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東京ガス火力発電所建設計画 [火力発電所]

 9月3日の日経新聞、そして毎日新聞は、東京ガスが、茨城県の日立市と神栖市で計画中の、液化天然ガス(LNG)火力発電所の建設を計画を断念し、当初計画していた袖ケ浦市での事業化調査に注力することを表明したと伝えている。

 東京ガスは、自前の発電所を持つことを中期経営計画で目標に据えているが、その実現に向けての具体化である。200万kwの電源は、当初計画した石炭火力と同じ発電量にあたる。石炭火力は断念したものの、電源確保の目標をLMG燃料での火力発電に変更したというわけだ。
 しかし、茨城での計画の障害は、送電線の容量不足にある。袖ケ浦でも東電は、送電線の容量不足で自然エネルギーの受け入れ制限を行うことを表明しているが、東京ガス200万kwもの電力は可能であるというのか?「変な話?」というよりない。

 東京ガス、出光興産、九州電の合弁で創立した、千葉袖ケ浦エナジー社は、すでに解散の手続きに入っている。新たな調査会社を設立しての取り組みである。その動きに注目していきたい。

                            kawakami
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