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不可解な議会の対応 1-2 [議会ウオッチング]

 今日は、袖ケ浦市議会・笹生猛議員のブログを、ご本人の了解を得て、ご紹介いたします。

 ご承知のように、今年度、副市長候補は議会の同意を得ることができませんでした。出口市長は、不同意直後、市長裁量権によって、議会が不同意であった人物を、実質副市長の業務担当として位置づけ、4月1日以降の市政運営に踏み切っています。このことに対し、私たちは、議会に行政への厳しい監視を求めた要望書を提出いたしました。この要望書の扱いについて、笹生猛議員は、ご自分のブログ上に、5回に分けて、貴重なご意見を述べておられます。是非市民の皆さんにも読んでいただきたく、ご紹介する次第です。     Kawakami

不可解な議会の対応  1

 本年3月議会で副市長人事案を否決した後、突然の組織改変が行われました。
そして政策調整室なるものを設置しました。

 この突然の組織改変に対して、市民、職員、元職員、議員など多くの人から「おかしくない?」という声が上がっていました。

 私自身もこの組織改変を聞いたのは、3月30日の午後、研修に参加中の休み時間でした。
イロイロな思いが交錯をしましたし、反射的に「おかしいんじゃないか」と思いました。しかし、イロイロと釈然としない点はありますが、議決案件ではないので「慎重な対応が必要」だと考えました。

 4月に入ってから、総務企画常任委員会で調査を行うように担当課や委員会のメンバーと準備を進めてきました。

 このような背景がある中で、袖ケ浦市民が望む政策研究会から要望書が提出されました。
要望書の提出、内容は政策研究会のブログで知りました。

 この要望書に関して、議長から所管の総務企画常任委員会には何ら相談も指示もありません。
我が委員会は調査の準備を重ねていたにも関わらず、回答書を出したようです。
この要望書に関して明日の全員協議会で説明等があるようです。
全員協議会での説明を報告したいと思います。

    不可解な議会の対応  2

 今日は全員協議会がありました。
その全員協議会で政策研究会から提出された要望書について説明がありました。
議会内批判は余りしたくないのですが、非常にお粗末な対応だったと感じました。
そのお粗末だと感じた理由は要望書に対する回答書の内容です。

政策研究会からの要望は2つ。
1、政策調整室設置に関して対応せよ
2、全員協議会を改革せよ
この2点でした。

 特にガッカリしたのは、1の政策調整室設置の回答でした。
その回答は「袖ケ浦市議会として自らの判断により対応してまいります」とただ1文のみです。
なぜガッカリしたかというと2つの理由があります。

 一つは、本件に関して4月当初より総務企画常任委員会で調査の準備・調整をはかっておりました。そして6月定例会の中の委員会で所管事務調査を行う予定でした。この様な動きも一切報告されず、「議会は何もしていない」ということに繋がるような回答であったことです。

 もう一つは、「相手の関心にめがけた回答ではない」と言うことです。相手の立場に立って要望書の趣旨を掴み、相手の関心を満たすような回答をすべきなのです。

 このようなことが出来なかったこと、これは議会のあり方としてお粗末だと考えます。
議会改革の基本的姿勢は「市民の立場から」なのです。つまり市民の関心を理解しようとする姿勢が不可欠なのです。

(つづく)


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