SSブログ

一般質問傍聴 4 [議会ウオッチング]

 4人目の登壇は篠崎典之議員である。篠崎議員は大綱2点について質問された。

1、市内公共交通網の整備・充実・具体化について

 市長答弁で、① 現状では都市間交通については鉄道と高速バス8路線 ② 市内路線バス 
③ 地域間はタクシー・ボランティアNPO…以上3つの体系を基本に行われているが、高齢者の増加に従いその対策検討を進めている・・との答弁である

 篠崎議員は、居住権とかかわって、移動手段の保証は人権であるという考えを基調に、過日行われた「地域公共交通活性化委員会」での資料にあった、地域における公共交通移動手段の「コミュニティーバス」と「デマンド方式」との比較表を取り上げて、そのスピードある具体化を迫った。

 この比較表によれば、デマンド型交通では 平日7台、休日4台の毎日運行で9900万円という試算が提起されているという。こういう試算表が提出されたことは前進であるが、「地域公共交通活性化委員会」の次の会議は2月というのは、スピード感にかけているのではないのか・・との追求である。この会議では、委員の中から「外出ができないので、引きこもりになり、うつ病的になっている人もいる」との発言もあったことをあげて具現化についての強い発言をされていた。
 市の方針は段階的検討…との態度を崩そうとはしなかった。

▼ この問題が提起されて、ずいぶん長い時間が流れている。君津市など、とっくに具体化されている。そろそろ思い切った具現化をされたらいいのではないのか・・と個人的には考える。

2、大綱2点目は「水道事業の現状と今後の在り方について」である。

 水道事業の現状についての報告は省き、この問題の焦点は「コンセッション方式」について報告する。コンセッション方式とは、簡単に言えば「民間に運営を委託しているのが現状であるが、その運営権を長期にわたって譲渡する方式」のことをいう。
 この譲渡することについて「今後とも民営化はしないか」市長の考え方を追求したのだ。
市長は「今の時点で民営化について検討もしていないし譲渡の考えはない」との回答であった。「決意を再度お聞きしたい」との追及に「未来永劫などという決意表明はできないしすべきではない」との回答であった。

▼ ご存知であろうか? ① 袖ヶ浦が委託している民間業者は、悪名高きフランス最大の水企業ヴェオリア・ジェネッツ社であること。② 12月から発効になるTPPにはISDSラチェット条項というのがあって、「民間に運営権が譲渡された場合、再公営することは許されない」という項目があることを。一旦運営権が譲渡されると未来永劫ヴェオリア・ジェネッツ社の餌食になることになる。許されない。木更津の水越前市長時代,木更津市は今後PPP方式(官民連携)で行うこと。その手法・策定との文書が、ホームページに記載されている
                             kawakami


nice!(2)  コメント(0)