SSブログ

一般質問傍聴 3 [議会ウオッチング]

 3人目の登壇は笹生猛議員である。笹生議員は冒頭、今回の一般質問が20分に制限にされたことについて、どこで決まったのか納得できないものがあるということを明言された。
 災害がその理由になっているようだが、こんな時だからこそ・・・という考え方もある。
 決定したのだから、決定に従うが、今後のことを含めて改めて討議したい・・とのことであった。同感である。当初予定の日時の変更があり、その上2日予定が、1日に変更、さらに午前中に絞るという・・・ここには一般質問に対する軽視を感じるのだ。議員の責務のうち最大の重要事項の場であることを、どこかに忘れた措置であったのではないのか?

 笹生議員は、大綱1点に絞っての質問である。投票率向上への取り組みである。
このことについて、議員としての取り組み、行政としての取り組み、教育としての取り組みについて質問された。その中で、私が拍手したこと3点を挙げておこう。

① 議員の責務として、選挙の公約である、マニフェストを作成し市民に公表し、任期末には総括し、市民からの判断を仰ぐということを実施していること。
② 市長の発言として「政治とは生活である」という先達の言葉を胸に、政治についての社会の認識の中に「特殊なもの」と受け止めている傾向があるのではないのか・・と感じているいう。「投票行為は自らの生活を変える最大のチャンスである」ことを日常的に呼びかけたい。
 市長を見直した一言である。

③ 教育のかかわりの中で、ベルリンの小学校を訪れたとき「子供たちに、日本の憲法について話してほしい」と校長に頼まれたという。それが終わったとき校長に言われた言葉
「政治家はオープンであればあるほど、要望が形になるものだ」
それを笹生議員は大切にしているという。
 教育長の教育基本法に書かれている言葉より、この話に拍手を贈る。

 公職選挙法で、ビラ配布が許可になった。ただし制限がある。この項目につて笹生議員は、自らの実践と絡めて、早朝6時から8時までの街宣が、通勤者に一番聞いてもらえる時間である。しかし8時以降でなければビラ配布ができないのは残念であることを話されていた。通勤者数は激減する。公職選挙法は現場の実情に合わないものになっていること明白であると思った。
 困難を乗り越えご健闘を!
                            kawakami

nice!(1)  コメント(0)