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袖ケ浦市の議会運営について 1~2 [議会ウオッチング]

 ◎ 袖ケ浦市議会・笹生猛議員は、ご自分のブログに、「袖ケ浦市の議会運営について」と題し15回の連載記事を書かれていた。笹生議員にお願いして、転載・紹介の許可を得たので、全文を連載する。議員が、自ら議会運営の問題点を提起するには、相当の勇気が必要である。その勇気に応えたい・・というのが趣旨である。    kawakami
(ナンバーは、笹生議員のブログナンバーである〉

1、 先日、8月7日の新聞折り込みに元議長である方からのチラシが新聞折込にて配布されました。突然の感じは否めませんが、議会の要点を知る人からのご指摘、核心をついている部分とそうでない部分も含めて「非常に意義のあるご提言」であったと感じています。

 今回配布された石井俊夫氏のチラシと袖ケ浦市議会の議会運営の問題点をダブらせて、袖ケ浦市議会の現状を深堀していきたいと考えます。

 現在考えている内容は以下の通りです。
整理しながら項目の変更はあるかもしれませんが、あらかじめ全体像をお示ししたいと考えます。

★ 袖ケ浦市議会の現在の問題点
・議会運営委員会=会派代表者会議 「会派代表者会議とは」
・議会運営委員会の機能不全
・ルールを変えることの手続き
・議員の不勉強

★ 指摘の文教福祉常任委員会での出来事
・スジの悪い幽谷分校のグランド交換の話
・議会への出席要求とは
・職員と議員の関係“議員さま”なのか

★ 現在の地方議会の論点
・議会改革とは
・二元代表制の再構築
・チーム議会

2 元議長からの提言を受け、袖ケ浦市議会の議会運営に関する問題を整理していきます。

 まずは「議会運営委員会の構成員と人数について」です。
議会運営委員会のメンバーは“会派代表者”に限られています。私の記憶では、岡田議長時代に現在のようになったのです。それまでは、会派の人数により会派に人数が割り当てられ、大きな会派からは数名が議運の委員となっていたと記憶しています。このような「議運=会派代表者」という構造は、稀なケースだと感じます。

 岡田議長時代、私は会派に属さず、議運での情報は殆ど得ることができませんでした。
このような状況で「なぜ、会派代表者しか議会運営委員会委員になれないのか」という合理的な説明を受けたことがありません。

 そもそも、議会運営委員会は公式な組織で会派代表者会議は非公式な組織です。
このメンバーを同一にして運営上も区別なく話し合いがなされるような運営が見られるのです。(これは後述します)

 このような状況を無意識に継続していることは議会としての問題です。(続く)




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