区については地域特性を見た場合、あまりに利用できる場面が限定的で、現在の日東バスを維持するだけではとても地域の不便解消にはつながらないと、現地住民の生の切実な声を聞いて確信しました。

 木更 津でも形成計画でデマンドタクシー、地域コミュニティバスの導入を求める声が鎌足や金田といった外周部で出ていますが、木更津の場合、郊外行きのバスを減らすと市街地でもバスの本数が減る、市街地までデマンドがそのまま乗り入れたらバスを侵害することになるなど、都市近郊故の難しい問題があります。

 富津市の考えている導入スキームで、デマンドを導入するとしたら、市原市のデマンドタクシーの運営形態のように、市が半額、残りの半額を運賃収入と足らない分は地元負担という形を考えているようです。具体的に決まったものはなく、天羽地区という大枠でやるのか、小学校区や自治会区のようなきめ細かな形でやるのか、これから要望を受けて詰めていくようです。
 数年前に地元の要望を 受けて、竹岡地区だけで運営する場合の試算を取ったそうですが、年間で500万円かかるとのことでした。いきいきサポートのようなNPOや自治会による自主運営方式は、許認可の問題や事故があった時の責任の問題があるので市では考えていないようです。

 最後に2点目の質疑で、デマンドをやる場合、天羽地区や大佐和地区みたいな大枠でやるのか、それとも竹岡地区、金谷地区、環地区みたいな小分けにするのか、そういった点はどう考えているのか。
 事業を受託できる会社は台数の多い市内の会社で、富津公園タクシー、日の丸タクシー、大佐和タクシーに限られるだろう。かずさ交通は木更津のため受託が難しいのではないか。そもそも、富津市内は駅の規模も市の規模も小さいのに、各駅で違うタクシー 会社が乱立していて、タクシー会社が多すぎる。これを将来的にできるものなら集約したほうがいいと見解を話しました。タクシー会社の経営がどこも厳しく、利害関係が難しい問題になってるようです。


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ブログ10年 [その他]

 今日2018年6月6日・・特に何の日ということではない。しいて言えば、本日「袖ケ浦市民が望む政策研究会」事務局長が、「全国公害被害者総行動」で環境省に申し入れ会の参加し、袖ケ浦の石炭火力建設を巡って、特に大気汚染と、東京湾漁業壊滅の状況であることを、漁協組合で直接聞いた話を申し入れ文書にして、参加している。

 実は、もう一つ書いておきたいことがある。2008年6月6日、この日は私たちの会のホームページ、そしてブログ開設の日であった。あれから10年。どれほどの記事を市民に、全国に送ってきたのか。現在の到達点を10周年の記念に記録しておきたいと思うのだ。

 2008年、開設当初は、活動の記録ということで月に2~3度の記事から出発した。本格的にほぼ連日更新になったのは、2011年頃からである。当初から本日までの記事総数はブログ片隅に掲示されている。今日現在2432通である。

 当初はアクセス数など気に留めもしなかった。8000という数字が出てきたときにはびっくりした。飛び上がったのは劣化ウラン記事を報告した時である。以下はその一部分

 2011年3月11日のコスモ石油火災の折、隣接する窒素石油化学保管の劣化ウランは延焼をまぬかれた・・という当初のニュースから、その後、屋根の鉄骨がぐんにゃりという状況まで延焼していた実態が判明したことは、前に報告したとおりである。それでは、保管されていた劣化ウランはどのようになったのか危惧されていた。

 これに続く一連のスクープ記事で、一気にアクセス数は30000台に上った。それが現在は通常3万台を維持し、時々跳ね上がって私たちを喜ばせている。今までの最高は、2018年1月石炭火力発電所特集に、なんと112468通のアクセスを記録した。最新の記録は下記の表のごとくである.
.(クリックすると大きくなります)


2018年4月分.PNG


 ブログ全体の管理や、アクセス数の分析等は、副会長さんがしてくださっている。最高に興味関心を寄せてくださっているのは、嬉しいことに市の幹部職員や、議員の方々であるという。

 2008年冒頭に出ていた記事は「議員の採択における賛否を市民に知らせることを求める陳情」についてであった。現在の議会だよりには、当然のように掲載されているが、私たちの陳情の成果である。

 さて、冒頭に書いたように「市民が望む政策研究会」事務局長が交代し新鮮で、全国的な活動を展開している。10年を期し、ブログも徐々に新しい人がつないでくれるはずだ。次の10年のさらなる充実を、皆さんの支援の中で作り上げていきたいものだと念じている。  kawakami

 

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不可解な議会の対応 最終版 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会議員・笹生猛さんのブログ転載最終回です。議会に提出した、私たちの要望書と、それに対する回答について、一議員としての貴重なご意見をいただいたことに、心からの感謝を申し上げます。6月議会が始まります。一層のご健闘をご期待申し上げます。 kawakami

不可解な議会の対応・最終回

政策研究会らかの要望書に対する議会の対応についての追加です。
過日のブログでは、政策調整室の件を綴りました。しかしもう一つの要望、全員協議会に関する部分を追加します。

袖ケ浦市議会として全員協議会のあり方について色々な意見があり、一つの方向性を見出すことが難しい状態です。しかし、検討がなされていないというものではありません。

平成26年9月の議会改革特別委員会の報告書では
「全員協議会のあり方」全員協議会については、過去には、執行部の付議案件に対する質疑を行っていたが、時間の制約等から廃止した経緯があり、質疑を行う場合は、過去の経緯や対象案件を所管し審議する常任委員会との兼ね合い等を検討する必要がある。
全員協議会のあり方の検討に おいては、質疑を設けることについては賛否両論があり、改正自治法に基づく法的な位置づけ、会議公開の可否と合わせて検討していくことが必要である。

平成28年9月の議会改革推進特別委員会の報告書では
「全員協議会のあり方」執行部の付議案件に対する質疑を設けることについては賛否両論が あり、改正自治法に基づく法的な位置づけ、会議公開の可否と合わせて検討していくことが必要である。

と平成24年から4年間(前任期)では検討がなされました。
今任期に入り、議会改革の項目を検討推進する特別委員会が設置されず、前任期に検討された事項が宙に浮いていると感じています。今任期に入って特段の検証がされたという報告を聞いた記憶がありません。

ここから私見ですが、全員協議会のあり方は議会の審議の構造と密接な関係にあります。
この全体像から全員協議会のあり方を検討せねばならないと考えています。
ただ、公開にしたり、公的な機会にしたりすることが目的ではないのです。

私は現状では全員協議会は今のままでイイと思っています。
その理由は、議員に情報を伝達する場が確保される場としての機能があるからです。
問題はここから、委員会の審議に直結する委員会運営や議会運営の構造をつくれるかどうかなのです。こここそ、議会運営委員会の腕の見せ所だと思っています。

筆の勢いに任せて書きますが、議会運営委員会と会派代表者会議のメンバーが同一で運営の方法もはっきりしていないことは問題だと考えます。

公式の議会運営委員会と非公式の会派代表者会議に区別がないのです。
公式な委員会と非公式な会議が同一なため公式非公式を区別するためには、細心の注意と非常な労力が必要になっています。

年々議会としての審議機能の充実が求められている中、議会としての構造改革が必要だと考えます。その柱は常任委員会だと考えています。
縦割りで構成されている常任委員会中心になって審議の場となるのです。
議案でないことも積極的に所管事務調査などを行う構えが必要です。

また議会運営委員会も会派代表者会議とメンバーを違え、各委員会の委員長を中心として構成すべきだと考えます。

全員協議会という場を悪用させないことです。
大切なことを非公式な全員協議会で報告し、「正式に報告した」としてしまう風潮があります。
これはとんでもないことだと思っています。
これこそ「執行部の全員協議会の悪用」だと感じています。

悪用の最たる例は平成20年3月26日の3月定例会が終了した後の全員協議会です。
この全員協議会で出口市長は「南袖地区への火葬場建設は断念しました」と言い放ち、何ら質問を受けることなく逃げ去ったのです。
この態度には議員もいきり立ち、ハチの巣をつついたようになり、同年6月定例会では一般質問で火葬場問題を扱う議員が大挙したのです。

出口市長は一般質問の答弁でも「全員協議会で説明した通り・・・」と全員協議会を引き合いに出すことがあります。執行部側も全員協議会の扱い方をもう一度考え直して欲しいものです。

議会の審議機能向上の構造改革として全員協議会を扱わなければ、アリバイ作りで終わってしまうのです。

いずれにしても、要望書に対して議会の姿勢を示さなければならなかったのですが、この姿勢を示すだけの検討はされていないというのが実際の所ではないでしょうか。

議会が開かれることは、議会の内輪の論理が通用しなくなることなのです。これを乗り越えた議会は沢山出てきているので、頑張っていきます。



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不可解な議会の対応 5 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会議員・笹生猛さんのブログ転載、明日で最終です。 kawakami

話を戻しますが、市民からの要望に対して誠実に答えねばならないのです。
全ての要望に満額回答はできませんが、議会とし誠実であることが肝なのです。

権力の行使は抑制的に

この要望に対する回答書について全員協議会で説明がありました。
その説明に対して多くの議員が疑念を抱きました。その結果多くの議員から意見が出たのです。
また当初の説明の段階では要望書も回答書も議員に配布せず口頭での説明でした。
これも不可解な対応です。

これに対して「文書を配るように」と発言した議員に対して「配布しなくていい」と小声でいう回答書を作成した側の議員もいました。
マンガのような話ですが実話です。

袖ケ浦市の悪弊は「権力者側になるとなんでもアリ」というのがあると感じています。
権力の行使は抑制的でなければならないのです。
時の権力者の気分やその時の状況で基準が変わることがあってはならないのです。
理性的な権力の行使を行うためには、“自分の立場を明確に理解する”ことと“自分のポジションとしてのミッションを明確に持つ”ことではないでしょうか。

議会の役割

私見になりますが、議会が一つの答えを出すことが議会の役目ではないと考えます。
今回の要望のように議会の中でも意見が分かれているモノに対しては、一つの方向性でまとまることは難しいでしょう。

一つの結論を出すことが最終目的であれば、数の論理で押し切る政治になるのです。
議会は多様な民意の代表なのです。
この点から考えれば、多様な民意に基づいた視点で審議を行い論点を提示し問題点を明らかにしていくことが役割だと考えます。
つまり「結論を出すことより、結論に至るプロセス大切」ということなのです。

議会としての誠意

今回の対応は、“市民の立場・感情に立つ”という視点が大きく欠落していたと感じます。
この視点を持つことは、議会や議員の“能力の分野”ではなく“誠意の分野”ではないでしょうか。
今後は議会としての処し方、立ち方を考えることを始めねばならないのです。
これは次の課題です。

ハナシが散らかりましたが、6月19日14時からの総務企画常任委員会で本件を扱います。これは議長も全員協議会の中で明言しましたのでやります。

議会が信頼されるよう、議会が議会としての責任を果たします。

(おわり)


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不可解な議会の対応 4 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会議員笹生猛さんのブログの続きです     kawakami

 議会改革を進めるため大学院で理論を学びました。その理論を学び、実践する場で様々な乖離を経験しました。これが政治の現場のハナシなのです。

議会改革の難所
 議会が変わる第1ステップは「議会として力を発揮できる構造を創ることなのです。
そしてこの構造づくりの中で、議員の気づきが始まり、気づきの連鎖に進むのです。
第2ステップとして、議員が「議会が力を発揮する構造を日常化」するのです。
この第2ステップへの移行が議会改革の難所なのです。

 袖ケ浦市議会で議会改革が軌道の乗らなかった要因を色々と考えてみました。
明確な答えが絞れたわけではありませんが見えてきたことがあります。
それは「議会改革が進んでいる又は軌道に乗った議会には共通点がある」のです。
上手く言葉化できませんが「議員が『議会は市民を代表するんだ』」という認識を共有しているのということです。この認識から「議員はいかにあるべきか」という自らのあり方を省みることになっていくのだと考えます。

議会は市民を代表しているか
 今回の市民の要望書に対する袖ケ浦市議会の対応を振返ってみると、「議会は市民を代表する」という強い認識があれば、お粗末な回答にはならなかったと思います。
自戒の念も含めて、「議会は市民を代表する」ということを深く認識しなければならいと思いました。

進化する先進議会

 わが市議会と友好議会である久慈市議会は進化を続けています。
その根っこは「議会は市民を代表する」という認識は共有しているからだ思っています。
それは色々な場面で久慈市の議員さんたちと話すと、言葉の端々にこの思いを感じることがあるからです。

 久慈市議会は議会報告会からかだって会議へ。そして、現在は政策形成サイクルの策定に入っています。この政策形成サイクル構築でも様々な難所を超えています。

 北川先生が「東日本大震災を機に自治体間の差がでてきている」というハナシをしていたことがあります。この差は住民生活に関係してくるという差だと思っています。

(つづく)


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不可解な議会の対応 3 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会議員・笹生猛さんのブログ転載の続きです。 kawakami

不可解な議会の対応   3

 政策研究会の要望書に対する議会の回答は「実質ゼロ回答」であったことの一端は前稿で触れました。

議会としての統一性

 政策研究会の2つの要望のうち、一つ目の“政策調整室設置についての回答”での問題点は「議会が機関として統一性がない」ことが問題なのです。

 政策調整室設置に関する問題は総務企画常任委員会が所管です。
この所管の委員会で「問題があるかもしれない」ということで、4月から動いていたのです。
この動きは議会事務局職員との間でも共有がはかられていました。
また、委員が局長とも話をしていたのです。地下で動いていたのではありません。議会事務局職員とも共有され、局長にも話をしていた事案にもかかわらず、議長の耳に入っていないというのです。にわかに信じられませんが、議長は全員協議会の中で「知らなかった」と答えたのです。
 お粗末な話ですが、これが袖ケ浦市議会の中で起きているのです。

 私の大学院で研究は議会改革を中心に行いました。その研究に際し政治の現場の深いところまで知る元三重県知事の北川正恭先生に師事しました。
 この2年間、研究生活「地方議会・地方議員の“核になるところ”を仕込まれた」気がします。
核になるとことは「議会は市民の代表」というコトです。
そして本当の代表たるために議員が自己改革を進めるのです。

もったいない議会改革特別委員会不設置

 袖ケ浦市議会でも平成24年からの4年間は議会改革特別委員会を設置して議会改革に取り組みました。
 しかし平成28年の選挙後は改革委員会が設置されませんでした。不可解というより、「もったない」と思ったのです。
 それは、議会改革は「議会として力が発揮できる構造を創ること」なのです。この構造づくりの場がなくなったのです。

 平成28年の改選直後は「改革事項は議会運営委員会で扱う」ということでしたが、議会運営委員会は議会運営をつかさどる委員会で、改革事項を掘り下げて検討する機関としては質が違うと考えます。

(つづく)

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不可解な議会の対応 1-2 [議会ウオッチング]

 今日は、袖ケ浦市議会・笹生猛議員のブログを、ご本人の了解を得て、ご紹介いたします。

 ご承知のように、今年度、副市長候補は議会の同意を得ることができませんでした。出口市長は、不同意直後、市長裁量権によって、議会が不同意であった人物を、実質副市長の業務担当として位置づけ、4月1日以降の市政運営に踏み切っています。このことに対し、私たちは、議会に行政への厳しい監視を求めた要望書を提出いたしました。この要望書の扱いについて、笹生猛議員は、ご自分のブログ上に、5回に分けて、貴重なご意見を述べておられます。是非市民の皆さんにも読んでいただきたく、ご紹介する次第です。     Kawakami

不可解な議会の対応  1

 本年3月議会で副市長人事案を否決した後、突然の組織改変が行われました。
そして政策調整室なるものを設置しました。

 この突然の組織改変に対して、市民、職員、元職員、議員など多くの人から「おかしくない?」という声が上がっていました。

 私自身もこの組織改変を聞いたのは、3月30日の午後、研修に参加中の休み時間でした。
イロイロな思いが交錯をしましたし、反射的に「おかしいんじゃないか」と思いました。しかし、イロイロと釈然としない点はありますが、議決案件ではないので「慎重な対応が必要」だと考えました。

 4月に入ってから、総務企画常任委員会で調査を行うように担当課や委員会のメンバーと準備を進めてきました。

 このような背景がある中で、袖ケ浦市民が望む政策研究会から要望書が提出されました。
要望書の提出、内容は政策研究会のブログで知りました。

 この要望書に関して、議長から所管の総務企画常任委員会には何ら相談も指示もありません。
我が委員会は調査の準備を重ねていたにも関わらず、回答書を出したようです。
この要望書に関して明日の全員協議会で説明等があるようです。
全員協議会での説明を報告したいと思います。

    不可解な議会の対応  2

 今日は全員協議会がありました。
その全員協議会で政策研究会から提出された要望書について説明がありました。
議会内批判は余りしたくないのですが、非常にお粗末な対応だったと感じました。
そのお粗末だと感じた理由は要望書に対する回答書の内容です。

政策研究会からの要望は2つ。
1、政策調整室設置に関して対応せよ
2、全員協議会を改革せよ
この2点でした。

 特にガッカリしたのは、1の政策調整室設置の回答でした。
その回答は「袖ケ浦市議会として自らの判断により対応してまいります」とただ1文のみです。
なぜガッカリしたかというと2つの理由があります。

 一つは、本件に関して4月当初より総務企画常任委員会で調査の準備・調整をはかっておりました。そして6月定例会の中の委員会で所管事務調査を行う予定でした。この様な動きも一切報告されず、「議会は何もしていない」ということに繋がるような回答であったことです。

 もう一つは、「相手の関心にめがけた回答ではない」と言うことです。相手の立場に立って要望書の趣旨を掴み、相手の関心を満たすような回答をすべきなのです。

 このようなことが出来なかったこと、これは議会のあり方としてお粗末だと考えます。
議会改革の基本的姿勢は「市民の立場から」なのです。つまり市民の関心を理解しようとする姿勢が不可欠なのです。

(つづく)


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