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水道企業団との意見交換会 =その28= [水道事業]

水道企業団との意見交換会 =その28= 2024/05/10  関  巖

 2月26日の企業団との話し合いを行いました。
その報告は昨日まで27回に分けて報告しました。
そのときいくつかの質問に対して後日回答を行うとの事につき回答が来ましたので報告いたします。

意見交換会追加回答
質問⑤ 水道事業の耐震適合率52%の内訳を各市別に知りたい。
A:水道事業における各市別の耐震適合率は表-1のとおりとなります。
なお、水道事業全体の耐震適合率を52%と回答しましたが、算出方法に誤りがあることが判明したため、改めて計算をしなおしたところ32.9%でありましたので訂正をさせていただきます。
また、ホームページでの公表については、今後も業務指標に沿って行ってまいります。
表-1
木更津市 君津市 富津市 袖ケ浦市 合計
管路延長(m) 1,057,791 843,592 477,413 524,257 2,903,053
耐震管適合管長(m) 324,181 131,876 235,149 265,172 956,378
割合(%) 30.6 15.6 49.3 50.6 32.9
※ 耐震適合管=耐震管延長+耐震性を有する管延長

質問⑥ 各家庭の引き込み配管でどこまでが企業団の責任でどこからが各家庭の責任かが分かるものをホームページで公開してほしい。
A:ホームページに公開いたします。

質問⑧ 非常時に市民は井戸のある場所に行けば水が汲めるような状態であるのか。また各井戸ではどれくらい水量が出ているのか。
A:井戸は浄水場に送るための井戸であり、井戸では浄水処理を行っていませんので水を汲める施設を設けておりません。井戸で吸い上げた水は近傍の浄水場まで導水管で集め、浄水処理後配水を行っております。現在、非常時においての給水は、各市が設置する応急給水所での配布になります。
各市井戸による令和4年度のくみ上げ水量は下記表-2のとおりになります。
表-2
木更津市 君津市 富津市 袖ヶ浦市 合計
井戸本数(本) 13 30 5 9 57
くみ上水量(㎥・年) 2,510,000 3,537,000 881,000 1,810,000 8,738,000

質問⑧ 水質検査の分析回数・頻度が市によって違う理由の説明でその基準根拠を開示してほしい。
A:水質基準項目は、水道法第4条第2項の規定により、水質基準に関する省令で51項目が定められております。各検査項目は、規則第15条第1項第3号及び第4号の規定に基づき、検査地点ごとに過去の検査結果により省略することができる項目もあります。
水道水質検査計画(水道事業)において検査頻度が4市域で異なる理由は、水質特性が地域毎で異なることから、過去の検査結果や水源の状況等を勘案し、検査頻度を設定していることからです。

質問⑨ 2)新井総合と協議書があるなら見せて欲しい。
A:設置時の協議回答書は、情報開示請求していただければ提示ができます。

質問⑨ 3)「水質事故」というのは、もっと深刻な事故のことであって、カビ臭物質の上昇は過去にも度々発生していることであり、「水質事故」ではなく「異常現象」というべきではないのか?
A:当企業団では「水質事故」をどの程度の状況で判断するかの独自の基準を策定しておりませんので、日本水道協会の策定した『水道事業ガイドライン(JWWA Q 100)に基づく業務指標(PI)』の入力シートに記載されている「水道事業体が通常予測できない水道原水の水質変化によって、給水停止あるいは給水制限、取水停止、取水制限、又は特殊薬品(粉末活性炭など)の使用のいずれかの対応措置を行ったものの件数」という基準を考慮し、業務指標においては通常時は使用していない粉末活性炭を注入し、かつ、取水量減量を行った回数を計上していることから、水道ビジョンにおいても同じ基準で計上しております。
(おわり)

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