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「火葬場問題を考える市民の集い」報告その3 [火葬場問題]

「火葬場問題を考える市民の集い」で噴出した市民の意見。

◎ 噴出した市民の意見を、項目だけ整理して列挙する。生の声を聞いてほしい。

★ なぜ木更津市との共同建設なのか?

「基本的に木更津市は財政がひっ迫している。だから市庁舎建設もオリンピック後まで延期したという状況だ。しかし火葬場の老朽化は相当進んでいて放置するわけにはいかない。そこでいくらかでも建設費を浮かせるために選んだのが、袖ケ浦市との共同建設である。だから袖ケ浦市から可能な限り負担額を引き出そうと図るであろう。基本合意を早く結びたいというのもその根底にあるのは、このあたりにあるとみている。その上、客観的には、交渉力は木更津市の方がずっと高い。交渉の主導力は木更津に取られるだろう。」

「単独建設は、かっての豊かな袖ケ浦市であった時の市民共通の夢であった。現在は単独建設が無理なことを皆知りつつある。だから共同建設が悪いとは思わない。だけど、一方に市原市があり8割の人たちが利用している。そちらを無視するのがおかしい。」

「そんなにあわてることはない。木更津市が計画を進めて建設地を決めてから判断すればいい。
袖ケ浦市が南袖を候補地に挙げることができれば話は別だが、市長は断念してしまった。とにかく基本合意を結んだら後戻りは難しくなる。当面は木更津をじりじりさせて、進捗状況を見ながら判断するのが賢明」

「建設地が奥地の方になったり、君津寄りになったりしたら、長浦地域にとっては非常に不便になる。その上建設した場所に利用が指定されるので、市原には市の補助金が付かないことになる・・不便になるということだ。」

「少々不便でも、木更津市と共同建設を考えるのは、背景に4市合併の力が働いているのではないのか?」
                 (明日に続く・kawakami)

「火葬場問題を考える市民の集い」報告その2 [火葬場問題]

「火葬場問題を考える市民の集い」報告その2

報告は集いの数日前から始めねばなりません。
「所用があって参加できませんが、私の意見をお伝えしてよいのでしょうか。」
「今回も勤務が重なりました。出席できなくてごめんなさい」
等の電話が数本入っています。文書を郵送してくださった方がお二人いました。その中で非常に重要な指摘のあるお手紙があります。まずそのことから始めましょう。

そのお手紙には、私たちの活動への激励がまず書かれてありました。そして次のような鋭いご指摘が2点ありました。少し長いのですが、重要と考えますので、その部分をそのまま紹介します。    kawakami

☆ 基本方針の変更手続きの問題点
1、  市民および市の最重要施設であり、かつ長年の懸案である火葬場の建設にかかわる方針の変更が、市民不在で不透明な考え方で独断にて行われている。出口市長は表面上、市民の意向を最大限に尊重し、市民と協働のまちづくりを進めるとしているが、本件の変更、市民に負担を強いる使用料・負担金の増額及び公共施設のあり方検討等、最も市民の意向を反映し、結論を出さなければならない事柄については、市民に一切説明せず、結論だけを押し付ける一方的な進め方である。
どうでもよい予算の説明会などを実施して、自己満足をしているにすぎないと誰もが感じている。袖ケ浦市の総合計画におけるまちづくりの基本理念「自立と協働のまち」は形骸化している。市においては、火葬場建設について原点にかえり、市内各地で説明会を開催し、丁寧な議論を通じて結論を出すべきである。

2、  袖ケ浦市総合計画(基本構想、長期計画、実施計画)に位置づけられている火葬場の建設について、今回の変更はきちんとした手続きを経て行われたか。
長期計画では「定住環境の整備を図るため、本市独自の火葬場を建設します」としている。⇒これを木更津市と共同で建設すると変更することは重大な変更である。したがって、総合開発審議会への付議等、内部手続きを経て、最終的には議会への丁寧な説明をし、議会の承認が必要である。長期計画は基本構想の次に位置づけられるもので、今後10年間の施策の方向性を示した重要な計画であり、執行部において勝手に変更できるものではないものと思われる。
ついては貴会において、この変更について、そのような一連の手続きが行われ、議会に長期計画の変更について正式に付議され、その了承を得たかどうか確認してください。(全員協議会での簡単な説明や、一般質問への回答ではなく、長期計画の変更について正式に付議されたかです。)
市長は計画行政の推進を何よりも重要として、日々行政を執行しているので、今回の変更も正規の手続きで行い、しかる後に市民への説明会を実施すべきだと思います。
(参考)なお、市町村の基本構想の策定や重要な変更は、議会の議決が必要であると言われております。(地方自治法第2条4項)

★ この後『袖ケ浦市総合計画』に記述されている「墓地・火葬場」に関する文言が参考資料として列記されていました。

◎ ありがとうございました。議員の皆さんに訴えます。ぜひ再度検証をお願いいたします。

「火葬場問題を考える市民の集い」報告その1 [火葬場問題]

「火葬場問題を考える市民の集い」報告その1

本日16日(日)、袖ケ浦市おかのうえ図書館3F視聴覚室を会場に、上記集会が開かれました。今日は11月中旬とは思えぬ、小春日和の気持ちのよい日曜日でした。ほかにも各自治会行事やサークル行事があり、こんな固い行事には20人も集まったらいいかな?・・と思っていましたら、なんと続々と人々が集まってきて、60人を突破したのです。

集会は関会長の基調報告に始まりました。
1、 火葬場利用の実態はどうなっているのか
2、 袖ケ浦市における火葬場建設にかかわる37年間の取り組み
3、 出口市政における朝令暮改の政策の変化
4、 市民の間にある多彩な四つの意見
5、 「木更津市との共同建設」に踏み切った経過と手続きの決定的欠如
6、 今回の決定に対する問題点

 この報告を巡っての意見は素晴らしいものでした。具体的建設方法についての意見の違いはあっても、集約できることは、「市民無視の決定」「手続きの不備」「木更津市との建設をめぐる問題点」「市長の姿勢の問題」などの共通認識でした。通常集会の「決議文(案)」などは、拍手で終わるのですが、その文言の細部についても論議があり、その結果意識が一層深まり、参加者全員一致の決議文になりました。
 この間の意見陳述者の数は、20人を超えました。それだけに真剣にこの問題を考える市民が、数多くいらっしゃることを実感しました。

 非常に残念であったことは、事前に招聘し、担当部局と話し合ったにもかかわらず、行政側から出席を拒否されたことです。行政の説明責任を放棄したことに対し、厳しく抗議したいと思います。また議員の皆さんにも参加を要請したのですが、参加者は1名でした。自治会の役員・関係者が数名参加いただきました。嬉しいことでした。また議員各位の火葬場問題に対するアンケートを取りました。その結果を口頭で報告いたしました。参加者からは、ため息が漏れていました。

 さて、主として参加者から出た意見にどのようなものがあったのか、その報告を明日から掲載します。
お楽しみを・・・・。

kawakami




「火葬場問題を考える市民の集い」開催 [火葬場問題]

明日16日(日)は、いろいろな行事が各地域、各場所で行われるようです。天気予報も好天続きで小春日和の気持ちの良い一日になるでしょう。

さて、市政の重要課題である「火葬場建設問題を考える市民の集い」も明日下記日時で行われます。けさの新聞朝刊には、私たちの会の会報「火葬場問題特集」第3弾が、長浦地区を中心に折込で入っていたと思います。
行政の一方的強行による、火葬場建設問題は、市民の利便性無視と、税金の無駄遣いにつながる不当なものと言わねばなりません。市民の率直な声をあげましょう。ぜひご参加くださいますよう呼びかけます。

時  11月16日(日)午後2時~4時
所  長浦公民館となり・おかのうえ図書館3F視聴覚室
★  火葬場建設問題について、市民の意見交流を中心に話し合います。


「市民の集い」市側参加拒否 [火葬場問題]

市役所のホームページを開きますと、「市長とのふれあいトーク」と題して次の募集の呼びかけが出ています。

「市民と市長のふれあいトーク・参加団体を募集しています」 市では、市政やまちづくりに関して、市民の皆さんの意見や提言などを行政に反映させるため、各種団体や市民グループと市長が直接意見交換を行う「市民と市長のふれあいトーク」を行っています。
これは、市民の皆さんとの対話の機会を制度化し、市民参画の市政をさらに進めるために行うものです。

  さすがわが市政・・・と思い、JR東日本千葉支社の利用者切捨て問題の時は、この「ふれあいトーク」を利用させていただいて、私たちの会員や、呼びかけに答えた総数50人を超える市民の方々が集まり、市長さんと直接意見を交換することができました。その場で市長さんは「私が先頭に立って抗議する」と力強く話され、とても力づけられました。

 今回の「火葬場問題」(木更津市と共同建設の件)では、長浦地区を中心に、市民の間から声が起き、私たちが呼びかけて「市民の集い」を開催すべく、市に責任持って回答できる職員派遣を要請しました。これは「ふれあいトーク」ではありませんが、文字通り「市民の集い」です。ところが、「派遣できない」との回答です。

理由は
①  自治会連絡協議会で説明していること。
②  9月議会答弁で明らかにした以上のことは、内容としてはないので、適切な状況が生じた時点で、市民には説明の機会を設けること。
等の理由が挙げられていました。(まだ他にあったかもしれません、抜けていたらごめんなさい)

 「ふれあいトーク」なら良いけれど、市民団体主催で、行政に説明を求めるという方式ならば駄目なのかな?つまり行政主催でなければ、あるいは市政協力員の肩書を持つ、自治連の幹部の皆さんたちのような方々でなければ、説明してもらえないのかな? もしそうだとすれば・・・なんと寂しいことか・・・と、思ってしまいました。協働という言葉が目の前で踊っていました。

kawakami
 

 

袖ケ浦市の火葬場建設問題を考える(第5話・終了) [火葬場問題]

さて、市が提案した木更津市との共同建設の中身をお知らせしましょう。

1、 建設費の試算・・人口同規模の厚木市・入間市東部との共同建設(H23年度・19年度)供用開始の事例を参考に、建設費・維持費(20年間)割り出した金額は15億3893万2千円でした。用地は別です。
2、木更津市とは基本合意を年度内に結びたい。
というものです。

 現在、市民の間には、火葬場を巡って4種類の意見があります。

① 今はその時期ではない。現状のままでよい。~市の負担年間2800万円~

② 市原市との共同運用はできないか。また市原市の施設も建設以降15年を経過している。間もなく10年以内には共同建設は可能である。木更津市は人口13万人、市原市は人口28万人だ。負担する額も木更津よりずっと安くなると思う。なによりも便利だ。共同運用の場合、償却費として計算するので5億6千万程度で済むと思う。

③ 木更津市との共同建設は、15億4千万というけれど、この試算の根拠になった供用年度はH23年だから、建設はその2年前、つまり21年になる。5年間の間にオリンピックが決まり、資材高騰、この金額の 1,5倍とみてよい。それに用地費がかかる。10億は上乗せを考えた方がよい。

④ 市内単独建設は、もう無理だと思う。南袖も今の賃貸方式であれば、減価償却には100年かかるという話も聞こえている。もし取り組むとすれば林地区よりない。いずれにせよ購入済みの土地でなければ不可能だ。市の試算では用地を除いて26億4千万円ということだ。これも甘い。

さてみなさんは、どの案が最も良いと思われますか?
以上が火葬場をめぐる37年間の経緯と、袖ケ浦市のハコモノつくりによる財政緊迫状況を確かめてきました。

当面しては、心を落ち着けて、木更津市との基本合意などあわてることなく、任期内にこだわらず、ゆったりと取り組まれることを、あらためて市長にお勧めします。




袖ケ浦市の火葬場建設問題を考える(第4話) [火葬場問題]

 出口市政第2期が23年10月の再選で決定した直後の11月14日、火葬場が老朽化した木更津市から、共同建設の打診が舞い込みました。しかし議会では「メモリアルパーク検討特別委員会」の討議が続いています。
その結果を待ちました。「メモリアルパーク検討特別委員会」は報告は24年9月議会に報告されたのですが、次の5点について、市に要請しています。

① 市は火葬場予定地の選考において、今後も断念した南袖用地も一つの候補地として視野に入れ検討を進めること。                        
② 市は火葬場予定地の候補地として、南袖用地以外の適地を選考した場合においては、速やかに議会へ報告して了承を得るとともに、南袖用地の火葬場建設に代わる有効な土地活用方策を検討し、議会へ報告すること。
③ 市は(2)においては南袖用地の火葬場建設に代わる有効な土地活用方策の確定なしに、火葬場建設にかかわる一切の手続きに入るべきではないこと。         
④ 市は、火葬場建設に当たっては、議会とともに進めること。
市は25年2月15日の全員協議会でその回答を出すと同時に、今までの方針を一変して、木更津市との共同
建設を打ち出します。

  一方、大型公共事業は止むことを知らない勢いで、長浦駅舎・袖ケ浦駅舎の建設に踏み切っていました。
長浦駅舎25億5951万円   袖ケ浦駅舎  23億841万円   合計 48億6792万円
このうちJR負担はわずか2,4%という金額です。おまけに26年2月22日の長浦駅舎完成の日から「緑の窓口」が廃止され、みどりの窓口利用者は、「姉崎駅」か「木更津駅」まで行かねばならなくなりました。駅舎は新しくなってJRは不便になったという結果です。おまけにエスカレーターは維持費がかかるのでつけることを許可しないというJRのあきれた利用者切捨ても明らかになりました。

 ここでは取り上げませんが、必要な学校給食センターの建設も完成しました。この後、市庁舎の改築議会棟の新築等が控えています。

 財政は当然のように悪化していきます。市は「持続可能な財政構造確立のための集中的な取り組み」なるものを策定し、公共施設利用料金の見直し、助成金のカット等・・・行政サービスが一気に落ちてきています。
 そこに木更津市との共同建設による「火葬場建設」が、急きょ浮上してきたという経緯があるのです。さてそ
れではどうしたらよいのでしょう?(第4話)






袖ケ浦市の火葬場建設問題を考える(第3話) [火葬場問題]

小泉市長は、この後「袖ケ浦駅北側開発」という区画整理事業を、市施行で行うことを発表します。計画は183億円という巨額がかかることと、市民が全く知らないまま計画が進められたことに対する怒りから、反対運動が起き、平成17年10月、住民投票が行われました。なんと有効投票の64,5%が反対という圧倒的差で反対結果がでたのです。かくて小泉市長は退陣します。

現出口市長は、平成19年10月の市長選挙で当選。現在2期2年間を迎えています。
当選と同時に、懸案の「火葬場建設」に、従来通り市内単独建設の方向での取り組みを、平成20年に入って開始しました。

 当初、火葬場として購入した南袖地区にある土地に建設すべく、地元と協議を開始します。しかし3月議会では、あっさり地元との合意に至らず断念を議会で表明し、市内の適所に建設することを表明しました。
この断念に対し、当然のことながら、議会は反発しました。
 
 ・平成20年9月議会で「メモリアルパークの南袖建設計画断念の撤回を求める決議」可決
 ・平成21年3月議会では、議長から市長への質問書提出、市から5月には回答が出ます。
 ・さらに21年9月議会には(仮称)「メモリアルパーク検討特別委員会」設置、2年8カ月の討議を経て
24年9議会に報告。

 と、立て続けに抗議反発したのですが、市長の姿勢は変わりません。実は、この間に重要なことが、いくつか起きています。
 
 その第一は、当選1期目の最終年である平成23年5月、「袖ケ浦駅北側開発」の名称を「袖ケ浦駅海側開発」と変更し、市の施行を地権者の「組合施行」に変え、計画を続行することを表明します。確かに市施行は消えました。組合は代行業者を奥村組に決定、工事はかくてスタートするのです。この海側開発に市は、関連事業として72億2600万円を予算化しています。つまり土地区画整理事業費90億円を除く、関連事業すべてを市が負担するという内容の一部変更のまま、かっての北側開発が、続行されることになったわけです。(第3話~続く)



袖ケ浦市の火葬場問題を考える(第2話) [火葬場問題]

 今日は、袖ケ浦市単独建設を目指す取り組みを年譜的に追ってみましょう。袖ケ浦市は京葉工業地帯の一角を占め、大企業も張り付き、財政力指数1,47(H9年度)を誇る豊かな町でした。ですから当初から火葬場は市内単独建設が当然のごとく考えられ、4度にわたって建設が試みられましたが、いずれも地元の合意を得られないという総論賛成各論反対の状況が、ずっと続いてきたのです。以下その略譜です。

①  昭和52年、火葬場の候補地として林地区を決定しました。しかし一部地域は合意したものの、地元全体の合意に至らず断念しました。

② 以降、平成5年久保田地区、平成8年根形地区と、地元との合意形成は不調に終わっています。

③  平成11年に至って、時の小泉市長は、市政の最大課題であることを宣言し、建設地候補を、臨海工業地帯である南袖を決定しました。しかし、3月時点で、地元の合意形成を図ったのですが合意に至りませんでした。それにもかかわらず、市長は土地購入を決定し、12月、土地開発公社が南袖地区16,528㎡を、11億5千万という巨額で購入したのです。
  この際、不思議なことが起こります。地元自治会との間で「地元同意のないままに建設に踏み切ることはしない」という念書を交わしていたのです。すでに目的を明示して、土地購入を決定しているのに、この念書をなぜ交わしたのでしょう。理由は今もって不明です。地元はこの念書を基に、強力に反対。ここでも建設は挫折しました。(第2話)



袖ケ浦市の火葬場建設問題を考える~第1話~ [火葬場問題]

人生で誰もが一度はお世話にならなければならない場所があります。それが「火葬場」です。その火葬場建設を巡って、今、袖ケ浦市では大きな論争が巻き起こっています。なぜそんなことで大きな議論になるのか?それにはそれなりの理由があるのです。ひとつそれをわかりやすく紐解いてみたいと思います。


まず現状を確かめてみましょう。袖ケ浦市には火葬場がありません。それで近隣都市の火葬場を使わせてもらっています。25年度はお隣の市原市の火葬場で410体(78%)、木更津市で88体(17%)その他の地域の火葬場で31体のご遺体が荼毘に付されています。合計529体で1日平均1,4体です。
使用料は市原市が1体6万円、木更津市が4万円です。袖ケ浦市では、ご遺族負担を一律5000円とし、あとは市が補助する仕組みを作っています。市の年間補助金合計は約2800万円です。


ありがたいことに、埋葬法という法律がありまして、その13条には火葬の申し出があった場合「管理者はこれを拒んではならない」という条項があり、遺族は希望の火葬場で荼毘に付することができることになっています。それで上記のような状態がずっと続いてきたのです。


それにしても、袖ケ浦市の人口は61876人(H26、1月現在)の小都市で1日1,4人のご遺体です。市内単独で火葬場を持つことは、経済的に大変なことだということはすぐお分かりでしょう。でも、なんと37年間もの間、単独建設における場所選定でもめてきた経緯があるのです。明日はそれを確かめてみましょう(第1話)

 kawakami


「火葬場問題を考える市民の集い」 [火葬場問題]

「市民が望む政策研究会」第95回例会が本日(31日)夜、開催された。
今日の主要な討議題は、「木更津市と共同建設で行う火葬場建設」に対する、問題点を会員相互に共有し、会としてどう対応していくか・・・という課題である。

 この問題については、袖ケ浦市政の重要課題として36年間、取り組もうとしては失敗してきた課題である。現出口市政では、早々に火葬場建設予定地であった南袖地区を断念。  
次いで、市内適所に単独建設の方針を表明していたものが、木更津市からの共同建設の打診があるや否や、急遽方針転向。行政の一方的強行によって、議会には全員協議会で説明したものの(全員協議会では質問はできない。一方的説明のみ)市民には一切説明のないまま、ただ市政方針演説の中で、広報記載分2行の方針が書かれた程度で、木更津市との年度内合意を目指しているという・・・きつい言葉で言えば、執行部の『暴走』状況なのである。

基本に民主主義市政根幹の崩壊がある。袖ケ浦市のハコモノづくり行政による財政緊迫状況がある。火葬場問題に対する多様な市民の要望・意見がある。そのすべてを無視した、今回の強行は、市民として黙っているわけにはいかない。

袖ケ浦市民には、かって、「300km離れた嬬恋村に保養所建設」の計画を、断念させたことや、袖ケ浦駅北側開発計画を住民投票によって、市の全額負担による計画を断念させた歴史がある。

私たちは、下記日程で「火葬場建設問題を考える市民のつどい」を開催することを決定した。座して市の財政崩壊を招くか、声をだし市政の誤りを正すか・・ぜひ市民の皆さんの参加を呼び掛ける。

11月16日(日)午後2時~  おかのうえ図書館3F 視聴覚室
 

火葬場問題要望書について市長との話し合い~その3・最終~ [火葬場問題]

火葬場建設をめぐる要望書に対する市長回答を巡って
 (3回に分けての連載です。23日「市民が望む政策研究会」会報を全戸新聞折り込みで配布します。)

3、 公約との関係
 木更津市は供用開始を平成33年に予定している。7年先である。供用開始が33年であれば、建設に2年~3年かかるとしても、29年か30年には最終合意に達していなければならない。来年11月には市長選挙がある。建設までの主要な業務は次期市長に委ねるしかない。それであれば、公約で明確に木更津との共同建設を謳い、市民に信を問うてからでも遅くはない。行政の継続性とは言いながら、財政緊迫の中、次期市長を任期いっぱい拘束する政策を平然と行うことに対する、不条理感を感じないのであろうか?異常である。

★ 以上、市長への要望書回答にかかわる、私たちとの主要な不一致点3点である。
  当面して、木更津市との協定文書を年度内に交わすことを強行すべきではない。協定の内容はまだまったく未定であるという。
  一番大事な中身は「場所」と「費用」だがそれを盛り込むのかと聞いても、建設場所は白紙、費用はこれから協議する、という。相手のあることだから結局中身はこれから詰める、と言うだけで具体的に協定の中身を言わない。

  このような状態で「年度内に協定を結び共同建設の方向で進んでいきたい」という。
そして今でもこれらの中身については市民には一切知らされていない。広報で大きく協定の中身を市民に知らせ、最終段階でなく企画段階からパブコメをやるなど、市民からの意見を募るべきだと提案しても聞く耳を持たず、そうするという姿勢が全く見られない。
 このような状況で年度内に協定文書を交わすことは絶対に許されない。

★ これらを市民に問うため、23日新聞折り込みで私たちの会報を全市に配布する。この会報をぜひ読まれ話題を巻き起こしていただきたい。

火葬場問題要望書について市長との話し合い~その2~ [火葬場問題]

火葬場を巡る要望書に対する市長回答
(3回に分けての連載記事です。23日は「市民が望む政策研究会会報」を全戸新聞折り込み配布をします)


2、 市原市との共同運用の件
長年の懸案であった火葬場建設にあたって、木更津市との共同建設打診に応じる前に少なくても、今市民の間にある主要な意見は次の4点に分けられる。

① 単独建設の場合(市長は南袖断念後、単独建設を表明していた。)
② 木更津市との共同建設の場合、
③ 市原市との共同運用の場合
④ 現状の補助金運用継続の場合の

以上4例についてのシュミレーションは、当然必要であり、事前に市民に対しそのシュミレーションを提示し、意見を求める等の手立てが必要ではないのか。

しかし、①②④についてはしてみたという。しかし、市原市とのシュミレーションについては一切最初からその意思がなく、打診さえしていない。理由にあげている事項も、
①市原市建設時点の「将来設計による建設で、他市の利用を認めない」という説明があったからという点と、②木更津市との共同建設に踏み切る時点で市原市に説明に行った時に、市原市側からの打診がなかった、という理由にならない理由をあげている。木更津市との共同建設の説明に行ったものに、「なぜ自分たちの所を使おうとしないのか」と言われなかったから・・これが理由になると考える方がおかしい。

小泉市政の失政ともいうべき南袖購入直前に、実は、市原市との共同運用についての水面下での話し合いがあり合意寸前に至ったという事実について、私たちは問題を提起し、証言者名もこの会議で明らかにした。そのことを検証するべきだという要請にも、全く応じようとしない。

出口市政における政策決定のシステムについての質問が現議会であった。まさにシステム上の決定的欠落点は、政策決定にかかわって市民の要望・意見を集約する過程が無視され、行政の一方的恣意による政策決定が行われていることの反映が、北側開発であり、今回もその過ちの轍を踏もうとしているのだということを指摘したい。

*「市民には知らせている」という。「いつの広報か?」との質問で掲載広報コピーを持参した。市から提示されたのは平成25年4月1日号の中で施政方針の概要が載っておりその中に小さい字で「火葬場は、共同による整備について、木更津市と協議をはじめます。」とある。たったこの2行で市長は市民に説明したといばっている。

*市長選時点で、政策研から出口氏へのアンケート回答
① 「市独自の施設を建設することを基本に、あらゆる方向から調査検討を行つています。」
「単独建設基本の破棄。」「あらゆる方向から調査検討」から市原市欠如

(明日に続く)


火葬場問題について市長との話し合い~その1~ [火葬場問題]

火葬場建設をめぐる要望書に対する市長回答を巡って
  (3回に分けての連載・23日全戸新聞折り込み)

8月15日づけで、私たち「市民が望む政策研究会」から、市長あて要望書を提出してある。9月18日、市役所で市長からその回答があった。回答が延びたのは議会で報告していない段階で、先に市民団体へ回答することは、問題があるので延期になったという。

市側からは出口市長、山口副市長、高石環境経済部長、今関次長、鈴木主幹。政策研側からは関会長始め6名が出席した。

1時間20分にわたる回答と質疑、意見交流の中で、殆どは議会答弁の中ですでに明らかになっていたが、議会答弁にも含まれず、意見が最後まで一致しなかった主要3点に絞って報告する。

1、 単独建設放棄の件
 木更津市との共同建設費の試算を、君津市と富津市の共同建設の例に準じて試算したという。そこで出てきた金額は、建築費と維持管理費20年間の集計である。それによると総額47億3000万円。それを均等割り、人口割り、利用者割で割り振ると15億4千万円になるという。ただしここに用地費は入っていない。
単独で建設するとこの1,7倍かかるという。

 果たしてそうであろうか。問題は用地費である。すでに購入済みの市有地が2か所ある。南袖と林区の土地はそのために購入した土地である。しかし、その土地は2か所とも不可であるという。理由は、南袖はご承知のとおりである。林地区は理由を明らかにしない。いずれにせよ用地費は不要となれば、単独建設の方が多少割高になるとしても建設設可能になりはしないのか。一日1,4体のご遺体である。2基、余裕を見るのであれば3基。小規模の設備で十分なはずだ。1,7倍という設定金額試算解明をぜひ明確にしていただきたい。
 いずれにせよ、南袖断念、市内単独建設表明、一転して、費用も単独建設より安くつくからという理由だけで前のめりに木更津市との共同建設に突っ込んでいく。本当にそれでよいのか?(明日に続く)

      

火葬場問題に対する市長交渉 [火葬場問題]

 明日18日、火葬場建設について、市長から申し入れに対する回答がある。すでに、議会で明らかになっている部分もあるので、焦点は数点に絞られるであろう。このことについての意見が投稿されていますのでお読みください。

                           kawakami


2008.11に出口市長に政策研から火葬場問題で申しれをしてあります。その中で
「市民に対して上記それぞれの長所短所を提示して、今後十分市民の意見を踏まえつつ火葬場については
結論を出すべきである」と申し入れてあります。
北側開発もJRも市民には事前に何も情報提供せず結論が出てから市民に『説明』をするという態度でした。
北側でもJRでもそれではダメだということを何も学んでいません。
依然、市民を信用せず、市民の知恵を活用せず、市民参画や市民協働をお題目だけにしている出口市政に腹が立ちます。

2011.10の市長選の時政策研が出した公開アンケートに出口さんは火葬場について
『市独自の施設を建設することを基本に、あらゆる方向から調査検討を行っていきます。』と答えています。
木更津との共同はこの公約に反するのみならず、『あらゆる方向から調査検討を行っていきます。』と
しておきながら市原市との共同は初めから調査検討を諦めております。

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