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不可解な議会の対応 4 [議会ウオッチング]

 袖ケ浦市議会議員笹生猛さんのブログの続きです     kawakami

 議会改革を進めるため大学院で理論を学びました。その理論を学び、実践する場で様々な乖離を経験しました。これが政治の現場のハナシなのです。

議会改革の難所
 議会が変わる第1ステップは「議会として力を発揮できる構造を創ることなのです。
そしてこの構造づくりの中で、議員の気づきが始まり、気づきの連鎖に進むのです。
第2ステップとして、議員が「議会が力を発揮する構造を日常化」するのです。
この第2ステップへの移行が議会改革の難所なのです。

 袖ケ浦市議会で議会改革が軌道の乗らなかった要因を色々と考えてみました。
明確な答えが絞れたわけではありませんが見えてきたことがあります。
それは「議会改革が進んでいる又は軌道に乗った議会には共通点がある」のです。
上手く言葉化できませんが「議員が『議会は市民を代表するんだ』」という認識を共有しているのということです。この認識から「議員はいかにあるべきか」という自らのあり方を省みることになっていくのだと考えます。

議会は市民を代表しているか
 今回の市民の要望書に対する袖ケ浦市議会の対応を振返ってみると、「議会は市民を代表する」という強い認識があれば、お粗末な回答にはならなかったと思います。
自戒の念も含めて、「議会は市民を代表する」ということを深く認識しなければならいと思いました。

進化する先進議会

 わが市議会と友好議会である久慈市議会は進化を続けています。
その根っこは「議会は市民を代表する」という認識は共有しているからだ思っています。
それは色々な場面で久慈市の議員さんたちと話すと、言葉の端々にこの思いを感じることがあるからです。

 久慈市議会は議会報告会からかだって会議へ。そして、現在は政策形成サイクルの策定に入っています。この政策形成サイクル構築でも様々な難所を超えています。

 北川先生が「東日本大震災を機に自治体間の差がでてきている」というハナシをしていたことがあります。この差は住民生活に関係してくるという差だと思っています。

(つづく)


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